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ポンボ @ Re:まもなく発刊予定です(04/01) Oh ! My ! Great ! 自費出版! You are α …
msk222@ Re[1]:まもなく発刊予定です(04/01) ポンボさんへ ところが、これは著作と編集…
ポンボ @ Re:まもなく発刊予定です(04/01) いいなぁ ご自分のご商売ですと、実費だけ…
msk222@ Re[1]:被災地支援(01/07) みちのくはじめさんへ ぼくの場合、感情の…
みちのくはじめ @ Re:被災地支援(01/07) こんにちは。みちのくはじめです。 私たち…
aki@ Re:被災地支援(01/07) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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2020.03.04
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カテゴリ: 日替わり日記




Tさんは70歳となる。
そのTさんが、就労支援事業所の信州こころんから、市内のリハビリ介護施設に移ることになり、その旨を通所する利用者さんたちの前で話し、Tさんに挨拶を促した。
「……ここんろでは本当によくしてもらって、…皆さんにもお世話になりました……。」と語りだしたところで、言葉につまり、突然涙をぬぐいだした。
それまでのTさんを知る人は、その意外な様子に言葉を失った。
Tさんが、中程度の脳梗塞の後遺症でリハビリをしていた病院の紹介で、こころんに通いだしたの60代の中頃、問題児ならぬ問題爺だった。
酒好き独身のTさんだったが、飲みに行ったフィリッピンパブで知り合った女性と結婚し15年余、高校生を先頭に三人の子供との五人暮らし。
しかし、生活力の乏しいTさん一家を支えていたのは、“裕福なはずの日本人”と結婚したフィリッピーナの奥さんのパート収入だった。中年期となった現在は、非正規ながらスーパーで働いている。
問題爺というのは、病院側からも伝えられていたが、病院の若い看護師たちへのセクハラがヒドく、Tさんに近づくとお尻を触られたり手を握られたりと戦々恐々だったとのこと。
案の定、こころんに来てからも、当初からそういう行為に対して注意したにもかかわらず、何気なく若めの利用者さんに触れたり、送迎車の揺れを利用してもたれかかったりと、苦情の連続だった。Tさんにとっては、触るのは一種のコミュニケーションといったていだった。
その都度、かなり強く指導したり、「他人の嫌がることはしない」と誓約させ、早く自活退所できるようにとさまざな手続きをとり、ようやく家族の生活の目処だけは立つように支援できた。
そのTさんに、ここ1、2年パーキンソン病的症状が見られるようになり、動きもぎこちなく悪く、大人しくなり、あの悪癖もまったく見られなくなった。
信州こころんは“就労支援”施設だから、自立を目指さないかぎり、働けない状態になると“介護”施設のほうに担当してもらうことになる。それで移動ということになったのだ。
Tさんの挨拶の涙をみて、思わずもらい泣きするように涙を拭っている人もいる。その女性もかつてTさんに触られると訴えたひとりだ。
現在では70歳となってもまだまだ働き盛りだから、Tさんの介護への移行は早すぎるのではあるが、歩行にも困難をきたし始めていては、無理に作業をするよりしっかりリハビリなどをして、再起を目指したほうがいい。
今となっては、Tさんと一家の幸運を祈るしかないのであるが、今年は卒業の歳となる高校生もコロナ騒動のなかでの慌ただしい卒業式で、淋しい門出となった。










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Last updated  2020.03.04 23:00:17
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