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突然ですが・・・<本の話>カテゴリ内の日記は、ところどころ引越ししました。今までの日記はそのまま残してありますが、以後は更新はしません。引越し先の本ブログは、コチラになります。元の日記をコピーしただけなので、読んでも意味はありません(笑)・・・・・・ったく何個、ブログつくれば気が済むんでしょうか、私。(現在3個目)
2007.04.06
<エッセイ> 猫がドアをノックする / 岡野薫子著者と野良猫、飼い猫の関わりが書かれたエッセイ。気持ちがわかるところもあるけれど、時代のせいなのか無知すぎるような。ちょっと読んでて辛い箇所が何点かあった。きれいな色とことば / おーなり由子著者のエッセイは、ふんわりしていて心地いい。見えないものが、見えるようになった気がしてくる。(あくまで”気”が・・・)-----------------------------------------------------------------------<その他> ・私の猫のお医者さん・「ありがとう」の届け方 / 堤信子・藤井恵の居心地のいい家私らしい暮らし・haru-mi 秋 / 栗原はるみ・武田久美子のつくり方 / 武田久美子面倒くさいので、感想は(一部画像も)抜きだ。-----------------------------------------------------------------------*ついき*布ナプ&ボロナプが絶好調。(うちの布ナプ&ボロナプたち)布ナプ布教活動をはじめたいくらいだ。最近知ったことなんだけど、月経があるということは、必ずしも”健康であること”とはいえないそうです(驚!)以下、抜粋記事(思い切り省略してます) 「ローフードで生理が止まる、遅れるというのは、 ローフードという食生活のために起こるのではないのです。 実は生理という生物反応自体、排泄の一種なんです。 研究では、老廃物が多ければ多いほど、生理が重くなります。 逆に、クリーンで老廃物が溜まらない食生活をしている人は、、 生理の回数が減り、量もすくなくなります。 生理は、ホルモン上、女性の身体に負担をかけるため、 少ない方が若さを維持できるのです。」・・・と言う事なので、私はますます菜食を究めようと思う。食生活だけじゃなく、ケミカルなモノも排除したい。 だから布ナプ万歳~★もっと詳しくしりたい人は、mixiのコミュにて。
2007.03.30
<小説> 温室デイズ / 瀬尾まいこ主に中学生活が設定の小説。設定が若すぎて、入り込めないかも、と躊躇したが、そんなことは全くなかった。懐かしさにひきこまれ、いつの間にか夢中で読んでいた。この小説は、現役中学教師の著者だからこそ、書けたものだろう。人としての強さや弱さを意識させられた。大人が読んでも充分に感動できる小説。結婚失格 / 枡野浩一一応、小説という形になっているが、設定以外はほぼ真実だと思う。限りなく情けなく、弱く、愚痴っぽい著者だけど、なぜか魅力的。著者の短歌には興味ないが(失礼)、エッセイは大好き。なんでこんなにダラダラ長く書いてるのに、飽きずに面白いんだろう!短歌じゃなく、もっとエッセイを出してほしい。それにしても男性歌人って、面白く個性的な人が多いなあと思う。穂村弘さんも、あのアヤシイ感じが大好き。-----------------------------------------------------------------------<その他> 手紙を書きたくなったら / 木下彩乃この本を読むと、無性に手紙が書きたくなる。著者はかなりの切手マニアで、切手についても色々書いている。切手好きな私は、コーフン♪ 何度も開いては眺めた。文房具で包む / 井上由季子文房具、おもに事務用品を活用してラッピングをしている。よくそんなふうに思いつくなあ!と関心するのもあったり、それはちょっと・・・というのもあった。でもイマジネーションが刺激される本だった。-----------------------------------------------------------------------* ついき *愛知県にある自然食レストラン”ふくろう”から、タルト&スコーンが届いた。 (レストランの名前がまた最高、ふくろうなんて!)これは、キョウさんが私のために注文してくれたものでした。本当にお心づかいに感謝です★ お芋のタルトとナッツのタルト。 生姜のスコーン。タルトもスコーンも、動物性原料、白砂糖が不使用。素材の味を充分に味わえて、とても美味しい!スコーンは、まるで生姜がドライフルーツのようにゴロゴロ入っており、珍しくて、美味しい一品でした!本当に、ご馳走さまでした。 幸せです~(TдT)
2007.03.26
<エッセイ> 私のスフレ / 林真理子著者のエッセイは、自分をさらけ出しているところが面白い。思ったことをそのまま書いていそうな感じ。若い頃は汚くてモテなかったと度々書いているが、今があんなにキレイで、モテモテなんだからチャラだろう!って思う(笑)恋するエネルギーが強くて、それが若さの秘訣なのかな?と思ったり・・・私は出来るだけ恋に発展しないよう、ガードするタイプなので(いつからこうなったんだ?)羨ましさを感じずにはいられない★美女に幸あり / 林真理子キレイになりたい!モテたい!という想いを持つことと、その行動力が素晴しい。私にはそのどちらも欠けているので、少しは見習わないと!、と思った。スピリチュラル・ブライダルブック / 江原啓之幸せな結婚をしたい人は、「私は結婚して絶対幸せになる」と明確なビジョンを持つことが大切だそうです。(うろ覚えなので、少し違うかも・・・)これも私に激しく欠けているものだ。私はどちらかというと、「結婚したら終わりだ(何が?)」と思っているので・・・。-----------------------------------------------------------------------<ノンフィクション> 君が世界を見捨てても世界が君を見捨てない / 瀬戸しおり23歳で行政書士事務所を開業する著者。都内最年少の所長で、様々な相談の解決に東奔西走する彼女には、実は辛く悲しい凄惨な過去があった…。「愛されない子」が全ての挫折から立ち直った衝撃の手記。↑解説をそのまま載せてしまいました。 本当に壮絶です。でも、痛みを経験し、どん底まで落ちて、立ち直った著者。きっと相談者を第一に考え導いてくれるだろう。 頑張ってほしいです。この子達を救いたい / 濱井千恵読んで本当に良かった。気持ちが、これでもか、これでもか、とつき動かされた。動物実験、肉食、保健所など、隠された現実に目を向けてほしい!知ってほしいです。見たら辛くなるとわかっていても、目を背けない人が好きです。知らない方がきっと楽だろう。 でも私は知って本当に本当に良かった。私は、これ以上、動物の犠牲に手を貸したくありません。 ・・・・・・・・・・春。またアザラシ猟の季節がやってきた。現実を知ってください。 こんなことが許されていいわけがない。-----------------------------------------------------------------------*ついき*明日が休みだということを忘れていた。さっき気付いたばかりので、今は嬉しくてウキウキルンルン気分♪こないだ、やっと瀬尾まいこさんの小説(温室ディズ)を読んだ。若者が設定だから、と躊躇していた私がバカだった!とにかく良かった! これからは著者の全作品を少しずつ読もうと思う。ところで、瀬尾まいこさんの隣に並んでいる”瀬尾マミオ”って何者!?あらすじを読んだら、すっごくつまらなそうなので借りなかったが、名前が気になって仕方がない。 マミオって・・・・・・?やっと掃除機を買った。(前の日記に画像を載せた以外のモノです・・・)掃除機ばかりじゃなく、靴(激安だけど)や本も買ってしまった。 久し振りに全部自分のモノだ。 ああ、買物の楽しさを思い出してしまった。まあ、春ということで許してもらおう(笑)さっき、ペットフードを買ったお店から再び連絡がきた。私が買ったものは、リコールに該当しないらしい。 とりあえず安心?でもニュートロはもう買わないにしようと思った。近所のペットコーナーには、並行輸入のヒルズやユーカヌバをいっぱい扱ってるが、大丈夫なんだろうか。 並行輸入は安くても扱わないでほしいです。
2007.03.20
だから山谷はやめられねえ 「僕」が日雇い労働者だった180日 / 塚田努長く日本に住んでいるのに、私は”山谷”という場所を知らなかった。繁華街のすぐ近くに、そんな世界が広がっているということにも衝撃を受けた。自分の全く知らない世界の話(と言っても日本)を読むのは、興味深い。著者の文章も読みやすく、好感が持てた。 (それに意外とカッコイイ・・・)誰にも束縛されず、素性を明かさず、その地に留まることは気が楽かもしれない。でも何かが違うような。 スッキリしない。 日本社会って虚しいな。このストレスな社会! / 橋本治「広告批評」の時評「ああでもなくこうでもなく」シリーズの第5巻。こうして振り返って読むと、いろいろなことがあったんだなあと思う。でも、どんなに大変なことであっても、今読むと過去の話。本当は”過去の話”にしちゃいけないようなこともあるんだけどね。このシリーズは至極真っ当なことが書いてあり、頷くことも多い。しかし、あまりにくどく長いので、たまに読み飛ばしちゃった(笑)-----------------------------------------------------------------------*ついき*いい加減、掃除機が欲しい。猫と暮らしてるのに、ホウキオンリーはヤバイだろう。<食品と暮らしの安全>がオススメしているオキシジェンが大本命。しかし高いなあ・・・高過ぎる。同じエレクトロラックス社が出してるスティックタイプは、まあ・・・予算内。でもスティックタイプって使いにくそう。 それに充電タイプだし。ミーレとダイソンも気になる。 ダイソンはススメる人が多い。日本製だったら日立のきれい宣言しか考えられない。・・・・・・と思いつつ、どれも予算オーバーだ。 いきつけのリサイクルショップに、ダイソンが3万5千円であったけど中古かな?掃除機の中古は、いくら中古大好きな私でも躊躇するだろう!
2007.03.15
<小説> 残虐記 / 桐野夏生新潟で起きた少女監禁事件をモチーフにした小説。ぽかぽかと暖かい春の1日に読むべきじゃなかった。 ・・・なんとなくorz”真実”について考えさせられました。”真実”って1つじゃないんだね。 人によって”真実”は異なる。人にとっての”リアル”が、1人1人違うように・・・被害者の人格をも変えてしまう”監禁”人格が変わるのは、被害者の「生きたい」「痛みを感じたくない」ための、本能による働きだけど、それは”個”を失う大変な力が動いていそうだ。こんな事件は、2度と起きてはいけないと思う。歪んだ人間を生み出す世の中、社会が変ることを願います。-----------------------------------------------------------------------<その他> 「暮らしのまんなか」からはじまるインテリアvol2本屋に行く度に、立ち読みして、ウットリしていた。 ・・・買えよって感じだけど。古い家、古いモノを大切にする人がたくさん出ていて、本当に素敵。大好きな小泉さよさん宅も載っていて、飽きるほど(飽きないけど)眺めさせてもらった。かわいい生活vol4古いモノや日本民芸が載っていてコーフン♪福招き手帖 / 佐々木ルリ子 菅原すみこ日本の福招きグッズって、どうしてこんなに可愛いの!大好きなフクロウもいっぱい載ってて嬉しい。佐々木ルリ子さん、菅原すみこさんペアが出した本は、どれも可愛くて好き。-----------------------------------------------------------------------*ついき*昨日はちょっと寒かったけど、今日はまた暖かくなった♪最近、モコは私が昼休みに戻ると、ベランダに出たいと催促してくる。お昼の時間帯は、ベランダの椅子に陽が当たらないので、以前に買った、ジョイント人工芝がモコの定位置のようだ。しかし、ふと見たらモコの巨体が芝からはみ出ている・・・ (2枚ジョイント状態で)「あと2枚追加して!」とモコに訴えられたので、今日はホームセンターへ寄り道して帰らなきゃ★
2007.03.08
<エッセイ> 寄る辺なき時代の希望 / 田口ランディ老人福祉、痴呆、引きこもり、原子力問題、水俣などについて書かれいる。実は、本書を読みながらの2日間、頭痛から離れられなかった。日本の、また人間の、ダークな部分。薄っすらと気付いているけれど、気付きたくない現実。 目を逸らしたい未来。それらを活字で突きつけられた感じだ。弱者や社会的に役立たない者は死ね、と言っているような日本という国。だけど、本当は弱者は守られている。守られていないのは、弱者から這い上がろうと努力している者たちだ。※本書は、そんな重い話ばかりではありません。 希望も書かれています。フタマタ生活。 / 大崎ユリブログ本。何と言うか・・・・・・懐かしい。(別に私が二股してたわけじゃなくて!?)若さゆえの迷いや悩み、憧れ。自分勝手だけど、そうせざるを得ない感じとか・・・。-----------------------------------------------------------------------<小説> この庭に 黒いミンクの話 / 梨木香歩『からくりからくさ』で、マーガレットが産んだ赤ちゃん”ミケル”の物語。よくわからなくて2回読んでしまった。この、何となくわからないようでわかる世界。 そして境界のあいまいさ。梨木さんらしい感じ・・・成長した”ミケル”の不安定さが気になった。 「もう人間の姿をして生活しているのが耐えられないぐらい獣じみてきた~」とか。魂萌え! / 桐野夏生桐野さんの小説にしては、珍しく?希望があるラスト。読んでいて疲れない。 題名にも清々しさが表れていると思う。人には、重さは関係なく秘密があるものなんだな~と思った。でも亡くなった後に秘密が明かされていくのは、嫌な感じ。秘密は最後まで秘密にしていてください! (全く本の趣旨を読み取っていない私の感想)-----------------------------------------------------------------------*ついき*なんとか、本の日記をアップできた。 これ以上溜めると面倒になっちゃうから。今日、昼休みに部屋に戻ったら、玄関ドアノブに<ねこの気持ち>がぶら下がっていた。(郵便受けに入らないので)ふとお隣さんを見ると、<いぬの気持ち>が同じようにぶら下がっている・・・全部で4世帯の小さなアパートの2階2世帯が、同じ雑誌(種類違うけど)を購読してるなんて!て言うかペット不可アパートなんですけど・・・・・・全然そんな気がしないや(笑)そういえば、お隣さん、引越していかなかったな。 あれは単なる大掃除だったのかしら。そうそう今日の昼休みはおもしろかった。モコっていったい・・・。 あの子は私を笑わせるために来てくれたのかな!?
