つくる生活など

< 新しい記事

新着記事一覧(全5035件)

過去の記事 >

2023年06月19日

米川英之“月の歌青い夜”と「昭和45年女」VOL.12米川さんインタビュー

カテゴリ：いつもこ

米川英之“月の歌青い夜”
会場：汐留 BLUE MOOD
日時：2023/6/13（火）
出演：米川英之（Vo,G）森藤晶司（Kb）須藤満（B）岡本郭男（Ds）
配信：Streaming+2023年6月13日(火)18:30～6月19日(月)23:59

１．Exotic Blue【青】
２．Aim at the Moon【月】
３．CALLIN’【歌】
４．月に光る涙【月】

６．月灯り【月】
７．青いブランケット【青】
８．Missing Blue【青】
９．Sweet Rain【青】
１０．Coconut Moon【月】
１１．Vintage【歌】
１２．月に叫ぶ【月】
１３．夜明け前【夜】
１４．Voyager【青】
１５．Our Song【歌】
１６．堕ちた天使の夜【夜】

Ｅ１－１．DEAR MY BLUE【青】
Ｅ１－２．Blue Guitar【青】
Ｅ２．La Siesta【青】

昨年の似たタイトルをスルーしてしまい後悔したので、今年は何とか逃さず配信にて視聴。
月と青の会と思ったら、月と青と歌と夜の会と。

米「安心してください。入ってますよ（４つのどれかは）」
休憩無しの約２時間半、全２０曲の大変充実したライブでした。ステージ上の皆さんタフすぎ。

米川さんは初夏らしいすっきりしたただずまい。１曲目の「Exotic Blue」は先月末発売された「昭和45年女」VOL.12を読んだであろう観客に今はこの道を絶対の自信を持って歩んでいることを伝えるような選曲だなと。前半の１時間で１０曲とサクサク進行する中で、この日一番古い歌「青いブランケット」をとりわけ愛おしそうに歌い上げられていたのも印象的。古い歌に関しては米川さんの歌えるものをご自身が気持ち悪くないアレンジで歌い続けていかれたらそれでよいです。後半がまたどれも好きな曲ばかりで、配信アーカイブなのに途中で止めて何かするタイミングがなくて困るほど。３月２日のときは悲しいことを引きずっていて別れの歌に聞こえた「DEAR MY BLUE」が今回は未来に向かって開けた景色が見えるようで、歌って本当に生きものだなと感じました。

音量を上げても割れがないくらい良い音響の配信で、岡本さんのドラムが一際瑞々しく聞こえました。六十何ぼと思えない若々しさ。今の時代、人を歳でどうこう見るのはもう違うのだ、人に対しても、自分に対しても。リアル昭和45何男森藤さんは腕４本欲しいくらい忙しそうなのと、この界隈のサポートにいらしているうちにどんどん音色が明るくなっているのがとてもうれしい。そして須藤さんは地声低いのに高いコーラスもこなしつついつも通り逞しく、米「安心してください」須「入ってませんよ（飲み物にアルコールは　笑）」と今回も素晴らしい相棒ぶりを発揮。

さて「昭和45年女」のほう、巻末にカラー４頁で米川さん。インタビュアーがファンの方で米川さんの半生についてよく理解されており、安心して読める記事でした。３０代くらいの頃に葛藤されたことも、やっぱそう思ってただろうな、あの頃の曲もよい曲ばかり、なのに当時業界でちゃんと推してもらえた形跡がまるで記憶にない。よくあんな当時の状況をこらえてひたすら曲作り続けられたよな、だから今これからでも若い頃の苦労がたくさん報われてほしい、米川さんだけでも、と切に切に願います。