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2005年12月18日
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カテゴリ: セカンド冒険紀
【――岩山龍を討て――】

ついに目覚めた黒龍・ミラポレアス。街の人々は黒龍との決戦に備え準備を開始した。そしてついに明日に決戦を控えた直後、ギルド城から少し離れた地の大きな山が動くという奇妙な現象が起こった。しかしそれは山ではなく、過去に二度出現したと言われる老山龍・ラオシャンロオンであった。だがその姿は以前とは異なり、今それが少しずつ城に迫ってきていた。迎え撃つはROADとその仲間達。

「行くぞっ!!」そのかけ声と共に4人は走り出した。ROADに続き、リゾット、ブレイブ、黒鬼の三人が、新たな力を見せつける瞬間であった。「みんな、話した通り、あいつは飛竜とは異なる生物・・。そう簡単に倒すことはできないと思う。今回、マスターと街を守ることを約束した。だから、倒さなくてもいい。ただやつを絶対に街に入れてはいけない!!」それが今回の目標であった。今だかつてこの龍を倒した者はいない。それを倒そうなど無理な話でもあったのかもしれないが。しかし、ROAD達はただこの街を守ることに必死であった。「よし、やつのルートは確認済みだ。この砦でやつを止める。必ず!!」リゾットもいつも以上に感情を高ぶらせていた。もう後戻りはできない。すぐそこに敵がいるのだ。「みんなっ準備だ!」ROADがそう言うと、皆は持ってきた大タル爆弾Gを2つずつ、岩山龍の侵攻先にセットした。「着火は任せろっ」そう言ったのはリゾットだ。構えた武器はハチの尾の形をしたボウガン、ハニーコーマー。威力も高く、強力な弾を多数扱える強力なボウガンだ。ただヘビィボウガンであるためリロードが遅いという欠点もあるが、それはバトルSシリーズ防具の装填速度を上げるスキルによって見事に克服されていた。《グオォオオ》「さて、デカい野郎のお出ましだぜ」霧の中から巨大な顔が覗き出した。その迫力は凄まじいものだ。その巨体が一歩動くだけで大地が揺れ動く。「追い払うだけか・・正直そう簡単にいきそうもないな・・」黒鬼がそう言った。皆も同じ思いであっただろう。しかしここでこの巨龍を止めなければ城は間違いなく壊滅する。ただ前向きに考え、ROADは武器を構え走った。「いいなっ作戦通りに!!」《グオォオオ》「食らえっ!!」《パシュッ》ハニーコーマーの銃口が揺れる。《ドカーーーン》大タル爆弾Gを弾が貫き激しい爆発を起こした。「オリャァァ!!」爆風の中、ROADの封龍剣【滅一門】が振り下ろされた。《ガキンッ》戦闘が始まってすぐ、岩山龍の巨大な角が斬り飛ばされた。《グオォオオ》その巨体が悲鳴を上げて大きく体を揺らす。《ブロロォオ》すると黒鬼が少し離れた場所で鬼人笛を吹き鳴らした。その音を聞いたROADらは一気に力を増幅させる。「オリャァ!!」再び滅一門が止まることなく振り回された。強力な龍属性を秘めたその剣は確実に巨龍を苦しめていく。するとブレイブが後方で立ち止まり、背に手を掛けた。「クククク、ROADっ!いいとこ取りはさせねぇぜ!!俺様も黒龍を撃つために力を得た。マスターに許し貰った、禁断の力だっ」《ジャキンッ》すると先程まで黒布に包まれていた謎の武器がその姿を露わにした。「そっそれ、まさか?!」一気に場が静まりかえった。もちろん三人とも驚いたのだ。何故武器を隠す必要があったのか、ずっと気になっていたその謎が明らかになった。「クハハ、そうだ。これはやつの、黒龍の素材を利用した。龍の力その者の武器・・。そうだな、名はロードオブドラグーンってとこか・・。クハハハ」その黒い巨槍はまさしく黒龍の素材を利用した究極の武器であった。もちろん城の地下に封印されていた棺桶の中の素材を利用したのだろう。