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コレットは死ぬことにした 8 (花とゆめコミックス) [ 幸村アルト ]もうね、今回は完璧にやられました…可愛いものが多すぎる…それとね、ハデス様とコレットさん、相思相愛だから!!これで片思いだとか言っちゃう人いないから!!ここから先ネタバレです。マリー姉ちゃんのお使いで初めて海へ来たコレットさんは、そこでなんとも可愛い生き物と出会うのであります。それはカワウソのコツメちゃん!!コツメちゃんは、コレットを冥府の家来だと勘違いし、助けてくれるよう懇願します。どうしていいかわからないコレットは、コツメちゃんを連れて冥府へ。ハデス様とコレットの前で、身の上話を始めたコツメちゃん。実はポセイドンの家来だったのです(過去形)。小さく生まれたコツメちゃんは、泳ぐのも餌を取るのも下手で親兄弟にも見捨てられ、川から海へ流されたところ、ポセイドンに救われて家来になったのですが…あまりのどんくささに失敗ばかり。ポセイドンの奥さんにお酒をこぼしてしまい、今回はポセイドンも庇い切れず、ついに家来をクビになってしまったのでした。(ギリシャ神話の神様って器がちっちゃいね… 慈悲の心ってもんがないね…)それでも “ポセイドンしゃまの家来に戻りたい” と泣くコツメちゃんを見て、コレットさんは決心します。「よし わかった コツメくん リベンジしよう! 再就職だ!!」(ハデス様は、コレットさんのこんなところが好きなんだろうなぁ)コレットがコツメちゃんの面倒を見ようとしていたのですが、“家来には家来のノウハウがある”ということで、ガイコツたちが指導係に。ハデス様がまたまたカッコいいこと言ってくれます。「これも何かの縁 家来を捨てた主に一泡吹かせてやれ」ハデス様だったら、自分の家来を見捨てるなんて絶対しないよね…ポセイドンってハデス様の弟だけど、同じ兄弟で随分違うね…コツメちゃん再就職作戦開始!!健気に頑張るコツメちゃんですが、あまりのポンコツぶりにガイコツたちも大変そう…でも、ポセイドンの先住家来と違い、見捨てるようなことはしないのです。主が主なら、家来も家来ってことですね(良くも悪くも)。そしてついに! 特訓の成果を見せる時がやって来た!「ハデス様に食前酒を運ぶ」ミッションだ!!ですが… 悪夢再び… コツメちゃん、お酒をこぼしてしまいます(ハデス様のお召し物にも…)。すかさず庇うコレットとガイコツたち。それを見ていたハデス様は、「コツメ もう一度持って来い もう一度だ」と再チャンスを与えてくれるのです。ハデス様が言うには、「お前達が一斉にコツメを庇った それだけでもうコツメを知るには充分だ」なんですと。うぅぅ~~、ハデス様~~さすが冥府の神は違うわ。 一言一言が核心を突いてる。おい、ポセイドン! よく聞いとけよ!今度は上手く運べたコツメちゃんに、ハデス様は「うまい よくやったコツメ ご苦労」と声をかけます。こんなこと言われたら、ガイコツじゃなくても感極まって涙しちゃうよ…(実際コツメよりもガイコツたちの方が号泣してました)でもハデス様、自分のことも大事にしてね。その日の仕事中、死者と揉めたカロンのために加護を使ったハデス様は、皆の前で倒れてしまったのです。しんどかったのに、コツメの試験のために無理していたんですね。つきっきりで看病するコレットさんと、コレットさんがいつも側にいてくれて嬉しいハデス様。二人の世界には誰も入れないのであります…ここにも書けないのでありますよ…健気で可愛いコツメちゃん、具合が悪くなったのをこれ幸いと(?)コレットに甘えるハデス様、家来の心意気を存分に見せてくれたガイコツたちが見られて、とっても楽しい8巻でした。9巻は2018年初冬発売だそうですよ!コツメちゃんの修行もますますヒートアップ。コレットとハデス様の仲も…???【内容情報】(出版社より)里帰り中のコレットは、マリー姉ちゃんのおつかいでなんと人生初の海へ!! そんな波打ち際で出会ったのは、なんとも気弱そうなカワウソの“コツメ"で…? 大人気神話ロマンス、とびきり可愛い新章スタート!2017年9月刊。
2017年09月25日
コレットは死ぬことにした 7 (花とゆめコミックス) [ 幸村アルト ]今月(9月)20日に8巻が発売されます!7巻は5月の発売と同時に読んでいるのに、まだネタバレを書いていないという体たらく…駆け込みで7巻のネタバレです。6巻のコレットは足を負傷して、冥府で休んでいましたね。ハデス様と夕食を共にした後、客間までお姫様だっこで運んでもらったりしてました。そして極めつけ!!コレットを寝台まで運んで、そのまま寝こけちゃったハデス様が、コレットにあーんな事やこーんな事をしちゃってましたね~~。 ↑ ここ、(私的に)とっても大事です!! 7巻の(私的に)山場=ハデス様の撃沈に繋がると思っとります。 ※あーんな事やこーんな事について知りたい方は、拙ブログ『ハデス様は猫になりたい… 「コレットは死ぬことにした(6)」』をお読み下さい。冥府で過ごした一夜が明けて(なんとなく意味深…)、コレットは旅に復帰であります。以前登場したヘラクレスとばったり会って、すぐ意気投合。かつて冥府にケンカを売った彼も、今ではすっかり“気は優しくて力持ち”な旅人になっていまして、コレットと一緒に旅をすることになります。勇者として名を馳せるヘラクレスなんですが、ちょっとへっぽこなところがありまして、なかなかこれが珍道中になってしまうんですね。そしてその話を、コレットさんはハデス様に話して聞かせるのですが…ハデス様にしたら、“そんな男の話なんてどーでもえーわい!”って感じで、面白くなさそうなのですわ…ハデス様の一日は、裁判をして終えた ただそれだけ。「お前が地上に行ってしまうと、とたんに私はお前の中からいなくなる」ははぁー、要はコレットさんには常に自分のことを想っていてほしいと、そういうことでございますね、ハデス様!!それに対してコレットは、「今日お布団に入ったらきっと思い出しちゃうもん 昨日のハデス様との その… あんなこと わたしハデス様とだけだったもん」なーんて言っちゃうわけです。とどめが「今日眠れなくなっちゃったらハデス様のせいなんだから」!これにはさすがのハデスさまも撃沈!!コレットさん、本当に恋愛初心者?(ハデス様は違うと思う… それにしては随分初々しいけど…)明らかに色気より食い気のコレットさんが、小悪魔的悩殺ワードを口にできるなんて…いやぁ、ホント恋する乙女は無敵だ… ハデス様も負けじと反撃に転じ、「聞こえなかった もう一回」なんてのたまっちゃうんですよね。その後は誰がどう見ても○カップルのじゃれ合いですわ…初めの頃、まったく笑顔がなかったハデス様がこの先どう変わっていくのか、非常に楽しみでもあり、怖くもあり…さて、話を元に戻します。里帰りの旅も無事に終わりました。3年ぶりの診療所は、一人前が5人、見習いが7人もいる大所帯になっていまして、コレットがいた時とは大分変っています。それだけ人数がいると、まぁいろいろあるわけです。でも、マリー姉ちゃんが頑張って、しっかり仕切ってます。イタン兄ちゃんが帰ってきたら結婚して、今度は二人で診療所を切り盛りしていくことになるんでしょうね。(ここでのエピを全部書いていくと、とんでもなく長くなるので割愛します… すみません… マリー姉ちゃんとイタン兄ちゃんのことより、ハデス様の方が気になるんだわさ カロンのことも書かなくちゃいけないんだわさ)で、カロンの話いきます。カロンの体はツギハギだらけで、100年に一度の定期メンテナンスがかかせません。そのためアポロン様のところへ行かなければならないのですが、カロンは天界が苦手なのです。ハデス様に連れられて、渋々出かけました。ですが、肝心のアポロン様はオリンポス十二神の会議に召集されてお留守。。。帰ってくるのを待つ間、カロンは柊ちゃんのお手伝いで、アポロン様が集めたガラクタの仕分けをします。その中に楽器(琵琶みたいなヤツ)を見つけたカロンは、ハデス様に弾いてもらうのですが…これがまた絵になるのですわ。カロンも傍らで聞き入ってますよ。それを見ていた柊ちゃん、いいこと言います。「…私は冥王様をよく存じ上げません だから長らく怖い方だと思っていました もちろん畏怖は今でもありますが… ですが家来を見れば主の質がわかる 冥王様は厳格且つお優しい方なのですね」こう言われたら、カロンじゃなくても喜んじゃう。時々ずきゅーんと来るセリフをぶっ込んでくる幸村アルトさん、上手いよなぁ。そして、この後の柊ちゃんの心の声も秀逸!!“そしてあのコレットを乙女にしてしまうと… 実に奥深い方ですね…!”お見事!!柊ちゃんがハデス様の奥深さに感嘆している時、カロンがはっと気がついた!!天界が苦手な理由!!カロンはハデス様のことがすっごくすごく好きで、よく出来た主だと思っているのに(それはガイコツたちも同じ)、冥府の神というだけでオリンポス十二神から外されているのが気に食わなかったのです。でも、もし十二神に入っていたら会議にも出席することになるし、天界と密接になってしまいます。入らなくても入っても、カロンとしては複雑なのです。そうこうしているうちに、アポロン様が帰ってきました。カロンのメンテナンス始まりです。傷んだ縄を新調して、お腹の中身も取り替えます。ハデス様の加護がついているので痛みはないんですが、気持ち悪いし怖いし帰りたいし…涙目になったカロンの手を握って、励ましてくれるハデス様。こんな主だったら死んでも付いていきますわ。犬と呼んでもらって構いませんね。と、アポロン様が十二神会議のことを話題にしてきたーー!ゼウス様からの提案で、ハデス様を十二神に迎えるか否かの話が出たのです。あまりにもタイムリーで、気になるカロンは、アポロン様にどうなったか訊ねます。そうしたら、アポロン様はクスっと笑って、「どうなったと思う?」ハデス様に対して「ハデス様はどうお考えなのでしょう? 冥王としてのあなたの誇りは別として 長年のこの疎外を個人的感情としてはどう思っているのか 僕は興味があるんですよね だkらあなたが何と答えるか予知を我慢しているんです ねぇ どうなんです? ハデス様」ときたっ!!意地が悪いにも程がある!! 続けて「本当は不満に思っている? 悲しんでいる? もう諦めている? それとも」我慢できずにカロンが吠えたぞ!!「ちょっと待ってくださいよ アポロン様 それはいただけやせん おれの主を茶化さないでもらいたい たとえアポロン様でもぶっとばしやすよ」もう十二神なんてどうでもいいよね、カロン。「ハデス様にどんな未来が来ようとも カロンはついて行きやすからね」そうそう、一緒にいられるだけでいいよね~~。それまで黙っていたハデス様が「ふふ」と笑いましたよ。「いつもは軽口しか言わぬのにたまに驚くことをする これだから私はお前が好きなのだ」柊ちゃんが言ったとおりだね。この主だからこの家来、この家来だからこの主なんだわ!!んで、アポロン様に向かって言ったよ、言ってやったよ!!「会議の結果がどうであれ 私は十二神に入りたいとは思っていない (中略) 私は裁判官 死者をすべからく裁く者 どちらにも味方をしない単独の存在でありたい それが答えだ」カロンやガイコツでなくても付いていくね、犬になるね。「さらに個人的な感情として そもそも面倒くさい」ハデス様… らしいっちゃーらしいけど、今まで目一杯褒め称えていたんですが…“ハデス様は単独の存在”「決して冥府の神への侮辱ではなく 敬意として現状維持を望みます」と、女神アテナが話を収めてくれまして、ハデス様の十二神入りはなくなりました。ほらね、こういうセリフを考えついちゃうところがスゴイのよ!この巻に収録されている番外編とおまけの4コマ漫画にも、カロン&ガイコツたちの「ハデス様愛」が溢れています。番外編は、家来たちが夜な夜な興じる「ハデス様ご招待ゲーム」のエピ。「ハデス様ご招待ゲーム」とは ババ抜きのババをハデス様に変えて、最後までハデス様を持ち続けた者が勝者となるゲームである。ゲームにまでハデス様を絡める家来たち。どこまで大好きなのよ!!今回のおまけ4コマ漫画、今までで最高です(私的に)!!通販カタログを見ていたハデス様は、「ラブリーわんわん 一緒に遊ぼうフリスビー」なる商品を発見します。「欲しい…」でも、ラブリーわんわんなんて、恥ずかしくて口が裂けても言えません…「諦めよう…」カタログに折り目をつけて、いつか言える日が来るのをまつハデス様…数日後、「ラブリーわんわん 一緒に遊ぼうフリスビー」が届いたではありませんか!!カタログの折り目から全てを推測し、適切に事を成す。ブラボ~~~!!(←スタンディングオベーション)あ、コレットなんだけど、海で不思議な生き物に出会うみたいですよ(おなざり…)。20日発売の7巻から新章のようですね。【内容情報】(出版社より)まだまだ続くコレット里帰りの旅! きょうだい弟子のイタンとマリー、懐かしいあの人、そしてオリンポス十二神…! 様々な人間模様が重なり、優しく紡がれる神話ロマンス第7巻!2017年5月刊。
2017年09月10日
