旅人てつきちのトーク&トーク

旅人てつきちのトーク&トーク

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

Tabitotetsukiti

Tabitotetsukiti

カレンダー

お気に入りブログ

セコマ限定復刻和ミ… New! 幹雄319さん

ただただ呆れる弱さ… New! あけやん2515さん

モリモリ( ̄ー ̄)で… New! かずまる@さん

亀VS鯉 駿府城外堀に… New! ヴェルデ0205さん

5月31日 記事更… New! 紅子08さん

コメント新着

くるみ♪♪♪. @ Re:【お知らせ】6月1日から復活いたします(05/24) おはようございます。 ブログにお帰りな…
トンカツ1188 @ Re:【お知らせ】6月1日から復活いたします(05/24) こんばんは 復活 安心しました 転居で…
MoMo太郎009 @ Re:【お知らせ】6月1日から復活いたします(05/24) 復活の日、楽しみに待っています。 「い…
Pearun @ Re:【お知らせ】6月1日から復活いたします(05/24) 30000形ロマンスカー「EXE」の原型車です…
エンスト新 @ Re:【お知らせ】6月1日から復活いたします(05/24) こんにちは 復活の件、了解しました。

フリーページ

2009.09.30
XML
テーマ: 鉄道雑談(1639)
カテゴリ: 東武電車の話
皆様、こんばんは。いかがお過ごしでしょうか。昨日は一日。お休みをいただきました。
それでは本日も、 「東武特急歴史の旅」 に出かける事にしましょう。

まずは時計の針を1960年 (昭和35年) に戻します。1700系 「白帯車」 の就役に伴い、国鉄vs東武の 「日光線戦争」 は事実上、東武がその有利な地位を確保していました。しかし昭和34年、東海道本線の特急 「こだま」 並みの設備を備えた157形準急電車・通称 「日光型」 が登場するとその優位な立場はたちまち逆転する事となりました。



その新型特急電車の設計にあたってのコンセプトを、当時のカタログから拾ってみました。
(設計にあたってのコンセプト)


◆曲線、勾配における加、減速力、特に高速度における加、減速力を高くとり、均衡速度において他の追従を許さないものであること。

◆車両全体の形状・構造において、優美・斬新的であり、スピード感に溢れ、しかも格調高いものであること。

◆電気装置、走り装置、その他諸装置は堅牢・高性能であること。

◆軽量構造であること。



岩槻城址公園の 「DRC」 モハ1726号車の台車



モハ1726号車の床下機器


翌昭和35年6月、社内報 「交通東武」 に新ロマンスカー構造が発表されます。同年9月の完成を前に、既に製造段階に入っていた時期です。設計にあたっての考え方で、高性能車である事は当然これに加え、かなりきつい日光線の連続勾配や曲線区間への対応、そしてスピードの向上などを一段と強く打ち出そうとしていた事です。

しかし特に意識していたのは 「国際的観光地・日光を訪れる多くの外国人に好まれる事」 「斬新的で格調高い事」 という、他社特急を含め、その頂点に立つ特急車を目指したという事が言えます。

新ロマンスカーは最新型を誇る、流線型6両固定編成。全電動車方式で、最高速度は時速165kmの速度も出し得る性能であり、特に高速度60km~100km位にあける加速力を大きくする事を狙っている。また日光線の急勾配区間も、90km~100kmの速度で快走でき、浅草~東武日光間の所要時間90分台を目指す。

乗降用ドアは折り戸方式とし、貫通扉はアクリルガラスを用いてマジックドアー (自動扉) とする。

座席は豪華な座り心地の良いリクライニングシートを採用し、シートピッチは1100mmとす
る。

(4号車) には、このロマンスカーの特徴である 「サロンルーム」 を設け、回転式椅子と折り畳みテーブルを配し、くつろいだ旅を楽しめるようになっている。間接照明と光天井による新しい証明方法を採用すると共に、ジュークボックスを配する予定である。将来的には電話室も設ける。

2号車と5号車にはビュッフェを設け、電気冷蔵庫、ジュースークーラー、コーヒーメーカー、トースターを設備し、将来的には生ビールの販売装置も考えている。

トイレは2両に1ヶ所の割合で設け、外国人観光客を意識して和・洋便所をそれぞれ配し、洗面所には常時温水を供給する。また、自動タオルも設ける。

このように、1720型新型特急車が、いかに斬新的な特急電車だったかがお分かり頂けるかと思います。構想発表の6月を前にして、すでに同年1月には正式に1編成6両が発注されました。4両は日本車輌東京支店、2両はナニワ工機(後のアルナ工機)でした。



