今回の会見のなかで、矢野社長が唯一、手放しで評価して見せたのが、携帯電話事業であった。
会見が始まる前から、背広のポケットには、2台の携帯電話を忍ばせていたN904iとN703iμである。
これを取り出して、「ようやくNECらしいものが出てきた」と自己評価する。しかも、一部新聞で、シャープ製品よりも高い評価を得た記事に触れながら、「これは大変うれしいこと。商品力強化という点では、相当できてきた」と、厳しい内容の会見のなかでは、この時だけが明るい表情で話していた。
「携帯電話事業部門に対しては、海外から一刻も早く撤退することと、美しいデザインの携帯電話を作ってほしいということを言い続けてきた。デザイン、大きさ、使い勝手の課題を、たった1年で改善してくれた。松下電器との協業成果の遅れはあるが、M1と呼ばれるチップを搭載したこの703iμでは、置いておくだけならば1カ月はバッテリが持つ。しかも、M2という新たなチップを搭載すれば、さらに半分の低消費電力化が図れる。あらゆる技術を結集することで、NECの携帯電話は、これからももっとよくなる」
携帯電話事業は、すでに昨年度下期から回復によって、今年度は通期黒字化が視野に入っている。
出典: http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0717/gyokai211.htm
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