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2006年07月03日

早過ぎた才能を惜しむ／復刻ユニフォーム（ロベルト・バッジョ）

テーマ：ジーコ日本代表(421)

カテゴリ：おしゃれ紫

　遅いADSLでは絶対つながらないと思いつつ、何度も行ってやはりつながらなかったnakata.net。今夜、中田英寿選手が自身のサイトで現役引退を表明しました。

　で、私がなぜか思い出したのは、アトランタ五輪でブラジルに大金星を挙げた後に出ていたコミカルなＣＭ。あの頃は“前園の子分のおちゃめな子”としか思っていなかったのに、あれよあれよという間に日本の中心選手となり、海を渡って“世界のNAKATA”となり、この間ワールドカップ出場３回、ものすごく濃密なプロサッカー人生を送ってこられたと思います。
　年齢的には30前とまだ若いですが、力士に「相撲年齢」があるように、サッカー選手にも「サッカー年齢」があるとしたら、中田英選手は既に高いサッカー年齢にあり、引き際を感じてもやむを得ない部分があります。

　もちろん、大変惜しいです。残念です。これから始まるオシムジャパンの“走りながら考える”サッカーこそ、ヒデの繰り出すパスに皆呼応して走って受ける、そんなワクワクする場面が多々見られるのではないかと想像しましたし、周りが同年代より、若い選手になったほうが、ＷＢＣのイチロー選手と川崎（ソ）・西岡（ロ）選手の関係のように、リーダシップが発揮しやすいだろうし、これからのほうが絶対ヒデにとっていい日本代表生活が送れると思っていましたから。

　実力のみで海外移籍した初の日本人選手、今はまだ周りの日本選手とレベルが違い過ぎたという点で、生まれてくるのが早過ぎた人なのかもしれません。でも、そのおかげで、21世紀前に日本のＷ杯初出場があり、初得点があり、そして、初勝利があったと思います。この10年日本人にサッカーを見るのを楽しませてくれて、本当にありがとうございました。
　これから何をしても、どこに行っても、とともに生きてほしいと思います。ひとりで球蹴りが寂しくなったら、仲間に入れてあげるから。でも、素人にはやさしく蹴ってね。

「イタリアの至宝」バッジョの、「日本の至宝」中田英選手最終所属のフィオレンティーナ時代の紫のユニフォームを復刻したものです。