黒伯爵は星を愛でる 9 (花とゆめコミックス) [ 音久無 ]ギルモア伯爵に毒殺しようとした疑いで、地下牢に入れらてしまったレオンと、離れに軟禁されてしまったエスターたち。犯人はアーサーっていけすかないヤツなのに!ウィンターソン伯爵家を襲撃したのもこやつの仕業だったのですよ。でも、やっぱりこいつは嫌われ者だったわ…城の中にエスターたちに協力してくれる人がいて、その人のおかげでエスター(&エヴァ)は牢にいるレオンの所へ。途中、クリス様の分身(エヴァはクリス様の一部って言ってますが)の偵察コウモリに会い、「いますぐ来い」メッセージをたくすこともできました。レオンに会えたエスターは、事の一部始終を聞き、「死んじゃダメですっ」とキスをして部屋へ戻ります。悪人・アーサーは、瀕死のギルモア侯爵の代わりに、エスターに爵位を継がせようとします。そして、自分がエスターの夫となって、事実上の王になろうとするのです。レオンを人質にとられているエスターは、この話を受けるフリをしますが、この演技が下手くそ過ぎて…「私 アーサーと結婚してギルモア侯爵を継ぐことにしたの だからお別れね さようなら」なーんて、悪女っぽい顔をしてもウソ臭さがプンプンしてますよ…でもまぁ、ギルモア侯爵の部屋へ入ることも許され、彼に自分の血をあげることもできました。ギルモア侯爵が亡くなったことを知らされた(ホントは生きてる)アーサーは、嬉々としてレオンの処刑執行を命じ(嘘つき~~)、エスターの戴冠式を執り行います。そこへ颯爽と現れたのが、クリス様とレオン!!それから死んだはずのギルモア侯爵!!そして、小悪党アーサーは、レオンに狩られてしまうのでありました。。。にっくきアーサーに蹴られて鼻血流出のレオンお歳を召して髭をはやしたらこんな感じ?…ってちがーう!愛しいエスターに鼻血を拭いてもらうレオン牢やの鉄格子が邪魔くさいと思っているんでしょうなぁ…番外編は『黒伯爵は星を愛でる現代パロディー』女子高生になったエスターが、ゲイリーのパン屋さんにパンを買いに行くお話。そこではレベッカがバイトしています。エスターの両親(メグとジェイル)は花屋さんになっているし、クリス様はエスターが通う高校の理事長役で出演。レオンは…エスターに結婚を迫る謎の男の役だけど… 出番がないまま終わってしまいました… 不憫だ…【内容情報】(出版社より)「咎人は 我らが仇敵・吸血鬼ハンターレオン・J・ウィンターソン」何者かにより毒を盛られ、瀕死の状態に陥ったエスターの父・ギルモア侯爵。レオンはその容疑をかけられ、投獄の身となってしまう…! 一方、すべての事件の陰で糸を引く者の存在が明らかに!? そのとき、エスターは…? 人間と吸血鬼、それぞれの想いは間の少女の元に交わる ハーフ吸血鬼のシンデレラストーリー、第9巻!2017年8月刊。
2017年08月21日
高台家の人々 6 (マーガレットコミックス) [ 森本 梢子 ]前巻を読んだ時、二人の結婚式の模様がまだまだ続くんだろうと思ったのに…木絵ちゃんの妄想も最高潮に達すると思ったのに…6巻では結婚式はとっくに終わっていて(どうやら無事に終わったみたいです)、新婚生活が始まっていましたよ。そして!帯には「ハッピーエンドのその後は…?」とあって、その下にすっごく小さく「大ヒット不可思議ラブコメディ 完結巻!」の文字が!コミックス派の私としましては青天の霹靂でございました。 残念!!それでは「ハッピーエンドのその後は…?」まず木絵ちゃん英国風大邸宅の高台家で始まった新しい生活。朝目覚めた瞬間から、一人だけ甚だしく浮きまくっています。“新妻だったら旦那様に手作りの朝食を”ってなるところですが、その必要はなし!一切を使用人たちがやってくれるという非常に羨ましい環境であります。でも、高台家の嫁としての修行はまだまだ続きます。お義母さまとウォーキングやダンスの練習をしたり、一緒にもりもりランチを食べたり…時にはイヤミなお客とも会わなきゃだし…そんな時もどんな時も、無敵の妄想で乗り切っていくのです!お次は光正さまいつも完璧、まったくスキがない光正さまに苦手なものがあった~~!!朝が苦手で、目覚めてから20分くらいはダメ人間になってしまうのです。木絵ちゃんが「コーヒーいれようか?」と聞いても、返事は「ん あ んにゃ…」そんなおちゃめな光正さまは、木絵ちゃんが蔑まされるのが我慢できません。最高の笑顔で、木絵ちゃんといちゃこらしているところを見せ付けて撃退しちゃいます。そして、自分がテレパスだと、浩平くんに話すことに決めた茂子さん。覚悟を決めて話したものの、浩平くんは非科学的なことは全く受け付けない人でした!!それって、茂子さんのおじいちゃん(茂正さん)そっくり。だったらアンおばあちゃんのように接したらOKだよね~~プラス木絵ちゃんを見習って、妄想たくましくする!はい、解決!!最後は一番複雑な和正くん。仕事の都合で、シアトルに行くことになりました。 2年間も!!そこで和正くんは考えた。“テレパスだと告白したら、いずれ兄や姉のことも気づくだろう。そうなったら、彼女は10年来の親友を失うし、10年間の片思いは死ぬほど恥ずかしい過去になってしまう。そしてヨシマサは主治医を失う…”だから、純さんとは今までどおり…(そういえば、和正のヘタレ、純さんにはっきり好きだって言ってなかったわ…)ヨシマサは高台家でお留守番です。あ、近々高台家の人々が一人(もしかしたらもっと)増えま~す。あの木絵ちゃんがお母さんに!光正さまはお父さんに!…光正さまはちょっと不安みたいなんですよね。自分と同じテレパスだったら…って考えちゃって…でも、あの木絵ちゃんがお母さんなんだから、きっと大丈夫!!おめでとう~~!番外編は「The Bat Princess ~こうもり姫~」これ、木絵ちゃんが昔描いた漫画のタイトルです。以前光正さまが木絵ちゃんの家へ行った時、読み損ねたアレですね。光正さま、ずーっと気になっていたようです。ただ内容は… いつもの木絵ちゃんの妄想と同じで、他愛のないものなんですけど…光正さまはこういうの大好きなんだったわ!【内容情報】(出版社より)無事に結婚式も済ませ、高台家に引っ越してきた木絵。慣れないお屋敷暮らしに木絵は四苦八苦!?一方の茂子と和正、それぞれの恋模様は…?ハッピーエンドのその後を描いた大ヒット不可思議ラブコメディ完結第6巻!【収録作品】高台家の人々 番外編
2017年06月10日
コレットは死ぬことにした 6 [ 幸村アルト ]5巻巻末の予告に、“気持ちを自覚したハデスさまが、攻めて攻めて攻めまくる!”とあったので、この6巻は一体どうなっちゃうんだろうとドッキドキでございました。5巻のハデス様があまりにも攻め攻めだったので、神様としてあるまじきことをなさってしまうのではないか、心配で心配で… (表紙も妙に色っぽいし…)ここから6巻ネタばれです。ディオニュソスさまの宴会から戻り、「また明日」と別れたハデス様とコレット。村に蔓延していた風邪は無事終息しまして、唐突ですが、タン兄ちゃんが村にいてくれる間に、コレットはちょいと旅に出ることになりました。先生の診療所に残っているマリー姉ちゃんに会いに里帰りです。それを聞きつけた村の人たちが送別会を開いてくれることになり、捕獲されたコレットは、ハデス様に会いにいくことができません。「また明日」と言ったのは昨日のことなのに…心の中でハデス様に謝るコレット…その頃のハデス様は律義にコレットが来るのを待っていたのでした…翌日、元気よく出発したコレット。山向こうの街に着いたコレットは、そこで一人の女性と出会います。買い物途中で侍女とはぐれたというその人は、ひとりで人里を歩いたことがないというやんごとない系の方みたい。粗相があっては大変!と街の人たちはそそくさと立ち去ってしまい、残されたコレットは仕方なくその人を保護する羽目になってしまいます。一緒に雨宿りして、お弁当を分けてあげて、お茶をいれてあげて…実はその人、ハデス様のお姉さんで豊穣の女神・デメテル様だったのです。コレットは自分は薬師だと言いますが、天然デメテル様は「クスシ」という名前だと勘違い。お義姉さんに会いに行くというコレットに、「私も会いたい弟がいるんだけど」と話し始めたデメテル様。お互いの素性を知らないまま、ハデス様の話題で盛り上がってました!別れ際、「どうもありがとう もしあなたが何か困ったときは助けてあげたいわ」とデメテル様は言っていたけど、近い将来助けてもらうことになるかもしれませんね、もちろんハデス様絡みで!!さぁ、そろそろ日没という頃、コレットは井戸を見つけます。“ハデス様もしかして待ってたかな…?”と気になるコレット。旅に出たことも伝えていないし… ってわけで、そこの井戸へドボン…そのまま冥府へ。(どこの井戸からも冥府直通なんですね~ 便利だわ~~ それともコレット限定なのかな?)「昨夜ハデス様は待っていらしたわい」とガイコツに教えられたコレットは、約束をすっぽかしたことを謝るのです、土下座して…!!神様を待たせるなんてすっごく不敬なんだけど、今のハデス様だとこうなっちゃうんだよなぁ。「 お前を想いながら眠るのは そう悪くなかった」はいはいはい… 胸やけしそうなので、このへんで勘弁していただけたらと…女の子の一人旅は危険なので、コレットは隊商を見つけて一緒に旅をしています。そして今日もハデス様が待つ冥府へGO!でもきっと疲れていたんでしょうね。ハデス様がお仕事から戻ってきても、ぐーぐー寝こけておりました。アスポデロスにいるコレットの先生から、“コレットは寝ている時に耳をつままれると笑う”と聞いていたハデス様は、さっそく確かめてみることに。そうしたら…こうなった…“可愛い”というから、もっと違うのを想像していたんでしょうね… 残念!でも、こんなコレットでもハデス様にとっては“可愛い”のです。耳をつままれても起きなかったコレットは朝まで寝続け、起きた時には足が痛くて痛くて歩くのも一苦労。足がボロボロになっていました。ハデス様に「今日は歩けんだろう このまま冥府にいたらどうだ」と言われ、旅はしばしお休みです。怪我をしたコレットのお世話をしてくれたのは、針子のハリー。それはもう甲斐甲斐しく看病してくれるのです。そのお陰で、夕食の支度を手伝えるくらい良くなりました。そして、ハデス様はいつも一人で食事をしていると聞き、それなら!と、皆で一緒に食事をする流れになりました。和気あいあいとした食事風景。コレットがぽろっと「冥府は明るくていいなあ」とつぶやいたら、ハデス様“おや”って顔しましたね。天界の者たちが敬遠して近寄らない冥府を、「明るくていい」と言ってくれるのはコレットくらいですからね。それがよっぽど嬉しかったんでしょう。コレットをお姫様抱っこして、客間へ連れて帰ってくれましたよ!(嬉しかったのもあるけど、ただ抱っこしたかったのかもしれない…)コレットをベッドに寝かせて、ご自分は脇に座ってそのうち寝落ち…そのうえ寝ぼけて、犬と間違えて(ホントかな~?)コレットに抱きついちゃった!「ケル あ ちがう ベロか…」って、おーい!!!ドギマギしていたコレットも、ハデス様の寝顔を見ながら夢の世界へ!!くぅぅ~~、幸せそうな夢見ちゃって!コレットが目を覚ました時、ハデス様は既に起きていて、お着替え中。なんとなく気まずい空気が流れ、ハデス様がぼそっと「…よく覚えていないのだが すまん」。そ・し・て・・・・ハデス様は、家来たちとコレットがいた夢を見ていたそうですが、コレットも、ハデス様とガイコツたちがいた夢を見ていたんです!!んまぁ!夢の中まで一緒とは!!幸せだなぁ~~ハデス様が“攻めて攻めて攻めまく”ったかどうかはわからんが、ほのぼのと幸せそうなお二人でございました。く、くやしいっ!!この他、イタン兄さんが村の可愛い女の子(10歳くらい)に告白されるお話と、番外編が2本収録されています。イタン兄ちゃんの話は、正直興味がありません(すまんです)。番外編は、ガイコツたちが“どんだけハデス様が好きなのよ”といやでもわかるお話です。ハデス様のために、日々のお仕事に精進するガイコツたち。その仕事ぶりをハデス様に褒められ、ずーっとハデス様にお仕えしようと決意を新たにします。“褒めて伸ばす”のがハデス様流なのね。もう一つの番外編は、ハデス様がゼウス様(猫)に嫉妬するお話。猫になって、コレットの膝の上でゴロゴロ喉を鳴らしているゼウス様を見て、まったくもって面白くないハデス様。コレットにちゅうしようとしたゼウス様の首をひっつかんで、闇の中へぶん投げちゃいました。消えゆくゼウス様を案じるコレットに向かって、「放っておけ どうせ死なん」と冷たい一言…その後、「もし私が猫になったらお前は私を抱いてくれるのか?」ですって!!コレットは頭の中が大爆発。でもしっかりハデス様を猫変換します。そして、ゴロゴロする姿を想像したらもう堪らん!「…だっこします」「そうか ならいい だがあいつにはするな」(クギをさすのは忘れないppp)それをこっそり見ていたカロンは“コレットわかってないなァ ニブイ~~~”と嘆くのでした…旅の行方が気になる(私は二人の行方が気になる)7巻は、2017年初夏発売予定です!!【内容情報】(出版社より)ついにコレットへの気持ちを自覚したハデス様!さあ、どう動く…!?しかしその矢先、コレットは自分の育った診療所に里帰りの旅に出ることに!?人気絶好調神話ロマンス・恋と成長の第6巻!!2017年1月刊。
2017年01月25日
