バックボーンでは,すべての通信機能を光で実現するフォトニック・ネットワークが進化しており,東京には"光ファイバの絨毯(じゅうたん)"ができるという見方をしてみようと述べた(いくつかの区ではそれに近い状況にあるという)。これは「どこと広帯域で通信していようと,それが急速に伸びても耐えられるネットワーク基盤を作る動き」であり,会場内のデモンストレーション・ネットワーク「ShowNet」も,今回はこの光の絨毯を意識した構成にしていると解説した。
また総務省が公開しているインターネット・トラフィックの増加傾向にも言及。P2Pのトラフィックも一定量はあるが,朝と晩にグラフのピークが見られていることは,人間が操作していることを表している。インターネットの使い方が変わるとネットワーク・トラフィックのマネジメントも変わるとの指摘も行った。「よく見ると,トラフィックのピークは夜中からより早い時間帯に移動してきている。これは家庭の中のインターネットで使われているアプリケーションが変わってきているのではないかという分析もできる」。ネットワークを使った映像配信の注目分野としては,デジタル・サイネージとIPTVを挙げた。デジタル・サイネージについては,特別講演が催されるなど,Interopでも重要視されている分野の一つ。ディスプレイやプロジェクタをどうつなぎどう映像を送るかという点で,ネットワークが潜在的に果たす役割は大きい。
また講演のメイン・テーマである地球とインターネットについて,光ファイバは太平洋と大西洋にはたくさんあるが,その間をつなぐものはそうではないとして,日本とロシア,シンガポール,インド,中東,アフリカ,欧州を結ぶ線の必要性を強調。時差が6時間以内の地域は,ネットワークで結ぶことで一日のうち数時間は同時に仕事ができることから,その意義は大きいと指摘した。
出典: http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080611/307702/
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