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森の声@ Re[3]:「体験格差」(子どもの育ちに必要な体験について)(11/04) めげぞうさんへ >これからどうなって行…

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森の声

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2024.11.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「子どもが学校に行けなくなった、学校に行かなくなった」と悩んでいる人がいっぱいいます。
「子どもや子育てが思い通りにならない」と悩んでいる人も多いです。
「子どもが勉強しない、成績が悪い」と悩んでいる人も多いです。

そういう人たちの話を聞いてそれらの悩みを要約してみると、その多くが「子どもが大人の期待に応えてくれない」というものばかりです。

子どもが「大人の期待」に応えてくれないから、どうしていいのか分からず途方に暮れ悩んでいるのです。

確かに、子どもが大人の期待に応えてくれたら子育ても、教育も楽になるでしょうね。
「学校に行きなさい」と言ったら、グズらず素直に学校に行ってくれたらお母さんは安心しますよね。

「椅子に座っていなさい」と言ったら「立っていいよ」と言われるまで、ジーっと座っていることが出来たり、「静かにしなさい」と言われたら、おしゃべりもせずおとなしく出来たらお母さんも先生も助かりますよね。

先生が「これを覚えなさい」と言ったら、ちゃんと覚える努力をしたり、宿題を出したら積極的に宿題をやってくれたら先生は助かりますよね。



でも皆さんは、そういう「大人の指示に素直に従う子ども」を望んでいるのですか?
私だったら、そういう子どもは気持ちが悪いです。

また、そういう子は大人になっても自分の感覚で感じ、自分の頭で考え、自分の意思で判断し行動することが出来ないでしょう。それはつまり、自分の意思で自分の人生を自分のものとして生きることが出来ないということでもあります。

子育てや教育は、何のため、誰のためにするものですか?

どうも、現代人はその「子育ての根本」「教育の根本」の所が分からなくなってしまっているような気がするのです。


大人の役割は、子育てや教育を通して、子どもが将来自立して、自分の人生を自分らしく、幸せに生きることが出来るようになる手助けをすることだと考えています。


ある程度は親の期待、大人の期待、社会の期待を子どもに求めるのは仕方がないことですが、それを優先してしまうことで子どもの成長を阻害してしまったらその願いも叶わなくなってしまうのです。

子どもと親の間にしっかりとした信頼関係が築けていれば、親の期待を子どもに押し付けなくても、子どもは親や大人の気持ちをちゃんと受け取ってくれるのではないでしょうか。
支えられて育った子は、他の人のことも支えようとするのではないでしょうか。
そこで問われるのは「子どもに対して何をするか」ではなく「親自身の生き方」です。

「学校に行くか行かないか」、「お母さんや先生の指示に従うか従わないか」ということも、このような視点で考える必要があるのではないかと考えています。

「学校に行くか行かないか」よりも「子どもの成長」の方が大切なんです。
「学校に行くことが子どもの成長につながるのかつながらないのか」、そういう視点で学校というものを考え直してみる必要があるのではないかということです。



前者のような意識で教育に当たっている先生たちもいっぱいいます。そのような意識で作られた素敵な学校もあります。
でも、後者の意識で教育に当たっている先生もいっぱいいるし、そのような意識で運営されている学校もいっぱいあります。そのような学校では「子どもの成長」よりも学級運営、学校運営の方を優先しています。

両者とも同じ「学校」ではあるのですが、子どもに与える影響は正反対になってしまうでしょう。ですから、「学校に行くか行かないか」という視点ではなく、その選択が「子どもの成長につながるのかどうか」という視点で考えた方がいいような気がするのです。
ただし、ベストを求めない方がいいです。ベターでいいのです。





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Last updated  2024.11.28 06:52:21
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