黒伯爵は星を愛でる 7 [ 音久無 ]黒薔薇城からエスターが戻り、婚約も発表して、天にも昇る気持ちのレオン。舞踏会への招待状がたくさん届き、エスターを好奇の目に曝したくない気持ちと、皆に見せびらかしたい気持ちとの間で揺れ動いています(はいはい、勝手にやってて!)。でも、おちゃらけMAXのレオンでも締めるところは締めるようでして、エスターに護身用の聖水と銀製の短剣を渡すことは忘れません。エスターが社交界の空気にも慣れてきた頃…やっぱり出ました、意地悪ねえさんたち…陰口・嘲笑は当たり前、ターナー侯爵令嬢って人に至っては、エスターの髪の毛に飲み物をひっかける荒技を繰り出した。エスターがいじめられてるのを知ったレベッカが、“これも社交界の通過儀礼だ 負けるなよエスター”て独り言ちてましたけど、怖い世界だわ。でも、もっと怖いものが待ち受けていました!ゴドフリー(すっかり忘れていた… エスターに懸想していた人ですね)とエリザベス(知らない… こっちはレオン担)が良からぬことを考えていまして。。。手紙でエスターを呼び出し、ゴドフリーと一緒にいるところを浮気だぁぁーとスクープしよう!という魂胆です。しかし、実際エスターが手にした手紙は偽物。ゴドフリーとターナー侯爵令嬢を人質にしてエスターを呼び出したのは、吸血鬼でした。今までの憎めない吸血鬼さんたちとは違い、今度のはイっちゃってる!レオンから渡された聖水をぶっかけ、吸血鬼がひるんだ隙に逃げたしたエスターたち。追い詰められたエスターを助けに来たのは、やっぱりレオン!んもう~~、デレデレしているだけじゃなかったんだね~~レオン:「…何故手紙を渡されてすぐ俺たちに言わなかった」エスター:「誰かに言えばおふたりの命が…」レオン:「あなたには自分の命の法を優先して貰いたいのだがな」エスター:「それはできません 私はあなたの…吸血鬼ハンターの妻になるのですから」…ここまで長かったね、よく頑張った、レオン。。。(涙)さて、幸せいっぱいのレオンはノアと一緒にスコットランドへ行くことになりました。今回の旅の目的は、エスターの本当の父親ギルモア侯爵に会うこと。なので、エスターはお留守番です。エスターはこっそり後をつけ、レオンに見つかり追い返され…ですが、ギルモア侯爵の秘書・アーサーの助け(?)で、レオンと同じ汽車に乗り込むことになります。結果、エスターはレオンと合流、同じホテルに泊まることになったまではいいんですけど、エスターが寝ている間にレオンは出発してしまい、またまた置いてきぼり…さて、ここでエヴァが登場します(レオンに目をつぶされた吸血鬼ですよ)。エスター(&レオン)を守るようにとのクリスさまの命令で、ギルモアの城へ送り届けるまでの護衛をすることになりました。その昔、吸血鬼の間には人間と共存するべきか否かの論争があって、それによって吸血鬼はふたつに分裂してしまったそうです。ひとつは、もともとの王であるクリスさまが率いる共存肯定派、もうひとつはクリスさまに異を唱えた共存否定派。否定派を率いているのがギルモア侯爵なのです。エヴァから話を聞いたエスターは、鬱陶しがられても嫌われてもレオンについて行こうと決めます。ここから先は次巻で。。。番外編は、レベッカとゲイリーのお話。(恋愛にとんと疎いエスターでさえもわかるのに)自分の気持ちにまったく気付かないレベッカと、レベッカの気持ちを知っていて面白がっている、でもレベッカに近づく男どもを悉く排除しているゲイリーの、勝手にやってくださいラブストーリーです。【内容情報】(出版社より)ついに社交界に発表された、レオンとエスターの婚約!しかし、レオンへの恋慕を止められない令嬢もおり、エスターに対し手厳しい対応も…。ある舞踏会で、差出人不明の手紙で呼び出されたエスター。しかしそれは令嬢の嫌がらせではないようで…!?侯爵令嬢となったエスターが迎える新展開!ハーフ吸血鬼のシンデレラストーリー、第7巻!2016年11月刊。
2017年01月11日
コレットは死ぬことにした 5 [ 幸村アルト ]あれれ?? ハデスさまって無口じゃなかった?… 最近のハデスさま、もしかして中身別の人になってる?…と思ってしまうくらいやってくれます! 攻めてます!!そんなハデスさまは嫌いじゃあない!以下ちょろっとネタばれあります。長い夏と秋が終わって、コレットの住む村に冬がやってきました。そうなると増えるのが風邪の患者さんですね。冥府へ行こうと井戸へ向かったコレットの目の前に、くしゃみ連発の男の人が。患者さん?と思う間もなく、その人井戸へ落ちちゃいました…そのまま冥府へ直行です。後を追ってコレットも冥府へ。そこにいたのはハデスさまと酒神・ディオニュソス!風邪ひきさんは神さまだったんですね(神さまも風邪ひくのね… そういえばハデスさまも熱出してたな…)。ハデスさまは天界でアポロンに診てもらうように言いますが、ディオニュソスさまは駄々をこねるし、かといってコレットの診療所は患者さんで満床なんです。もう冥府にいるしかないんですが、ディオニュソスさまは「変なガイコツが喋ってるし 暗いし こんな朝だか昼だか夜だかわかんないとこなんて 頭がおかしくなる…っ」なんて暴言をはきつつ寝落ちしちゃいます。ハデスさま、静かにお怒りモード…冥府を悪く言われるのはイヤだと、コレットは奮起しますが…結局のところ、ディオニュソスさまにも冥府の素晴らしさ(?)を理解してもらえて、「よかったね!!」となるわけです。酒神・ディオニュソスさまは母親が人間だからか、地上を放浪するのが楽しいみたいですが、年を取らないからずっと同じところにいられません。人を好きになればなるほど一緒に生きてゆけないことが辛くなってしまうのです。そんなディオニュソスさまがハデスさまに聞きます。 “割り切ってつきあわないと 一緒に生きてゆけないことが辛くなる ハデスさまはどっち?”そう問われたハデスさま、“私は… わからぬ わからぬ…”せっかく出てきたディオニュソスさまには申し訳ないけど、この巻の山場はここじゃないのよっ!!ハデスさまとコレットの間に流れる空気にぴーんと来たディオニュソスさまは、「3人で飲もう 俺の快気祝いをします」宣言をします。日時はあさって!仕事に忙殺されているハデスさま&コレットは、初めは行かないつもりでした。が、やっぱり二人で過ごしたい(いやいやディオニュソスさまもいますよ)気持ちには勝てなかった!ハデスさまったら、コレットに向かって「月夜にお前を一人占めする」とまで言い出した!攻めるなぁ… 今までのハデスさまだったら、絶対言わないだろうに…さぁ、宴会ですっ! ハデスさまはコレットを一人占めできるのかっ!?ガイコツのハリーが作ってくれた服(なんとハデスさまとお揃いじゃー)を着て、おめかししたコレットが着いた先は…3人だけの宴会のはずが、なんと女神たちもわんさか参加している大宴会になってました。その中に、な~んかハデスさまと親しげな女神さまが…「ハデス様 私も…お久しぶりですわ」「あぁ」「まぁ 嬉しい 覚えてて下さったのね」「まあな」「あの時は楽しかったですわ」何者よっ? あの時ってどの時よっ?慎ましやかな雰囲気が余計癪に障るっハデスさまに群がってくる女神たちも邪魔だっ可哀そうに… コレットも“ハデス様の隣 取られちゃうかも”って思ってるよ。そこで攻めてるハデスさまが行動を起こしたっ!!コレットを横だっこして すとんとお膝に乗せて、言い放ちました。「いい加減邪魔をしないでもらいたい 今宵私の目にはこの娘しか映らぬ」…わぉ!!「お前を不安にさせたな すまん お前が知らない私はある けれど お前しか知らない私もある」あ… コレットやられた…二人のいちゃこらに女神たちもやられてる…カラオケ大会が始まって、カオスと化した宴会を抜け出したお二人は、柊ちゃんに会いに行った後、あのスイセンを見に行くことになりました。二人きりなのをいいことに、んまぁ、甘々な世界を作ってますよ…お酒が入っているせいか、はたまた地なのか、ハデスさま別人ですよ…コレットはコレットで、ハデスさまの腕の中で寝こけてしまうし…(でもそこはコレットさん、イビキはかくし、寝返りはするしで無防備っていうより無敵です)寝ているコレットに「お前が好きだ」と言うハデスさま…そういうことは起きている時に言わなくちゃね!次巻では、気持ちを自覚したハデスさまが、攻めて攻めて攻めまくるそうです!!6巻の発売は2017年初冬! 楽しみだ~~!【内容情報】(出版社より)季節は冬…コレットは風邪ひきの酒神・ディオニュソス様と出会い!?そしてハデス様がワインに酔って(?)ひざ抱っこにハグに…とにかく攻めまくる! 天界宴会編も大盛り上がりの第5巻!2016年9月刊。
2017年01月09日
『逃げ恥』のみくりさんが言ってましたが、ほんと“かわいい”は最強!今巷で“かわいい”っていえば平匡さん(みくりさんもかわいい!)なんでしょうが、ここにもいましたわ! かわいい人が!!その人の名は花園くん。 実家の花屋さんで働く、お花大好き青年27歳!働きモノで優しくて穏やかなすっごくイイ人なんです。でも… でも…花園くんは死神顔だったんです!!お花の配達に行けば「帰れ死神!!」と泣かれ、街を歩けば「死神っぽい顔の人」と陰口を叩かれ、下校途中の小学生には「お花妖怪ブキミンだ!!」と絡まれる毎日…そんな花園くんに、ものごっつーかわいい彼女ができました!!大学生の日和(ひよりちゃん)!! それも彼女の方から猛アタックという奇跡展開だ!!ただ、彼女いない歴27年(推定)の花園くんと、“異性とのおつきあいは小学生の時”(それ、普通お付き合いって言わないから…)という日和ちゃんだもの…平匡さんとみくりさんか、花園くんと日和ちゃんかってくらいじれったい…でもですね、花園くんと日和ちゃんは1話目から両想いですから!じれじれしてるけど頑張ってるんです!(特に日和ちゃん、攻めてます!)花園くんのお部屋デート(ついでに花園くんのお母さんにご挨拶)で初キッスをすませ、その後も夢の国(ディズニーランドだよね?…)、海(日和ちゃんのお兄さん付き)、花火大会と順調に進展しています。そしたら、もう後はあれでしょ、旅行でしょ! お泊りでしょ!ってことで、温泉旅行に行くことになったのですよ!(うぉー、平匡に見せてあげたい! このジェットコースター的進捗…)…日和ちゃん、人生には何が何でも逃しちゃいけないタイミングってあるんだよ…今がその時なんだよ…そんな時にねんざしちゃダメなんだよ…それもカンがいいお母さんをまくために窓から出ようとして怪我するなんて…しかし! “かわいい”は最強! “かわいい”には服従、全面降伏!何をしてもかわいいこの二人を、無条件に応援しちゃうよ!!非常に気になるこの予告…『逃げ恥』ロスを埋めてくれるのは、もしかしてこのマンガかもしれない…かわいいひと(1) [ 斎藤けん ]死神顔のせいで怖がられる花屋の花園くん。ところが大学生の美少女・日和に突然告白されて恋人同士に。とまどいながら付き合い始めた花園くんの、日和だけが知ってる「素顔」って…!?2015年5月刊。 かわいいひと(2) [ 斎藤けん ]「死神」と怖がられる見た目だけど、笑顔がとびきり可愛い花屋の花園君。そんな彼の魅力を知った美少女・日和とピュアなお付き合い。夢の国、ビーチ、花火大会…2人だけの思い出が増えてゆく♪2016年1月刊。 かわいいひと 3 [ 斎藤けん ]死神顔なのに色々かわいい花屋の花園君。美少女・日和とのお付き合いは順調だけど、日和にはある不満が…!? 親友カップルと一緒にBBQしたり、日和へ誕生日プレゼントを買ったり…。そして、温泉旅行に…!? ドキドキ&進展盛り沢山の第3巻!!2016年11月刊。
2016年12月16日
高台家の人々(5)5巻の表紙はついに登場、木絵ちゃんです!!主人公なのに今まで表紙にならなかったのは、高台家の人ではないから…と勝手に想像しておりました。その木絵ちゃんが表紙に! ということはついに?! 浮かれたままネタバレです。光正さまのおばあちゃんに言われた「マリッジブルーにはならないでね」という言葉に、すっかりその気になって妄想が暴走しちゃっている木絵ちゃん…よりにもよってそんな時、ニューヨーク支社からすっごい美女がやってきた!本社初の女性役員として招かれたホリー・ジョーンズ38歳、バツイチ!!なんとあちらでは光正さまと噂になっていたらしいのですわ…マリッジブルーも吹き飛ぶ波乱の予感??ええ~~い! この巻のメインはこれじゃないからもうバラす!ホリーさんは光正さまの恋人なんかじゃなかったんです。3年前、離婚&息子のことで大変だった時、部下だった光正さまにだけは事情を話し、助けてもらっただけなんです。光正さまはそれを誰にも話さなかったので、恋人同士だという噂が独り歩きしちゃったんですね。木絵ちゃんの心の声を聞いた光正さまは、やっぱりこのままではいけないと思い、自分がテレパスだと話しますが…今までの妄想を全部光正さまに知られていたとわかった木絵ちゃんは、恥ずかしくて恥ずかしくてたまりません…まぁ、あ~んなことやこ~んなことも(時にはHなこともwww)、ダダ漏れ筒抜けだったんだもの、そりゃー恥ずかしいわ…「こんな人間と一緒に暮らせるのか よく考えてもう一度プロポーズの返事をしてほしい 時間はいくらかかってもかまわないから」と言う光正さま。木絵ちゃん、さぁどうする? もう答えは決まってるよね~~いろいろ考えたみたいだけど、木絵ちゃんだもの。あれこれ悩んでも仕方ない、悩むのは光正さまにまかせようってことにしたみたいですよ。。。開き直ってますよ~~時間はいくらかかってもかまわないって言われたけど、その間わずか3日!! 早っ!!新居は高台家の西棟(どんだけでかいんだ、光正さまんち!)に決まり、あとは結婚式を待つだけとなりました。名家の高台家の結婚式ともなれば招待客もハンパない!イギリス大使夫妻もやってくるんですと!!おまけに“花嫁さんがけつまずいて派手にすっ転んだ”話を課長から聞いたものだから、イギリス大使の前ですっ転ぶことしか考えられなくなっちゃった!いつもは妄想大爆発の木絵ちゃんが、頭の中真っ白だ!茂子に「歩くことだけ考えるのよ! 右 左 右 左 足を交互に前に出すの!! みっちゃんの所まで辿り着きさえすれば大丈夫だから!!」と励まされる始末…「右 左 右 左 光正さん」と呪文のように繰り返し、バージンロードを歩く木絵ちゃん…途中、金太郎そっくりの従姉・よしのりくんに遭遇し、妄想が膨らんじゃったけど、なんとか光正さまの所へ着いたよっ!!さぁ、これからが本番だよっ!!どんな妄想が飛び出すか! 光正さま(と茂子&和正、とアンおばあちゃん)は笑いをこらえることができるのか?!6巻に続く!!【内容情報】(出版社より)光正は平野一家との対面も無事に済ませ、結婚はいよいよ秒読み段階へ。しかし祖母・アンの「マリッジブルーにはならないでね」との余計な一言で木絵の妄想はおかしな方向へ……。はたして、ふたりは無事に結婚できるの? 大ヒット不可思議ラブコメディ第5巻!
