現在の携帯電話は第3世代である。これはCDMA(コード分割多重)という無線伝送をベースにした通信方式だが、今回始まったWiMAXはOFDM(直交周波数分割多重)と呼ばれる新しい技術を使っており、第4世代サービスと俗称される。
新世代サービスの潜在力は大きく、WiMAXは70Mbps(理論値)のスピードを誇り、移動しながら利用することもできる。将来的には100Mbpsを超えるサービスも視野に入っている。つまり、現在の光ファイバーに近いサービスを無線で実現できることになる。
スプリント・ネクステルは業界にとって「歴史的な日」と派手な記者発表を行い、多くの業界メディアもXOHMのサービス開始を伝えた。2005年2月の実験開始から約3年半、同社はようやくスタートにこぎ着けたが、その道のりは決して平坦ではなかった。
米国では、今年初めにアナログTV跡地を使う無線免許競売が行われ、ベライゾン・ワイヤレスやAT&Tモビリティーなどが700MHzの免許を大量に落札した。この免許を使って建設しようとしているのが、LTE(Long Term Evolution)ネットワークだ。LTEはWiMAXとともに次世代モバイルサービスの担い手と期待され、理論上は自動車で移動しながら100Mbpsの通信を実現できる。現在の予定では、早ければ2010年末、遅くとも2011年にはサービスが始まる。
大手通信機器ベンダーのノーテル・ネットワークスは先頃、LTEの野外実験をカナダのオタワで行った。結果は「平均10Mbps」と理論値には遙かに及ばなかったが、時速100キロメートルの自動車で移動しても使えることが証明された。まだまだ課題は多いが、大手通信ベンダーはLTE機器の開発に投資を集中させており、急ピッチで商業化への準備が進んでいる。
WiMAXはスプリント・ネクステルを筆頭に、独立系の中小通信事業者がサービスを始めている。これにCATV事業者が加わってくるだろう。
一方、携帯電話業界はLTE"一色"に近い状態だ。AT&T、ベライゾン、オールテル(ベライゾン・ワイヤレスが買収予定)、メトロPCSなど大手から中小までがLTEで次世代サービスを計画している。今のところ、CATV業界とスプリント・ネクステルがWiMAXで先行し、2年から3年遅れで携帯業界がLTE網を整備する状況となっている。
出典: http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITbo000016102008パソコンやスマホがサイバー攻撃に悪用…?… July 22, 2026
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