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2005年12月10日
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カテゴリ: セカンド冒険紀
【――老山龍の再来――】

邪神・ミラポレアスに対抗すべく全ての者が動き出した。それはROAD達だけではなく、この世界に住む飛竜という生命達も。黒龍という強大な敵を討ち倒すにはこの世界に住む全ての者が力を合わせるしかない。そしてROADは決戦を前に龍殺しの剣の制作を試みた。一方ではROADと知り合った大勢のハンター達がその戦いに備えて準備を行っている。ついに黒龍との決戦を明日に迎えた人々。しかしそんな中、突如大地は揺れ動き予期せぬ事態が起こり始めた。

「マスターっあれはっ」ベッキーが窓辺で呟いた。その光景は誰もが信じがたい最悪の事態であった。「く・・こんな一大事にまさか・・やつが・・。これも黒龍の影響か・・」マスターの焦りは尋常ではなかった。大地は大きく揺れ動き、止むことを知らぬまま序序にその地響きはこちらに近づいていた。《グオォオオ》「おいぉい・・ウソだろ?」「・・・でっかいねぇ・・」酒場から出てきたのはリゾットとリーゼルであった。向こうに巨大な動く山が見えている。しかしそれは紛れもなく山と見違える程に巨大な龍であった。多くのハンター達が慌てて広場に集結する。しかしそれを見た者達は皆動かなくなった。いや、動けなかったのだろう。その巨大さ故の強大さの前に。――「エリアB2‐4を通過っ。攻撃を開始せよっ!」門兵がそう言うと、角笛が鳴り響いた。いくつもの巨大な門が閉鎖され、その龍の行き先を遮った。《パシュッパシュッ》すると仕掛けられたバリスタが門兵の手によって動かされ、鋭い矢を放ち出した。《グオォオ》無数の矢がその巨大な龍に向けて放たれる。しかしまだその敵は深い霧の中、全体を確認することはできず、命中しているかの確かめようもない。―――一方ROADはこの事態の中、工房でついにその剣を手にした。「ROADよっ。何やら外が騒がしいわい・・。きっと戦いの前兆じゃろう・・。何・・もはやお主に恐れるものはない・・。この街でその伝説の剣を持つ者はROAD、お主だけじゃ。その力を存分に振るい、必ずやこの街に平和を」龍ジジがそう言うと、約束を交わすかのようにROADの手をとった。「任せてくれ。必ず」ROADはそう言うとその剣を背にしまい、そして猛ダッシュで駆けだした。何が起こっているのかも解らぬまま、しかし何が起ころうとももうROADが怯むことはなかった。―――「おぉ、ROADだっ」「本当だっ、ROADだ」街中の人々がROADを見た途端に明るくなった。ROADはもはやこの街に欠けてはならない存在になっているようだ。「あれは・・・」人々を間を通り、辿り着いたそこから双眼鏡を取り出し覗いた。「でかい・・龍なのか?」巨大なそれはROADももちろん見たことがなかった。すると《ドカンッドカンッ》バリスタに続き大砲が放たれた。しかしその巨大な龍は止まることを知らず、ただ城に向かって進行して来る。「なんてでかさだ・・」ROADも息を呑んだ。まだかすかな影しか捕らえることはできないものの、それがもしも目の前に来たらもうそれは巨大な壁でしかないだろう。「ROADっ、来てくれっ」すると向こうの方にギルド部隊隊長・オルゴンの姿が見えた。―――「これを見てくれっ」オルゴンが一枚の紙を開いた。それは巨大な龍について書かれたものであった。「ラオシャンロン・・?」そこに記された名前はまさにその龍の名前であった。しかしその紙は何年も前の物なのだろうか、すでに一部一部が破ていたり汚れていたり、見にくいものであった。「それはワシがまだ現役のハンターであった頃に記された物じゃ」すると奧からマスターが姿を見せた。「マスターの現役時代?」「うむっ、その頃一度今回と同じ様にこやつが出現しよったのじゃ。巨大な山の様な龍・・。その体表が老いた山の様な姿であったことから老山龍。またの名をラオシャンロンとこの名がつけられた。それは歩くだけで災害を起こす災いの象徴。