2016年05月26日
海月姫(16)15巻を読んだのが2015年1月。それから1年4カ月…“『海月姫』ってまだやってるの?”と思っていたら16巻発売!確かシュウシュウが月海ちゃんに指輪を買っていたような…蔵之介(と花森さん)は、月海ちゃんを救出しにシンガポールへ行ったような…これから先ネタバレです。 ご注意!!目白先生が稼いだ80万円を持って、ちゃんとした高い服を買いにデパートへやってきた雨水館の面々。でも、尼~ずにはハードルが高かった!ただでさえ難しい「服を買う」という課題にプラスして、「高価な服」を買うんだから…ジジ様は言います「みんなどうやって服を選んでるんでしょうか」…(2万も3万もする服、尼~ずじゃなくても買うのは難しいっす…)一方、シンガポールの月海ちゃん、蔵之介&花森さんは、ホーカー(日本でいうところの屋台村?)でたらふく夕ご飯を食べていましたよ。満腹になったし、さぁクラブにでも繰り出すかって時、街中のAVIDY巨大看板を見た月海ちゃんが「空っぽって感じがします」と言い出します。「あれは『おしゃれ』なんですか」とも。それを聞いた蔵之介は、「その先を考えるのがこの仕事だよ」と答えます。「デザイナーの月海が今感じていることを その先の言葉を オレが考えて言葉として具現化するきっとそれがJellyfishというブランドのコンセプトになるはずだ」ってことで、日本へ戻ってJellyfish再始動です。※月海ちゃんと蔵之介が熱いトークを交わしている間、花森さんは50万円もする仏像を買わされていました… そして、その仏像は雨水館に安置され、迷える尼~ずの心の支えになったのでした。。。さぁ、お待ちかねのシュウシュウだ!!雨水館に帰ってきた月海ちゃんを、シュウシュウが訪ねて来ましたよ!!明日渡したいものがあるんですってよ!!帝都ホテルのロビーの喫茶スペースに午後7時ですってよ!!いよいよあのクラゲリングを渡すのねっ!! 頑張れ、シュウシュウ!!シュウシュウ…月海ちゃんに会うやいなや、指輪のケースをパカっと開けてクラゲリングを見せた… 月海ちゃん:わぁっ クラゲ!! クラゲのガラス細工なんですね すごいすごい シュウシュウ:指輪なんです コレ指輪なんですよ 月海ちゃん:へー! 指輪! シュウシュウ:指輪です(頬そめる)二人の温度差が凄すぎる…そして月海ちゃんの薬指(もちろん左手)にでっかいクラゲリングをはめたシュウシュウは、勢いでポロポーズ!!「け 結婚してください 僕と」やった!! やったよ!! シュウシュウ頑張ったよ!!でもね… 相手は月海ちゃんなんだよね… 尼~ずの一員なんですわ…「この件 い…いったん持ち帰らせていただいてよろしいでしょうか…」と、脱兎のごとく走り去って行きました…突然ですが、ここでクラゲのお勉強。。。Q:クラゲはどうやって増えるのか? A:卵というか受精卵らしきものがありまして、その卵が岩とか海底とかに付着して小さいイソギンチャクみたいになるそうです。そして、水温の変化など環境の変化に刺激を受けて、イソギンチャクのようなものが変態して浮遊生活を始めるそうな。そこで蔵之介はハタと閃いた!!メタモルフォーゼする女の子のための服こそが、Jellyfishのブランドコンセプトだと!!「月海 結婚なんかしてる場合じゃねえぞ」 by蔵之介 ↓「わたしまだ何もやれてないんです」 by月海 ↓シュウシュウ玉砕…これ以上は書けない… 【内容情報】(出版社より)月海と蔵之介が立ち上げた洋服ブランド“Jellyfish”が再始動!その一方で、修のマジプロポーズフラグ!?ヲタ女子がファッション業界をリアルに駆け抜けるネオシンデレラストーリー、ついに最終章突入!海月姫episode.0「女装前夜」も収録。
2016年05月18日
黒伯爵は星を愛でる 42月19日に5巻が発売されます。その前に滑り込みで4巻のネタばれです…相変わらずエスターLOVEのレオン。この巻でも涙ぐましい努力をしていますわ…黙っていればカッコいいのに、エスターが絡むとどうしてヘタレになってしまうのか…レオンのお邸は復活祭の特別エッグハント大会で大賑わい。それもそのはず、当主(=レオン)自ら卵に絵付けをし、夜明け頃からイースター・エッグを隠すという張り切りようなんですから。しかもエッグハント大会で最下位の者は、レオンの言う事をひとつ聞かなければならないという俺様ルールまで作っちゃいました。エスターには勿論、口づけを要求する気満々です。まったく、この男は… エスターに「キスなんて絶っっ対にしませんから!」と言われ、凹んでましたけど。。。お楽しみの結果ですが… やっぱりエスターが最下位でして、レオンはお約束のキスをもらったのです。このキスひとつのために、レオンが払った努力を考えると、情けなくていじらしくて涙が出そうです…とりあえず目的は達成したわけだし、良かった良かった。。。でもね、目的がキスだけなんて… 志低すぎてブラボ~~…楽しい雰囲気に水を差すかのように、あのリチャード叔父様がやって来た!しかもレオンの許嫁・レベッカを連れて!このレベッカ嬢、社交界では「青薔薇」と称されるレディ・キラーなのです。(そういえばレオンは白薔薇様、ゲイリーは赤薔薇様、ギルバート公爵は黒薔薇様と呼ばれていましたっけwww) 「昔から男より女にモテるというだけの話だよ」と、ご自分でさらっと言っちゃうんだからよっぽどですな。レオンの婚約者とはいえ、レベッカ本人は別に何とも思っていないようで(レオンと結婚するつもりはないと明言してます)、エスターに意地悪するわけでなく、とてもさっぱりした気性の女性みたいです。そうは言ってもエスターから見たら、レベッカは一族がレオンの妻にと認めた完璧なレディで、自分との差を考えると意気消沈するのも無理からぬこと。いくらレオンが「エスター以外を妻にする気はない」って言っても、レオンとは棲む世界が違うと思っていますし。社交界デビューに備え、レベッカにレディ教育をお願いしたエスター。レディとしての所作は及第点ですが、エスターには「自信」が足りないんです…なのでレオンの言葉も事務的にしか受け取れないのでは…あんなにあからさまなレオンの愛情表現も、エスターにはまったく全然これっぽちも伝わってないですもんね。社交シーズンが始まり、ロンドンに戻ったエスター達。明日はいよいよ社交界デビューの日!って時に、リチャード叔父様が訪ねてきました。レオンもノアも留守の時を狙って、エスターに会いに来たのです。そしたらもう話は決まってます。「レオンに諦めさせるためにも 自らウィンターソン家を出て行ってもらいたい」これですよ…エスターは、女王陛下への拝謁が終わったら出ていくことを約束します。無事拝謁が終わり、エスターの社交界デビューは無事終了。エスターはリチャード叔父様から渡された睡眠薬をお茶に入れ、レオンに飲ませます。そして、レオンが爆睡こいている間に、屋敷を出るのです…じれじれ、やきもき…自信満々のエスターって想像できないけど、過小評価しすぎですね。。。レオンが何を言っても糠に釘。一回離れてみるのも手かもしれません。【内容情報】(出版社より)復活祭のエッグハント大会で賑わうお邸!エスターが最下位になったら、レオンへキスをしないといけなくて!?そんな最中、レオンの許嫁だという女性が…。レベッカと名乗る彼女は、レオンの遠縁にあたる、完璧なレディで…!?社交界デビューを控えたエスターが揺れるハーフ吸血鬼(ダンピール)のシンデレラストーリー、第4巻 2015年11月刊。
2016年01月29日
コレットは死ぬことにした 3うふふ…2巻、3巻と進むにつれて、だんだん恋バナらしくなってきましたよ!!“薬師・コレットと冥王・ハデス様のロマンス☆”ですもんね~~あまり感情を表に出さないハデス様ですが、コレットと出会ってから表情豊か(ハデス様比)になってきましたもんね~~この巻もなかなかですぞ!ちょこっと萌え萌え身もだえありますよ~~!それではネタバレです。未読の方はご注意下さい。天界の薬師・アポロンが1週間のバカンスに出かけちゃいました。そこでゼウス様はコレットに提案します。「いっそ天界に来ない? アポロンの代わりに天界の薬師になってよ」天界には気まぐれな連中が多くて、気に入った人間を愛人にすることもあれば、気に食わないと呪いをかけたりもするらしいので、そんな所にコレットをやるわけにはいかないとハデス様は反対しますが…「私が必要だと言う人がいるのなら応えたい。私 天界に行きます」と、コレットは天界行きを承諾します。こうなったら何を言っても聞かないコレットさん。ハデス様もそれはご存知なんで、「好きにしろ」としか言えません。こうしてコレットは期間限定(1週間)で天界の薬師を務めることになり、さっそく明日の朝、ゼウス様がコレットを迎えにくることになりました。その夜、皆が寝静まった頃、コレットさんは天界へ行く準備をしていましたが、ちょっと気まずいままハデス様と別れたことで、“このまま出かけて後悔しない?”とモヤモヤしています。“後悔するに決まってる”と、コレットさんはハデス様に会いに行くのです。そ・う・し・た・ら・・・冥界へ繋がる井戸の所に、ハデス様がいらっしゃるじゃあないですか!!コレットに会いに来たんですってヨ!! 天界で困らないように、いろいろ配慮して下さるみたいですね。それから、コレットさんが一番欲しかった言葉(「頑張ってこい」)をかけてくれました。別れ際にはな、なんと!!いやいやいや・・・これ、額にちゅうじゃないから。。。ハデス様の加護を与えただけだから。。。コレットさんの身を守るためのもので、色恋関係ないから。。。 ちぇ。。。でもでも、コレットさんには刺激が強すぎちゃいましたね。顔を真っ赤にして、茂みに隠れる始末。 かわい~~!それに対して極めて冷静なハデス様は、こうおっしゃいましたのよ…「…加護はカロンにもついているぞ」 ※カロンの加護に関しては後述ハデス様、どこまで鈍感なのですか? 乙女心ってヤツがまったくわかっていませんね。ハデス様が与えてくれた加護は、見事にコレットを守ってくれました。一回目は、コレットを殺そうとしたヘラから…ヘラは、コレットをゼウスの愛人だと勘違いし、殺してしまおうと蛇をけしかけます。それを防いでくれたのがハデス様の加護の光でした。ハデス様の気配を感じ取ったヘラ様は、「ハデスの愛人に手はだせぬ」と帰っていきました。…いやいやいや、ハデス様の愛人じゃないし…(そうだったらいいんだけどね)※余談ヘラは結婚と貞節の女神ですが、夫・ゼウスは浮気性…ギリシャ神話の神様って、ホント人間臭いです。そして二回目は、温室で食虫植物に襲われた時。神様の力って便利だな~~と思いますが、加護を使うたびに神様は身心が疲れてしまうのだそうです。加護を授かるってことは、特別なことなんですね。それを知ったコレットはハデス様が心配になっちゃいまして、往診に行くことにしました。その頃、ハデス様はいつものように裁判中。ただ、今日は火災で亡くなった団体が押し寄せ、皆が皆、苦しみを訴えていました。それを何度も聞いていたハデス様は、嫌でも光景が目に浮かんできてしまい、感傷的に…せっかくコレットが来てくれたというのに、自分の中に閉じ籠っています。そこでコレットが施した治療は…ハデス様を(強引に)お風呂に入れること!! (わぉ!! 今号は随分飛ばしてくれちゃってますな! コレットの名誉のために申し添えますが、ハデス様のヌードを見たかったからじゃないですよ。リラックスしてもらいたかったからですよ。ちょっとは見たかったかもしれないけど…)ハデス様を案じているのはガイコツたちも同じ。そんな彼らの心使いを感じたハデス様は、ちびっと反省するのであります。「休日を楽しむことも 誰かと会うことも 体を気づかうことも 弱った心を癒すことも ぜんぶ本当は大事なものだった 冥王であることは私の誇り それは決して揺るがない けれど その為に手放していいものなどなかったのだ … そうか コレット 今の私があるのは 私が手放してきたものをお前が 拾ってくれたからなのだな …」そんなハデス様がコレットにお願いをしたよっ!!以前天界にいた時、無人島で見た花を探して欲しいんですってよ!!ハデス様に頼られて嬉しくて嬉しくてたまらないコレットさんは、あと二日の天界生活で絶対見つけてやる!!と決心します。誰も行かないような寂しい島に、その花(黄色いスイセン)は咲いていました。きっとハデス様は喜んでくれる!!でもね… コレットは遭難しちゃいましたよ…夜になって花も閉じちゃうし、「どうしてこううまくいかないのかな」と、しょぼくれていると…くぅ~~! こんなハデス様初めて見たよ!もう~~! コレットが心配で仕方なかった感がありあり。。。ここからが最高潮~~!!ハデス様はコレットに、この花を見たかった理由を話して聞かせます。その後、「…こんな昔語り 誰にも言うでないぞ」と念押しするけどね。「私に話すのはいいんですか?」「 いい 加護と同じだ。お前は特別だ」ごろごろごろ… (注:身もだえする音…)出たよっ! 特別発言!!これってもう立派な告白じゃない? 告白でしょ? それだけじゃなくて、まだまだ続くのよ。加護を返す時も額にちゅうなのよ。花の場所も二人だけの秘密なのよ。「今日のすべては私(ハデス様)とお前(コレット)だけのものだ」なのよ~~!…ハデス様、無自覚だけどタラシですか?こうして、コレットの天界での一週間は終わったのでした…すっかり影が薄くなっちゃったけど、最後はカロンのお話。もともと天界で舟渡しをしていたカロンが、どうして冥界で舟渡しをするようになったのか、その経緯が描かれています。ここでもタラシの本領を発揮しているハデス様。こんな人が上司だったら、仕事もやりがいがあるってもんだわ!天界の舟渡し・カロンは、べつに好きで舟渡しをしていたわけじゃありません。ぶっちゃけ くそつまんない毎日を送っていました。ある時、順番を無視して舟に乗ろうとした女神に注意をします。それを見ていたハデス様はカロンに、「舟渡し お前向いてると思うぞ」と声をかけます。人生で初めて褒められて、喜ぶカロン。でも…女神に逆恨みされ、永遠に地面に張りついているように呪いをかけられてしまいます。夜になり、狼に襲われても逃げることもできず、身体を食いちぎられるのを黙って耐えているだけ…ボロボロになったカロンの前に現れたのがハデス様です。そして、カロンを冥府の舟渡しにスカウトするのです。ハデス様はカロンに二つの加護を授けます。一つは身を守る加護、もう一つは体を繋ぎとめて自由に動かす加護。毎日加護を使い続けるハデス様の体のことを考え、申し訳なくて時々胸が苦しくなりますが、それでも彼を必要だと言ってくれるハデス様の元で働けて、幸せなカロンなのです。ん~~もぅ~、ハデス様ったら!!どこまで素敵なのよ! ごろごろごろ… (身もだえ再び)【内容情報】(出版社より)天界の薬師、アポロン様が気まぐれのバカンスへ!コレットは期間限定で代理を務めることに…。そこへ心配したハデス様がまさかの!? 2015年11月刊。
2015年11月21日