2007.03.06
恋するアトピー / サカノユリアトピーの著者が、自然治癒力を信じて克服するまでを綴ったエッセイ。辛い治療や症状の記録だけではなく、著者の住む金沢の描写や、恋愛事情、仕事の悩みもあり、同年代として共感できる。 ・・・・・・・・・・ケミカルに依存するということが、どれだけ身体を、精神をも弱くするのかがわかる。ケミカルを全て排除するのは難しいし、実際、恩恵に与っていることもある。しかし今一度、ケミカルの必要性について考えようと思わされます。薬についても同じ。症状が出たからと安易に薬に頼るのは、副作用や中毒の危険性がある。医者の薬の処方にも疑問がわいた。かえって人を弱らせて、病院から離れられないようにしているみたいだ。 ・・・・・・・・・・試練とタイミングを、どう生かすか、駄目にするか、は自分次第と気付かされた1冊。-----------------------------------------------------------------------*ついき*いつの間にか、もう3月。 早いなあ。今まで私は、自分の身の回りを、”汚される”ことに敏感で神経質だったと思う。部屋や車内で、食物(パン屑とかそういう細かいの)をこぼされたりすると、気が気じゃない。 ベタベタする手で、あちこち触られるのもヒヤヒヤする。そんな神経質の私だが、モコの粗相は全く”汚れ”とは思えない。(わざとじゃなく)粗相をしてしまったモコの気持ちを思うと、かわいそうになり、「大丈夫!気にしないで!」とつい励ましてしまう。3段ステップの1番上から、ドバーッと吐き出した時は、あまりの見事さ?に、感動してしまった。 だってわざわざそこに登って吐かなくても・・・って感じだったから。同じことを人間がやったら、感動するだろうか。 ・・・・・・出来ないな、私は。 多分激怒するだろう!これは動物と人間の違いなのか、いや単に私の好き嫌いが激しいだけだろう。追記が長くなってしまった おすましさん(短足デブ)。 ころり~ん。
2007.03.01
<エッセイ> 本を読むわたし/ 華恵驚いた。 15歳でこんなに文章力があるなんて・・・ 「ずっと本と一緒だった。だから大切な思い出は、必ず本と結びついている」と、書かれているように、その本を読んだときの情景や思い出、気持ちを綴っています。華恵さんが紹介している本で、『きつねとぶどう』という紙芝居がありました。切なくて思わず涙。検索してみたら全部読めるのがありました。 → 童話 きつねとぶどうついてない日々の面白み / よしもとばななこのシリーズ、本当に大好きで大好きでたまらない。同じく大好きだった銀色さんのつれづれシリーズが終わってしまったので、よしもとさんには、できるだけ長く続けてほしいと願うばかりだ。哀しいことがあったり、気分が塞いでいるとき、何度このシリーズに助けられたことだろう。今回、どうして私がこんなにもこのシリーズに惹かれるのかが、わかった。読んだばかりだけど、もう一度すぐに読み返したい。本の題名も素晴しい! そう、どんなについてない1日でも必ず1つは希望がある。それに”ついてない”ということにも、ちゃんと意味があるのだ! (↑この後ろから2行は、よしもとさんの見解とは違うかも^^;;;)-----------------------------------------------------------------------<小説>ひとかげ / よしもとばなな『とかげ』のリメイク版だとは知らずに借りたので、驚いた。確かに『とかげ』より内容に深みが出ており、こちらの方が好きだ。主人公の”とかげ”と呼ばれる女性の、自分を罰し続ける気持ちが痛いほどわかる。-----------------------------------------------------------------------*ついき*本の日記は溜めないようにしよう、と思った。 いつまで続くかわからないけど。 本を読むときは、必ず甘いお供が必要。コーヒー党だが、たまにはお茶を淹れることもある。 ものすごく邪道で信じられないと思うが、私はジャスミンティーに豆乳を入れるのが好きだ。
2007.02.27
またまた溜めまくり。 雑誌はカウントするなって?<エッセイ> 見えない誰かと / 瀬尾まいこ著者の小説を何度手に取ったことだろうか。とても気になるのだが、設定が若すぎるので読む気にならなかった。しかしエッセイとなると等身大の女性なので、興味津々だ。著者(現在は中学教師)が出会った子供達の話がメインだが、「今どき、本当にこんな綺麗(心)な子がいるの」と驚いてしまう。<図書館の神様>という小説のモデルになった子の話もあり、感動した私は早速、その小説を借りに行ったが、やはり借りられなかった。なぜか読む気が起こらない・・・・・・瀬尾さんの小説は30代女子が読んでも楽しめるのだろうか???題名も装丁もすごく気になるのんだけど。世間のドクダミ / 群ようこ共感しまくり、おもしろい!群さんのエッセイってズバッと斬っていて爽快だ。ぬるい生活 / 群ようこ毎日ダラダラ過ごし、ワイドショーと噂話にしか興味のない人が更年期になると思ってたら、決してそうではないことがわかった。更年期=だらしない人、という図式があった私は、目から鱗が落ちまくり。いや~、今まで本当に失礼いたしました。 ごめんなさい。(別に更年期イジメをしていたわけではありません)30歳からハッピーに生きるコツ / 横森理香 これも題名が・・・。 この間の「40歳を~」といい・・・別にハウツー本が好きなわけじゃないんだけどね。若い頃はイケイケ(死語)だったのに、今はロハスでスピリチュアルな横森さん。若い子がもっと彼女に影響されればいいなーと思った。60歳、生きかた下手でもいいじゃない / 今井美沙子また題名が・・・・・・。 待ちに待った著者のエッセイ。私にとって著者の本は、人生の教科書なのです。ベリーショーツ / よしもとばなな (画像が見付からない)たとえば、この本をレストランや電車内で読んでいたら大変なことになるだろう。もうおかしくて1人でニヤニヤしながら読んでた!著者のように、自分も楽しみながら子供と暮らせる人は素敵だ。とにかく笑えて楽しく、チビちゃん(著者のお子さん)が可愛いエッセイ。彼女のこんだて帖 / 角田光代短編小説と小説にちなんだ料理レシピが交互になっている。恋愛小説はあまり得意でないが、意外と読めたかな。犬は神様 / 山本容子犬は神様、犬は天使、犬ほど純粋な生き物はいない。 あ、犬だけじゃないけどね。犬に埋もれて / 久世光彦違う。-----------------------------------------------------------------------<その他> 飛田和緒のかぞくごはん 飛田さん宅の子供になりたい、いや私の奥さんになってほしい。赤ちゃんの頃から、素敵な器としつらいが日常にある生活。きっと飛田さんのように素敵な女性になるんだろうなあ。北欧ストックホルムのアパルトマン / ジュウ・ドゥ・ポゥム北欧モノも実は好き。 部屋数があれば北欧部屋を作りたい。 南仏プロヴァンスのインテリア石のゴツゴツした質感の壁や床。 古く立派なむきだしの梁。 全てが素敵。でもこんな部屋はたまにがいいな。 石好きだけど、石素材の壁って苦手。 オシャレと言われるコンクリート打ちっぱなしも寒そうな感じ。MOE 06年5月号MOE 06年7月号MOE 07年2月号絵本好きには、たまらない雑誌。和のしつらいを楽しむvol.3和のしつらいを楽しむvol.5インテリア本では、これが1番好き。 小泉さよさんのコラムも目当て。
2007.02.24
私は人から教わる(もちろんこれが1番良いんだろうけど・・・)よりも、人以外のあらゆる存在から学ばせてもらうことが多い。物言わぬ虫や植物、そして動物たちは人生の最高の師匠だと思う。本から教わるコトも多い。私の心の母は、作家の今井美沙子さんとそのご両親だ。今井美沙子さんの本に出逢えて良かった、と感謝している。下記は、今井美沙子さんのお母様の言葉で、特に私が心がけていること。 (自意識過剰の私は、心の底から怒ることが難しい・・・)自分が他人にしてあげたことはすぐに忘れろよ。 その反対に自分が他人にしてもろうたことは一生忘るんなよ。 たとえ10分の1でん、5分の1でん、自分の境遇に応じて返さんばよ。~(中略)~他人に物ばあげるときにゃ「惜しかね、まだ手元に置いときたかね」っち思うもんばあげんばよ。 それが贈るもんの礼儀たいね。人間はさ、怒るときには心の底から怒らんばよ。それが自分のためでもあり、相手のためにもなるとよ。-----------------------------------------------------------------------子供や動物と暮らしてる人へ。 (我が子、子供を動物に置き換えて)道端でさ、我が子ば大声で叱ったり、あげくには叩いたりする親がおるばってん、みっともなかとよ。 あん親はさ、自分にも腹が立っとって、自分の気持ちばおさえきらんと子供にあたっととよ。 ~(中略)~ 自分の腹の虫の居所が悪かけんちいうて、弱か子供にあたりちらして自分の感情のままに叩いたりしたらいなかとぞ。自分の感情・都合だけで、自分より弱い存在に威圧感を与える人は、今すぐにやめてほしい。威圧感を与え続けられた人(動物)に、どんな影響が出るか想像できますか。
2007.02.21
この間、代休で平日に休みが取れたので図書館へ行ったら、まーアナタッ!いつもガラガラの本棚がギッシリ! うるさいガキもいない! パラダイス☆平日に図書館へ行ける人が心底羨ましくなりました・・・・・・-----------------------------------------------------------------------<エッセイ> インド旅行記3 / 中谷美紀中谷美紀さんの旅のスタイルが好き。 ガイドが付いてるとか、ホテルが決まってるとか、そういうのじゃなくて、現地で何かを見てどう感じるか、その感じ方と知ろうとする意欲が好き。紀行文はよく読むけど、中谷美紀さんのが1番好きかもしれない。男嫌い / 石坂啓だいぶ前に読んだが再読。 著者のエッセイは本質を鋭くついている。とてもカッコイイ女性で憧れます。 猫の話にはホロリ・・・もっとエッセイやコラムを出してほしい。オトコ・ウォーズ / 岩井志麻子アジアを股にかけた恋愛?情愛?真っ只中のシマコさん。ある意味、尊敬しております・・・。いつまでも女を忘れず(しかしやってることはエロオヤジ)素晴しい!オトコよりネコに夢中なワタクシは、少し見習わないといけないかもしれません。酔いがさめたら、うちに帰ろう / 鴨志田穣 (独断でエッセイの枠に入れてしまいました・・・)ゲッツの本に度々出てくるカモさん。 あなたがこんな壮絶なアル中体験をしてるとは。身内はたまったもんじゃないと思うけど、なぜかカモさんが魅力的に見えてしまう。おっとっと・・・危ない危ない。 アル中男に引っ掛かるところだった。元奥さんの西原姉さんの男っぽさに隠れた優しさが素敵です。最後にフィクションと書かれてたけど、これって実話じゃないんですか(;゜д゜)借金は身を滅ぼす / 青島「借金は」じゃなくて、「ギャンブルは」の間違いだろう(-“-;)私はギャンブルが大嫌いので、著者が痛い目に合うと「自業自得だ、バカ」とつい突っ込んでしまう。(私にとってのギャンブルは、1%でも元本割れする可能性のあるものを示します)センスのない人はギャンブルをやるべきではない。 周りに迷惑かけないでほしい。パチンコ屋の建物・駐車場がなぜあんなに大きいのか考えてみろ!と思うのだ!-----------------------------------------------------------------------<小説> 浮世でランチ / 山崎ナオコーラ表現がユニークで新鮮。 じっくり読まなかったせいか、あまり意味がわからなかった(^^;)ただ著者の感じ方には興味があるので、エッセイが出たら読んでみたい。ゴールデン・タイム(続・嫌われ松子の一生) / 山田宗樹明日香と笙のその後の話。 分厚いわりにはすぐに読み終わった。進路に迷ってる若者が読むといいのかな???-----------------------------------------------------------------------<その他> 365日雑貨暦 / ナカムラユキ素敵! まさにツボ! 古くて味のあるモノが素敵な写真と文章で綴られている。美食日記 / 柿崎こうこ面白い。 特に「お仕着せロハス」だったかな? これが大いに納得した。山瀬まみのおウチが好き。毎日が好き。 / 山瀬まみ渋可愛いが好きな私には、ちょっと内容がラブリー過ぎた。でも山瀬まみちゃんって可愛い♪焼酎のつまみ / 福山秀子最近ワインから焼酎派に。 写真はセンスあるし、レシピも材料が少なく簡単で良かった。梅づくし / 林弘子いつか梅干を自分で漬けたい。
2007.02.16
