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2005年12月22日
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カテゴリ: セカンド冒険紀
【――英雄の使命――】

突如出現した岩山龍を前に立ち向かうROAD達。龍属性を秘めた強力な武器を手に巨大な敵に挑むものの、しかし一行にその侵攻は止まることを知らず、ついに砦・メインエリア5に侵攻を果たした。ROAD達も精一杯迎え撃つものの、このままでは城が落とされる。そんな中、街のハンター達一同がそこへ集結。さらにROADを憧れとする村の多くのハンター達も集まった。ROADの元へと駆ける最高の助っ人達。ついに岩山龍を討つ時。

《グオォオオ》巨大な龍が悲鳴を上げる。砦上部から無数のハンター達がそれを目の当たりにした。握られたボウガンから放たれる数多くの拡散弾が次々にその巨体へと命中していく。「行くぞぉ!ここでコイツを倒す!!」ROADのその一言がさらに大勢のハンター達の闘志を燃やした。「オリャァァ」するとROADの真横から蒼い大剣が振り下ろされ、岩山龍の頭部を斬りつけた。しかしその堅さの前にその大剣・オベリオンでは歯が立たない。だが若干効果はあった。少しではあるが、その大剣も龍属性を秘めた強力な武器なのだ。「その大剣、俺の持ってたペイルカイザーってやつにそっくりだなっ。良い武器持ってんじゃんっ」ROADのその言葉にさらに自信を持ったのは、村一番の大剣使い、ゲイルであった。「有難うございますっ」ROADの滅一門も負けずと敵を斬りつけた。「あの二人、兄弟みたいだなっ」リゾットがそれを見てそう言った。黒鬼もそれを見て赤鬼と二人で戦っていた頃を思い出していたようだ。遠くからボウガンを構えて援護をしている赤鬼の姿に勇気を貰った。ブレイブも、孤独で戦っていたあの頃を思い出し、今ここにいる大勢の仲間と共に戦えることの素晴らしさを実感していた。「こんなに気持ちが良いのは久しぶりだぜ・・。この勝負死んでも負けられねぇ」大勢のハンターが駆けつけたことで、4人の動きが華麗になった。ブレイブのロードオブドラグーンは休むことなく突き出されており、見事なステップがそれを可能にしていた。また黒鬼のドラゴンブレイカーには赤鬼の放った鬼人弾の効果が加算され、さらに強力になったそれは一撃で岩山龍の足下を叩き崩した。《グオォオ》「もう少しだっ、みんな一斉に放てっ」砦の方から聞こえたその声は、ギルド部隊隊長・オルゴンの声であった。ギルド部隊のガンナー達が一斉に神ヶ島を構え、拡散弾を撃ちはなった。数分の狂いもなく、それは岩山龍の背に命中しついに両方の背部を破壊した。「食らえっ」さらに破壊された岩山龍の背に、リゾットの滅龍弾が炸裂する。「行くぞっゲイル!」「はいっ」そしてROADとゲイルの大剣が同時に振り上げられ、怯んだ巨竜の頭部に懇親の一撃をお見舞いした。「オリャァァー」《ザシュッ》《グオォオオ》――「マスター、彼らはこの戦いに勝つことができるでしょうか」城の内部でベッキーが言った。しかしマスターは席に腰を掛け、心配はいらぬと言わんばかりにパイプを吸いながらくつろいでいる。彼はすでにこの結末を知っていたかのように。もはや恐れることは何もないと言いたげに、ただ笑った。「不思議ですね。彼・・」するとドリスも姿を見せた。「ROAD君、彼がいるだけで大勢の人々が動く。彼の言葉一つ一つが皆を勇気づけてくれる。もう彼はこの街でも英雄でしょうね。武器や防具に関係なく、必要なのはその素質と人間性・・。マスターに続く、最強のハンターは彼かも知れませんね」ドリスの言葉に自ずとベッキーもマスターも笑った。―――「ROADっ決めろっ」その頃、怯み倒れた岩山龍を前に、ROADは砦の梯子を駆け上っていた。