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2005年12月24日
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カテゴリ: セカンド冒険紀
【――邪神降臨の日――】

岩山龍の侵攻を阻止すべくROAD達が立ち向かう。しかしそれは一行に止まることなく、ついに砦・メインエリア5に侵攻を果たした。そんな危機的な状況の中、ついに大勢のハンター達がその場に到着し、村の勇士あるハンターも集結する。ついに岩山龍を討つ時がやってきた。そしてROADはこの戦いを決めるためについに、砦の最高設備・撃龍槍に手をつける。そして―――。

《グオォオオオ》それが敵の最後の悲鳴であった。ついに岩山龍を倒したのだ。多くのハンターの協力あって、ついにこの長い戦いも終焉を迎え、無事城を守ることもできた。しかし――良い結末だけではなかった。「ROADっ!!」リゾット達が城の方へと大きく叫ぶ。その先には岩山龍が倒れ込んだことで一部崩壊した砦の姿があった。その衝撃によってROADの足場は崩れ落ち、そしてROADはその中へと巻き込まれたのだ。リゾットらもこの状況にどうすることもできないでいる。村の剣士・ゲイルもただそこへ駆けつけるものの、崩れ落ちる崖クズに先を閉ざされ、梯子も手が付けられなくなっていた。「ROADさーん!!」その声虚しく辺りはしんと静まりかえった。この戦いの勝利に喜ぶこともままならず、ただROADの無事が確認できないことにリゾットらは不安を抱いた。何よりこの状況でROADが無事でいる確率はまずなかった。――――その頃、彼、ROADの意識がはっと戻った。「ここは・・・」目を見開くと、そこは真っ暗な場所。何もないそこは静かで薄気味悪く、ただROADだけが立っていた。「何なんだここ・・。俺・・死んだのか・・・?」ROADはゆっくりと立ち上がり、自分の体に触れ、そして無事であることを確認した。だが何の音も、声も、わずかな風さえも感じられない。その時だ。《グオォオオ・・モウスグダ・・ワガチカラニヨッテコノセカイハホロビル・・ニンゲン・・ヒリュウ・・スベテノセイブツヲケシサリ・・アンコクノセカイガタンジョウスル・・グハハハハ》ROADの頭の中を巨大な影が通り過ぎた。それはまさしく邪悪な影、黒龍のものであろう。「くっ、なんで・・。俺は・・まだ死ねない・・。まだ死ぬわけにはいかないんだ・・。黒龍を倒さなければ、この世界を救わなければ・・」ROADは悔しげに歯を食いしばった。そして何もないその足下に強く拳をぶつけるが、しかしなんの力も感じられない。全てが無であるかのように。「みんな・・」ROADはただ目をつむり、心の中で思い起こした。それは多くのハンター達と共に戦う姿。多くの励ましがROADを勇気付け、そしてその手で黒龍を討つ光景。多くの仲間と共に戦うその光景はこれからの未来を浮かべたのだろうか。暗いその世界の中に、勇敢な仲間達が沢山いる。ROADはその力を手にし、そして勝利を得る。そんな光景であった。《グオォオオ》「黒龍っ、お前を倒すまで、俺は死なないっ。必ずこの手で、この世界を救ってみせる!」そうROADは強く叫んだ。心の中で思い浮かべたことを声にして、強く叫んだ。すると、突然暗黒に満ちたその世界がどこかへと消えていった。まるで戦いに勝利したかのように。そして今度は目映い光が辺りを包み。そして眩しく輝くその龍が降り立った。《グオォオオ・・ROAD・・目を覚ませ・・。お前の戦いはまだ終わってはいない・・》「?!」それは聞き覚えのある声。眩しいその光の中で羽ばたくその姿はまさに銀色の火竜の姿であった。「銀色の・・リオレウス?!」《そうだ・・こうして今お前の心に直接話しかけている。ROADよ・・黒龍を倒すと誓っただろう。その言葉に偽りはあるまい。仲間にとってお前はなくてはならぬ存在・・それは我らも同じ》銀色のリオレウスはそう言うと再び大きな翼を羽ばたかせ空高くへと飛び立った。「一体何なんだよ・・何であいつの姿が・・」すると再びその声が心の中から聞こえた。《強く祈れ。黒龍をその手で討つを誓え。そして・・目を覚ませ》《グオォオオ》――――霧が晴れ、辺りは日に包まれた。辺りはしんと静まりかえっており、そこにいるのはただ静かに腰を下ろしたリゾットらであった。