黒伯爵は星を愛でる(3)“レオンの独占欲がどんどん加速してまして、このままだと非常に危うい人になってしまうのではないかと懸念しております…” と、2巻のネタバレ最後に書きましたが、3巻ではまんま危ない人ですね。というより、あまりにもいじらしくて涙が出そうですよ…今まで数々の浮名を流してきたらしいけど、今では立派なヘタレ! おめでとう!!以下ネタバレあります。吸血鬼を退治した時に刺されて傷を負い、ぶっ倒れたレオン。このままでは毎年の恒例行事(領民の子供たちを招いてのクリスマス・パーティー)が開けない!!このパーティー、ヴァレンタイン伯爵家に代々受け継がれている行事でして、レオンのお母さんもずっと続けていた大事なイベントなんですわ。それを聞いたエスターは、準備はぜひ自分にやらせて欲しいと申し出ます。なぜなら、この行事は本来女主人が取り仕切ってきたものだから。「私はあなたの妻なのですから …なんて偽物ですけど」それを聞いたレオンはこうなりました……なんなの、この可愛さ。。。エスターの「偽物ですけど」って言葉は、都合良くどこかへ打っ棄ってますけどね。まぁ、ささやかな幸せを噛みしめているようなので良しとしますか。毎日毎日エスターが献身的にお世話してくれるものだから、療養中のレオンはとってもご機嫌。(“ケガして良かったぁぁぁ~~~!!”と思ってるね、絶対!)と思ったら、クリス様(ギルバート公爵)からエスター宛てにお手紙が来て、一気にご機嫌ななめになっちゃった。おまけに勝手にお手紙を読んじゃうし…「吸血鬼の王と吸血鬼ハンターの花嫁の逢瀬… 笑えないな」う~ん、逢瀬じゃないんだけど、レオンのやきもちフィルターだとそう見えるのか…「エスター あなただけは あんな男に奪わせない」と無理チューしちゃったよ…イカン、これはイカンよ… エスター泣いちゃったじゃないの…それに「あなただけは」って、過去に何があったんかね。気になるなぁ。少しレオンと離れて頭を冷やしたいエスターは、ロンドンへ行くノアにくっついて、クリスマス・プレゼントの買い物に出かけます。そして、ロンドンでクリス様にばったり。クリス様は女装したアルジャーノンを連れていましたが、彼はエスターにずっと背を向けていたので、エスターは気づかないままでした。アルジャーノンはエスターに会いたくないのかなぁ?エスターを置いて家を出た理由もいまいちわかりにくいし。エスターやクリス様たちがお茶を飲んでいた店の近くで、吸血鬼に襲われたと思しき死体が発見されます。エスターはクリス様と一緒に吸血鬼を探すことになりますが、その吸血鬼に襲われて…と、そこへどうしたわけかレオンが助けに現れた! ↑どうしたもこうしたも、エスターが心配だったんでしょうよ…それなのに「…別にエスターのためではない… ずっとベッドの上で退屈だったから気分転換だ たまたまロンドンに来たくなって たまたま通りがかっただけだ」なんて憎まれ口聞いてます。ノアに「どんな大嘘ですか」って突っ込まれてますけど。エスターは無事だったけど、無理したレオンはまた熱を出して寝込む破目になっちゃいます。ロンドンのホテルのベッドでうんうん言ってるレオンは、幼い頃のことを思い出すのです。この回想シーンがとってもniceですよ。前述の「エスター あなただけは あんな男に奪わせない」の意味も、レオンがエスターにラブラブなのもこれを読んだら即納得です。ざっと書きますと…レオンがまだ幼い頃、ヴァレンタイン伯爵家は吸血鬼の襲撃を受け、レオンの両親は惨殺され、邸は放火されてしまいます。ロンドンへ逃れたレオンが乗った馬車も襲われ、一人ロンドンの下町をさまよっているうちに力尽き、倒れているところを助けてくれたのがエスターでした。身元がバレないようにジョンと名乗り、金髪の上に黒髪のウィッグをかぶったレオン。おやぁ… あらぁ…2巻ネタバレに“エスターの夢の中に出てくる黒髪で青い目の王子様って、公爵ではないのかね?”って書いたんだけど、レオンのことだったのかな?空虚で真っ暗闇だったレオンの中を、小さく照らしてくれたのがエスターだったんですね。しばらくしてノアが迎えに訪れ、レオンはヴァレンタイン伯爵家を再建するために邸に戻ります。「きっと君を迎えに来るから そのときはきっと俺の本当の名を呼んで」とエスターに言い残して。。。それで現在に至っているのです。エスターに初めて名前を呼んでもらった時の、あの嬉し恥ずかしのレオンの顔…こういう経緯があったのですね~~~(このカットは1巻の後半にあります)はいはい、良かったね。。。おめでとう。。。この勢いでクリスマス・パーティーへ突入!子供たちも喜んでくれたし、エスターも楽しそうだったし、レオンは子供の前でもデレデレだし…こうして、エスターが初めて取り仕切ったパーティーは、つつがなく終わったのであります。子供たちを見送った後、宿り木の下に佇むエスターとレオン。クリスマス、宿り木と言えば ケーアイエスエス!!「宿り木の下では女性は男性のキスを拒めない」んだそうな。このチャンスを逃すレオンじゃないっ!!(でもね、エスターは子供の頃、ポールとキスしちゃってるんだよね…)今回は合意のうえでのキス。おめでとう!! 生きててよかったね、レオン!!幸せすぎて召されちゃわないよう気をつけて。。。今回、小さいエスターが天使のようでめっさ可愛かった! 今も可愛いけど。そして可愛いといえばレオン!このレオンといい、『SWAN』のレオンといい、どうしてレオンと名がつくヤツはこうもカワイイんだ?犬みたいだよ。これからはポチと呼んじゃうぞ。11月20日頃、3巻が発売されます。それまでに2巻のネタバレ書かなきゃ~~~って思ったんだけど、これ読んだの6月…今までほっぽらかしでごめんなさい…【内容情報】(出版社より)お邸恒例のクリスマスパーティー!伯爵・レオンの妻として取り仕切る初めてのことに張り切るエスター♪そこへ吸血鬼・クリス様からの手紙が…。「あんな男に奪わせない」とレオンに無理矢理キスをされたエスター!しかもロンドンで偶然クリス様と会ってしまい…!? 2人の距離が縮まる…!?ハーフ吸血鬼のシンデレラストーリー、第3巻!2015年6月刊。
2015年11月10日
コレットは死ぬことにした(2)2巻は既に(3月!!)出ていまして、発売と同時に読んだのですが…ず~っと放置しておりまして、気付いたら11月20日に3巻が出るっ!!3巻が発売される前に、2巻の感想(?)とネタバレです。髪を下ろしたハデス様のカットを見て気がついた…ハデス様は普段髪の毛を後ろでお団子にしていることに…今まで何を見ていたんだろう…愛が足りませんでした。 1巻に比べるとちょびっと恋愛っぽくなった2巻。ただハデス様は感情表現に乏しい方ですので、萌え萌え身もだえとはいかないようです。しかし、エ○メガネで見てみると、結構大胆なお二人だったりするのです。上半身半裸のハデス様に薬を塗るコレット… それも閨で…(薬師と患者なのはわかってます。健全です。でもそこはほれ、エ○メガネ着用だから)コレットは6歳の時流行病で両親を亡くし、薬師のアンノ先生に引き取られました。先生が亡くなったことを知らされたコレットは冥府へ行き、そこでハデス様とカロンの話を聞いてしまいます。そして、先生が「妻を殺した自分がどうして天国行きなんだ」と毎日毎日カロンに訴えていることを知ります。どういうことなのか、ハデス様に詰め寄るコレット。アンノ先生を“特別な人”だと言うコレットを、ハデス様は「関係ない」と一刀両断!「お前の師は死んだ 裁判をし善と下した ゆえに天国へ送った それでおわりだ 帰れ」ごもっともです。でもコレットは不満なんですね。公私混同って感じがしないでもないですが…「天国行きって言われても喜べないなんて その裁判には何の意味があるんですか」と、ハデス様に向かって言い放って帰ってきます。コレットは帰る途中、カロンに詰め寄って天国の船着き場に連れて行ってもらい、アンノ先生に会うのですが、先生に「妻の異変をただの風邪だと軽視してしまった 肺炎だった 気づいたときにはもう何の薬も効かなかった… 妻は私に殺された」と聞かされます。「私のことは忘れてくれ」というアンノ先生に、「どんなに大きな後悔があっても それがあなたのすべてじゃない この手は本物の薬師の手です 私の憧れの手 忘れるもんですか」と答えるコレットさん… 渋々帰っては来たけれど全然納得していないコレットは、往診の時にハデス様にお願いして、天国のアンノ先生を訪ねます。アンノ先生と一緒に、亡くなった奥さん・ノーラを探しますが、亡くなって30年たっているのでノーラさんには記憶がありません。自分の名前も先生のことも忘れています。でも、昔先生が贈ってくれた歌だけは覚えていました。こうして再び一緒になった二人。先生も心から“行く”ことができました。さぁてっと。コレットのお願いを聞いて、彼女を天国に連れて来たハデス様。仕事には厳しいけどコレットには甘いのかな~~っと思ったら、ちょっと違いましたわ。コレットに「天国行きって言われても喜べないなんて その裁判には何の意味があるんですか」って言われて、返す言葉が見つからず。そこでハデス様は考えた!裁判はこれまで通り行うけれど、死者たちの魂が鎮まるなら、天国で死者たちの話を聞いてやるのも自分の仕事だ!!ハデス様、働き者!!過労で倒れてもコレットがいるから大丈夫っ!!※ハデス様とカロンの会話 注:()は私の心の声カロン「薬師をえらく気に入っていらっしゃる」ハデス様「どうかな(どうかなじゃねぇーよ!気に入っているんだよ!) あの娘は私の堅い頭にときどき風穴をあける(心にもね はあと) 少し面白い」カロン「! わお」ほらね、少しずつ進展してるでしょ?冥府の宮殿には、まだまだコレットが知らない場所があります。ハデス様専属お針子・ハリー(コレットさん命名)の部屋もその一つ。豪華な衣装がずらっと並んでおります。ただ、忙しいハデス様は150年間天界へお出かけしていません。今度のデメテルの宴会も当然欠席です。150年仕事がないハリーはがっかり… (さり気に韻を踏んでいる…)ハデス様にとって自分はもう要らない存在ではないかと卑下するハリーのため、コレットはハデス様を宴会に出席させる計画を立てちゃいます。コレットのおせっかい熱意が鬱陶しかったのか、ハリーの気持ちが通じたのか、ハデス様は天界にお出かけすることになりました。ハデス様をお迎えした豊穣神・デメテルは、ハデス様のお姉さんです。さすがお姉さんだけある!ちょこっと話しただけで、ハデス様にお気に入りがいるってぴぴ~~んと来ちゃった!!女神ネットワーク(どういうネットワークなの?)じゃそんなウワサ出てないから、お気に入り=人間? 人間なのね!ってとこまで話が広がっちゃってます。まぁね…屈指の美神・ハデス様の寵愛を得たい女神はたくさんいるけど、冥府が怖いものだから遠くから眺めているだけ。冥府がまったく怖くないコレットを思い出し頬が緩んでしまったハデス様は、またまたデメテルに突っ込まれてました。ある日、コレットの家へ毒キノコを食べた男の人が運ばれてきます。実はこの人ゼウス様で、ハデス様にお気に入りがいることをデメテル経由で知り、コレットに興味を持っちゃったんですね…これは一波乱ある? と思うよね~~~でも、ゼウス様がコレットに近付いた目的は色恋とは別のところにありました。昔々、ゼウスとハデス様とポセイドンは領地を決めるくじ引きをしました。領地は空、海、冥府の3つ。 その中でハズレくじは冥府でした。ハズレを引きたくなかったゼウスは、ハデス様が冥府のくじを引くように細工をするのです。ハデス様はゼウスのしたことに気づいていましたが、何も言わず冥府の王になりました。ゼウスがコレットに近付いたのは、自分のしたことをハデス様がコレットに話したか確かめるためだったのです。神様なのにずるいヤツ…コレットに説教されてハデス様に謝ろうと決めたゼウスは、コレットと一緒に冥府へ。怖いところだと思っていた冥府は、“おわりとはじまりの国”でした。「人生一度きり けれと魂は巡る だから冥府はある」やっとハデス様に謝ることができ、心の閊えが取れたゼウス。これもコレットのおかげだね。。。※ゼウスは何かあるとネコになります。 名前はタマです。 可愛いです。※ハデス様を「ハーちゃん」と呼ぶのは、デメテルさんです。【内容紹介】ワーカーホリック過ぎて井戸に飛びこんでしまった薬師コレット。落ちた冥府で冥王ハデス様の治療を任されてしまう。地上と冥府を行き来するコレットのもとには今日もいろんな患者がやってくる!しかし、いつも明るい彼女には悲しい過去があった。6歳のときに、流行り病で村が全滅してしまい、コレットは見ず知らずの薬師の先生に拾われて……?2015年3月刊。
2015年11月08日
高台家の人々 4光正さまのお母さんも、木絵ちゃんの良さ(?)がわかったのか結婚に対しての態度が軟化してきましたよ(ただし修行は継続中)。そして、この巻ではいよいよ光正さまが木絵ちゃんの実家へご挨拶へ!「娘さんを下さい」ってやっちゃうのかな、光正さま!? 「お前のような奴に大事な娘はやらん!」って言われちゃうのかな、光正さま!?(私の妄想なんて所詮こんなもん…)木絵ちゃんの家族構成は両親、兄夫婦、祖母なんですが、妄想癖は誰から受け継いだんでしょう?(答えは最後!)光正さまに初めて会った木絵ちゃんのご家族、反応は人それぞれです。まずお父さん 「何故だ!? 何故なんだ!!」(木絵ちゃんがこんなにカッコいい人を射止めるはずがないって前提なんでしょうかね。さり気に失礼ですな)次はお兄さん 「おおっ かっけ やるじゃないか 木絵 」(う~ん、お兄さん、イイ人だわ)そしてお母さん 「ど…どうしよう お肉!!」続いてお義姉さん 「お肉どーするの!? お義母さん!!」(…なんかね… すき焼き用のお肉をですね… ケチってしまったようで… 質も量もイマイチだったんですわ… 木絵ちゃんの彼氏だからこんなもんでいっか~っと思ったら、とんでもない極上男が来ちゃったもんで、ケチらずに一番高いお肉にすればよかったぁぁと後悔してます)さすが木絵ちゃんのご家族! お母さんとお義姉さんのお肉問題を知った光正さまは、夕食のお誘いをやんわり辞退しますが、そこは何も知らない木絵ちゃん、「そのつもりで来た」って言っちゃうわけで。お肉問題はお兄さんに飛び火しちゃうんです。「車で特上牛肉 買いに走れや !!」お兄さんは肉の買い出し、女性陣は夕食の支度でいなくなり、お父さんと二人リビングに取り残された光正さま。他人が考えてることがわかるって、こういう時は便利かも?(この男に あの子の本当の良さがわかるのか?)とお父さんは思っているのですね。木絵ちゃんは自分の気持ちをあまり人に言わないし、ぼーっと空想ばかりしていて、何を考えているのかわかりにくい人認定されてますしね。そこへ光正さまのこのセリフですよ!「かなり明るい人だと思います それに芯は強いです 多分…僕よりずっと 楽しくて面白くて優しいことを空想することで 一人で自分の中でいろんなことを乗り越えている… …ような気がします」これにはお父さんもキュン!!(こ…こいつ わかってるじゃないか!!) というわけでなんなく面接クリアです。夕食に出されたすき焼きもウマく、これで肉問題も解決!!そこへ温泉旅行からおばあちゃんが帰ってきて、光正さまを見るなり心の中でヨッシャア!産まれたひ孫の目が青いとか、羽根が生えてるだとか、ひ孫自慢の妄想炸裂!!そうです、木絵ちゃんはおばあちゃん似なんです…結婚へ向けて着々と進んでいる光正さまにも可愛い子供の頃があったわけで、この巻には中学時代の秘話(?)も収録されています。中学2年の夏休み。別荘の近くの森で迷子になった光正さま(と茂子と和正)。歩き回っているうちに夜になり、心細く思っていたところ、明りがついた家を発見します。そこに住んでいたのは、光正さま達と同じく人の思考が読める女の人(29歳)でした。相手の心がわかりすぎて恋愛に失敗、なんもかんもイヤになって、森の中で管理人をしているってわけです。そんな能力を持っていると、アン&茂正さん(光正さまの祖父母)のように幸せな結婚生活を送るというのは無理なんでしょうか。その後、その女の人がどうなったかといいますと…木絵ちゃんとその森を訪れた光正さまは、スーツを着て赤い薔薇の花束を持った男性をみかけるんです。なんと17年かけてのプロポーズ!(長すぎだろ…)めでたしめでたし。。。やっかいな能力を持っていても、ちゃんと運命の相手に出会えるんですよ。今の高台家3兄弟のようにね。さてさて、光正さまのお母さんも二人の結婚を認めてくれたので、アンおばあちゃんはイギリスに帰ることになりました。空港での別れ際、アンおばあちゃんが木絵ちゃんに「日本ではマリッジブルーなんて言うらしいけど そんなことにはならないでね」なーんてわざわざ余計なことを言ってくれたものだから、木絵ちゃんはすぐその気に…光正さまの心配をよそに、次巻ではマリッジブルー妄想が始まることでしょう…光正さまの苦労は続く…【内容情報】(出版社より)光正の母・由布子から結婚を反対された平野木絵。別れを決意するが、イギリスから帰国した祖母・アンが巧みな話術で危機を救う。ふたりは結婚に向けて少しずつ前進し始める……。光正の中学時代の秘話も収録された大ヒット不可思議ラブコメディ第4巻!
2015年09月28日
黒伯爵は星を愛でる(2)1巻に輪をかけてエスターを愛でまくっているレオン。まったくこの男は…でも、ぜ~んぜん報われていません。 愉快不憫です。反対にエスターはエスターで、レオンの気遣いを“自分が役に立たないから”と歪曲して受け取って落ち込んだり。「THE・すれ違い」なんですね。離れ離れになった兄・アルを探しているエスターは、レオンの従兄弟・ゲイリーとロイ男爵主催の慈善バザーへ行くことになりました。ロイ男爵は最近養子を迎えたので、その子がアルかどうか確かめるためにです。自分も一緒に行けないことが気に食わないレオンは、メイドのミス・メイスンをお目付役として同行させます。バザー会場にある旧聖堂に迷い込んでしまったエスターとミス・メイスンは、吸血鬼に襲われてしまい…吸血鬼に縛り上げられたエスターを見て、烈火のごとく怒ったレオン。。無理もないと思ったけど、怒ったポイントがね…自分より先に縛ったのが気に入らないんですってさ…どういう趣味しているのかな?… あぶねぇな…そうそう、ロイ男爵の養子はアルじゃなかったんですよ。これでアルへの手がかりは途絶えてしまいました。さて、次は舞踏会のお話。レオンが狭量なのは今に始まったことじゃないけど、自分以外の男がエスターの手を取るのも我慢できないなんて… そんなレオンを戒めるためか、単に面白いからか(←たぶんこっち)、ゲイリーはエスターに男装させちゃいます。レオンはエスターの素敵なドレス姿を期待していたんでしょうね。「俺の可愛い胸を… 尻をどうした!?」とえらくご立腹…険悪な雰囲気のまま、3人は舞踏会へ。社交界ではレオンは白薔薇様(pp)、ゲイリーは赤薔薇様(ppp)と呼ばれています。それから今回登場するのが、社交界の黒薔薇様(pppp)ことギルバート公爵!この方、吸血鬼の親玉(王)なんです。吸血鬼たちを管理する側の人ですね。(秩序を守らない吸血鬼を狩ることを許されたのが、レオンたち吸血鬼ハンターです)エスターはレオンに「あれ(ギルバート公爵)には無暗に近付かないように」言われます。が、なぜか彼が気になって仕方ないんですね~~。(エスターの夢の中に出てくる黒髪で青い目の王子様って、公爵ではないのかね?)おまけに行方不明のアルが公爵と一緒にいるし。これから先ややこしくなりそうです。それと…レオンの独占欲がどんどん加速してまして、このままだと非常に危うい人になってしまうのではないかと懸念しております…やっぱり節度って大事だと思うんですよ…【内容情報】(出版社より)吸血鬼ハンターの伯爵・レオンと仮初めの結婚をすることになったエスター。離れ離れになった兄・アルを探す中、エスターはある男爵が催すバザーに行くことに。「あなたを他の者の目に曝したくない」というレオンだけど、エスターは一足先にバザーへ…。そこでおきた事件は…!?2015年1月刊。
2015年01月25日
高台家の人々(3)表紙のお二人は光正さまのご両親。さすがにセレブの空気がぷんぷんですね。本編ではもう少しお年を召していらっしゃいます。『高台家の人々』は皆さん美形ですねぇ。不細工なのはヨシマサだけ? ヨシマサ、うちのにゃんこ2号に似ているんだよなぁ… 妙におっさん臭いところとか…似ている…そういえば…1巻の表紙は光正さまたちご兄弟3人、2巻は光正さまのお祖父さん&お祖母さんでした。木絵ちゃんは登場してません。まだ“高台家の人々”になってないからでしょうか…その鍵を握っているのは光正さまのお母さんですね。この巻には、本題(=光正さまと木絵ちゃんの結婚はどうなる?)と、光正さまのご両親の馴れ初めが入ってます。2巻の最後で木絵ちゃんにふられてしまった光正さまは、原因がお母さんにあると知って静かに激怒。お母さんに向かって「これ以上口を出さないで下さい!」と言い放ち、木絵ちゃんに謝りに行きます。ここでも木絵ちゃんの妄想は爆発!!二人は駆け落ちし、光正さまは大樽運びの仕事をしてます…それはさておき、お母さんを説得できるのはおばあちゃんしかいない!ってことで、おばあちゃんが日本へやってきた!!光正さまのおとうさん(茂正Jr. なぜか「マサオ」と呼ばれている)も日本へやってきた!!高台家の人々勢ぞろいです。茂正さん亡き後、笑顔が減ったおばあちゃんも、木絵ちゃんの妄想に大爆笑。光正さまが気に入った木絵ちゃんだもの、おばあちゃんも気に入るに決まってますよね。おまけにおばあちゃんは光正さまのお母さん(めんどいからここからは由布子さん)の扱いに長けていましてですね、上手いこと言いくるめて由布子さんの手で木絵ちゃんをレディに仕上げる方向へ持って行きました。昔から由布子さんは面倒見が良かったんですと!由布子さんって社長令嬢でわがままで勝気なんですけど、言うべきことはハッキリ言うし、友達思いだし、正義感は強いし、それほど意地悪な人じゃないようで。チャンスを与えられた木絵ちゃんは、由布子さんの厳しい修行に耐える日々。お茶だお花だ英会話だ、頭の中は混乱状態。そんな時でも妄想はノンストップ!! さすがというべきでしょう。木絵ちゃんの頑張り(?)といくつかの幸運のおかげで、由布子さんにめでたく光正さまの婚約者と認めてもらえることになりました。余談マサオさん、そんなぼんやりさんでよく今までやってこれたよね…光正さま、どれだけ木絵ちゃんに惚れてるんだか… ごちそうさまです…【内容紹介】スケールの大きな妄想が趣味の地味めなOL・平野木絵は人の心が読めるテレパス能力を持つ高台光正と結婚を約束する。しかし、突如英国から帰国した光正の母・由布子から結婚はあきらめてくださいと言われてしまい…!? 爆笑必至の不可思議ラブ・コメディ!
2015年01月24日
海月姫(15)15巻は蔵之介、花森さん、尼~ずが奮闘してます。月海ちゃんはカレー食ってガン寝してただけ…シュウシュウは決めポーズで表紙にちゃっかり載っているけど、本編では影も形もありませんよ…シュウシュウ…(ちっ)前巻後半で、カイ社長の自社ビルへ乗り込んだ蔵之介。新人モデルになりすましたところ(もちろん女性モデル、名前はスー)、「すぐに社長に言って専属に推薦するわよ!!」って言われるほどの高評価をいただきました。社長に挨拶したいとか何とか言って、社長室が35階(最上階なんだわ)にあることを聞き出します。おまけに「自分の周りの才能のある女と片っ端から寝るのが社長の悪い癖」なんてことまで聞いちゃったもんだから…あの月海ちゃんだもん。まさかね… 35階の社長室を目指す蔵之介なんですが、やっぱり簡単にはたどり着けないわけですよ。エレベーターに乗りこんで、20階以上はカードがないと行けないと気づき、仕方ないから19階で降りましたよ。そこからは非常階段をひたすら上りましたよ。でもね、非常ドアを開けるんでもカードがいるんです。そこへ絶妙なタイミングで掃除のおばちゃん登場。自分を武器にして(顔とトークだけ)、蔵之介はまんまと社長室へ!こういうところを見ると、やっぱり蔵之介って頼り(?)になるって思いますね~世渡り上手いっていうのかなぁ、機転がきくっていうのかなぁ、逞しくて、世界の終わりが来ても彼だけはしぶとく生き残りそうな感じがします。シュウシュウ?う~ん、時々キラッと光るものはあるんだけどね… 最近はね…やっとたどり着いた35階ではファヨンとばったり。カイからの電話に「何も異常ありません」と答えるファヨンに、蔵之介は取り引きを持ちかけるんです。ここでも蔵之介がすごい!(今までシュウシュウ押しだったんだけど、ちょっとぐらっときた…)カイに嘘をついたファヨンの真意を読みとっちゃうんですよ!中国の神話に出てくる渾沌という怪物はとにかく貪欲で、すべてのものを食べつくしても満足することなく、自分の尾を食べ、最後には自分自身を食べてしまうのだそう。ファヨンは、カイも自分もその渾沌という怪物だというんです。ファヨンはカイを止めたいんですね。そして、カイが気にかけている月海の存在も気にかかってます。今までカイの周りには絶対にいないタイプだから余計。蔵之介が「実は月海はオレの婚約者なんだよ」って言った瞬間、ほっとしてました。ファヨンの女心も利用しちゃいますよ、この際だから。そして蔵之介は見事月海ちゃんを奪還!!本来なら感動の再会になるんだが、カレー食べて満腹の月海ちゃんはヨダレ垂らしてガン寝…さすがだよ、月海ちゃん。あの花森さんでさえ、(自分から進んで)シンガポールまでやって来て頑張っているというのに…さて、月海ちゃんを助け出した蔵之介が次にすべきことは、花森さんの救出です…拉致されたんじゃありません。ニーシャから預かった10万円を元手にカジノに繰り出した花森さん、ものの1分で一文無しに。。。空港到着からわずか2時間後のことでした…さぁ、カジノで合流したら展開は決まっていますね。すっからかんになって、もうダメだ!終わりだ!っていうところでチップを一枚だけ拾い、それに全てを賭けて勝負に挑み、都合良く大勝ちするってヤツですね。そのとおりのことがここでも発生します。特筆すべきは、チップを拾ったのは花森さんで、その方法がせこい紳士的だった点ですね。シンガポールでの花森さんは、いつもより2割増しくらいでカッコいい。セリフを読まず絵だけ見ると、ちょっと渋みがかった中年(花森さんって中年?)ですよ。最後に尼~ずの奮闘ぶりを…目白先生作『恋のパルテノン』復刊が決まり、80万円ほどが入ってくることに!!しかし微妙な金額だ、80万…どう使うか真剣に考えたジジ様は、ちゃんとした高い服を買いにいきませんか?と提案します。ちゃんとした服を買ったことがないから、服を売る側になった時、どうしたらいいかわからないのでは? だから服を売る前に、この80万で服を買うべきだと言うんです。とりあえずデパートへ行ってみるようだけど、生きて帰れるのかな?・・・本編とは別に収録されているのが、episode.0「尼~ず前夜」と番外編「海月姫 英雄列伝☆」、おまけマンガの3本。「尼~ず前夜」は、尼~ずの面々がどうして雨水館に入居することになったかというお話です。尼~ずの壮絶な過去が今明らかに!!「海月姫 英雄列伝☆」は、ジジ様とまややのチャンネル争い…ではなく録画予約争い。千絵子さんにいつも録画予約をお願いしているジジ様は、DVD-Rを買う余裕がないので録画したものを全て鍵付き保存しています。まややが録画したくても空き容量ゼロ!消去したくてもロックが外せません…まややの懇願をやんわりスルー… ジジ様結構強かった…おまけマンガは、小豆が大好きなごっちゃん(東村さんの息子さん)のお話。同じくあんこ大好きな私は、「その歳で既に熱烈あんこファンだなんて!! 将来が楽しみ!!」と感動にうちふるえてしまいました。【内容紹介】蔵之介、月海奪還の戦を開始! 花森さん、ついにSGP(シンガポール)のカジノに現わる!?運命の女神は果たして誰に微笑むのか?SGPの熱い夜が今、始まる──。海月姫episode0「尼~ず前夜」&番外編『海月姫 英雄列伝☆』も収録!!