辿り着いたのは、砦の最高設備。『撃龍槍』を放つためのスイッチの前だ。その最高設備である撃龍槍は二度の老山龍への対策に備え設計が行われていたが、しかし今回それは黒龍戦に使用するつもりであった。だがこの事態にこれを使用しなければもちろん勝機は薄いとあって、マスターにその使用を許可されていたのだ。龍を貫く強力な4本の槍。その威力はまさに究極だが、しかしそれは一度のみしか使用できないという大きな欠点があった。再度使用するためには時間がかかり、一度の戦闘ではもちろん使用は一回と規定されていた。この攻撃を外すわけにはいかない。ROADは英雄としてその役を受け入れた。「やってやるっ」その一発に普通なら不安を抱くだろうが、しかしROADはそれに怯えることなく、多くの勇気を受けてその場に立った。「いいぜっ、みんなっ」その声を前にリゾットらはその場を離れた。砦上部よりバリスタと大砲が放たれ岩山龍を攻撃する。《グオオォオオオ》砦の上部を敵意し、その巨龍は大きく体を揺さぶると、二本の太い後ろ足で全身を持ち上げ立ち上がった。《グォオオ》その大きさはとてつもない。すでに敵の頭部は皆の視点を超えていた。「ROADっお前なら大丈夫だっ」「自分を信じろっ」「ここで外したらブッ殺すぞっ」「イッケー!ROADさん!」リゾットらの声が心に響く。《グオォオオ》砦へと少しずつ、しかきその気迫は大きく、ROADに迫って来る。「これで、決まれっ。この戦いを終わらせるんだっ!」「いけぇROAD!!!」《ガシャッ》《ギュオーーーーン!!!》ROADの手に力が入る。その瞬間、大きなそのスイッチは押し下がり、そして砦に備えられた4本の巨大な槍が撃ち出された。《ガキーーーン》《グオォオオオ》今までにない強烈な悲鳴が鳴り響く。そこには巨大な4本の槍に貫かれた岩山龍の姿があった。「やった・・・」《ウオォオオ》その光景はまさに勝利と確信できる一瞬であった。放たれた撃龍槍が再び砦に格納され、巨龍の真紅の血が流れ落ちる。《グオォオオ》だが、勝利を確信するもつかの間、巨龍は再び咆哮した。「何?!まだやつは死んでない・・それより・・」「やばい、コイツ、砦に突っ込むぞっ」リゾットらの目に入ったのはよろける巨龍の姿。すでにひん死の状態であったのだろう。体を下ろす力もなく、ただその巨体は今にも砦に向けて倒れそうだ。「やばいっ、みんな、急いで階段を下りろっ!奴が倒れるっ」ROADの言葉に皆は焦り始めた。慌てて階段を駆け下りる大勢の者達。このままでは皆が巨龍の下敷きになる。「くそぉ、コレでも食らえっ」ROADは側に落ちていたバリスタを撃ち放った。さらに下ではゲイルがよろける岩山龍の足元にひたすら斬りかかる。リゾットもブレイブも黒鬼も必死に迎撃を試みる。そして《グオォオオ》それが巨龍の最後の悲鳴であった。戦いには勝った。「やったぜ・・けど・・」しかし巨龍は倒れる。さっきの攻撃によって少し軌道はずれたものの、もはやROADに逃げ道はなかった。「ROADっ!!」「おいっ、何してんだっ」「走れっROADっ」「ROADさん!!!」しかしすでにROADに足下はなかった。「うわっ」《ドカーーーン》岩山龍の最後。それは砦の一部を破壊し、そして皆の英雄を飲み込んだ。『続く』

◎岩山龍の最後。見事に勝利したハンター達。だが勝利のための犠牲は皆の英雄?!果たしてROADの運命は。そしてついに次回、黒龍との決戦の日。集結する者達。壮絶なる戦いが今始まる。





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最終更新日  2005年12月23日 19時32分43秒
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