対応機種は今後登場する見込み。既存機種は3CCに対応しておらず、利用できない。一方、まもなく発売されるiPhone 6s/6s Plusは、2波を組み合わせ、下り最大262.5Mbps対応となり、下り300Mbpsには対応しない。ドコモでは、2016年度、3.5GHz帯のTD-LTE方式を導入して、下り最大370Mbpsを目指す。
15日、NTTドコモは報道陣向けにネットワーク関連の説明会を開催。壇上に立った取締役常務執行役員の大松澤清博氏は、この秋、同社のネットワークにおける進化の特徴は3つある、と語る。
1つ目は下り最大262.5Mbps、次いで300Mbpsという、国内最速の通信速度を達成すること。他社では、auが225Mbps、ソフトバンクが187.5Mbpsとなっているところ、ドコモでは9月25日より、東名阪地域において262.5Mbpsのサービスを開始する。2GHz帯(15MHz幅、112.5Mbps)と1.7GHz帯(20MHz幅、150Mbps)を束ねた場合、この速度になる。
2つ目はキャリアアグリゲーションの組み合わせが4種類となり、安定した通信を継続しやすいこと。ドコモでは「4つのCAのベストセレクト」とアピールする。これは、先述した「2GHz帯+1.7GHz帯」という組み合わせのほか、「1.7GHz帯+800MHz帯(225Mbps)」、「2GHz帯+1.5GHz帯(225Mbps)」、「2GHz帯+800MHz帯(187.5Mbps)」と、あわせて4つの組み合わせが利用できることを指す。新しいiPhone 6s/6s Plusでは、1.5GHz帯をサポートしないため、4つのうち、3つの組み合わせが利用できる。
キャリアアグリゲーションは高速化だけではなく、通信を安定して行えるようになる、というメリットもある。そこへ、キャリアアグリゲーションの選択肢が増えることで、いわば、通信環境の底上げになる、というのがドコモ側の言い分。通信環境は、その場にいる端末の数(人数)や、周辺の環境で刻一刻と変化するため、4種類の選択肢になったキャリアアグリゲーションによってどの程度快適になるか、数字で表現することは難しいものの「たとえば動画を観ている場合、一時的に止まるといったことがなくなって快適に視聴できるようになる」(大松澤氏)とドコモでは説明する。
進化の3点目は、都市部への集中的な設備の展開だ。これは、今春導入した高度化C-RANによる恩恵と言えるもの。高度化C-RANとは、広いエリアをカバーする“マクロセル基地局”のエリア内に、ごく一部だけをカバーする“スモールセル基地局”を設置し、それぞれの基地局を一カ所で集中制御する技術だ。マクロセルとスモールセル、それぞれから発せられる電波をキャリアアグリゲーションで束ねて、高速通信を実現する。中央で制御するため、通信が混み合う場所へスモールセル基地局を追加した場合も、周囲の基地局と干渉をコントロールしやすい。つまり、設備の追加が手軽にできるため、集中的な展開が可能になった。PREMIUM 4Gのエリアは、9月、640都市まで拡がっており、サービス半年で20倍近くになった。15日からはドコモのWebサイト上でも確認できるようになった。2015年度末には全国900都市以上に展開する予定で、対応基地局は1万8000局(LTE対応局全体で13万局)となる。
出典: http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20150915_721286.html
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