こうのとりはステーションに滞在している宇宙飛行士の食料や水、衣服など約5.5トンの物資を運ぶ。宇宙空間を満たしていると考えられながらまだ確認されていない暗黒物質(ダークマター)の観測を目指す装置なども積んでいる。観測研究の代表者の早稲田大の鳥居祥二教授は「20年来の計画がようやく実験にこぎ着ける。我が子の打ち上げは感激だ」と白い歯をこぼした。
24日午後8時ごろにステーションに到着し、滞在中の油井亀美也さんがロボットアームで捕まえて25日未明にドッキングする。ドッキングでは、宇宙飛行士の若田光一さんが地上で交信を担当し、油井さんと連携して作業を進める。無人補給船にはこのほか、米国のシグナスとドラゴン、ロシアのプログレスがある。しかし、昨年10月以降、ロケットの爆発や異常で相次いで失敗。こうのとりは米国の補給船で送り届ける予定だった積み荷を緊急で積み込んでいた。
当初、打ち上げは16日の予定だったが、悪天候のために2回延期されていた。H2Bの打ち上げは2009年の初飛行から5回連続して成功。エンジンなどが共通するH2Aと合わせると27回連続の成功となり、成功率は97%(33回中32回)になった。現在両機の打ち上げを担当する三菱重工の商業衛星受注に弾みがつきそうだ。同社の阿部直彦宇宙事業部長は「売りである信頼性が世界から認められたと思う」と話した。
出典: http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG19HBI_Z10C15A8CR8000/?dg=1
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