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ポンボ @ Re:まもなく発刊予定です(04/01) Oh ! My ! Great ! 自費出版! You are α …
msk222@ Re[1]:まもなく発刊予定です(04/01) ポンボさんへ ところが、これは著作と編集…
ポンボ @ Re:まもなく発刊予定です(04/01) いいなぁ ご自分のご商売ですと、実費だけ…
msk222@ Re[1]:被災地支援(01/07) みちのくはじめさんへ ぼくの場合、感情の…
みちのくはじめ @ Re:被災地支援(01/07) こんにちは。みちのくはじめです。 私たち…
aki@ Re:被災地支援(01/07) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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2003.10.08
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カテゴリ: 日替わり日記
9-28c




 恩人は竹二にとって月の光のように夜道を照らしてくれた人であったのだろう。
その恩人もすでに故人となって、月の中にある。恩人と重ねて月を見上げる竹二の姿が夜景のなかに浮かぶ。
川柳の本質をきっちり捉えていながら、詩情もかもしだしている好作品である。


兄弟の母の記憶は別に持ち   大山竹二

 異母兄弟のこととも読めるが、むしろ兄弟の年齢差による記憶差と読んだほうが良いだろう。
長男は若く気負いのある母の記憶を、末っ子は穏やかに老いてゆく優しい母の記憶をもつ。
ちなみに次男だった僕は、母を困らせた記憶ばかりが残っている。作品から様々なストーリーを連想させる。


間をおいて犬が子を産む話をし   大山竹二


このときも、そこにいた飼い犬の出産の話題でお茶を濁している。よくある平和なひとこまを捉えた川柳味のある作品。


一つ咲いて誰彼の目に冬の薔薇   大山竹二

 冬薔薇が咲いた。それは誰彼の目にも一輪の薔薇でしかないだろう。
しかし、薔薇を見つめる一人ひとりの心はそれぞれ別々の生活や思いがある。それぞれ違うことを考えていた人の目を一点に惹きつけた薔薇の立ち姿を切り取ってみせた作品。冬の無聊を囲っていた男たちの前を過ぎるときに、皆の目をくぎづけにした美人の姿とも読めるが、これは深読みが過ぎるだろう。


かぶと虫死んだ軽さになっている   大山竹二

 威風堂々と昆虫の王者としてふるまっていたかぶと虫。
それも死んで乾いた骸はひとつの物体でしかない。
翻って、生前のどんな肩書きも死んでしまえばひとつの物体としての軽さでしか残らない、と自ら(人間)にも置き換えて自嘲したのであろう。この句は竹二の代表作として、竹二死後も堂々とした姿で生き残っている。
 「詩は川柳であるか」の問いに、竹二は「詩人との差は判然と語学の差」と述べている。竹二の句に詩情はあるが、詩に寄りかかっていない潔さがある。







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Last updated  2003.10.08 14:48:26
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