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このアクセス数の変化マイケル・ショックの大きさですよね。追悼その2です。「リベリアン・ガール」は1987年リリースののアルバム『バッド』収録曲。(米本国ではシングルカットなし。英・豪のみ、ほぼ丸2年後に最後のシングルカットとしてリリース)マイケル(Michael Jackson)の自作曲です。前作は肝心かなめの「スリラー」が他人の提供曲だったりしましたがこの『Bad』では2曲を除いて自作。作曲能力が向上して他人に頼る必要が減ったわけですね。特に「Liberian Girl」がある事で作家としての幅の広さを印象付けています。この曲をひと言でいえば<異国情緒>。必ずしも「リベリア」である必然性はないですよね。仲の良いエリザベス・テイラーに捧げたと言われていますしむしろ彼女の代表作のひとつである「クレオパトラ」的つまり地中海アフリカ風でさえあります(リベリアは大西洋沿岸)。「リベリアン(ラィベリアン)・ガール」になったのは音の響きの良さと解放奴隷がアフリカ大陸で建国したというアフリカ系アメリカ人にとっての好イメージ(建国後の実情はともかく)が選ばせたのでしょう。TOTO のデヴィッド・ペイチとスティーヴ・ポーカロを含む5人がムードたっぷりにシンセサイザーを奏でています。美しい声でスワヒリ語を囁いているのは南アフリカ出身の女性シンガー、Letta Mbulu (レッタ・ムブール) PVフル試聴(Sony Music - MyPlay.com)http://myplay.com/video-player/michael-jackson/?bcpid=14508199001&bclid=18584191&bctid=13406403マイケルのビデオ(「ショート・フィルム」)は毎回、手の込んだ作りで驚かされましたがこの曲は、それ以上に彼と仲の良いスターがこれでもかとばかりに多数登場することで話題になりました。 歌詞の和訳http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/3019#liberian
2009/06/27
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キムタクが出演している、ギャツビーのCM。こちらでご覧になれます(マンダムのサイト)。http://www.gatsby.jp/cmstudio/index.html使用曲は「I Can Give You Gatsby」となっていますが元ネタはスタイリスティックス(The Stylistics)の「愛がすべて(Can't Give You Anything (But My Love))」。 試聴(ビクター。サビの部分が聞けませんが orz)http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A001742/VICP-41307.htmlワン・コーラスだけ、歌詞と和訳を載せときますね。 Can't Give You Anything (But My Love)(愛がすべて)/ The Stylistics (1975)words & music by Hugo & Luigi, George David Weisstranslation by Miya_JuryouIf I had money I'd go outBuy you furs, dress you like a queenAnd in a chauffeured limousineWe'd look so fineもしお金があったらデートするよ毛皮を買ってあげる 着飾らせてあげる 女王のようにそして運転手付きのリムジンで僕らはバッチリBut I'm an ordinary guyAnd my pockets are emptyJust an ordinary guyBut I'm yours till I dieでも僕は平凡な奴でそして僕のポケットは空っぽほんとうに平凡な奴でも僕は君のもの 死ぬまでI can't give you anythingBut my love, but my loveI can't give you anythingBut my love, but my love僕は 何もあげられないでも愛は 愛だけは僕は 何もあげられないでも愛は 愛だけは 話は変わりますが。先日来日したビヨンセ。帰国したら恋人のジェイ・Z(ラッパーとしてだけでなく、自らのレーベルやサイドビジネスも成功)から、バースデー・プレゼントとしてクラシックカーをもらったそうですね。('59年型 ロールスロイス・コンバーチブル)市場価格は...1億2000万円!!http://www.barks.jp/news/?id=1000026695&m=all...やっぱ、お金あった方がいいのかな
2006/09/10
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平日(月曜)だというのに、今日は仕事がなくて休み家で朝寝したりすると体内時計が狂うから、いつもの時間に家を出て朝っぱらからネットカフェところがビールを売ってたりするんだな、これがまた。ぐびぐび明日は仕事なので御心配なく。とはいえ、これでいいのか?という気もする。 あっ、そうだ。ブログを中断したせいで尻切れトンボになっていた企画があったぞ。こんな時にぴったりな曲だ。♪Monday morning turning back...というわけで------------------------------(承前)ポール・マッカートニー(Paul McCartney)のEMI所有ソロ音源のネット配信開始を記念して(ビートルズの配信を祈念して)ポールが作ったビートルズ(The Beatles)曲の歌詞をオリジナル・アルバムごとに1曲ずつ取り上げていました。その間、レーベル移籍作がアメリカでミリオンを突破したり(オリジナル・アルバムとしては1983年の『Pipes of Peace』以来)、ユニット<ザ・ファイアーマン>を10年ぶりに再始動させたりとポール自身は今なお、お盛んといった感じですがビートルズの配信は難航していますね。