それがどれほど恐ろしい物であるか、マスターもブレイブも覚悟の上で扱っていることは間違いないだろうが、しかしその槍から放たれる禍々しい黒い闇のオーラは脅威そのものであった。しかし今に至ってはこれほど頼もしい物はない。黒龍の力を備えた武器であるのだから、岩山龍もこれには耐えられないだろう。「へへっ、またすげぇ物騒なもん持ちやがって・・。期待してるぜ」「ククッ、当然だ。お前らがへばっても俺様が一人でこいつを追い払ってやるよ!行くぞぉ」《ザシュザシュッ》早速ブレイブの見事な連続突きが巨龍の頭部を貫いた。その素早い突き出しはまさに熟練の技だ。大剣しか手に取ったことのないROADにとってそれは驚くことしかできない代物であった。さらに黒龍戦のために備えた防具、匠スキルの力で斬れ味は各段に上がり、ブレイブの槍は岩山龍の堅い皮膚をも貫いた。「ガハハハ。貴様らはつくづく俺様を驚かせてくれる・・。この天下の黒鬼様もお前らには一歩及ばねぇかもな・・。だが、俺様もマスターに力を貰った。こいつが俺様の最高の一品よ!!」黒鬼はそう威張り散らすと巨大な真紅のハンマーを軽く持ち上げた。「龍を砕くハンマー、ドラゴンブレイカーだ」それは真っ赤に染まった巨大な爪の様なハンマー。過去に出現した老山龍の大爪をそのまま生かした武器だ。防具はグラビドSで揃えてあり、攻撃力が大きく上がる。巨大なハンマーの破壊力が一気に上昇していた。「へへっ、みんな上等だぜっ」《グオォオ》巨大な敵を前に、ROAD達は怯えることもなかった。自分達の力を信じて。「食らえっ」《ザシュザシュッ》《ドカンッ》ROADの滅一門が敵の頭部を斬り裂き、ブレイブのロードオブドラグーンがサイドから側部を突きつける。黒鬼のドラゴンブレイカーが振り下ろされ、岩山龍の爪先を叩きつけ、そしてリゾットのハニーコーマーが拡散弾Lv2を放ち、その岩肌を爆破した。戦闘から7分ほど経過した。第一の防御壁が侵攻を遮る。「さて、どうする?!」《グオォオオ・・ドシャーーン》だがその門を前に岩山龍は侵攻を止めることなく、その巨体を叩きつけてあっという間にそれを破壊した。「ちっなんつぅ破壊力だ・・」それだけで場の空気が重くなった。さらにその衝撃は近くの崖にも影響し、それが崩れ落ちた。「危ないっブレイブっ」ROADが声を掛けるも、大きな岩片がブレイブに降り注いだ。「くっこんなものっ」ブレイブはとっさにその巨大な槍を突き出し粉砕した。「くっ、ROAD、俺様の心配をしてる暇はねぇだろ?!」もちろんROADや黒鬼にも岩片が降り注ぐ。「危ないっ」《パシュッ》間一髪、黒鬼に向けて落下した岩片をリゾットが撃ち砕いた。「すまねぇなっ」そんな中、岩山龍は先へと侵攻していた。「くっ、エリアを移動するぞ。先に回り込んで攻める!」4人は砦の内部通路を通り、岩山龍の前方に構えた。「さて、どうする。どうやってやつを止める・・」ROADはただそれだけを考えていた。しかし考える間もなく、敵は迫ってくる。《ブロロォオ》再び黒鬼が鬼人笛を吹き鳴らす。さらに三人は砥石で武器の切れ味を上げた。リゾットは調合で弾を再準備した。「これを使うか」そう言うとリゾットは龍殺しの実を握りしめた。今回のために採取してきた龍を討つために大いに役立つ一品である。これを一回り大きなカラの実に装填すれば滅龍弾と呼ばれる必殺の弾丸が作れるのである。《グオォオ》四人が準備を終える頃、再び霧の向こうから咆哮が鳴り響く。戦闘はまだ始まっただかりだ。『続く』

◎岩山龍のとの戦闘が始まった。その巨体を相手に四人は必殺の武器を持って対抗する。黒龍戦を前に果たしてROADらはこの危機を回避することができるのだろうか。戦いはますます激しくなる。





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最終更新日  2005年12月18日 21時44分10秒
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