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2015.04.29
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2年前にガラッと様子を変えた神奈川県の公立高校入試問題。そもそも入試問題というのは「問題を読む」→「考える」→「解答する」といった3つのプロセスで取り組んでいくことになります。この3つのプロセスのうちどこの部分が難しくなったのか、それを最初に理解しておく必要があります。

社会問題3

これは社会の問3の(ア)の問題です。パッと見てどんな印象を持たれるでしょう。文字情報が多い、と思われませんか? もともと神奈川県の公立高校入試問題は文字情報が多かったのですが、3年前までの出題ではその問題文のほとんどを読み飛ばしても、「何を聞いているのか」「何を答えれば良いのか」といったことがすぐにわかったものでした。

それがここ2年ほどの問題では、社会に限らずすべての教科で設問分が長く、難解になっているのです。つまり、問題を読んで何を求めているのかがひどくわかりにくいものになっているのです。この社会の問3(ア)の問題にしても、刀狩りについて問われていることを理解するまでにかなりの情報処理が必要になっています。

写真とその下の文章を読んでを見て、設問は豊臣秀吉の小田原攻めのことだ、とわからなければなりません。さらにその時代の出来事を知識の中からひっぱり出して解答する。そして、点線内の文章から「刀狩り」について尋ねられていることを理解し、さらにその結果としてもたらされてことを解答する。この二つを答えられてやっと4点をもらえるわけです。

今時の生徒たちは問題文を読むのが不得手です。というよりも、読む手間をまったくかけようとしない生徒が多いのが実際です。なぜだと思いますか? それはふだんからこうした「長い」「難解な」問題文を読む機会をもっていないからです。学校の試験は、小学校の場合は応用問題でも「ほとんど読まずにそこにある数字をかけたり割ったりすればよい」といった問題ばかりです。中学の定期試験も、じっくりと問題文と向き合う必要のある出題はほとんどありません。

つまり、神奈川県の公立高校入試問題は、その入り口の「問題文を読む」というところで、多くの受験生たちにとって「高いハードル」となってしまっているのです。しかも、このハードルを越えるための訓練は、学校の授業やその定期試験対策で身につくことはほとんどないのです。そのことをまずはしっかりとわかることです。

根気よく、根気よく、根気よく、あきらめずに、あきらめずに、あきらめずに・・・・ しっかりと問題文と対峙するチカラ。こんなチカラがご自分のこどもさんにあるといえるお母様はほとんどいないはずです。まずは、入試対策はここからなのです。





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最終更新日  2016.08.02 18:07:23
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