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2020.06.10
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ある男 [ 平野 啓一郎 ]


【内容情報】(出版社より)
愛したはずの夫は、まったくの別人であった。
「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!

弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。
里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。


「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。


物凄く久しぶりの平野啓一郎さん。
以前は、「ドーン」を読んだのかな?
その時の印象は、とても難しい本だった…って感じだったと思うんですが。

この『ある男』は、出てくるのは日本名の方だけだったので、名前を覚えられないということはなかったんですが…

日本人ではなく、なぜに日本名にしたのか。
その辺が、このお話の大切なところで。

この時期に呼んだのは、宿命だったのか?という気もしないでもありませんが。

きっとね。
自分でも気づかないうちに、差別っていうのはしてしまっていることで。
良くないことだとわかっていても、どうしてもステレオタイプで見てしまうのは、止めたほうがいい悪い習慣だと思うんですけどね。

読んだ後に、序章を読み直したくなる。
そんな本です。

で、え?これってフィクションじゃないの?って思ってしまう。
…どうなんですかね?
それは、私には何とも言えないですけど。

とても面白かったです。
面白いって感想はどうなんだろうと思わないでもないですが。

最後はどうしても泣いてしまいますね。
母親目線で見てしまうのかなー。

平野さん。
ちょっと難しそうで手を出せずにいましたが、また違う本も読んでみたいと思います。






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Last updated  2020.06.10 11:48:02
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