1960年 (昭和35年) 9月、新形式1720型のうちナニワ工機製の1721.1722号車が完成し、蕨にあった日本車輌東京支店に回送されました。そこで同社担当の1723~1726号車とドッキングし、 「DRC(デラックス・ロマンスカー)」 が1編成フル車両揃いました。そこで最終的調整が行われ、昭和35年9月29日、いよいよ東武鉄道へと入線したのです。



デビューが10月9日と迫っていたため、翌日からは慌しく試運転等が行われました。10月1.2日の両日には速度試験・乗務員の取扱い教育、さらにビュッフェ担当の 「富士アイス喫茶部」 の乗務員取扱い教育を兼ねた試運転が、西新井~新栃木~竹ノ塚間、さらにもう1往復、竹ノ塚~藤岡間で実施されました。


運転席部分



各種制御スイッチ



運転席の放送装置。車内放送のオルゴールなどがある。


そして、担当電車区の西新井電車区 (現在は東京メトロ日比谷線の車庫になっています) へ引き渡されました。翌3日には、実際の運転区間である浅草~東武日光~鬼怒川温泉への入線試験と、乗務員教育並びに訓練を兼ねた試運転を実施しました。4日には午前中、本社のある業平橋へ回送しての車内展示。当時の業平橋駅は貨物全盛の時代で、蒸気機関車がまだ、入換え用に活躍していました。 (その当時の貨物ホームの跡に今度建つのが「東京スカイツリー」なのです)



その後、東武日光まで1往復の試運転が行われました。10月6日はカタログ用のグラビアの撮影が行われました。10月7日、各界の名士、関係者等約300名を招待して、盛大なレセプションが催されました。浅草~東武日光間の往復と共に、日光では 「新型ロマンスカー」 を歓迎する花火が打ち上げられ、日光小学校の生徒も加わっての大歓迎会が開かれました。国際的観光地・日光がどんなにこの 「DRC(デラックス・ロマンスカー)」 を心待ちにしていたかがお分かり頂けるかと思います。

営業運転前日の8日には 「鉄道友の会」 会員を招待しての見学・試乗会が開催されました。西新井電車区で見学の後、竹ノ塚~静和 (日光線) まで1往復の試乗会となりました。これは、鉄道友の会から優秀な鉄道車両に与えられる “ブルーリボン賞” への期待が相当大きかったと言えます。

そして1960年 (昭和35年) 10月9日。午前8時40分発の特急107列車東武日光ゆき 「けごん」 号として、東武の社運を賭けたとも言うべき 「DRC(デラックス・ロマンスカー)」 が発車しました。浅草駅では特別なセレモニーもなく、後の 「スペーシア」 出発の時と比べると寂しいものでしたが、日光では歓迎のアーチが飾られて、この 「新型特急車」 を温かく迎えました。

この頃、日光にはまだ東武の路面電車 (昭和43年2月24日廃止) が走っており、路面電車もその「新型特急車」を温かく迎えているかのようでした。

この 「DRC(デラックス・ロマンスカー)」 、当面は1編成なので当時7本運転されていた下り特急7本中では107列車 (「けごん」号) 、313列車 (「きぬ」号) 、上り6本中104列車 (「おじか」号) 、106列車 (「けごん」号) に充当されました。また毎週金曜日と工場での検査の時は、従来通り1700型 「白帯車」 が代行しました。当時の特急料金は200円で、後に 「DRC」 が増備されて運用が固定化されると、A料金 (DRC便) が300円、B料金 (白帯車便) が200円となりました。

また当時のヘッドマークには、上下で使用列車が違った事から 「FOR Nikko」 「FOR Asakusa」 と言う様に行き先が書いてありました。




さて、皆様にはこれから 「私鉄特急の女王」 とまで呼ばれた 「DRC(デラックス・ロマンスカー)」 の車内をご案内したいところですが、そろそろ紙面が尽きてきましたのでまた次回、御紹介したいと思います。次回はこの 「DRC(デラックス・ロマンスカー)」 登場により、大影響を受けた国鉄の準急 「日光」 号の話もしたいと思います。次回もどうぞお楽しみに。


東武デラックスロマンスカー


「楽天広場会員」 以外の方で、御意見・御感想・コメントのございます方も、どしどし メール 下さい。ご参加、お待ち致しております。

にほんブログ村 旅行ブログへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.09.30 21:08:35
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: