例えば展示会では、NECが11日に発表した「時空間データ横断プロファイリング」と呼ぶ監視システムを紹介する。ある一帯に設置した複数の監視カメラの映像から、同一人物を割り出すことで、地域一帯をうろつく怪しい人物の早期発見につなげるというもの。複数の監視カメラに映る膨大な数の通行人の顔を分析し、その類似性から同一人物を絞り込む。高速で処理できるのが特徴という。また、監視カメラの映像から異常な混雑や、一斉に人々が逃げている状況、集団がある人物を取り囲んでいる場面などを自動認識し、事件・事故を防ぐ「群衆行動解析技術」を展示する。
そのほかにも保安関連では、空港の出国審査を自動化するゲートシステムを会場に設置した。顔認証技術を使い、搭乗客の顔をパスポートの写真と照合するなどして本人確認し、出国手続きを無人化する。防災・救急も、NECが力を入れるセーフティー領域の一つだ。会場には、「リアルタイム津波浸水被害予測」などを展示した。
地震発生時に、地震計や全地球測位システム(GPS)の基地局データを瞬時にスーパーコンピューターで解析し、20分で津波の被害予測情報を住民に提供する。
また救急隊員の肩にウエアラブルカメラを装着し、通信ネットワークが混雑する災害時でも、現場の映像を病院に高画質で送信できるシステムを紹介する。救急隊員は病院の医師から適切な指示を受けながら、救急活動に当たることができる。
情報セキュリティーの分野では、来年1月に運用がスタートする、社会保障の共通番号(マイナンバー)制度向けの腕時計型端末を提案する。個人番号カードを持ち歩く代わりに、腕時計に必要な情報を格納、指紋認証機能と組み合わせることで、セキュリティーを高める。
NECは、来年4月には新たな3カ年の中期経営計画を公表する。これからの3年は、ボラティリティー(変動率)を引き下げ、さらなる安定を目指すことになりそうだ。
展示会は東京・有楽町の「東京国際フォーラム」で13日まで開かれる。
出典: http://www.nikkei.com/article/DGXMZO93869840R11C15A1000000/
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