2015年01月14日
『別冊マーガレット』に2004年8月号から2007年10月号まで連載された神尾さんのマンガです。とっくに単行本になってるし、文庫も電子書籍も発売されています。なぜ今頃になって、ここに書くかといいますと…コミック本の整理をしている最中、久しぶりに読み返して面白かったからなんですね~~。神尾さんの代表作といえば『花より男子』。個人的にはその『花より男子』より、こちらの『キャットストリート』の方が好きなんです。全8巻と決して長編ではありませんが、無駄なエピソードもなく綺麗にまとまっているし、主人公を初め、脇キャラにもイヤミがなくて好感(共感)が持てます。そして! ここ大事!!主人公とくっつく相手が、王子様キャラとはちょっと違うんです。目が細い!! (絵を見るとそんなに細くはないんだけどね…)王子様のようにお目々ぱっちり、☆がキラキラではないのです。目が細い&イジワル顔!!作中どこにも「カッコいい~~!!」と、周囲の女の子が騒ぐシーンが出てきません…あの道明寺でさえキャーキャー言われていたことを考えると、なんて雑な扱いなんでしょ。(私は花沢類ではなくて、道明寺派!)Wikiからちゃっかりあらすじ拝借。青山恵都は、かつて天才子役として名を馳せた少女。しかし、ミュージカル作品「サニーデイズ」に出演した際、ダブルキャストであった同じく子役の園田奈子の裏切りを受け、舞台本番中に大失敗をし途中降板してしまった。以降は芸能界を引退、そして通っていた小学校も不登校になってしまい引きこもりの生活を送っていた。そんな中、たまたまフリースクール「エル・リストン」の学長に出会い、「エル・リストン」への登校を誘われ、通い始める。小学校時代の同級生との再会や初めての恋愛、「エル・リストン」の心優しい生徒と仲を深めていくことで、恵都は少しずつ成長していく。登場人物はこちら(これもちゃっかりWikiからです)。青山 恵都(あおやま けいと)幼少時代は天才子役として芸能界の第一線で活躍していた。しかし、奈子とダブルキャストで演じた舞台の初日で奈子に裏切られ、大失態を演じて芸能界を去る。それから7年間、人間不信となり不登校になる。その後スクール長との出会いを経て、フリースクール「エル・リストン」に通い始める。小・中・高と不登校で引きこもりだったため、簡単な漢字の読み書きなどもできない。奈子との再会・和解を経て、女優復帰を図る。佐伯 玲(さえき れい)「エル・リストン」に通うきっかけを与えてくれた恵都の友人。かつてはサッカーの天才少年として活躍し、サッカーの名門高校へ進んだが、自己中心的な態度が周囲に反感を買い、地区大会の予選でチームメイト全員にパスをボイコットされる。その後退部し高校も退学。恵都のことを好きになり付き合うが、恵都の本当の気持ちに気付き、身を引く。その後、サッカーを極めるためにブラジルへ留学。峰 浩一(みね こういち) 「エル・リストン」に通う恵都の友人。フリーのプログラマとして仕事もしている。IQ200の天才。痩せている。1人暮らし。家族に血のつながらない姉が1人いる。後にIT企業「コックス・コーム」を立ち上げる。野田 紅葉(のだ もみじ)「エル・リストン」に通う恵都の友人。ロリータ・ファッションが好き。服はいつも自作。以前は普通高校に通っていたが馴染めず退学し、現在に至る。5人姉弟の長子。主人公・ケイトの恋人(後の結婚相手)は浩一くんなんですよ!それなのに、3巻になってようやく表紙ですよ!Wikiの登場人物紹介もすっごく短いですよ!でもね、このイレギュラー感が好きなのよっ!! ふふっ
2014年11月18日
黒伯爵は星を愛でる(1)『花と悪魔』以来、久しぶりに音久無さんのコミックを購入しました。感想はこの一言に尽きますね。 “ツンデレここに極まれり”舞台は19世紀のロンドン。母を亡くし、双子の兄とも離れ離れになった主人公・エスターは、下町で花売りをしながら細々と生活しています。「いつも笑顔を忘れないでね」という母の言葉を守り、貧乏でも一人ぽっちでも毎日笑顔で過ごしています。そんなエスターの前に現れたのがヴァレンタイン伯爵!お母さんが言っていた「たくさん笑ったらきっといいことがあるわ」=「金色の髪の素敵な王子様が現れるかもね」です。そしてなんと! 「あなたは今日から私の花嫁です」と、エスターを自分のお屋敷に連れて行くのです。本人は幽霊が見えるだけだと思っていますが、エスターはダンピール(吸血鬼と人間のハーフ)でして、吸血鬼を探知できる能力を持っています。その特殊な能力に目を付けたのが、伝統ある吸血鬼ハンターの一族であるヴァレンタイン伯爵なのです。エスターを妻にし、吸血鬼狩りに協力してもらっちゃおうというわけなのですね。一方、エスターの双子の兄・アルジャーノン(アル)は、貴族の養子になって家を出て行ったまま。伯爵と結婚すれば、アルを探し出せるかもしれない 双方の利害が一致し、二人は夫婦の体をとることに!!こうしてエスターは立派なレディになるために、日々レッスンに励むことになります。「(エスターが)吸血鬼の本能に目覚めるようなことがあれば、その首は党首の俺が直々に刎ねてやろう」とか何とか言ってるくせして、エスターの笑顔に惚れたのことの、エスターに名前(伯爵のお名前はレオンです)で呼ばれたくらいで腰が砕けたのことの、まぁ、伯爵はエスターにべた惚れなんですわ。エスターの方は恋愛オンチ(?)なものだから、時々伯爵に胸キュンするものの、「(キスは)ちゃんと好きな女性となさって下さい」な~んて言っちゃう始末…さて、お二人はこれからどう進展するのか。なんか気になるのであります。タイトル「黒伯爵は星を愛でる」ですが、エスターには「星」という意味があるのですね~~~ほ~ら、やっぱりツンデレだ…【内容紹介】下町で花売りをするエスターは、母を亡くし、双子の兄とも離れ離れ…。「いつも笑顔でいれば、素敵な王子さまが現れるわ」そんな母の言葉を支えにしていたある日、エスターのもとにヴァレンタイン伯爵が現れ、「貴女は今日から私の花嫁です」と…!?しかし、伯爵には別の顔も…!?半吸血鬼のシンデレラストーリー!2014年8月刊。
2014年11月13日
海月姫(14)シュウシュウ押しのワタクシとしましては、なんとも残念な14巻。いつもあさっての方向で頑張ってるシュウシュウ…表紙すら月海ちゃん、蔵之介、カイ社長になっちゃってるよ…カイさんはどういうつもりで月海ちゃんをシンガポールへ連れて行くんでしょう。決して幸福だったとはいえない過去が、今のカイさんの心に澱のように沈殿しているのかな?何考えてるのかわからんけど、時折見せる無邪気な笑顔にやられてしまいますな。今までファヨンはカイの妹だと思っていたんですが、どうやら違うようですね。月海ちゃん奪還(?)に燃える蔵之介は、雨水館の皆さんにクラゲのドレスを着せて(もちろん自分も着て)、国会議事堂前のデモに参加します。その様子がTVに映り、月海ちゃんも見るのですが、その時彼女はすでに空港にいて…呑気にイタリアへ行っていたツケが回ってきて、めちゃくちゃ忙しいシュウシュウ。月海ちゃんに会う時間が全くありません。それなのに、「政治の世界に身を置いた男と結婚すると… これからもこうやって寂しい思いをさせてしまうと思います」だとよ。まだわかってないクソ○カって書かれちゃってました……そんなところがツボなんだけどね、私的にはね…さて、シンガポールに来た月海ちゃんをカイ社長は大歓迎!!童心に帰ったように大はしゃぎなんですね。そ・し・て・・・何を思ったのか月海ちゃんに○スしちゃうのです。 ※○ス=口に…口が当たった… (月海ちゃん曰く)ファースト○スに月海ちゃんは脳内大爆発を起こしてしまいました。その後、二人は屋台でカレーを食べるのですが、これがこれが!!雰囲気最高で他人から見たら、楽しげな恋人同士みたいなんですね~~特に笑ったカイ社長が子供みたいなんですね~それなのに…月海ちゃんがシンガポールへ行ったことを蔵之介から聞いたシュウシュウったら…「…マ マーライオンを見に!?」終わってる… (…そんなところもツボなんだけどね、私的にはね…)蔵之介にも「もうアニキには任せらんねーよ オレが月海の一番近くに行く」って言われましたしね…有言実行の蔵ちゃん、早速シンガポールへ。バッチリ女装してカイ社長の自社ビルへ乗り込んだものの。。。なぜかモデルをやることになっちゃいました。(どこへ行ってもホームにしちゃう蔵之介! 無敵だ!!)巻末のおまけマンガ『海月姫 英雄列伝☆ 其の十』では、ブラックで毒舌なタコクラゲ・クララがいい味出してました!!もう1本のおまけマンガは『私のマイブーム 2014』東村さん、キャンプ(というより焚火?)にハマっていらっしゃるようで…【内容紹介】月海 まさかのINシンガポール!!蔵之介&尼~ずのためにと、BIGアパレルブランド社長のスカウトについてきた月海…ってことはみんなで立ち上げたブランド、ジェリーフィッシュは完全解体!?12月に能年玲奈主演で映画化決定のヲタ女子漫画、最新巻!!
2014年09月30日
コレットは死ぬことにした(1)『スキップ・ビート』目当てに花とゆめ16号を買ったわたくし。その16号の巻頭を飾っていたのが、この『コレットは死ぬことにした』であります。少女マンガに似つかわしくないタイトルに度肝を抜かれつつ読んでみたら、“あら、これ面白い!”花ゆめ16号に掲載された分は1巻の続きなので、“これは1巻買うしかないでしょ! 白泉社ってホント商売上手なんだから!”と1巻購入となりました。ストーリーを簡単に言えば、薬師・コレットと冥王・ハデス様のロマンス☆です。※1巻はまだ恋愛色は薄かったりする… 残念っ!!この『コレットは死ぬことにした』は初め読み切りでして、それが人気を博し連載になった時、作者さんは“内容と合わないな”と思ったそうですが、他にタイトルが思いつかなかったので“まーいっか~~”とそのままになったんですって。。。いいなぁ、このユルさ…そんなわけなので、死ぬことにしたコレットさんはちゃんと生きてます。さて1巻のあらすじですが、薬師として超多忙な毎日を送っているコレットはもういっぱいいっぱい…人の病気を治す前に自分が死んでしまいそうです。なーんかイヤになってしまったコレットの頭に、“井戸は別の世界に繋がっている”という伝説がよぎります。そして井戸へドボン…目が覚めた時は、冥府の牢屋の中でございました。そして冥王の家来のガイコツさんにハデス様の病を治すように言われるのです。「二度と働かないって決めたの!!」と初めは拒否っていたコレットも、病人(ハデス様)を見たら薬師の血が騒ぎまして結局仕事してるし!※ハデス様の病って日光アレルギーでした… 長い間の地下暮らしのせいで、陽の光に耐えられなくなってしまったんです…家来たちでさえ躊躇するハデス様の閨(寝所)に勝手に入り込み、遠慮なく服を脱がして治療するコレットと、渋々治療を受けているハデス様の対比が面白い。冥王であろうと一般人であろうと、患者にはみな同じ態度で接するコレットの職業意識に好感が持てます。毅然としていて媚びないところがいいですね。反面、“仕事で忙殺されてイヤになっちゃった…”なんて、人間臭さがダダ漏れているところも良しっ!表情がころころ変わるコレットに反して、ホント無表情なハデス様。痛くてもじっと我慢、自分の体より仕事を優先する完璧ワーカホリックです。でもそれにはちゃんと理由が…ハデス様ご本人が言うには、「冥王は自分しかいない」からなんですと。コレットが「仕事にプライドを持っている人はかっこいい」と思うのもうなづけます。ストーリーには直接関係ありませんが、コミックスの柱部分の作者のお言葉に、いたく同意してしまいました。以下抜粋「過労がよくないのはあたりまえですが、一生懸命働くひとがいて世の中が成り立っていることも事実だと思うので、働き者が報われる世の中であってほしいなーと思います。仕事に限らず何かを頑張っているひとはかっこいいなーと思います」それに加え、花とゆめ16号に掲載された連載第一作でもコレットさんがこう言ってます。「 命なんてものの何とちっぽけなこと誠実さも勤勉さも報われないことがあると思い知った気に入らない ぜんぜん気に入らない楽しいばかりが人生じゃない でも せっかく生まれてきたのなら笑っていたい」こんなことを自然にさらりと言葉にできる作者さんはホントすごいわ!応援したくなっちゃうじゃないですか。人気が出たのも納得です。お腹が空いていると三匹の子犬になってしまうハデス様のペット(?)のケルベロス、名前はケル、ベロ、スー…見分けるポイントはツリ目かタレ目か丸い目か…こんなところにも作者さんのユルさが…【内容紹介】読切で大人気をはくして連載化決定!薬師コレットと冥王ハデス様との神話級ロマンス☆薬師コレットは毎日大忙し。食事してるときも、寝てるときも、朝から夜までお構いなしで休む暇がない。逃げ場がない……。疲れたコレットがとびこんだのは井戸の底!目が覚めるとそこは冥府で!?2014年7月刊。
2014年08月07日
黒執事(19)19巻の表紙は人狼の森の領主・サリヴァン。カバーの下は… 「黒腹話術師」!!あれ? そのままやん!裏表紙ではシエルも人形になってます(召使いたちもね!)。シエル人形の膝小僧、膝小僧フェチ(そんな人いる?)が見たら、鼻血ものですわよ。。。上司に新年会での一発芸を命じられた堅物サラリーマン・ヴォルフラムが、困り果てた末迷い込んだ美しい人形を売る怪しい店で 店主に腹話術を習ったり習わなかったりするエキゾチック・ホラー・ストーリー! …かもしれない。ちなみに店主はセバスチャンです。やっと“狼の谷”の村へたどり着いたシエル一行。その村はよそ者の滞在を一切認めていないのですが、夜の森はあまりにも危険で、絶対に無事に抜けられないだろうということで、領主・サリヴァンに「今晩だけ特別に滞在を許して」もらいます。サリヴァンの城『緑の館』に向かうシエルたちは、途中拷問具がごろごろしている広場(?)を通ったりします。人狼、呪い、魔女、拷問具… まんまオカルトです。いいですねぇ。『緑の館』で夕食をふるまわれることになったのはいいのですが、ヴォルフラムさんはどうも要領が悪いようでして、時間がかかることかかること…結局セバスチャンが手伝ってようやく夕食にありつくことができました。。肉の塊にナイフとフォークをぶっ刺して食すという、領主らしからぬ気取らない作法のサリヴァンに、シエルがドン引きしている時、突然「人狼が出ました!」とヒルデさんが飛び込んできました。急いで駆けつけてみると、若い娘が背中を切り裂かれていまして、どうやら人狼除けの護符を持たずに薬草取りに行ったようなのです。人狼が村人を牙にかけるのはこれが初めてだとサリヴァンは言います。サリヴァンの祖先の『緑の魔女』は、人間に追われ命からがらこの森に逃れ、自分の足を供物に捧げることで人狼と契約を交わしました。以降、領主は代々“こう”して歩けないようにするんだそうです。※シエルがサリヴァンの足を見て『纏足(てんそく)』じゃないかと訝っていましたが、こういう理由があったんですね。その夜、シエルとセバスチャンはこっそり森へ入っていきます。。するとなぜかシエルの目から涙が…その時ガサッと音がして、人狼が現れます。後を追おうとするシエルを、「この森は何かがおかしい 嫌な予感がするのです」と言ってセバスチャンが制止し、シエルは部屋で待つことに。セバスチャンは森へ戻るのですが、次はセバスチャンの目にも涙が…鼻血も出て、顔や手にブツブツができ…慌てて館へ戻ったセバスチャンは、自分と同じ状態になったシエルを目の当たりにし、サリヴァンに助けを求めます。う~ん、シエルはわかるけどセバスチャンもなんて…悪魔が魔物の瘴気に当てられるなんてありえません(ってセバスチャンが言ってる)。サリヴァンが執り行った浄化の義で、なんとか命は取りとめたシエルですが、忌まわしい過去を思い出してしまい、おまけに目が見えなくなってしまうんです。完全に幼児返り(?)したシエルはセバスチャンまでも拒絶、なぜかフィニだけが傍にいても大丈夫のようです。シエルが治療を終えるまでの間、サリヴァンの執事になったセバスチャン。どうもサリヴァンは外の世界のことを聞きたくて仕方ないみたいですね。料理に使う白ワインが切れていることを口実に、階下を探りに行くセバスチャンとスネーク(とオスカー)。行き止まりの壁を探ると、ブロックが一枚動いてその奥には地下(?)へと続く階段が!そこへヴォルフラムが現れたため、探索は中断。しか~し、オスカーはブロックが元にもどる前に壁の中へ!!さて、セバスチャンの代わりにシエルのお世話を命じられたフィニは、かつてどこぞの研究所の非検体でした。(たぶん女王陛下の命令でその研究所をぶっ潰しに来た)シエルに救われ、兵器ではなく庭師(=フィニアン)として生きていくことになりました。そのことを感謝しているフィニは、「絶対に坊っちゃんを守ってみせます!」とシエルに約束、実際に人狼が襲ってきた時には身を呈してシエルをかばい、後ろ回し蹴りで人狼を撃退するのです。…でもね、この時、フィニは瘴気にやられなかったんですよ。。。どういうことなんでしょうかね???『緑の館』にまで人狼がやって来るなんて、契約はどうしたんでしょう?わからないことだらけです。オスカーが探りに行った地下ですが、長い階段を下りた先には鳥かごのようなエレベーターがありまして、それに乗ってさらに下ったところに8匹(8人?)の人狼がいます。その中心でサリヴァンが儀式を執り行っているのですが、これまた不思議な…「貴方達の命の源たる魔力 それを生み出す究極魔法がもうすぐ完成する だからどうか どうか怒りを収めてくれ…」…はて?一方シエルは「もうこんな所やだ!! うちに帰る!!」と駄々こねてます…さてどうする? セバスチャン??20巻は今冬発売予定です! 今冬って随分アバウトですな…【内容紹介】邂逅、緑の魔女――。足を踏み入れただけで呪い殺されるという“人狼の森"。その謎を暴くため、異国の地・ドイツを訪れたセバスチャンとシエル。二人の前に現れたのは、森を納める幼き魔女とその執事だった。大人気執事コミック、待望の最新刊登場!!