もう春だ。 桜が咲いている。冬は布団に潜って、イモムシのように本を読むのが至福だったけど、暖かくなると蝶!のように外に羽ばたいていきたくなります・・・よって読書量も激減。<エッセイ> おもたせ暦 / 平松洋子思わずゴクリと生唾を飲みながら、読んでしまう美味しそうなエッセイ。”おもたせ” ”おすそわけ” は、お互いの気持ちがホンワカ暖かくなる習慣だなあと思う。人に何かをプレゼントするとき、相手の喜ぶ顔を浮かべながらセレクトするのはとても楽しい。自分と同じ嗜好の人だと尚嬉しく楽しいものだ。風の組曲 / 俵万智短歌や俳句って、とても興味があるんだけど自分が詠むには難しい。短い句の中に閉じ込められた想いを感じたり、表現力の素晴しさに驚嘆する。本書の後半は、読書解説になっている。私は、人がどんな本を読むのか興味があるので、こういうページは嬉しい。40代からはつらつと生きるために / 岸本葉子本の題名で損しているような気がします・・・マンション購入や引越しの話は、すごく参考になったし勉強になった。ただ、焦りが出てきてしまったのも事実。 グズグズしてるうちに買えなくなってしまうかも。でも私は、家を建てるとしたら一括で買いたいので、まだまだずっーと先の話だ。ローンもいつでも組めるわけではない。 もちろん働いてるからといって組めるわけでもない。例えば、癌などを患ってしまえば、ローンの保険(あれ何だっけ?)に加入出来なくなるから、ローンを組むことは不可だ。 他にも身につまされる話がいっぱい。女1人で生きていくのは、いろいろ大変だなぁ・・・_| ̄|○ノラや / 内田百聞(エッセイの枠に入れるのは違うような気がしますが・・・)突然いなくなってしまったノラに打ちひしがれ、仕事も手につかなくなり泣いてばかりいる百聞先生に、思い切り感情移入してしまい涙。しかし、百聞先生の奥様はなんて出来た人なんだろう、と思った。-----------------------------------------------------------------------<その他> 東京おつかいもの手帖中身も大事だけど、包み紙や缶に凝ったモノも気になる。下町へ饅頭や煎餅を買いにブラブラ行きたいな~昭和の香りレトロ気分なおやつとスープ、そしてホウロウ雑貨 レトロな器が見たくて。 でも私の好きなレトロとは違った。記憶のスパイス / 高山なおみレシピよりも高山さんのコラム目当て。素敵☆和の美しいインテリア和や古いモノが好きだけど、そのコレクションをズラーッと並べてるインテリアは疲れる(-“-;)和のしつらいを楽しむvol6やっぱ、”さり気ない”和が好きだな。”シンプル”な和も。 なのに、またモコグッズを注文中。 もう完全にイカれています。今までで1番派手でインテリアに合わない。・・・そしてミカンベッド誰かもらってくれ。 ペットを見送るマナーブック知識として読んでおこうと思ったのだ。
2007.02.06
正月休み中からの読み終わった本が溜まっている。小出しにアップしていこうと思う。 ※読み終わった順ではありません。年末に借りた『利己的な遺伝子』、興味深い内容なのになかなか読めず、延長しまくってたら、とうとう「1度返却して下さい」と言われてしまった~(^^;)-----------------------------------------------------------------------<小説>グロテスク / 桐野夏生分厚く、しかも中身は2段の文章で、読むのに躊躇するが、あっと言う間に引き込まれた。読んでいて自分の女子高時代がリアルに思い出される。 似たような世界だった。姉とチャンの手記は、自分を正当化したいが為の嘘(本人は嘘と思ってないかも)で、その思惑(弱さ)が見え隠れし、私を嫌な気持ちにさせる。逃げてばかりで、現実から目を背ける人が、私は嫌い。最初、和恵が嫌いだった。 自分は自分でいいじゃん。 どうして無理に皆の中に入ろうとするの?そして姉の毒のある企みにも全く気付かない純粋さ。努力しても滑稽で、和恵は更に浮いて壊れていく。人間って「自分は自分、人は人」という強さを持たないと、簡単に壊れちゃうんだなあ・・・容姿コンプレックスは、人間である限り逃げられない。いや、そんなことはないかもしれないけど、このコンプレックスは持った者にしかわからない深さがある。・・・かと言って、姉の闇は決して肯定できません。痛すぎて、もう一度読もうとは思えない。(当分は)-----------------------------------------------------------------------<エッセイ> 都と京 / 酒井順子30過ぎてから俄然興味が湧いてきた京都について、著者の探究心と観察は鋭い。私も著者と同じく30過ぎてから、京都に行きたくてたまらない。20前半で行った寺や錦市場は、退屈だったけど今行ったら興奮間違いないだろう。おやつの記憶をだどりにいく / 堀井和子ていねいにお茶を淹れて、饅頭などを味わいたくなる。芸のためなら亭主も泣かす / 中村うさぎ著者の壊れ加減に共感してしまうんですけど・・・。 私もついに!?著者は壊れたことをしているけど、それを分析しているので手遅れではないだろう。-----------------------------------------------------------------------<その他> The cool!1冊まるごと桐野夏生特集。 著者がどんな人か知りたい(見たい)人にはお薦め。著者が、暗くエグイ小説ばかり書く理由もわかった。 「魂萌え」の続きが読みたいな♪新宿歌舞伎町アンダーワールドガイド / 李小牧なぜこういうアヤシイ本を手に取ってしまうのだろうか・・・・・・私は。って言うかこの人(著者)、努力家かもしんないけど女癖悪過ぎ(-“-;)表紙の顔がムカツク。 「オレってイイ男だろ」って絶対思ってそう!キーッミャウリンガル三昧爆笑問題の大田光さんが、愛猫と湯舟に浸かっていて羨ましい。
2007.01.25
借りた本を読み終わると、背表紙に貼られている貸出し表に自分のマークを小さく付けている。最近、気付いたことがある。読み終わってマークを付けようとすると、私のではない別のマークが先に付いていることを。とてつもなく、本の嗜好が同じ人がいるらしい・・・・・・つい、ずっと前に借りた本をチェックすると私のマークの後に見覚えのあるマークが。あなたは誰ですか?-----------------------------------------------------------------------<エッセイ> 自立日記 / 辛酸なめこ表紙を開いた瞬間から吹き出してしまった(≧▽≦)・・・だっていきなりタオルを纏っただけの、その気になった?著者の写真なんだもん。何か意味があるのでしょうか? もしかして自立と深い意味が・・・?日記内容は、ひたすら暗く、自分をそこまで曝け出していいのかって感じなんだけど、もう面白くてたまらない。 暗い内容なのに笑わす文章を書ける著者は天才だと思う(笑)今昔 / 森田たま和の素敵な装丁に惹かれて手に取った本。 戦前戦後を生きた女性のエッセイ。今と違い過ぎて読みづらいかな、と思ったけど古さを感じさせない。男尊女卑の激しい世の中で、著者は自分の意思を持ち自立している。こんな女性が存在していたことに驚く。 私は昔のことを知らなすぎる。こんな女でごめんあそばせ / 蝶々小悪魔バイブル、とっても売れてるみたいね(@@)残念なことに私は真似ができない。 いや真似が出来ても無理なことはあるだろう。本書の前半はやたらレトロな言葉遣いで興冷め。 売れてノリノリ(笑)なのかしら?著者のスーパーポジティブ志向による世界が、自分には欠けてるので興味深い。やっぱりお家がいちばん / 平野恵理子やっぱり1人(猫付き)のお家がいちばん!・・・なんて言うと無理してるように聞こちゃう?(-“-;)著者は1人暮らし歴16年のベテラン。 私もベテランを目指そうと思います・・・-----------------------------------------------------------------------<小説>アンボス・ムンドス / 桐野夏生7つの短編小説。 相変わらずエグく女の暗く嫌な面が書かれている。でも短編だからなのか疲れるほどではない。 (桐野小説はやはり長編に限る)表題にもなっている「アンボス・ムンドス」が1番おもしろかった。ありえそうな話で・・・若い(幼い)女子の持つ残酷さが良く表現されている。 怖いよぉ~(><)-----------------------------------------------------------------------<その他> 四季の食卓 / 飛田和緒 ・・・ 飛田さんの実家がある長野の話がいっぱい。 季節感のある暮らしに憧れる。和のしつらいを楽しむ vol4 ・・・ 大好きな小泉さよさんとフクイ*ユキさん家が載っている。 お二方とも築何十年の古く素敵な平屋に猫と住まわれて本当に素敵♪ハイカラ手ぬぐい案内・かまわぬの手ぬぐい使い方手帖 ・・・ 手ぬぐい欲が高まった。
2007.01.22
年末から休み中にかけて読んだ本を少しずつアップしていこうと思う。読書感想文は苦手なので、単に自分の思ったことを短く簡単に書くつもり。 猫のシッポ / 安部譲二安部譲二といえば、浮かんでくるのは「塀の中」と「真珠」だ。まさか彼が猫好きで、猫の言葉を理解でき、猫の本を出してるなんて知らなかった。猫の話がメインだが、あちこち脱線しまくっている。 おもしろいけど(笑)たとえ話で、政治家が実名で出てくるのが愉快だ。「犬にとって田中真紀子は、媚びて機嫌をとらなければならないご主人様ですが、猫にとってはただの柄が悪く器量もよくない餌をくれる婆さまでしかありません」・・・とか。自分が若い頃、イイ男だったことを「匂いたつような青年だった」と何度も書いているが、「匂いたつ」という表現が妙におかしくて真似したくなってしまった(≧▽≦)----------------------------------------------------------------------- しゃべれどもしゃべれども / 佐藤多佳子落語家が主人公の話。 落語を全く知らない私でも、一気に話に入り込めた。きっと登場人物が、不器用で皆いい人だからかなあ、と思う。今年の夏には映画化されるみたい。 国分太一さんが落語家役で主人公だって(@@)読後感の気持ちいい小説でした。----------------------------------------------------------------------- 嫌われ松子の一生 上・下 / 山田宗樹松子の努力家なところや情に厚い人柄により、チャンスや縁に恵まれるのに、それをあえて掴まず転落の人生を自ら選んでいっているようだ。しかし本人は転落とは思っていないだろう。 自ら選び決めた道なのだから。読んでいてもどかしくなること多々あり。----------------------------------------------------------------------- わたしの文房具 / 木村衣有子 ・・・ 文房具好きにはたまりません。猫がもてなす宿 / 伴田良輔 ・・・ 今年は行けるかなあ・・・微妙。猫写真がいっぱい。うつわや料理帖 / あらかわゆきこ ・・・ レシピよりも器つかいが見たくて。Room talk2 / 岡尾美代子 ・・・ スタイリストさんの海外旅記。表紙のテーブルクロスが欲しい。ケンタロウと秘密の料理道具箱 ・・・ そんなにルクを持ってるなら1個くれ( ̄‥ ̄)
2007.01.12
読んだ本をまとめてアップ。 感想モドキはどれも短く簡単に。鼻声だけど風邪は治った。 しかし今度はお腹が痛い(-“-;)今週の予定は、内輪の忘年会とモコの健康診断(新規開拓の病院へ・期待)どちらも体調万全にして挑みたいものだ。----------------------------------------------------------------------- うらない / 銀色夏生×ミラ「うらない」と言えばそうだけど「うらない」とは次元が違う気がする。同じ日本語を話してるのに、全く話しが通じない人がいるが、その意味がわかったような気がする(あくまでも気)。それと自分の直感を信じてもいいんだな、と思った。----------------------------------------------------------------------- くいしんぼう / 高橋みどりこの人のエッセイ好き。 生活を楽しんでるのが伝わってくる。しかし、グルメエッセイは、ちょっと苦手になりつつある今日この頃。----------------------------------------------------------------------- 全部1円!? / 内藤みか激安情報が満載。 負けじと物欲が刺激されてしまう。しかし本書に出てくる戦利品、どれも欲しいと思わない(人それぞれだけどさ)内藤さんの他のエッセイは面白かったけど、これは趣味が違い過ぎてイマイチ。----------------------------------------------------------------------- 親がしてやれることなんて、ほんの少し / 山本ふみこ育児書が読みたかったわけではない。 彼女のエッセイが読みたかっただけ。育児コーナーにあったけど、中身は本の紹介などもあり育児的な内容にとどまらず。親は、自分の子のことを全てわかっていると思い込んではいけない。いい加減、目を覚ましなさい(久々by真矢)、勘違いしている世の母親連中どもよ。山本ふみこさんは、子供を別個の人間として扱い、接しているから素晴しい。(羨ましい)----------------------------------------------------------------------- モンキームーンの輝く夜に / たかのてるこ銀座OL、ラオスへ一人旅の記録。彼女のパワーには、毎回驚きと尊敬の連続(@@)あの旅は彼女にしか真似できないだろう。本書では、ラオスで運命の人!?に出逢っている。照れくさいシーンや純朴さゆえに笑える台詞が多数。来年のお正月には、なんとテレビに出るようだ。銀座OL世界をゆく!4 キューバでアミーゴ絶対見るつもり!!! 待ち遠しいな。-----------------------------------------------------------------------どこへも行かない旅 / 林望表紙の写真に惹かれて読んだ。(しかし画像が表示できません)日本の原風景が残る地を旅されている。 素敵な写真多数あり。前半と後半はイギリスについて書かれているが、読まずに吹っ飛ばしちゃった(^^;)----------------------------------------------------------------------- 地上八階の海(改題) / 角田光代やはり彼女の小説は、けだるい・・・・・・。「対岸の彼女」は結構リアルで面白く読んだが、これは退屈、苦手。何度、途中で読むのを止めようと思ったことか。バックパッカーの人にとっては面白く読めるのかな?----------------------------------------------------------------------- 読む少女 / 岸本葉子1人暮らしの生活エッセイが多い岸本さんだが、これは彼女の少女時代のことが書かれている。いつものエッセイでは見られない彼女の姿が興味深い。小学時代、「なかよし」ばかりを読んでいた私とは大違い。(当たり前^^;) ※本の画像サイズがバラバラでした_| ̄|○ 訂正する余力なし。
2006.12.25
村田エフェンディ滞土録 / 梨木香歩カタカナ(外国名)がいっぱい出てくる本は、本当は苦手。「家守綺譚」にチラと出る村田さんが、この村田エフェンディなのだろうか?それを知りたくて手に取ったようなもの。*考古学の研究のために留学した、学者・村田の土耳古(トルコ)滞在記。(エフェンディというのは学問を修めた人に対する敬称で「先生」というのに似てる)考古学・・・・・・。 なんて魅力ある研究だろう。私の古いモノ好きは、実は年季が入っている。ちょっと違うかもしれないが、小学生の頃、プチ発掘に熱中したことがある。尖った石や素焼き鉢の破片を掘り出しては、「これは石器だ!土器だ!」と興奮し、模様の入った岩を見付ければ、「植物の化石に違いない・・・」とドキドキしたものだ。 (その時の名残で、今でも地層を見付けると立ち止まってしまう)遺跡跡に佇み、同じく数千年前にその場に立ったであろう人に想いを馳せ、過去に、確かにここに存在していたであろう人が何を見て、何を考えていたのかを、想像するのは時間の流れを忘れるくらい、豊かで楽しいものだ。こんな自分が、この本に熱中しないわけがなかった。村田と一緒に、数千年前の日用品から溢れる情景に耳を傾けたり、鸚鵡(オウム)の間合いの良い台詞に笑ったり、村田が説教したらイジけて消えてしまう置物を人間くさいと思ったり、ずっとこんな調子で面白くのんびり進んでいくのだと思っていた。しかし、時は第一次世界大戦に突っ込んでいく。村田は下宿先で、人種や宗教・文化を超えて、かけがえのない友情を築いた。人種や宗教。 人は皆違うのだから、何を信じるのかも異なるはずだ。そんなのは問題じゃない。 少なくとも戦争に発展するほどのことじゃない。・・・と思うのだが、そんな単純にはいかないのだろうか。かけがえのない人々を失った、下宿を切り盛りするディクソン夫人の台詞。 私は2人を殺したのは、国ではない、何かもっと、国に名を借りた、 もっと別のものだという気がしてなりません。 この世には、私達の目には明らかでない、あまりにも多くのものが 蠢いていて、良くも悪くも、私達はそういうものとともに生きているということでしょう。ディクソン夫人のやり切れない哀しみが表れているように思う。私だったら、すぐに国や殺した人々に憎しみを滾らせるでしょう。憎しみは憎しみしか生み出さない、としても。後半は、本当に切なく哀しい話なのです。家守綺譚の登場人物がちょっと出てホッとさせてくれますが・・・ (やはり村田と村田エフェンディは同一人物でした)村田と鸚鵡の再会場面でのやり取り。 ディスケ・ガウデーレ(楽しむことを学べ) 友よ!涙が溢れてしまうのです。-----------------------------------------------------------------------今年も残すところ、2週間半。少なくとも、あと10冊は読む予定でいるが、この話を超える本には出逢えないだろう。<村田エフェンディ滞土録>を、私の今年の本No,1にしたい。 ・・・・・・<家守綺譚>を超えちゃったよ! でもこちらは、No,2なのです。
2006.12.12
水辺にて / 梨木香歩ため息とともに、幸福な読後感につつまれる。梨木香歩さんのエッセイは、<春になったら苺を摘みに>、<ぐるりのこと>、そしてこの<水辺にて>の3冊だが、私はこの本書が1番好きだ。<水辺にて>という題名が表すとおり、水辺での話しが多く綴られている。森が育む水辺、清冽な水の流れ、水辺の鳥たちに、想いを馳せる。それらは、私たち人間とは全く別に時間が流れているのだろう。梨木香歩さんの本は、小説もエッセイも感想を述べにくい。心の奥底にじわじわと染み渡っていくような、この深い感動をどう言葉にすれば良いのか、いつも戸惑ってしまう。下手に陶酔的な感想を載せて、台無しにしたくないので、好きな箇所を引用したいと思う。 部分が全体を繋ぐこと。 自分の生きている世界を、部分を、 注意深く見つめること。 自分がやがて還ってゆく世界を慈しむこと。 宇宙のあらゆる場所で、人を含むあらゆる生物 (もしくは鉱物、浮遊物とかも)が、それぞれの孤独を抱え、 確実な受信の当てもなく、発信を続けている。 そして何もそれは、悲壮感漂うことではない。 頭では分かることと、それが存在全体で納得できることは、 大きな違いがある。素敵な言葉と表現の宝庫である本書から、好きな部分を全て引用せよ、と言われたら、ほぼ1冊を引用してしまうことになるので、これで抑えたい。本書には、私が尊敬している故星野道夫さんについて書かれていることも、思いがけずプレゼントをもらったかのように嬉しい。そして本書で私が最も驚いたことは(読む前に本人から聴いていたが)、kawxxx999さんが登場していることだ。彼の素敵な言葉も、梨木香歩さんによって本の中に残されている。kawxxx999さんの隠れ?ファンの皆様。 どうぞ読んでからのお楽しみに・・・!
2006.12.08
本はなくてはならない存在だけど、絵本も同じくらい大好きなのです。 <はなを くんくん> 文 ルース・クラウス 絵 マーク・シーモント冬眠している動物たちが、春の気配を感じて目覚める絵本。 春(一番に咲いた黄色い花)に誘われて、みんな走ります。小さいカタツムリも一生懸命楽しそうに。----------------------------------------------------------------------- <おんなのことあめ> 文 ミレナ・ルケショバー 絵 ヤン・クドゥラーチェク雨を表す絵が素晴しすぎる! どうしてこんな風に想像して描けるんだろう。スズメが水溜りで水遊びをしているときに、太陽が顔を出して水溜りに映るんだけど、そのときスズメが「おひさまが落っこちてきた」と喜ぶ(驚く?)のが可愛い-----------------------------------------------------------------------中学生の頃まで、小説家になるのが夢だった。 ・・・・・・が、文才がないことに気付き挫折_| ̄|○高校生の頃は、絵本作家に憧れて、ちまちまと絵本もどきを作成していた。 ・・・・・・が、いいかげん絵心がないことに気付き挫折_| ̄|○幸い読書だけは、挫折することなく続いている。好きなコトを仕事にしたいと思っていたが、最近は「これでいいのかもしれない」と思うようになった。 本のある暮らしが出来れば、それで幸せ。 あとは目を大事にしようと思う。
2006.12.07
インド旅行記1・2 / 中谷美紀女優・中谷美紀さんのインド1人旅の記録(日記)。旅行記と言うよりもエッセイのような感じ。 文章書くの上手いんだなあと思った。行く先々にガイドが付いているけれど、移動や宿泊、食事は彼女1人だ。インド料理にヨガ、エステ三昧の女優旅を想像していたが違った。なかなか女1人では難しい旅なんじゃないかな、インドだし・・・。でも読んでインドに行きたくなるのは事実。 ゲッツの下品なインド旅記とは全然違う。 (しかし日本の若者でゲッツのような旅をしている人は多いと思う)不殺生ベジタリアンについても触れられており興味深い。除菌グッズとワサビのチューブが手放せない彼女だったが、いつの間に消えた。慣れたのか、彼女も強くなったんだろう(笑)----------------------------------------------------------------------- 女っておもしろい / ギンイロナツヲ×トゥトゥつれづれシリーズの次は、おしゃべり本か。なんにせよ彼女のエッセイが読めるのは、ファンとして嬉しい限り。この本は、女2人がそれぞれの恋愛・結婚・出産・男性について話している。2人とも、最初から人を頼ろうとしていないから素敵だ。トゥトゥさんの恋愛・結婚・出産は全部別という考えに目から鱗が落ちまくる。しかし読んでいると納得してしまう。 トゥトゥさんの考え方が好き。私も全部「別」に出来るような甲斐性?を持ちたいものだ(笑)----------------------------------------------------------------------- プチメゾンのちいさな暮らし / でがわなお理想の家を建てるまでの記録。 この本はこの家族にとって宝物だろう。可愛い奥さんとその家族。 みんなとても幸せそうだ。・・・・・・しかし、実はあまり憧れない。自分とは異質の、別の世界に住む人たちだな、と思う。こんなこと書いたら「ひねくれ者」って思われそう!でも私はトゥトゥさんの方が好き。
2006.12.05
12月になると、約束事のように本箱から取り出す絵本がある。それは、1983年に刊行された<白い森のなかで>。フロストの詩に、スーザン・ジェファーズがイラストを描いたものだ。鉛筆画の優しいタッチのイラストが、何度開いても気持ちを暖かくする。 -----------------------------------------------------------------------知り合いの超虫好きで虫マニアの人が、広島ドッグパークで放置されている虫たちを引き取りたいと、以前電話したそうだ。そしたら、「それは絶対出来ない」「虫は処分する」などと言われたそう。この話を訊いたとき、とても違和感を持った。処分するなら(殺すなら)引き取りたい人に渡してもいいんじゃないの?なんでそれが出来ないんだろう。 人手が足りないから? 輸送の問題?虫だって生き物だ。 今回、人のせいでこんなことになったのに。今朝、<きっこの日記>を読んで驚いた。本当のところはどうなのか、私にはわからないけど、何てことになってるんだ。送った金や物資を返せとは思わないけど、悲しい結果だ。動物は、金づるなんかじゃない。 なんて歪んでいるんだろう。
2006.12.04
私の読書ペースは、1日1~2冊。図書館で1度に10冊借りても、だいたい1週間で読み終わってしまう。毎週図書館に行っては、本を探してる、と言うか漁ってる感じだったんだけど、梨木香歩さんの本を読むようになってから、そのペースが狂い始めた。1日に会社と自宅で、それぞれ2冊の本を並行して読むんだけど、梨木さんの本に限っては、それが出来ない。なので、今は梨木さんの本とともに出社し、また一緒に帰宅する日々だ。それでも1冊読み終えることが出来ない。 何度も前のページに戻って読み直したり・・・読み終えたくない気持ちがそうさせるのか。・・・なんて(≧m≦)わからなくて読み返すだけ会社(休憩中よ)で読んでいた、中谷美紀さんの<インド旅行記1>。かなり興味深くおもしろいんだけど、手に取れないまま放置中。そして明日、期限が来てしまう。 延長しよう。 リクエストになってないといいんだけど。昨日の日記の<からくりからくさ>も、まだ読み終わっていない。これは、何としても今日中に読まなきゃならない。 寂しいけど(><)もし延長できなかったら、読み途中のまま返さないといけないもんね。・・・・・・まあ、こんな感じですっかり梨木香歩さんに魅了されている。早速、新刊を注文してしまったし(≧m≦) ペット不可(許可取ったけど)アパート前で堂々と寝るモコ♪良い週末を!
2006.12.01
からくりからくさ / 梨木香歩実は、今読んでる最中でまだ読み終わってないのです。 ・・・・・・はい、そうなんです。 今回もまた読み終わりたくないんです。職人(染めや織)の女の子4人と人形のりかさんとの共同生活の中で、りかさんを通して過去を紐解き、4人とりかさんの意外な繋がりがあったり・・・、という話なのかな? まだ半分しか読んでないので、何とも言えない。すごく壮大な謎が明かされそうな気もするし、どうなんだろう。共同生活をしている家の庭が、これまたいいのですよ。<家守綺譚>とは違うけど、やはり植物(野草、雑草)が多い茂る庭なのです。庭に生えてる草を食べたり、物干しに掛かったクモを遠巻きに優しく観察したり、手仕事の奥の深さに触れたりと、とにかく本に流れる空気が好き。梨木さんって、植物が好きなんだろうか?いや植物だけじゃなく、全てのモノに気持ちを向けて大切にしている気がする。・・・ところで、ピンときてしまったのだが。<りかさん>という本の「りかさん」は、この人形の「りかさん」の話?<村田エフェンディ滞士録>とい本の「村田さん」は、<家守綺譚>に出てくる「村田さん」のこと?どちらもまだ読んでいないのだか、そんな気がしてならない。もしそうだとしたら、なんて素敵なんだろう!早くこれらを読みたいと思いつつも、読み終わりたくない気持ちと葛藤。しかし今週末が返却期限だから、そうも言ってられないのが現実だ。----------------------------------------------------------------------- 沼地のある森を抜けて / 梨木香歩この本は、だいぶ前に読んだので記憶が曖昧なんだけど、とにかく面白かった。梨木作品の読み終わりたくない感じとは違い、ページを捲るのがもどかしいくらい、次へ次へと早く続きを知りたい(読みたい)本だった。それにしても、よくこんな話を思いつくもんだ。だって、ぬか床から人のようで人でないもの?あれ人だったかな?が生まれてくるんですから。それも昔から、代々続いていたらしい。 ぬか床から出てきた人に育てられたりして・・・とにかく、壮大な話だった。 それとぬか床について随分と研究したんだろうな、と思った。----------------------------------------------------------------------- 恋しいお菓子 / 飛田和緒飛田和緒さん、年齢を感じさせない可愛らしさで好きなのです。お菓子のレシピより、随所にあるエッセイや器の写真、盛り付けなどに興味あり。レシピは素朴なお菓子がいっぱい載っている。(ベジ対応も多数)陶器にゼリー、という組み合わせは、和食器好きの飛田さんならでは、であろう。表紙にもなっている、「あんバタ」がどうしても食べたくなって作ってみた。レシピは生クリームとバターを混ぜて、バタークリームにするが、私は豆乳ホイップで♪あんことクリームって、最強の組み合わせ
2006.11.30
アイムソーリー、ママ / 桐野夏生娼館で生まれ育ち、人(娼婦)の荒んだ気持ちをぶつけられ続け愛を知らずに、生きてきた女(アイコ)の話。その育った環境によるのか、アイコの心は邪悪で歪みきっている。自分が生きるために、人を利用し、いらなくなったら簡単に殺してしまう。・・・・・・しかし、邪悪から抜け出る道はあったはずだ。アイコはその道を無視し、自分でさらに悪を積み重ねているとしか思えない。こうなってしまうのも、育った環境によるから、と言えるのだろうか・・・・・・?邪悪な心は、邪悪な出来事しか生み出さない。ドラマを観ているように読んだ。 読むと同時に映像が浮かんでくるのだ。桐野作品は、人の描写がうまいと思う。-----------------------------------------------------------------------房総随一?の紅葉の名所と言われる、梅が瀬渓谷へ行ってきた。しっとりとした清流沿いの路を進み、目指すは日高邸跡へ。そこは、秘密の場所にしたいくらい(・・・有名過ぎて無理だけど)素敵な空間だ。紅葉は、ちょっとイマイチだったけど、綺麗な空気を吸い込んだし、目の保養になった。人に揉まれて生活していると、いつの間にか不必要な気をもらっちゃうことがある。だから、自然の中に身を置いて、自分自身の洗濯をすることが必要だ(私の場合)でも、自分をちゃんと持ってる人には、不必要な気が寄ってくることがないんだろうなあ。 白っぽく映ってしまった・・・_| ̄|○いい時期に行くと、こんな感じ。
2006.11.27
家守綺譚 / 梨木香歩もしかしたら、私にとって今年度No,1の本かもしれない。学生時代に亡くなった親友の実家を、その父より頼まれ家守することになった男の日々の話。日々の話、という表現はちょっと違うかな・・・家守することになった家の庭には、様々な植物が植わっており、池もある。その中のひとつ、サルスベリが男に恋をする。男が、サルスベリの木肌がツルツルと気持ちよく、毎日撫でさすっていたので、気に入られてしまったようだ(笑)どうしようと悩む男にある者がした助言は、サルスベリに本を読んできかせることだそうだ。サルスベリは木全体で感情を表すのだか、その描写が可愛らしい。さて、そのある者なんだけど、それは亡くなった親友なのです。親友は色々な所から出没するようになるけど、基本は床の間に飾ってある掛け軸から出てくる。初めて掛け軸から出てくるときの描写は、思わず吹き出してしまった。掛け軸に描かれている鷺も、時折抜け出てきては、庭の池で魚を狙っていたりするのです。その池には、河童もやってくる。大人の河童は乾物になるんだって(笑) 水をかけると河童の姿に戻るそう・・・若い河童はまだ水分が多いから、乾物にできないらしい(笑)人と河童の種を超えた愛もあり、その子孫も普通に登場してきたりして。庭の白木蓮に雷が落ち、白木蓮がタツノオトシゴを孕んでしまう話も笑ってしまった。人に化けたタヌキが普通に現れて、男も気付かず普通に応対したり、タヌキの恩返しもあったり、小鬼が出てきたり・・・・・とにかく、登場人物?が全て愛すべき存在だ。これは、おとぎ話なのだろうか。帯には「ホンの100年少し前の物語」とある。懐かしいような気持ちで、読んでいるのが嬉しかった。読み終わるのが淋しかった。いつまでもこの本の世界に浸っていたかったな。もしかしたら、もしかしなくても、この本に書かれている世界は、昔の日本の当たり前の姿だったのかもしれない。-----------------------------------------------------------------------ますます、梨木香歩さんの本に夢中。植物の話がいっぱい出てくるところも好きだ。<家守綺譚>は、昔話のようだけど、現代に通じる素敵な言葉も出てくる。やっぱり日本語って素敵だなあ。この本は買って、いつまでも手元に置いておきたい。*12/4追文 買うなら単行本と思ってたけど、実際に文庫本を見たら 雀がなんとも可愛らしい・・・。文庫本を買うと思う。
2006.11.25
・西の魔女が死んだ / 梨木香歩 はっきり言ってタイトルと紹介文だけでは、読む気がしなかった。タイトルの「魔女」って何? メルヘンチックな話なんだろうか。紹介文の雰囲気だと、女子中学生がおばあちゃんと自然の中で暮らし、悩みや迷いを克服していく青春小説って感じだ。 以前、作者のエッセイ<ぐるりのこと>を読んだことがある。作者の物事や人への感じ方、考え方に、とても惹かれるものがあり夢中で読んだ。この経緯があったからこそ、手にとった小説だった。 この小説の主人公まいは、自分だと思った。いや私だけでなく、誰の中にもまいはいるんじゃないかな。まいの不安や悩み、怒りや嬉しい気持ちが、自分の内面にリンクしてくる。 1人を敵に決めることで、その他の人間が良好に過ごせる歪んだ関係は、どこの社会にも、当たり前のように存在している。 人はなんて悲しい生き物なんだろう。駆け引きやみかえりを求める気持ち、親切の裏や優しいけどバレる嘘など、こんな面倒なことなしに、人は生きられないのだろうか。 これらに惑わされない(負けない)ため、まいはおばあちゃんから魔女修行を教わる。魔女修行とは、「自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力」を持つことだ。まいだけでなく、私も早急に魔女修行をしないといけない。 修行の途中だか、まいは自分で決めて、おばあちゃんの元から去ることにした。そして両親の元で、新しい世界(学校)へと旅立つ。 成長するということは、素晴しくもあり、同時に見守る者にとっては少しの淋しさも伴う。まいが次におばあちゃんに逢うときは、もうおばあちゃんはこの世にいなかった。 おばあちゃんのいない家で、まいはおばあちゃんからのメッセージを見付けた。それは、まいとおばあちゃんが約束していたことだった!おばあちゃんは約束を守ってくれた。おばあちゃんの決して愛情の押し売りではない、まいへの深い愛に心が打たれ最後はボロボロ泣いてしまった。----------------------------------------------------------------------- ・インド怪人紀行 / ゲッツ板谷 彼の本を2度と読まないと言った人は誰だっけ・・・・・・(笑)今、中谷美紀さんの<インド旅行記>を読んでいるのだか、彼女が書かない(興味ない)、裏のインドにも興味が出てしまった。 中谷さんの本を読むと、インドに行ってみたい気になるが、ゲッツの本だと絶対行きたくなくなる。類は友を呼ぶというのか、インドでもタイトル通り変な人がいっぱい出てくる。きっとゲッツ達が呼ぶのであろう・・・・・・ そして時折写真が載っているのだが、ゲッツの姿が人間とは思えない・・・・・・・_| ̄|○彼の本は怖いもの見たさで気になってしまう。そして普通の本では知りえない情報も多数あり。 タイやベトナム編も今度読んでみようかな(@@)インドと言えば、以前読んだ↓がすごく面白かった! ・ガンジス河でバタフライ / たかのてるこ今回も彼女の本を1冊借りている。 ゲッツとは違う意味でありえない話(でも現実)ばかりだが、彼女の文章は読みやすく、時折、乙女心も覗かせるので可愛く面白い。-----------------------------------------------------------------------以前は、借りた本をズラーッと載せただけだったけど、今回からは読み終わってから、感想とともに順次載せていくつもり。年間、半端じゃない量の本を読み、自分でも内容がゴチャゴチャになってしまうので。・・・・・・単に忘れっぽいだけなんだけど(笑)
2006.11.20