とはいえ、この企画もようやく完結です。ラストは(レコーディング順にしたので) 『アビイ・ロード(Abbey Road)』(1969年←40周年!)。→このアルバムでのポールといえば、もちろん<B面メドレー>でしょう!→じゃあ(ジョンの曲も混じってるけど)メドレー全曲を!→あれ、そういえば<メドレー>じゃないけど(しかもジョージの曲だけど)「Here Comes The Sun」を以前にやったな。→(ジョンの曲だけど)「Because」だけ残してもしょうがないな。→ええい、B面全部やっちゃえ!と、なまじ間があいた分だけ話がでかくなってしまいました。 視聴(ドイツの amazon )http://www.amazon.de/Abbey-Road-Beatles/dp/B000002UB3 歌詞の和訳http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/3021シンセサイザーがポピュラーミュージックに不可欠になる時代を予感させるようなジョージ(・ハリスン)の働きとか、サウンドにも言いたい事はいろいろあるけど歌詞限定の感想を1曲ずつ簡単に。 「ヒア・カムズ・ザ・サン(Here Comes The Sun)」(ジョージ)…この時点ですでに素晴らしい歌詞だけど、解散後の<バングラデシュ救済コンサート>という状況で歌われると更にその良さが伝わる。 「ビコーズ(Because)」(ジョン)…東洋思想の影響があるのかな。東洋人である僕にとっては食い足りない感じ。 「ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー(You Never Give Me Your Money)」(ポール)…当時のポールの悩みの種(その1)、彼らが作ったアップル社のでたらめな会計問題が根底にあるのでしょう。この曲を軸にメドレー前半部は形成。 「サン・キング(Sun King)」(ジョン)…ジョージの「Here Comes The Sun」とスペイン語の響きを元にした言葉遊び。それだけ。 「ミーン・ミスター・マスタード(Mean Mr. Mustard)」(ジョン)…<ミーン・ミスター・マスタード>というのも言葉遊びだけど、「Sun King」とは異なり「You Never Give Me Your Money」の内容との関連性を持たせてある。 「ポリシーン・パン(Polythene Pam)」(ジョン)…「Mean Mr. Mustard」とこの曲の組み合わせが歌詞的には一番メドレー的。下品な歌詞だなぁ。ジョンの露悪趣味が出ている。 「シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー(She Came In Through The Bathroom Window)」(ポール)…「Mean Mr. Mustard」「Polythene Pam」に対抗したんだと思うけど、シュールさ辛辣さにかけてはジョンの方が一枚も二枚もうわて。 「ゴールデン・スランバー(Golden Slumbers)」(ポール)…ここからメドレー後半部。根底にある感情は「The Long And Winding Road」とおそらく同じだけど、曲の完成度は別にして、詩的イメージの美しさは(トマス・デッカーから拝借したにせよ)こちらが優っているように思う。 「キャリー・ザット・ウェイト(Carry That Weight)」(ポール)…当時のポールの悩みの種(その2)、崩壊へと向かっていた当時の状況も含め、ビートルズという生涯背負わざるをえない十字架(ポールにせよ、ジョンにせよ)を簡潔に表現。 「ジ・エンド(The End)」(ポール)…おしまい。感慨深いけど、それだけ。 「ハー・マジェスティ(Her Majesty)」(ポール)…最初は「Mean Mr. Mustard」と「Polythene Pam」に挟まれていたらしいけど(意図としてはマスタード氏の<something obscene>なんでしょう)、最後っ屁的な隠しトラック扱いに。そりゃそうだよ、やばいもん。でもにじみ出る小粋さはポールの十八番。<メドレー>全体として。サウンド的には、書き留める暇もあらばこそといったポールの溢れんばかりの曲作り(1曲の中でも組曲風)と、さすがジョージ・マーティンなオーケストレーションにより<メドレー>としての体裁を整えていますが(このコンビは解散後に『Band On The Run』でこの試みを結実させる)歌詞の面からすると、<メドレー>としては厳しい点数にならざるをえませんね。意欲的な試みではありますが、相乗効果(がなければ<メドレー>にする意味がない)をあげるほどイメージが集約されず、散漫な印象を受けます。そこら辺が『マウント・エベレスト』(仮のタイトル)ならぬ『アビイ・ロード』(タイトルになる前はありふれた道)の限界でしょうか。ただ、そこは腐っても鯛というか、ふて腐れてもビートルズというか、個々の曲単位で見ると、凡百の自称アーティストなどが足元にも及ばない煌めきに満ちています。------------------------------今日思いついて、みたいな書き方を最初にしましたがまあ、事前にある程度まとめていたんですよね。土日もあったし。で、せっかく<B面>をやるんだから (LPは持ってないので)カセット・テープ(!)を引っ張り出して聴きながら下書きをしていました。とはいえ、今じゃ聴くのもひと苦労。通常のカセット・プレイヤーは全部オシャカになっているのでギターの<アイバニーズ>ブランドの耳コピ用プレイヤー(1/2倍速再生可能、ピッチ調節、ギター接続端子(各ボリューム付2系統)、ギターエフェクト、ヘッドフォン2系統)を、これまた引っ張り出して聴きました。(おまけ)ジャケットに写ってしまった(ことを後で知った)ポール・コールさんは昨年お亡くなりになりました。http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200802170000/
2009/03/02
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