MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

Jan 9, 2008
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カテゴリ: 映画鑑賞記録
只今、公開中です。
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監督、脚本・・・原田眞人
原作・・・京極夏彦 『魍魎の匣』(講談社刊)
出演・・・堤真一 中禅寺秋彦(京極堂)
阿部寛 榎木津礼二郎
椎名桔平 関口巽
宮迫博之 木場修太郎
田中麗奈 中禅寺敦子
黒木瞳 柚木陽子

堀部圭亮 青木文蔵
荒川良々 安和寅吉
笹野高史 今出川欣一
大森博史 寺田兵衛
大沢樹生 増岡則之
右近健一 雨宮典匡
寺島咲 柚木加菜子
谷村美月 楠本頼子
清水美砂 中禅寺千鶴子
篠原涼子 関口雪絵
宮藤官九郎 久保竣公


・物語序盤・
太平洋戦争の只中、赴任先の戦場で山中を彷徨い、戦死した兵士達の死体を踏み越えて、生き延びようと歩いていた榎木津礼二郎は、そこで死んだふりをしていた兵士と出会い、共に逃げる道を探す事に…。
そして終戦から7年後の1952年。
現在、榎木津は、傍に居る者の記憶が見えるという特殊な能力を使い、探偵として一部で有名な存在となっていた。
榎木津は、人気絶頂期に謎の引退を遂げたまま姿を消してしまった映画女優・柚木陽子から、失踪した娘・加菜子の捜索を依頼された。

一方その頃巷では、少女が次々に失踪し、その手足が切り取られて発見されるという奇怪な事件が世間を賑わせていた。
売れない作家である関口巽は、小遣い稼ぎに別名で執筆しているカストリ雑誌『月刊實録犯罪』の記者・鳥口から、この少女バラバラ連続殺人事件の記事を依頼される。
だが犯人は、この低俗雑誌を挑発するかのように、編集室の一角に、切り取った少女達の腕を詰め込んで隠すという大胆不敵な行動を取っていた。
野次馬でごった返す出版社の前で、若手記者・中禅寺敦子は関口を見付け合流、彼等は鳥口の探り出した情報を元に、新興宗教"深秘御筥教"が事件と関係していると睨む。
この宗教は、神聖な匣に苦悩を封じ込めて信者を救うという触れ込みの元、実質は信者の財産を根こそぎ奪っている悪徳宗教だった。
また同じ頃、謹慎処分を喰らっていた刑事の木場は、同僚の青木と会っていた。
木場は熱烈な柚木陽子ファンで、彼女の出演作をロングラン上映している映画館で、一晩中過ごしていた。
その夜、駅のホームで加菜子が電車に轢かれ瀕死の重傷を負う事件が発生する。
一緒に居た級友によれば、見知らぬ男が彼女を突き落したと言う。
搬送先の病院に駆けつけた陽子は、加菜子を高名な美馬坂医学教授の研究所へ転院させる事を決意する。
そこは、巨大なハコ型をした異様な建物だった…。



"憑物落とし"の京極堂こと中禅寺秋彦が奇怪な難事件に挑む"京極堂シリーズ"、二作目の映画化です。
今作の方が断然、一般受けする映画に仕上がっていましたね。
京極堂の捲くし立てるような蘊蓄マシンガン・トークも無く、見易くなった反面、独特のカラーは薄くなったとも言えます。
でも予算的には、前作よりも大幅増し、全体的にスケールアップした感じで、血生臭くも蟲惑的な娯楽作品として楽しめました。
前作で京極堂の日本語が良く理解できなかった方(笑)も、今回は誰でも判るようになっているので、安心して鑑賞して下さい。
前作は上映終了後、「判らない。」の大合唱が聞こえましたが、今作は「面白い。」という感想が聞こえました。
概ね、皆さんの反応も良かったという印象です。

魍魎というのは、その熟語単独の場合は、妖怪の意味ではないのですね。
作品中では、影の周りにできる靄のようなものとして説明されていました。

詳しくは後程。


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最終更新日  Jan 11, 2008 04:44:01 AM
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