食品の裏側 / 安部司安いからには、ワケがある・・・・・・納得。この手の告発本は何冊か読んだが、これが一番わかりやすかった。買物に行って思うこと。 「みんな麻痺している・・・・・・」何の迷いも疑問も持たず、添加物だらけの食品、添加物で出来た調味料などを、カゴに放り込んでいる。でもそうだよなあ。 堂々と売られているんだから疑問を持つ方が難しいのかな。添加物の入ったモノを食べて、すぐどうなるってわけじゃないけど、日常的に口に入れるモノじゃないと思う。近い将来か、遠い将来か判んないけど、人間ってどうなってるんだろうね。・・・・・・なんて、また偉そうに書いてますが、私も添加物は摂っているのだ( ̄m ̄*)登山時の食事はオールレトルトだし、具合が悪いとお弁当も買っちゃう。酸化防止剤入りのワインも飲んでるし、お菓子も止められない。でもそれを意識するのと、しないのとじゃ、違うんじゃないかな~ (・・・自分に甘い言い訳って気がしないでもないけど) *面白いページを見つけた。 コメント必見、ステキです☆-----------------------------------------------------------------------昨日、いつものように実家に寄ったら、オデンがあると言う。大根、ジャガイモ、こんにゃくがあればいいなぁ~と思い、蓋を開けたら・・・・・・オール練り物_| ̄|○ピンクの浮いてる練り物はコチニール(虫)色素ですよ、あなた!しかもスープはアヤシク濁り、すっぱい匂いが・・・「腐ってんじゃないの?」と問いかけると、母は味見した。 ビンゴらしい。いつ作ったのか聞けば3日前とのこと。昼は暖かいし、放置しとけば腐るのは当たり前でしょうが・・・しかしその時、母の言い訳は・・・ 「この家は、食べ物が何でも腐っちゃう」 !!!!!!!!!!この家、と家のせいにしてますが、それはあなたの責任ですから(-“-;)それに・・・3日放置して腐ってなかったら、それはもはやオデンとは言えないでしょう。添加物まみれの練り物と言えども、元は生きているお魚だ。命を奪うなら、ありがたく最後まで美味しく食べてほしいです。しょっちゅう腐らせてる我が母は、いつか罰が当たるだろうな~・・・・・・-----------------------------------------------------------------------あ!野良ニャンみーっけ☆ モコだった・・・(ってバレバレか) 貧相な顔。
2006.11.08
2週間振りの図書館へ。 読みたいと思う本が少なくて借りるのに時間が掛かった。■先週借りた本・あなたみたいな明治の女 / 群ようこ ・・・ 明治女の話より群さんの話に興味津々。・インド旅行記2 / 中谷美紀 ・・・彼女がベジだとは知らなかった。・京都のこころAtoZ / 木村衣有子 ・・・ 中高時代は京都の良さがわからなかった。 今、あらためてミーハー心なしに行きたい。・この日本人に学びたい / 松尾スズキ ・・・ 読むの疲れた_| ̄|○ 私は苦手。・サルビア給食室だより / サルビア ・・・ <サルビア歳時記>愛読書です。 セキユリヲさんの装丁に魅かれる・・・。・食品の裏側 / 安部司 ・・・ 家庭科の教科書になってほしい。 こんな大事なこと、どうして誰も教えてくれないんだろう。 ・ツレがうつになりまして / 細川貂々 ・・・漫画。まだ読んでないんだけど、イグアナに惚れた。・ドラママチ / 角田光代 ・・・ 彼女の小説は、常に「ケダルサ」を感じる。・屁タレどもよ! / 中村うさぎ ・・・ 買物、ホスト、整形などなど大丈夫?って感じだけど、 彼女の言ってることは、まともだ。・むかしのはなし / 三浦しをん ・・・ エッセイが大好き。小説はこれが初挑戦。-----------------------------------------------------------------------以前借りた<モダンふろしき案内>を読んでから、風呂敷で頭がいっぱいになる。借りた本を風呂敷にサッと包む自分の粋な?姿を想像しては、ニヤつく日々。唯一持っている風呂敷は、バザーで手に入れた両面染めのレトロ柄な大判(¥10)今は、玄関の靴箱の上に敷かれている。 もったいなくて風呂敷として使えないのだ・・・。普段使いの風呂敷を1枚くらい買ってもいいだろうと、楽天ショップをウロウロしてみた。どれも可愛くって何十枚も欲しくなってしまった。普段持ちたいので、私服の99%を占めるGパンに合う風呂敷を選んでみた(つもり)。↑これ。私には乙女すぎた・・・_| ̄|○早速、届いたので本を包んでいざ図書館へ・・・・・・と思ったんだけど、やっぱり変!なんといいますか・・・・・・勘違いヤローって感じ。なので、今はバックにしのばせてあります。ちょっとそこまでな時(財布と携帯だけ持参時)にドロップ包みにして使おうかな。
2006.11.06
やっぱり<グロテスク>は借りられていた。 次に出合えるのは、いつだろう。最近、本を読むスペースが落ちており、実際あまり読んでいない。 先週はたった4冊だ。ゲッツとくんくは、やっぱり駄目だった。 多分もう・・・・・・特にゲッツさん、あの世界は真実なのでしょうか。■先週借りた本 ・庭ができました / 銀色夏生 ・・・ 1冊丸々庭の写真。 文が殆どなくて残念。 ・リアルワールド / 桐野夏生 ・・・ これもずっと気になっていた。 ・老猫さんの衣・食・住 / 井上緑 ・・・ 後悔したくないので。 ・モダンふろしき案内 / 佐々木ルリ子・菅原すみこ ・・・ ふろしきもてぬぐいも好き。 ・こんなふうに食べるのが好き / 堀井和子 ・・・ 暮らしまわりや器の写真多数。 ・いつもsimpleいつもsmile / 平澤まりこ ・・・ いったい何回目だろうか?借りたの。 買えって?-----------------------------------------------------------------------今日は、私的にショックなことがあり。エクセル家計簿を付けようと、週末のレシートをチェックしたら、見切り品で買った有機豆腐¥60が、¥198と打たれていた!!! って言うかその場で気付けよ、バカな私_| ̄|○・・・・・・あ、こんなチッポケな個人的なことじゃなくて。はっきりお返事をもらうまで書きませんが、私はかーなーり悲しいです。私だけじゃなく、喜んでくれた人達にもご迷惑を掛けてしまうでしょう。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 信じられるのは、モコだけかしら。
2006.10.23
モコとお散歩してから、図書館へ。 空が高くて、気持ちよくて、なんだか図書館に行くのがもったいなかったかな。 雲は遠くにいました。 図書館の駐車場から撮影。■先週借りた本・消費セラピー / 辛酸なめ子 ・・・ 彼女のセンス最高!サーヤ好きも一緒!是非友達になりたい。・情熱チャンジャリータ / ゲッツ板谷 ・・・ デブはキライ。 でも怖いもの見たさで借りてしまった。・みずうみ / よしもとばなな ・・・ 小説よりもエッセイが好きなんだけど、とりあえず。・春になったら苺を摘みに / 梨木香歩 ・・・<ぐるりのこと>というエッセイが良かったのでこれも期待。・カフェの扉を開ける100の理由 / 川口葉子 ・・・ 我が田舎にカフェはない。・私のワインは体から出て来るの / 宮藤官九郎 ・・・ 自分のことを「くんく」と呼んでるのが好き。前回借りた本が、まだ読み終わってないので少なめ。しかも半分は、バカっぽい(失敬!)内容の本。それにしても、なめ子さん大好き! 同い年だし、本当に友達になりたいと思っている・・・・・ずっと読みたいと思っていた、桐野夏生の<グロテスク>があった。「やった☆」と手に取るものの、文が2段になっていて、しかも分厚いのでソッと棚に戻す。文字数が多くても、分厚くても全然平気なんだけど、今は軽いものをサラッと読みたい気分なのだ。
2006.10.16
群ようこさんの<しぃちゃん日記>を読んだ。群さんの愛猫しぃちゃんとお隣のビーちゃんの日常を綴った日記。題名通り、しぃちゃんの話がメインだけど、心に残るのはビーちゃんの介護記録。きっとすごく大変なんだろうけど、ビーちゃんの飼い主さんも群さんも愛情深く見守っていて、大変な話なのに明るい。 ビーちゃんの動きを暗黒武道家と表現していたり・・・でも当たり前だけど別れはやってくる。 今まで明るかった分、涙が止まらない。歳取って世話が大変とか面倒だからと保健所に連れていく大バカ者も多いなか、優しい人たちに見守られて天寿を迎えられたビーちゃん。本当に幸せだったね。動物と暮らすってこういうことだ。誰だって老後を迎えるんだから。 若い頃と同じっていうわけにはいかない。愛する家族(動物)がどうなろうと投げ出したりせず、最後まで愛情を持って接するべきだ。自分のその時の感情しだいで動物に接する人は、動物と暮らす資格がない。まるモコ。 先週も懲りずに行ってきました、図書館へ。 読みたい本が一気に借りられてホクホク(^^)■先週借りた本・ものを作るということ / 銀色夏生×木崎賢治 ・・・つれづれシリーズ復活してくれないかなぁ。・タトゥーへの旅 / 銀色夏生×エイジ・日々ごはん7 / 高山なおみ ・・・どうってことない(失礼!)日記だけど、すごく好き。 文章に流れる空気感が。・三四郎はそれから門を出た / 三浦しをん ・・・彼女のエッセイはしみじみ笑える。大好き。・コラム絵巻 20年SPECIAL / 中野翠 ・・・この間からハマっている。・上高地・乗鞍岳を歩く ・・・( ̄m ̄*)ムフフフ■先週借りたDVD・カメラマン岩合光昭 極北を撮る vol.1・ 〃 vol.2・ 〃 vol.3・ 〃 vol.5
2006.10.02
TNR・Tシャツが届いた☆ううっ、可愛くて勿体なくて着られない。 ・・・って、それじゃ意味ないか。これからの時期は、パーカーを羽織ったり、長Tと重ね着すればちょうどいいかな。いや~それにしても古着屋・ユニクロ・山屋以外で、服買ったの数年振りだわ(;゜д゜) Tシャツと一緒に入っているカードも素敵でした。 TNR・・・・・・Trap(保護・捕獲)、Neuter(手術)、Return(戻す)のそれぞれ頭文字 ※野良猫と猫トラブルを減らすための運動■先週借りた本 ・mama's café ・ひとくちの甘能 / 酒井順子 ・罪ー届かなかった15通の遺書/ 毎日新聞東京本社社会部編 ・あやまりたいのあなたに / 内館牧子 ・高樹のぶ子BOOK / 高樹のぶ子 ・しいちゃん日記 / 群ようこ ・甘茶日記 / 中野翠 ・銭湯の女神 / 星野博美 ・ひろがれひろがれエコ・ナプキン / 角張 光子先々週に借りた残り5冊がまだ読み終わってないのに、<銭湯の女神>を読んでしまう。星野博美さん。写真家でありノンフィクションライターでもある彼女のエッセイ。この間の<のりたまと煙突>もそうだけど、久し振りにマトモな人間のマトモな文章を読んだ。オカシイと感じることが、オカシイ世の中では麻痺してしまう今日この頃。目覚めさせてもらった感じ。今、一番好きな人です。 本屋、図書館で見かけたら是非読んでみてください。昨日のランチ。冬瓜とゴーヤのカレー。 ポイントは付け合せが何もないところ(笑) 今日は、身体が絶不調_| ̄|○ 帰って寝たい・・・
2006.09.25
土曜日に図書館へ行ったら、やけにガラガラだった。 そうか世間は3連休_| ̄|○■先週借りた本たち ・佳犬薄命 / 佐藤善孝 ・・・涙。 ・ぼんやり生きてはもったいない / 岸本葉子 ・・・彼女のエッセイ久し振り♪ ・台所あいうえお / 山本ふみこ ・・・ほのぼの。 ・東京おやつダイアリー / いろはにさとみ ・・・ご存知!?大人気HPの日記が本に。 ・贅沢なおやつ ・・・お茶やジャムの紹介も。本上まなみさんが出ているので。 ・栗原はるみ(はみちゃん) ・・・元祖。 ・かわいい生活vol.3 ・・・古いモノにうっとり。 ・いしいしんじのごはん日記 / いしいしんじ ・キミは他人に鼻毛が出てますと言えるか / 北尾トロ ・・・私は余裕で言いますが。 ・気になる部分 / 岸本佐和子お腹が空いていたわけじゃないけど、食べ物系の本ばかり借りてしまった。<東京おやつダイアリー>を読むの楽しみ。 HP<雑貨とおやつ>の隠れファンなので。今読んでるのは、<いしいしんじのごはん日記>。私は人のフツーの日記を読むのが大好き。どこに行ったとか、何を食べたとか、買ったとか、何かを見てどう思ったか、とか。昨日は夕空がきれいだった。思わずパチリ(社用のデジカメを私物化する私)前の家の部屋に人がいて盗撮と勘違いされないかドキドキ。 寝室からみた夕空。 リビングからみた夕空。カラスたちのねぐらに帰る前のひととき。 カラスはみていて飽きない。私も暇人だなー。 このあと、モコと散歩へ出掛ける。ジョロウグモが、日々巨大化していき怖い・・・・・・。 また別の♂が引っ掛かっていた。注文していた帽子が届きました☆ 似合う似合わないは別として帽子は大好きでいつも被っています。癖毛と白髪隠しにピッタリなのです( ̄m ̄*)フフフ
