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ポンボ @ Re:まもなく発刊予定です(04/01) いいなぁ ご自分のご商売ですと、実費だけ…
msk222@ Re[1]:被災地支援(01/07) みちのくはじめさんへ ぼくの場合、感情の…
みちのくはじめ @ Re:被災地支援(01/07) こんにちは。みちのくはじめです。 私たち…
aki@ Re:被災地支援(01/07) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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2004.08.20
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カテゴリ: 日替わり日記
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柔道100kg級に出場してメダルが獲れなかった井上康生選手は1978年生まれだというから、25歳か、まだまだ若い。
帰国後は、北京大会を目指して柔道を続けるのか、あるいは吉田秀彦選手のようにプロの格闘技界に転進するか、マスコミを賑わすことになるだろう。プロ格闘技界にとっては喉から手が出るほど欲しい商品価値の知名度がある。

一選手のことをとりあげるつもりは無かったが、先日も書いたように、僕は勝者より敗者に興味がある。
井上康生選手は、前評判ではよほどのアクシデントでもなければ金メダルは確実といわれ、実力を買われて日本選手団の団長にもなっている。
ふがいない試合ぶりから、肩か腕の負傷があったのではないかと言われているが、格闘技の選手は多かれ少なかれ負傷がつきものだ。多少の怪我は計算のはずだ。現に、谷亮子選手は1ヶ月前に出場を危ぶまれるほどの大怪我をしていた。
谷亮子選手は、怪我があったために大技による勝負より、勝ちにこだわる勝負に徹していた。見ていて、勝ちにこだわる精神力に感服した。

かたや、井上康生選手の出場前はテレビ番組にもたびたび引っ張り出されるなど、オリンピック選手の代表として、すでにタレント並みだった。その点では、谷亮子や水泳の北島康介も同様であったが、プレッシャーに押しつぶされず、競技者としての精神力をもっていたということだろう。
競技者としての精神力とは、人間的にあるいは人格的に優れているということではない。むしろ非情なまでな自己管理、つまり自己中心的でいられる精神である。
たとえば、囲碁将棋などのプロ棋士を育てる場合、子どもの頃から賭け勝負をさせることがある。もちろん、裏の世界のことで表立って報道されることはないが、僕はあるプロ棋士に直接聴いたことがあるので事実だろう。それはもちろん金儲けのためだけではない、賞金を稼ぐことがプロだという、ストイックで非情な勝負師の世界を身につけるためである。


谷亮子や北島康介は、したたかにプレッシャを力に転化してしまった。しかし、お人好しの井上康生は、まともにニッポンを背負ってしまったのだろう。
このへんは、サッカー・バレー・野球・ソフトボールなど、期待されていた団体競技にも感じているところだが、これから吹っ切れるのだろうか。

スポーツライターの小川みどりさんは以前、井上康生のことをこのようにルポしていた。



 病気で入院している恩師の奥様を励ますために。自分のことを心配しながら亡くなった母親のために。今回の世界選手権大阪大会では、1歳の姪に見せたいと、すばらしい柔道で3連覇を実現してみせた。畳の上では研ぎ澄まされた強者も、畳をおりれば柔和な笑みを浮かべたやさしい一人の青年に戻る。そんな彼のやさしさを一番知っている父親は、時にそのやさしさゆえの迷いや甘さを追い払おうと容赦なく彼を殴り、また別の時には人を想う気持ちを己の力にするようにと、諭しもする。五輪金メダリストになっても父親は今も井上選手にとって、かけがえのない師匠なのである。


敗戦後、父親がインタビューで振り絞るような声で「日本の皆様に申し訳ない気持で一杯です。どうか康生を見捨てることなく、これからも応援してやってください」と言うように語っていた。
このインタビューを聞いて、僕は井上康生の敗北の主たる原因が確信できた。試合にでる前に“日本”代表という重圧を背負わされてしまっていたのだ。

もし、このまま北京に雪辱を目指すとしたら、この重石を捨て去ることから始めなかったら、今回の二の舞になることは十分予想できてしまう。

北京オリンピックでの勝者・井上康生がたまたま日本人であった、というのではいけないのであろうか。

今日は、代表決定戦で井上康生に勝っている鈴木桂治が100kg超級に出場する。



たいよう
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Last updated  2004.08.20 17:31:18
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