ゲイルだけは必死に崖クズをどけようと試みるが。その時だ。上空に目映い光が舞ったかと思うと、それは大きく羽ばたき、彼らの元へ迫ってくる。「・・何だ?!」眩しい光を手で遮り、しかとそれを見定めた。「銀火竜?!」《グオォオオ》それは間違いなくリゾットらのいる地へと下降してくる。そして―――《人間・・我ら火竜はそなたらに力を貸す・・そなたらもそれは同じ。我らは先に敵を討つ・・》その声は皆に届いた。「?!」すると激しい突風に煽られ倒れ込んだゲイルの上に、突如彼は舞い降りた。「・・ROADさん?!」「?!」その声にリゾットらは正気を取り戻したかのように、その場へ急いで駆け寄った。誰も見間違えはしない。それはまさしくROADの姿であった。「イテテ・・みんな・・ハハ・・良かった・・」ROADはただ自分が無事でいることを確認すると平気で立ち上がって見せた。「ホントにROADだよな?!」しかしリゾットらはその場にROADが立っていることを、すぐに信じられはしない。だがそれは夢でもなく本物であった。「何だか俺にもさっぱり・・でもあの時・・銀色のリオレウスが・・俺を助けてくれたのかも・・・。ずっとあいつが俺の心に話しかけていたんだ。・・・共に黒龍を倒そうって」ROADはそう4人に伝えた。あの火竜に助けて貰ったなど普通に考えればあり得ないことだろう。しかもあの凶器である爪先に捕らわれて。だがそれによって多少不可解ながらもようやくROADがその場にいることに納得したかのように皆は安心した表情を取り戻した。もう何も考える必要もない。ただROADがそこにいることは真実であったから。「全く・・お前ってやつは・・」「ガハハハッ、こりゃぁ参ったっ」「ちっ・・驚かしやがって・・」「ROADさんっさすがです!!」4人もやっとROADの無事を確認できて一安心といった頃、向こう側から大勢のハンター達が姿を見せだした。それは共に戦った仲間達。岩山龍討伐寸前に砦から急いで離れた訳だが、どうやら皆無事であったようだ。「ROADっ!!無事じゃったのか?!」するとマスターがあの小さな足で全力で駆けてくるのが見えた。「マスター?!」「ハァハァ・・オルゴンにお主の知らせを聞いての・・。砦の崖クズに巻き込まれたと聞いて・・お主・・無事じゃったのか?!」マスターもただ必死であった。大勢のハンターもただ不可解に、しかしROADが現に無事であることにほっと安心し喜んだ。「みんな、心配かけてごめんなさい。そして、有難う。みんなのおかげで、敵を倒すことが出来た。本当に助かった」ROADは反省とお礼を一つに大きく頭を下げた。そして無事、岩山龍との戦いは幕を閉じるのであった。―――《ヒュオォオオオ》邪悪な黒雲が世界を覆い尽くす。暗闇が辺りを包み込み、世界はついに闇に閉ざされ始めた。それはもちろん黒龍・ミラポレアスの力によるもの。《ギュオオォオ》その気迫に満ちた強烈な咆哮はまさしく黒龍のものだ。黒雲の中を不気味に泳ぎ、そしてついにその姿を露わにした。飛竜とは似つかぬその細長い体に、そして小さくも強靱な前足が見える。そして何より脅威に満ちたその顔はまさに邪神であった。《ツイニアンコクノセカイガハジマル・・ワレガコノセカイノシハイシャトナルノダ・・》その地はマスターが考案した第二の設備。最終決戦場として設立されたそこは黒龍を討つために様々な設備が設置されている。そこはシュレイド城と呼ばれた。黒龍はその地へ降り立ち、そして城の破壊を前に、まずは見せしめといったようにそこへの攻撃を開始した。《グオォオ》放たれた灼熱の火炎球は飛竜の比ではない。その一撃で城の壇上は崩れ落ちた。《グオォオオ》すると別の咆哮がどこからか鳴り響く。《キタカ・・・》暗闇を照らすのは目映い銀色の光。「ついにこの日がやってきたな・・今日で全てが終わる。貴様の最後だ」《クハハハ・・コノセカイハホロビル・・ソレハカワラナイ》《グオォオ》銀色のリオレウスそこに出現。両者の戦いが激しく巻き起こる。そして――ROADらが駆ける。『続く』





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最終更新日  2005年12月24日 22時26分39秒
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