きっかけは、2009年11月にイー・モバイル(現イー・アクセス)が発売した「Pocket WiFi」シリーズ。「○○とセットで0円」「同時加入で○円引き」など、回線契約と引き替えに対象製品の価格を大幅に値引く戦略が当たり、販売台数が積み上がっていった。同時に、モバイルWi-Fiルータのメリットが知られるようになり、最近は、モバイルWi-Fiルータ同様、1台で複数のWi-Fi対応機器を同時にインターネットに接続できるテザリング機能を搭載するスマートフォン・タブレット端末が増えている。データ通信端末の通信規格は、1年足らずの間に、「Xi」や「WiMAX」「ULTRA SPEED」「SoftBank 4G」など、下り最大40Mbps以上の次世代高速通信規格に切り替わった。下りの最大通信速度帯ごとの販売台数構成比を集計すると、2010年1月時点で14.2%、1年前の2011年2月でも39.4%に過ぎなかった「40Mbps以上」は、2012年2月には94.6%に達し、いまや完全に主流になっている。2011年7月に初めて5割を超えてから9割に達するまで、わずか3か月という驚異的なスピードだ。
ただ、同じ「40Mbps以上」といっても、提供するキャリア、サービスによって、最大通信速度や対応エリアが異なり、正直なところ比較しにくい状況だ。
NTTドコモは、国内初のLTEサービス「Xi」を2010年12月24日に開始。およそ1年後の2011年秋からXi対応スマートフォン・タブレット端末を投入し、現在、エリア拡大を前倒しで進めている。KDDI(au)は、スマートフォン向けに、月額プラス500円で下り最大40Mbpsの「WiMAX」も使える高速通信サービス「+WiMAX」を提供している。2011年12月には、WiMAXとau(3G)の両方に対応し、エリアによって自動的に接続先を切り替えるモバイルWi-Fiルータ「Wi-Fi WALKER DATA08W」も発売した。ただ、KDDIの「WiMAX」は、UQコミュニケーションズの無線インフラを活用してKDDIが提供しているもので、別途「WiMAX」単独でも加入できることから、独自のLTEサービスを立ち上げるまでの"つなぎ"にみえないこともない。
ソフトバンクモバイルは、下り最大42Mbpsの「ULTRA SPEED」に加え、今年2月24日に下り最大110Mbpsの高速データ通信サービス「SoftBank 4G」を開始した。「SoftBank 4G」は、2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステム「XGP」を高度化した「AXGP」を利用したもの。サービス開始と同時に発売したモバイルWi-Fiルータ「ULTRA WiFi 4G SoftBank 101SI」では、下り最大76Mbpsの速さで通信できる。
出典: http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN201203260017.html
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