2006.09.19
先々週に借りた本をまだ全部読み終わってないのに、新たに借りてきてしまった。まぎれもない活字中毒だ。 あるいは図書館依存症。 なんて(^^;)先々週借りた<私を変えた一言>に原田宗典さんによる納得の言葉があった。 とにかく努力したり頑張ったりする意思の力なんて実はへなちょこで、 想像力こそが自分の生き方を決める鍵なのだ。私は努力や頑張りも無駄とは思わないが、やはりポジティブな想像・考えこそが大切だ。「ダメかもしれない」という弱気な思いは、ダメではないコトもダメにする可能性がある。潜在意識って、目立たないけど実はすごい力を持っているんじゃないかな。・・・・・・とは言いつつ、ネガティブ思考は筋金入りのワタクシ。とりあえず、秋の山旅(登山じゃない)で温泉に浸かり、キノコの天ぷらと熱燗でイイ気分になっている自分の姿(お前はオヤジか!)を想像(妄想)しようと思う。 (モコ、またお留守番よろしくね!)■先週借りた本たち ・買った買った買った / 原田宗典 ・今は昔、猫と私の関係 / 三枝和子 ・のりたまと煙突 / 星野博美 ・・・ 作者と野良猫の出逢い話? まだ読んでないけど期待。 ・レトロ可愛い雑貨と暮らす ・・・ 大コーフン!ツボ押しまくり。早速リサイクルショップへ行ってしまった。 ・まあるい生活 / 石田ひかり ・・・ 妊娠&子育て日記。 彼女も肉球の匂いが好きらしい。 ・老齢猫と幸せに暮らす / 川口國雄 ・・・モコに元気なオバアチャン猫になってもらいたいので。 人もそうだけど若いうちからの積み重ねが大切。 ・伝言レシピ / 高橋みどり ・・・ 簡単なレシピが満載。 彼女の暮らし本が好き。 ・食品のカラクリ ・・・ 人間が作る人間の食べ物って何? もはや食物とは言えない。 ・赤い蝶々 / ますいしほ ・・・ 壮絶。 ・深夜のネコ / 小池真理子 ・女湯のできごと / 益田ミリ ・・・私は混浴が好き。たとえば山や川の中にある囲いもないような。■先週買った本 ・ザイルを担いだお巡りさん / 長野県警察 山岳遭難救助隊 ・・・ ¥100だったので。
2006.09.04
原田宗典さんの<私を変えた一言>と言う本を読んでいる。以前、彼のエッセイを読んだとき、「はっきりしないし、クヨクヨ弱気でイライラする」と感じた。今思えば、近親憎悪だったかもしれない。それ以来、彼の本は手に取ることがなかった。しかし今回、薦められて久し振りに読んでみたら、オモシロイ!!!題名の<私を変えた一言>と聞くと、真面目くさった堅い本という印象を持つが、中身はゲラゲラ笑えるほど愉快だ。「嫌いな作家」、だなんて言ってしまい申し訳ない。エッセイの中に<黄金バット>と<妖怪人間ベム>が出ていた。 !!! 妖怪人間ベム !!!一気に私の心は小学生へ舞い戻る。もーーーーっ、私はありえないくらい<妖怪人間ベム>が大好きなのだ。ベムとともに成長したとも言える。 ベムなしでは今の私はいない、といっても過言ではない。・・・(゜□゜)はぁ?周りがキャンディキャンディやお蝶夫人、ポリアンナに夢中になっていても(一応観てたけど)私は妖怪人間一筋。 あ、トムソーヤも好きだったなあ! とにかく妖怪人間ベムが観たいばかりに、仮病つかって学校に遅刻していたくらい好きだったのだ。話が始まる前のアノ怪しげなナレーション、効果音、アニメ。アノ素晴しい主題歌。泣けるイイー話。もうどれも本当に大好き。月末だっつーのに、主題歌が頭から離れないので、さあ皆さん!ご一緒に♪ 闇にかーくれて生きる 俺たちゃ ようーかーいに・ん・げ・んなのさっ 人に姿を見せられぬ 獣のような このからだ はやく人間になりたーい (←頭を両手で抱えながら歌ってね) 暗いさだめを ふーき飛ばせーっ ベム!ベラ!ベロ! 妖怪人間~♪ちゃんと歌える人はいたのかしら。 気になるところ。ハッ!(゜□゜)原田さんのエッセイについて書こうとしたら、妖怪人間一色になってしまった。ま、いいか。原田宗典さん、妖怪人間ベムを思い出させてくれてありがとう。 ベムの再放送、やらないかなあ~
2006.08.31
人には必ず好きでハマっているモノがあるとすれば、私は何だろうと考える。猫、本、古い物、古い布、器、てぬぐい、コーヒー、酒、ハッピーターン、まんじゅう・・・etc生き物以外で、一番生活を占めているのは、やはり・・・本だろうな。日々、ちょっとでも時間があれば、本を読んでいる。本がないと落ち着かない。本のない生活なんて、私には考えられないことだろう。枕元に置いてあるサイドテーブル代わりの椅子には、常時10~20冊の本たちが、職場の机の引き出しには、常時3、4冊の本たちが読まれるのを待っている。本たちが積まれている風景が好きだ。今読んでいるこの本が読み終わっても、まだあんなに本が待っていると思うと、安心して本を読みすすめることが出来るから。読む本を記録しときたいので、週毎に載せようかな、と思う。(もっと早くやれば良かった)1冊ずつ感想を載せるのは、果てしない作業になりそうなので、題名・著者名のみ。気が向いたら、たまに感想を載せると思う。■先週借りた本たち ・はるがいったら / 飛鳥井千砂 ・約束された場所で / 村上春樹 ・・・私は絶対オウムに入らなかった自信があるが、出家信者たち の心情や考え方には非常に通じるものがある。(危険な私) ・私を変えた一言 / 原田宗典 ・・・はっきり言って好きな作家じゃない。 けど薦められたので。 ・手紙のある暮らし 心豊かな / 和風が暮らしいい特別編集 ・鳥が教えてくれた空 / 三宮麻由子 ・日々ごはん6 / 高山なおみ ・・・このシリーズ好きなのだ。 ・猫にかまけて / 町田康 ・・・彼はなんていい人なんだ。 あとがき泣けた。 ・NYダウンタウンおんぼろアパート日記 / 沢田美和子 ・空中ブランコ / 奥田英郎 ・幸福論 / 小倉千加子 中村うさぎ ・からだのひみつ / 田口ランディ 寺門琢己■先週買った本たち ブックオフのガラガラで¥500サービス券が当たったので(^^) ・もう迷わない生活 / 江角マキコ ・・・彼女も動物好きだったのね。猫の話は必読! ・なんくるなく、ない / よしもとばなな ・・・彼女のエッセイは全巻集めてまっせ~。お気に入り。 ・西の魔女が死んだ / 梨木香歩 ・・・最近、彼女のエッセイとぬか床の小説を読み大ファンに。 ・ひとりぐらしも5年め / たかぎなおこ ・・・100円だったので。
2006.08.28
見てわかる!図解 経皮毒 / 山下 玲夜 著 日東書院 2005年11月20日経皮毒について、くわしくはこちら。私たち人間や動物、環境が、いかに毒にさらされて囲まれて生活しているのか。合成洗剤を使う人たちに、知って欲しくて、使うのを止めてもらいたくて・・・・・・。でも、その前に自分がちゃんと理解しないとな、と思い読んでいます。うまく説明できないんです。一緒に買物に行った友達が、特売の洗濯洗剤を安いからと3箱も4箱もまとめ買いしていた。私は「こっちの方がいいよ」、と隅に置いてあった液体洗濯石鹸をすすめた。理由を聞かれたので、「合成洗剤は、海や川を汚すし、身体にも悪いから」と簡単に答えた。それに対して友達は、「○○ん家は汚水を直接、海に流しにしてるんだ(笑)」と冗談で返された。私は苦笑いしか出来なかった・・・・・・。情けなし_| ̄|○本当はね。「その洗剤のメーカーは、残酷な動物実験をしてるんだよ。そんな会社の製品を買うなんて片棒担ぐのと同じ!」町中を流れている小さな川を見て、「あの濁ってブクブクしている泡は、皆が平気で合成洗剤使ってるからだよ。この小さな川にだって、魚や亀がいるし、鳥だって来るんだよ。こんな川に住んでいる生き物が可哀相だと思わない?」そう。私は人の健康より、動物や環境を守りたい。偏ったムカツク考えかもしれないけど、本心なんだから仕方ない。でも私の本心を剥き出しにすると、人が聞く耳を持たないのもわかってる。偏っているからね。動物や自然が大事、なんて偽善ぽいしな。だから、経皮毒。人の健康のため、病気にならないため、次の世代のために。こっちの話題から入っていけば、少しは聞いてくれるんじゃないかな、と。あとは、私の話術を磨けば・・・・・・(笑 こっちの方が難しいいつか合成洗剤成分の一部が、アスベストのように騒がれる時が来るかもしれません。騒がれて初めて対策しても、手遅れになっていることはいっぱいあるはずです・・・・・・。国やメーカーから人体実験されていることに、気付いてください。
2006.07.24
数あるネコ漫画の中で、個人的にNo,1ですオタクのhiroyoneさんから教えてもらいました。まさか自分が漫画を買うとは思わなかったし。今では、大切な大切な一冊として何度も読み返してる。最初はねー、オモシロイんだよ!「あるある!」「そうだよねー」「わかる~」と頷きながら大笑い。絵も可愛いし、エピソードも微笑ましい。猫と暮らしたことのある人なら、絶対この感じがわかると思う。しかし突然、漫画にカラーがあらわれると。大号泣 _| ̄|○最後のページまで、乾いた目では読み進められません。動物との別れを経験したことがあるなら、尚更、かぶってしまい大変です。動物は、優しい・・・最後の最後まで、共に暮らした人に気を遣ってくれる。悲しいほどに。この漫画を読むと、去年、天国に旅立ったチーを想い出す。漫画の主人公ゆずと似たようなエピソードを残してくれたチーを。(;_;)エーン++ついき++なぜ本の日記を?向こうで書くんじゃなかったの?とお思いのそこのアナタ!スミマセン、あちらは裏ブログに変更しました。あまりにクダラナイ内容やこちらで書きづらい(私的に)日記を向こうに載せます。ブログペットが変な言葉を覚えそーで心配ですが・・・もしあちらの存在に気付いたら、自己申告お願いしますね。恥ずかしいので・・・今のところ2人ですね(*^▽^*)
2006.06.27
いただきます。きもち和む精進ごはん藤井 まり著素晴しい本でした。読むだけで、心が洗われるような、清々しい気持ちになった。精進料理って、すごく難しく面倒で細かいと思っていたのですが、誤解でした。むしろ、シンプルで優しく、「見栄えや技術がどうか」、じゃなく、いかに素材や手順に「心を込めているか」、なんだね。読んで、つくづく自分の食生活の荒さを痛感してしまった。私は玄米菜食を実行しており、調味料もケミカルなものは排除している。しかし、たまに半額のお惣菜(添加物だらけ)も買ってしまう。お菓子も好き。テヘ私の夕飯は毎日22時~23時の間だ。仕事を終え、2ヶ所の猫のお世話、モコの世話&散歩、そしてお風呂に入る。それからご飯を作ると、どうしても22時を過ぎてしまう。(不器用なんで!)こんな遅い時間に食べるのは、常に罪悪感が伴います。(の割りに必ずつき)夜食べずに朝食べればいい、と思うのですが、空腹で寝られません(^^;)こんなんだから、「いかに早く作って食べるか」、を優先している。心を込める余裕もなし。そして罪悪感を持ちながら食べる。(太る太る太る太る・・・・と)これじゃあ、いくら素材や調味料が良くたって意味がないね。文章が主な本ですが、カラー写真付きのレシピも載っています。どれもシンプルな材料で、説明も優しく、そして美味しそう私が気になったレシピは、薩摩芋の緑酢和え1センチ角に切ったサツマイモを素揚げして、2杯酢で味付けしたキュウリのすりおろしで和える。コレダケ!揚げて甘味を増したサツマイモとキュウリの甘酸っぱい味が合うとのこと。芋好き、お酢(千鳥酢ゲット~)好きなんで、秋になったら作ってみたい。いろいろ気付かされ、反省させられた本だけど・・・でもやはり「いかに早く作るか」を優先させてしまいそうな私。私に必要なのは、時間とお金(家が欲しい)。あー貧乏暇なしってこのことね!
