この世の99.99・・・%はどうでもいいことで成り立っている。。

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2006.02.26
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カテゴリ: 読書
大学の図書館でふと本のタイトルが気になったので思わず手に取った一冊です。




さらに表紙の猫がかわいいです。
猫が小さくなった理由(わけ)



内容は思っていた以上に難しいものでした。




簡単に述べると、トウモロコシ、蚕、猫、リンゴなどの人間による人為的な遺伝子の改変についてです。





現在のトウモロコシや蚕などは人間の存在なしではすでに自生することがむりなんだそうです。




なぜかというと、これはみなさんになじみの深い稲もそうですが、とにかく望ましい形質どうしをかけ合せていったためです。




だからこの本では人間を「ホモ・ミュータンス」つまり、「つくりかえるヒト」と述べています。



そういわれてみれば現在人間は様々な生き物の遺伝子をいじっているように思えます。



直接じゃなくても犬や猫の種類でも血統書付っていわれるような同じ種類をかけ合せていったのがたくさんいます。









というわけで今回は遺伝子組換え食品(以下GM食品)について少し触れてみようと思います。



最近は遺伝子組換えという言葉がかなり氾濫しています。ちょっと食べ物の原材料をみただけでも「大豆(遺伝子組換えでない)」などの表記が・・・




代表的なものにトウモロコシがあります。




このトウモロコシに、Bt(バチルス・チューリンゲンシス)遺伝子を組み込むことによって、これを食べた害虫(アワノメイガ)のみを倒してしまおうといったものです。これは人間には無害でこの害虫にのみ作用するといった画期的なものです。



でもこれによって他の生物(蝶)などにも被害がでてしまったり、またその遺伝子を組み込んだためにいままでトウモロコシにはなかった蛋白質が作られるわけなのですが、これがアレルギーを引き起こす可能性があるといった意見もあります。



でもこれによって農薬の使用量は減らせるし、また農家の方々の手間も多少省け、そのため安く大量に生産できるようになるなどの長所と、遺伝子組換えによる未知の副作用、また穀物の単価が下落しすぎる、などなどの短所が出てきます。



つまりは良い所も悪い所もあるのです。フロンガスのように最初は夢のようなすばらしいもの(安定性や人体に無害など)と思われていたのですが、後になってオゾン層を破壊することがわかりました。



だからもしかしてGM食品も後になって予想だにしなかったことが起こるかもしれないのです。



GM食品について書くとまだまだ果てしなく長くなりそうなので今回はこの辺でやめておきます。(時間があったらフリーページでじっくりと作りたいのですが)



ただ本で調べていくとなかなか興味深い内容なので、一冊でもそういう関係の本を読んでみるとよいと思います!!







これを書いている途中でめまいがしてきました、久しぶりのめまいです・・・








というわけで本題に戻って今回の本について、本のおすすめ度は★★☆☆☆といったところです。




実は、期待していた内容とは違っていたからです。



タイトルと表紙にだまされた気がします...



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Last updated  2006.02.26 12:56:19
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