もはや飛竜とは別格の厄介な相手じゃ・・。やつはワシの知らぬ時にも一度出現したらしくての、これで三度目の襲来と言うわけじゃな・・。この街は呪われているのかもしれん・・。やつの、黒龍の素材がやつをここへ呼んでいたのかもしれん・・」そうマスターは言った。大方ROADは話の内容を理解した。しかしそう言うことであるならば、あの巨大な龍を倒さなければならない。「ROADっ、お前ならもちろん力を貸してくれるな?そして街の皆も、きっと力を貸してくれるはずだ」オルゴンが言った。そしてマスターも。「うむ」二人に言うコトは何もないと言った表情であった。しかしこの事態が予想以上のものであるということに気付いたのはまもなくしてのことだった。―――「マスターっ・・。大変ですっ・・。違うんです・・あいつとは・・」ベッキーが部屋に駆け込んできた。何を言っているのかわからぬまま、焦りながらもROADらは外へ向かった。《グオォオオ》すでにその龍は城の設備を破壊し始めていた。「マスターっ、すでにエリアD4‐7を突破っ。防御壁では歯が立ちません・・」その言葉にマスターの表情も硬くなった。多くの防御壁がその巨大な龍の体によって突き飛ばされていく。《グオォオ》しかしマスターの目に映った脅威はそれだけではなかった。「・・・あれは・・。ラオシャンロンなのか?!・・いや・・まさかやつまでもがリペイントに・・・」「・・どう言うことだよっ?!」ROADもただそう言った。あの大きな紙に記された龍は体表が赤茶色でたしかに老山龍と呼ぶに相応しい姿であったのだ。それが、今目前にいる龍の体表は青、いや灰色と呼ぶべきだろうか。老いた山と言うよりは堅い岩石の様な、まさに岩山龍と呼ぶに相応しい姿であった。「止む終えん・・・すでに何が起こっても不思議ではない状態じゃ・・。黒龍といい、銀火竜といい、もはや驚くことに疲れたわい・・フゥ・・」マスターは気が抜けたかの様にその場に腰を下ろした。「ROADよっ・・ワシは昔、二度目のラオシャンロンの襲来を阻止した。この手で奴を斬り、そしてお主に渡した素材はその時の物じゃ・・。じゃがワシは奴に留めを指しきれず、ただ追い払うことで精一杯じゃった・・。じゃが、ROADお主なら、そしてこの街の皆と力を合わせれば、今度こそやつの存在を消すことができるかもしれぬ・・。・・ワシはこの通りもう歳じゃ。正直リオレウスとの戦いですでに限界じゃった・・。ROAD・・お主にできるか?」マスターの話が終わると、ただROADは拳を握りしめ言った。「任せて下さい」「うむっ、頼むぞ、ROAD」―――《グオォオオ》《ドカンッ》《ドカンッ》「エリア5を突破っ!うっうわぁ」《ドジャーーーン》その巨大な龍・ラオシャンロンは火竜の様な火を放つわけもなく、主な攻撃も特にない様であった。しかしその龍が一歩進むだけで大地は揺れ動き、その衝撃で崖を崩し、そしてその大きな尾を一降りするとそれは何もかも、周りにあるものをことごとく破壊していく。《グオォオオ》《パシュッドカンッ》するとラオシャンロンの頭部を何かが激しく爆撃した。《グオォオ》《ドカンッ》《ドカンッ》それはバリスタでも大砲でもない。拡散弾だ。「そろそろ、大人しくしてもらおうか」「これ以上好き勝手させるわけにもいかないしな」「でけぇだけの龍が調子に乗りやがって」「みんな、行くぞっ」《グオォオオ》ラオシャンロンの前に立ちはだかったのはまさしくあの時の4人であった。ROAD、リゾット、ブレイブ、黒鬼。そして今回は後方にガンナーを勤める多くのハンターが立ちはだかった。黒龍戦を明日に備え、巨大な龍・ラオシャンロンとの激戦が始まる。『続く』

黒龍との決戦を明日に備え、ラオシャンロン・岩山龍との戦いが始まった。飛竜とは異なるこの龍に、ROAD達はどう戦うのか。今までにない激戦が始まる。





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最終更新日  2005年12月10日 20時52分59秒
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