2006.06.15
「ぼくが肉を食べないわけ」 1989年 築地書館 ※98年に新版が出ていますピーター・コックス著 浦和 かおる訳 やっと読むことが出来ました菜食のススメを見ているので、知っていることもあったけど、読んであらためて、肉食である必要性のなさと無駄を痛感した。本書は、研究成果やデーターを元に、肉食の弊害を述べている。ガンによる死が多い現代と、毎日のように食卓に肉があがる日常とが、簡単にリンクしてしまい怖ろしい。愛護面からの肉食否定に嫌悪感を持つ人や、健康に留意している人にも、本書は読みやすいんじゃないだろうか。もちろん、畜産・屠殺の問題点や愛護面から述べられている部分もある。しかしこの部分については、我々人間は事実を知っておくべきだと思う。楽しみや満足感を求めて、その裏は知りたくないなんて調子が良すぎるよね。動物の命と引き換えに得るものは一時の満足感。そして満足感とともに、じわじわと病気を招き、飢餓も拡大する。これらの隠された本当の現実に目を背けてはいけないと思う。++++++++++この本は、キョウさんが可愛いカードとともに送ってくださいました。本当にありがとうございました。(キョウさんLOVE~)早速、退院とともに菜食主義となった、相棒の母上に貸すつもり。この本を読んで「菜食にして良かった」、と思ってほしい。もちろん、相棒にもしっかりみっちりじっくり読んでほしい・・・そして私を牛丼屋に誘わないでくれ~~と、言いつつ猫のために鶏肉入りフードを買う日々。この矛盾からは逃れられそうにない・・・。
2006.06.07
そういえば、この間のイタリアンディナー。メインはほとんど仔牛か仔羊だった。人気があるんだねー。人気の理由は新鮮、柔らかい、臭みがない、などかな。相棒は、最近はすっかり魚ばかりを食べていたけれど、今日ばかりは肉を思い切り食べたいとのこと。で、食べてました。<子羊の狩人風>とメニュー名の付いた骨付き激レアのお肉を(オエーッ!!!)(私はメインなしのパスタコース&ワインがぶ飲み)周りをさりげなくチェックすると、レアレアの仔牛・仔羊のオンパレード。正直・・・「もうこの店には来れないな」と思った。気軽に、気楽に、普通に、お肉を食べてる人を見るのはキツイ。肉食を責めるつもりも、反対するつもりもないけれど、なんかこの気軽に普通に食べられる感じが抵抗あるなあー。森達也さんの<いのちの食べ方>という本。この本を全国の学校の教科書として採用してほしい。(小学校じゃ遅すぎるかな)Rayさんも紹介していました。→本の紹介~いのちの食べかた~About vegetarianをクリックしてみてくださいね。
2006.04.25
当たり前だと思っているコトが、実は全然当たり前じゃなくて、それは怪物となった人間によって、簡単に壊されてしまう。そして壊したモノを治そうと、新たに別のモノを壊そうとする。いつまで続けるんだろう。いつまで続くんだろう。こんな無駄で哀しいコトを。 東京。都会。クリスタルなビル郡。 台風一過の高気圧でキラキラ光る無数の窓ガラス。 澄んだムード曲。程良い冷房。 蛇口から出る水。トイレに流れる水。車を洗う水、噴水の水。 温水、熱湯、コーヒー、おしぼり。皿を洗う水、シャワーから出る水。 それらに囲まれ、それらを享受し、何の疑いもなく倖せを夢見、 出世を意図し、上昇を願い、愛を喜び、別れを悲しみ、 即ち自らが自然の一部である動物の一種族なることを忘れてしまった哀しい人々。 水が、森たちが、この北の涯ての、山の奥深くで懸命にあげている空しい警告、 怒りの声など、夢にも気付かない淋しい人々。 水たちの怒り。 森の沈黙。 そしてかすかなるニングルの唄声。 ソノナワワッカ ベデナイジャ シシキシヨタラ ブタレルゾ (ニングル 倉本 聰著より抜粋)アイヌ語を勉強したいというキッカケになった本。山や森や樹を好きになったキッカケとなった本。知能や欲を持った人間は、結局空しい、と知った本。いわば、私の教科書であり、大好きで、大切な本。ニングルは、今も必ずどこかで存在していると信じている。※ この間の日記にニングルの唄を載せましたが、ちょっと間違えてましたね(^^;) 意味は「その流れは飲める水、飲めない水と違うんだ、だから小便なんてしたら、怒るぞ」です。※ この本を読む時は、出掛ける予定がない日を選ばないと大変なことになりますよ(^^)
2006.04.14
もうこの本は、何度も何度も図書館でリピートしていた。延長、延長で1ヶ月近く、借りっぱなしだったことも。こんなに好きなら買ってしまおうと思い、やっと自分のものにした☆本当はこれはシリーズで、まだいろいろあるのです・・・多分、1冊ずつゆっくり全巻揃えてしまうでしょう。(お金があれば、一気に大人買いしたいものだ!)私は、昔から「言葉」にすごく興味がある。その言葉の意味や、どうやってその言葉が出来たのか、知る度にワクワクしたものだ。日本語って、綺麗で深くおもしろいとつくづく思う。この本は題名通り、自然にまつわる言葉と意味を、写真とともに収めたものです。自然が好きで、写真が好きなら、お気に入りの本になるでしょう。そして国語辞典が愛読書と言う方にとって、これは宝本になること間違いない。さて、言葉好きな私が一番好きで興味があるのは、実はアイヌ語です。一時、勉強してたんだけどな。もう忘れてしまった(^^;)北海道のアイヌの暮らしを再現?したところにも行ったんだけど、詳しく話しも訊かずに民族衣装を着て終わってしまった。(何しに行ったんだ?コスプレ?)この本を読んだら、なぜかまたアイヌ語を知りたくなってしまった。 ソノナハワッカ ベテナイジャ シシキコイタラ ベタレルゾ これを読んで、すぐにピンときた方・・・大好きです(*^▽^*)
2006.04.08
髪をバッサリ切りました。大好きな、女優でありエッセイストでもある石田ゆり子さんに近付きたくて。なんて近付けるわけないっーつーの。顔が!顔が全然違うんだから!と言うことでショートカットになった私は、予想通り一気に老け込み、どー見てもオバさん、と言うかオバちゃんのようになりました(><)カットのついでにヘナもしてみたので、不自然にまっ黒です・・・ずっとロングかセミロングだった私。髪が長いというだけで、誤魔化せていたものが、誤魔化せなくなり、ちょっと困っています。くだらない前置き?が長くなりました。<旅と小鳥と金木犀>を読み終わった。私は石田ゆり子さんの文章が大好き。読後感がいいんだよ。フワフワ気持ち良くなる。幸せな空気に包まれる。そうそう、そうだよ、なんて頷きながら、ゆっくりじっくり読んだ。だって読み終わるのが勿体ないんだもん。彼女の視点は優しくゆったりとしていて大好き。今回のエッセイ(日記)が一番好きかもしれない。さてそんな大好きな石田ゆり子さんと私には共通点がありました☆ウレスィーそれは下記文です。 私は、地震が来る多分0.5秒ほど前に、「おっ、来るぞ」と感じる。 波のようなものが、押し寄せてくるのがわかる。私も同じなの。グラっと来る一瞬前に「あ、来る」と感じる。波と言うか、うなりのようなものがゴーッと近付いてくる感じ?ま、来る一瞬前に感じるので、なーんにも役に立たないんだけどね。これって結構感じる人いるのかな。私は寝ている時が一番敏感になる。他にも彼女には、木の周りに、キラキラと光るつぶつぶが見えるらしい。人には簡単に見えないけれど、確かに存在しているものたち。それらを見ることが出来る人は素敵だ。見えなくても感じることが出来れば、それも素敵。大好きなこのシリーズは、これで終了だそうで、すごく残念です。
2006.03.20
残酷な動物の事件に対して、「目には目を・・・」を適用すべき!などと過激な考えを持ってしまう私ですが、シルバーバーチの本も何冊か読んでいるのです。て言うか、「目には目を・・・」を適用するとしたら、それを行わないといけない人も必要なわけで、それは絶対無理なことですね・・・と、理性では判ったつもりでも、事件を知るたびに「同じ目に合え」と思ってしまいます。話が脱線してしまった(^^;)下記、文章は<シルバーバーチの新たなる啓示>より抜粋しました。読んでいて、大いに頷きました。臓器うんぬんに限らず、あらゆることに当てはまるんじゃないか。 何事も動機が大切です。もちろん地上的生命を永らえさせること(救命)を目的としているケースもあることは認めますが、一つの実験が別の実験への勇気を生み、それがいつしか「救命」という目的から外れていきます。 それに関連してもうひとつ言わせていただきたいことは、動物を使って行う残酷な実験は、霊的観点からみて何一つ価値は見出せません。残酷性の中から人間の健康のカギは見出せません。人間のエゴから行う実験で大自然の秘密は解明されません。 私は臓器の移植には賛成できません。実は輸血にも賛成できないのです。あくまで私個人としての意見ですが、肉体的生命の維持(死なないようにすること)が第一の目的であらねばならないとは考えません。(中略)心の持ち方が自然の摂理にかなっていれば、おのずと品行も方正となり身体も健康になるはずです。それを臓器を取り替えることで解決しようとしても無駄です。最良の解決方法は自然の摂理にかなった生き方に戻ることです。 そしてもうひとつ指摘しておきたいことは、人間は同胞への思いやりと同時に、この地球という同じ天体上に生息している動物への思いやりを持たねばならないということです。大霊は動物を人間の物的生命を引きのばすための実験材料として地上に送っているのではありません。 ※大霊・・・無限なる存在。無限の愛と叡智をそなえた存在。「野良犬・野良猫の餌やり禁止」に抗議を!
2006.03.14
私は瓶が大好きで、捨てられない。たまに拾ってきたりもする。ジャムや調味料など、ジャケ買いならぬ瓶買いすることもしょっちゅう。そして今や季節は春。ジャム、コンポート、果実酒作りが楽しい季節。で、去年仕込んだ梅酒もそろそろ・・・♪ 琥珀色でいい感じです。そんなジャム作りに思いを馳せてる時に見つけた<あまいびんの本>。どれもこれも美味しそうで、可愛くて、作りたい気持ちがフツフツと沸いてくる。著者も瓶が好きらしく、いちいち使用した瓶の説明書きを載せているところもいい。(私も持ってる瓶が何個か載っていて、よけいニンマリ)写真もすごくいい。甘いフルーツの香りが漂ってくるようだ。うちの可愛い大小さまざまな瓶たちにも、たまには何かを入れて喜ばさせたい。
2006.03.13
この本の存在は知っていたが、実は読む気がしなかった。<どうぶつたちへのレクイエム>で充分でしょ、と思ってた。辛く悲しく残酷な現実を文章で読みたくなかったし、「読んで知ってどうなる?」と思ってた。「知った」からとすぐに動物を救えるわけじゃなし、ますます人間不信が強くなるだけじゃん、と。しかしhiroyoneさんが、この本をブログで紹介されていて、絶対読まなきゃと強く思った。読み終わってからの感想は、「希望がある!」だった。人間不信にはならなかった。本書には心を持たない人達も出てくるが、救おうと頑張っている人達もたくさん出ている。救おうとしている人達は、今確実に増えているようだ。そしてもうひとつ、頭から離れられない文章がある。それは、殺処分に対する著者の悲しい問いかけ。 『これは誕生したことへの罰なのか』殺されるために生まれてきた命。生まれてきただけで、何も悪いことなんてしてないのに殺される小さな命。殺すために掛かる費用は、私たちの税金からも使われている。著者も言うように、まずは「知る」ことが大切だと思う。現実から目を背けることは、罪になるんじゃないか?知らなきゃ何も始まらないし、始められない。(と言いつつ、まだ何も始められていない私。テヘ)
2006.03.01
( ̄m ̄*)ムフ♪ 明日の土曜は祝日なので、正真正銘の2連休☆なんて嬉しいんでしょー!(完全週休二日制の方はこの大きな喜びが判るまい・・・判りたくないか)さて、私が今読んでいる本は2冊ある。会社の休憩中に読んでいるのは、俵万智さんの<百人一酒>。まぁ、酒エッセイなのだが、これが面白い。私が一生かけても呑めないような酒もあるし、呑めそうなのもある。酒の知識、料理との相性、グラスの大切さ、酒に絡んだ想い出話あり。日本酒・ビール・ワイン・焼酎・泡盛・中国酒、色々な酒が出てくる。彼女は本当に酒が、人が、大好きなんだなあと思う。さっき読み終わったのだが、おかげで私の脳内は酒で満たされてしまった。明日は休みだし、帰りに酒屋へ寄って行こうD(^∀^*)もう1冊は自宅で読んでいる本で、渡辺まりなさんの<甘露なごほうび2>。ベジの私には食べられないものばかりが出てくるが、例えば子羊とかフォアグラ、肉多し。しかし、美味しい物が心底好き!な人の文章は、たとえ自分が食べられなくても、ヨダレが垂れそうに・・・子羊はね、ちょっと複雑だったけど。青山あたりのベジ料理店のことも載っており、興味津々。朝食抜きを開始したにも関わらず、食欲を増進させる本を読んでいる私。矛盾している・・・やはり食べ物を求めているのか?でもなんだか続けられそうなヨカーン。
2006.02.10
以前に注文していた<城ヶ島に生きる野良猫たち>がやっと届いた。この写真集は、nobo9172さんが出されたものです。それにしても約1ヶ月も待たされた。田舎って田舎って田舎ってーー。楽天かアマゾンで頼めば良かったな。+++++私は、noboさんの「野良猫を助ける理由」にとても共感している。共感できない人も、この写真集を見たら少し判ってもらえるんじゃないかと思う。この写真集は開くたびに、涙がこぼれる。そして自分の力不足も感じられずにはいられない。それぞれの写真に付けられているコメントも、本当のことだけに切ない。この子たちが、もし家族の一員として暮らせたら、どんな顔や表情に変わるのか想像ができる。過酷な世界で暮らしていたら、どうしたってその辛さ、厳しさ、寂しさが顔に表れるもんね。それらの苦しみを全部取ってあげられたら、本来の愛くるしい顔になるんだろう。野良猫が愛くるしくない、と言ってるんじゃないよ。彼らの厳しい現実を見据えた、それでも一生懸命生きていこうとしている強い瞳と、悟りきったような表情は神々しさを感じる。幸せボケした、他者への痛みを感じられない人間には決して真似できない顔だ。反対に、野良猫として生きていかなければならない現実を、まだ知らない仔猫のあどけない表情は、それが可愛ければ可愛いほど、その後、変化した表情を想像するといたたまれなくなる。誰もがみんな、幸せになる権利を持ってこの世に生まれてきたんだと思う。でもね、海に投げ捨てられて変わり果てた姿で浜にあがった子の写真を見たら判らなくなった。この子は冷たい海に投げ出され、苦しみながら死んでいった。殺されたんだよ。何で?どうして?殺されるために、苦しみを味わうために生まれてきたんじゃないはず。人が中心となった世界では、いつでも動物が犠牲になっている。幸せになる権利など、そんなもの初めから存在しないかのように。おかしいね。今回、あらためて野良猫の、本当に短い ”生” に驚いた。彼らは、生きることに真剣で、一生懸命だったはず。心ない人間よりは、はるかに。
2005.12.14
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