ユビキタスモバイルの夢

March 19, 2008
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酷似した携帯をソフトバンクモバイルと東芝が売り出したとして、製造・販売の差し止めを求める仮処分を申し立てたNTTドコモと富士通。"そっくり携帯"に待ったをかけたいドコモと富士通だが、これが通ればユーザーの不利益につながるはずだ。

今回の仮処分命令の申し立てに関して、ドコモ及び富士通は「特許権や意匠権など登録された権利に基づく請求ではない」(ドコモ法務部)としている。なぜ、登録していなかったのか、という記者の質問に関してドコモ側が返答に窮する場面もあった。Appleの「iPhone」ではタッチパネルなどハードウェアやソフトウェアに複数の特許が登録されており、同製品の売りものであるUIの"新規性"や"ノウハウ"を保護している。ドコモが「らくらくホンのUIは競争領域」だと主張するのならば、それを保護する権利的な予防線が張られているべきであり、仮処分命令の申し立てもそれに基づく明確かつ公明正大な主張であるべきだ。それができないとすれば、ドコモと富士通の不手際と言えるのではないだろうか。
ドコモと富士通の姿勢や法的手続きに疑問があるとしても、らくらくホンと821Tが"似ている"のは事実である。821Tはらくらくホンをモチーフとして作られており、開発チームにはかつて富士通でらくらくホン開発に携わった開発者も在籍していた。これはソフトバンクモバイルが、記者会見などで明かしていて、周知の事実である。いわば、らくらくホンを引用し改良したのが821Tで、基本的な操作体系が酷似しているのは当然といえる。
神尾寿のコメント:
実際に使ってみると、821Tにはらくらくホンを単純に真似ただけでなく、独自のアイディアで改良した部分が随所にある。押しやすさを追求したドーム型のボタンや、らくらくホンよりも絞り込まれた機能、さらにFlashコンテンツによるチュートリアルなどは、本家と異なるオリジナルの部分だ。キーの数も、らくらくホンより少なくなるよう厳選されている。このような差異性や独自改良点に目を向ければ、ドコモが繰り返し主張する「酷似」という表現は少し大げさだ。外観が似た類似の商品ではあるが、821Tには本家らくらくホンを超えようという努力の跡が随所にある。これは"単なるパクリ"とは思えない、というのが筆者の正直な感想である。
出典: http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0803/19/news048.html





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最終更新日  March 19, 2008 06:17:37 PM
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