MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

Jan 26, 2005
XML
カテゴリ: 映画鑑賞記録
"GERONIMO: AN AMERICAN LEGEND"

監督、製作・・・ウォルター・ヒル
出演・・・ジェイソン・パトリック、ジーン・ハックマン、ロバート・デュヴァル、ウェス・ステューディ、マット・デイモン、ロドニー・A・グラント、ケヴィン・タイ、リノ・サンダー、スティーヴ・リーヴィス、他。

・物語序盤・
合衆国軍騎兵隊と闘い続けてきたアパッチ族最強の戦士ジェロニモが、ついに投降する事になった。
士官学校を出たばかりのブリットン・デイヴィス少尉は、上官であるゲイトウッド中尉と二人で、彼等を指揮官クルック准将が統括する、サンカルロスの基地へと護送する任務を受ける。
ゲイトウッド中尉は、先住民族にも理解が深く、合衆国軍とアパッチの双方から一目置かれる存在だった。
護送の途中で、地元の保安官一味がジェロニモを逮捕しにきたが、中尉とジェロニモは撃退に成功する。
その後、アパッチ族は合衆国の方針によって、居留区に押し込められ、農耕民族となる事を義務付けられる。

そんな中で、再度合衆国に反旗を翻そうという動きが盛んになってくる。
そしてある祈祷師が殺害されたのを契機に、彼等は暴動を起こし、ジェロニモも逃亡した。



物語はマット・デイモン演じるデイヴィス少尉の語りで進行します。
先ず最初に思った事・・・マット・デイモン、若っ!
十年以上前の作品なので当然なのですが、初々しい青年マット君に思わず「可愛い~!」とテレビの前で声を上げてしまいました(笑)。
それはさておき、映画の方は非常に真面目に作られたアメリカ近代史モノです。
インディアンの中でも、最後まで徹底抗戦した部族アパッチ族のリーダー・通称ジェロニモと、彼や先住民族達に理解を示し、彼等と友情を培うゲイトウッド中尉との物語が主軸です。
ただ当然ながら、二人は互いに敵対する立場にあり、互いを理解すればするほど、背負う痛みも大きくなります。
アメリカ軍は、インディアン達を保護すると言いつつ、現実には貧しい生活を強い、彼等のアイデンティティーを黙殺します。
命だけは一応保証された飼い殺しの生活を選ぶか、自分達のアイデンティティーを守る為に断固として戦い続けるか。
アメリカ政府が、もう少し本来の居住者であるインディアン達の立場を配慮していれば、あんな悲しい戦いや虐殺は起こらなかったのに…。

何故、白人達は全てを欲するのか?
その歯がゆい問い掛けが、切なく響きました。

逃亡したジェロニモに投降を促しに行く、ゲイトウッド中尉の胸中が悲しかったですね。
軍が自ら提示した条件を守らない事を百も承知で、それでも軍人として、彼等を説得するという任務を果たさねばならない中尉。
一方でアメリカ軍のあくどいやり方を骨身に沁みて理解しているジェロニモも、投降すればどうなるかは薄々勘付いていた筈です。


全体を通じて、淡々と歴史を追い続けているので、激しい戦闘シーンなどはありません。
それだけに先住民族達の長い一時代が消え去ってゆく、その過程を歴史の目撃者のように観られる作品となっています。
あまりメジャーではありませんが、非常に重厚な秀作だと思いました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Jan 26, 2005 07:06:12 PM
[映画鑑賞記録] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: