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ポンボ @ Re:まもなく発刊予定です(04/01) Oh ! My ! Great ! 自費出版! You are α …
msk222@ Re[1]:まもなく発刊予定です(04/01) ポンボさんへ ところが、これは著作と編集…
ポンボ @ Re:まもなく発刊予定です(04/01) いいなぁ ご自分のご商売ですと、実費だけ…
msk222@ Re[1]:被災地支援(01/07) みちのくはじめさんへ ぼくの場合、感情の…
みちのくはじめ @ Re:被災地支援(01/07) こんにちは。みちのくはじめです。 私たち…
aki@ Re:被災地支援(01/07) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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2004.10.05
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カテゴリ: 日替わり日記
やさい8


寺山修司に「わたしのイソップ」という長い詩がある。
7章に分けて書いてあるが、その一部を引用してみよう。彼の詩才とともに、想像を現実に変えてゆく思想がかいま見えて面白い。









肖像画に

まちがって髭を描いてしまったので

仕方なく髭を生やすことにした



門番を雇ってしまったので

門を作ることにした



一生はすべてあべこべで

わたしのための墓穴を掘り終わったら

すこし位早くても

死ぬつもりである



情婦ができたらから情事にふけり

海水パンツを買ったから

夏が突然やってくる

子供の頃から

いつでもこうだった



だが

ときどき悲しんでいるのに悲しいことが起こらなかったり

半鐘をたたいているのに

火事が起こらなかったりすることがあると、

わたしはどうしたらいいか

わからなくなってしまうのだ



だから

革命について考えるときも

ズボン吊りを

あげたりさげたりしてばかりいる

のである


寺山の歌集『空には本』の後記で書いている言葉が、つよく印象に残っている。
戦争が終わったときは十歳であり〈僕たちが自分の周囲になにか新しいものを求めようとしたとしても一体何が僕たちに残されていただろうか。見わたすかぎり、そこここには「あまりに多くのものが死に絶えて」しまっていて、僕らの友人たちは手あたりしだいに拾っては、これではない、これは僕の求めていたものではない、と芽ぐみはじめた森のなかを猟りあっていた。しかし新しいものがありすぎる以上、捨てられた瓦石がありすぎる以上、僕もまた「今少しばかりのこっているものを」粗末にすることができなかった。のびすぎた僕の身長がシャツのなかへかくれたがるように、若さが僕に様式という枷を必要とした〉
「今少しばかりのこっているもの」とは短歌定型詩のことであり、その形式を継ぐことによってなにもない戦後の飢えたる荒野から出発宣言をしたのである。
翻って、僕らの短詩文芸を考えるとき、飽食のなかにどのようなハングリーを求めたらいいのだろうと、しばし黙考せざるを得ない。



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Last updated  2004.10.06 15:52:18
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