2014年07月21日
高台家の人々(2)※ネタばれありますので、ご注意下さい。待望の2巻!表紙のお二人は、光正さまの祖父母の若かりし頃でありまして、決してカッコいいのび太くんではありません。2巻はこのお二人のなれそめが半分を占めています。人の心が読めることを木絵ちゃんに打ち明けた方がいいんじゃないかと考えている光正さま。今度ゆっくり話そうと思っているようですが、仕事が忙しくてなかなか時間が取れません。木絵ちゃんの先輩・阿部さんは、「そりゃー あーた 絶対プロポーズだわ」と息巻いていますが、当の木絵ちゃんはそうじゃないと察しています。恋人(=木絵ちゃん)がいるとわかっていても、まだまだ光正さまにしつこく言い寄ってくる邪魔な女がおりまして、光正さまの残業終わりを見計らって食事に誘ってきやがりました。はじめは断っていた光正ですが、その女の「駅までご一緒してくれなきゃ泣いちゃう」という心の声を読んで、仕方なく駅まで送ることに…その場面をしっかり木絵ちゃん(と阿部さん)が目撃しちゃうんです。光正、あんた、やっていいことと悪いことがあるんだよっ!その女の下心をしっかり読んでいながら、そんなことしちゃダメなんだよ!そういうのは優しさじゃなくて優柔不断っていうんだよ!!光正さまの話って、他に好きな女ができたってこと?ショックだった木絵ちゃんは、またまた妄想の中へ。どういうわけかオリンピックで金メダルを取るべく、泳ぎに泳いでいます。半分魚になっちゃうまで妄想エスカレート!心配になった(?)光正は、「ずっと一緒にいたいと思ってる」と木絵にプロポーズ(?)します。今までちゃっかり忘れていましたが、光正さまって元華族の血を引いていました。それも長男で跡取りときてる。加えて祖母はイギリスの伯爵家の一人娘だったので、そっちの方も何かと大変そう。そこで光正の母が登場です(出ました、お約束)。光正が中国出張中なのをいいことに木絵を呼び出し、高台家の長男の妻ってどえらくハードルが高いんだってことを延々と説きます。そして、「光正との結婚はあきらめて下さい」とのたまってくれちゃいました。光正のような人とお付き合いしていることが常々不思議だと思っていた木絵ちゃんなので、言われたとおり光正をあきらめることにします。生まれて初めてフラレた光正さま、さぁどーする?(ちょっといい気味と思った自分の黒さが怖い…)ここからは光正の祖父母・茂正とアンのエピソードで、本当は光正のプロポーズ(?)の話と光正の母が登場する話の間に入っています。お二人の出会いは1958年、ロンドンのとあるパーティ(茂正がいうと宴会)です。ペドラー伯爵の一人娘・アンは、金髪碧眼の美女なもんだから言い寄る男は数知れず。でも人の心が読めちゃうので、恋愛に関してひどく冷めていました。周りの男どもと違う茂正に興味を持ったアンは、茂正の心を虜にしようと心に決めます。彼がアンのお屋敷の離れに下宿しているのをこれ幸いと、猛アタックを開始。そのうち、自分の方が茂正の虜になっちゃうんです。娘を心配したペドラー伯爵は、茂正に日本に帰るよう懇願し、それを受け入れた茂正はアンに何も告げずに帰国します。一時は落ち込んだアンですが、飛行機で先回りして日本へ。二人はめでたく結婚へこぎつけるわけです。アンが茂正に一目惚れして、モーレツに追いかけまわして結婚したことは、1巻で茂子が話してましたが、こういう経緯だったんですね。光正に自分の能力が遺伝していたことを知ったアンは、驚いたと同時に感動したそうです。どうやら高台三兄弟で、一番茂正に似ているのは光正みたいですね。光正も三人の中で一番おばあちゃん子だったようですし。光正からの手紙を読んだおばあちゃんは、木絵ちゃんに会いに日本へやって来るそうなので、きっと木絵ちゃんのこと(妄想含む)が気に入ると思います。そして、あの(!!)光正母をなんとかしてくれるんじゃないかと期待しています。余談道明寺のかーちゃんといい、光正さまのお母様といい、どうしておぼっちゃまの母親ってこうなの?ガハハって大口開けて豪快に笑うような、そんなかーちゃんはいないもんかね。……それじゃ話が盛り上がらないか。【内容紹介】人の心が読めるテレパス能力を持つ高台光正は、地味めなOL・平野木絵のユニークな妄想と人柄に惹かれ、付き合うことに。結婚を考え始めた光正だが、木絵は光正のモテモテぶりを見て、不安と妄想が暴走し──!? 爆笑必至の不可思議ラブ・コメディ!
2014年05月25日
黒執事(18)18巻の表紙はシエル。ぺろっとカバーをめくるとそこには黒宮司…うっかり祠を壊してしまったシエルが、野に放たれた様々な妖怪と和解したりバトルしたりするボーイ・ミーツ・モンスターストーリー! …かもしれない。天狗に扮したセバスチャンのお鼻がシュールだ…この巻で「寄宿学校編」完結。シエルが召使いたちとお買い物に行く「その執事、滑走」を挟んで、「魔女の呪い編」がスタートです。ここから先、ネタバレありますのでご注意下さい。前巻最後で校長の正体がわかっちゃいましたね。ここではP4(監督生4人)がデリックを殺害し、暁学会に蘇生を依頼した理由が明らかになります。デリックは家柄も申し分なく優秀で真面目ないい子ちゃんでしたが、それはあくまでも表の顔。裏ではおカネにモノを言わせてやりたい放題。副校長までもデリックと癒着していることがわかりました。「学園の伝統と規律を守るため」4人はデリック(とその仲間&副校長)を撲殺してしまうのです。「教育と洗脳は紙一重、まるで伝統の奴隷」って、シエルいいこと言います。4人は放校処分になりました。牢獄送りにならなかったのは温情ではなく、女王の血縁者(=デリック)が引き起こしたトラブルを隠ぺいするためです。さて、気になる葬儀屋の目的です。以前の動く死体とデリックには明らかに違いがありました。デリックには一瞬とはいえ意識があったという点で進化しています。「死者も素材(エピソード)があれば進化できる」未来への願望を走馬灯(レコード)に繋いだら、限りなく人間に近い動く死体が完成すると葬儀屋は言うのですが…気持ち悪いだけだと思うんですが、なんでそんなことをするんでしょうね~どうやら「定められた終わりの先を見たいだけ」なんだそうですが、はて、なんのこっちゃ???ここでセバスVS葬儀屋のド派手バトルが繰り広げられるという期待を見事裏切ってくれちゃって、葬儀屋は消えていくのでありました。事件が一応おさまって、シエルの報告を聞いた女王陛下がこれまた…「動く死者、私怖いわ」なんてしおらしいことを言ったその口で、「もし、その怪物が味方になれば そっちの方が素敵」…にこやかな顔してなんちゅーことを…わたしゃ、あんたが一番怖いわ!陰惨な事件のあとは皆でお買い物っっ!メイリンにはメガネ、フィニには麦わら帽子、スネークには大きなバッグ(ヘビ収納用)、バルドには飴を買ってあげてました。シエル、時に優しい。私はスネークびいきですので、新しいカバン(ヘビ入り)を誇らしげにかけている姿に萌え萌えでした…暗い話の間にほのぼのエピが入るとほっとしますね。葬儀屋が持っていた遺髪入れの一つが、シエルの祖母・クローディアのものだと判明。かなり前から葬儀屋とファントムハイヴ家には関係があったみたいです。謎がいっぱいのまま、「魔女の呪い編」がスタートです。今度の舞台はドイツ。ドイツ南部で不可解な死亡事件が発生し、シエルは女王から調査を依頼されます。死者の共通点は、死亡する前に呪われた森に入っていたこと。この森は「ヴェアヴォルフの森」と呼ばれており、足を踏み入れると魔女に呪われると言われています。ドイツの黒い森、魔女の呪い!オカルティックなお話来た~~!今回は召使いたちも総動員(タナカさんもね)でドイツ入り。スネーク(=ダン)が「ドイツ語がわかるのか?」と聞き、フィニが「あ … うん ちょっとね」と困ったような顔で答えるシーンがあります。これ、あとあと関係あるんでしょうね… フィニの過去話が出てくるか?さて、馬車を買い取ってヴェアヴォルフの森へ入っていくシエル御一行。今までは、森へ入る → 即効死亡だったのに(はて?)、シエル達はガラガラと森の中を進み、無事村へ到達します。その村なんですが、女性ばっかり。おまけに何百年前の服だ??とシエルに言われるくらい(ppp)時代錯誤の服装をしています。その上、彼女たちがサリヴァン様と呼んでいる領主は、なんと女の子(幼女)でした!う~ん、これぞ黒執事の世界!(勝手に決めつける)呪い、魔女(?)、密告者…これって…「魔女の呪い編」本格始動!! 19巻は2014年初夏発売!!
2014年01月23日
海月姫(13)東村さん、ご結婚おめでとうございます!巻末のおまけマンガにきれ~~に全部持っていかれた感じでしたね…本編より強烈です。帯には「衝撃展開!! 裸の蔵之介が月海と…!?」そして「バスルームで倉下月海さんに迫る鰐淵議員の次男・蔵之介さん」おぉぉ~、色っぽい話きたぁ~~~?月海ちゃん、鼻血噴出か???えり足社長(カイ・フィッシュ)の秘書・ファヨンに連れていかれた月海ちゃんを追って、超高級ホテルへやって来た蔵之介(と花森さん)。花森さんのそろばん教室の友・すぎもっちゃんの協力で月海ちゃんのお部屋を突き止めました。そこで蔵之介は高級ブティックで服を買い(注:女物 蔵ちゃん何着ても似合うなぁ…)、カイ社長のお金でルームサービス頼みまくり。食べまくり飲みまくりでしたたかに酔っぱらった蔵之介は、そのままお泊りすることに決めました。さ~てフロに入るかっ!ってことで帯の衝撃展開になるのですね。お風呂場で足を滑らせてのびちゃった蔵之介を月海が助け起こそうとした時、裸の蔵之介が月海をぎゅ~~と抱きしめて & 「行くな 月海」。通常はここから恋バナが始まろうもんなんですが…相手があの月海ちゃんだってのがなぁ… 蔵之介が必死こいてたその頃、王子様(シュウシュウ)は…イタリアで浮かれに浮かれまくってました…頑張ってはいるんですがちょいと的外れですね…そしてそのクラゲの指輪はいったい…月海ちゃんなら喜んでくれると思うけど、今は指輪より身売りの件をどうにかしないとじゃない?毎度のことながらズレた奮闘ぶりに、うっかり萌えてしまったですよ。無事帰国したシュウシュウが買ってきたお土産はビスコッティー…壊滅的なセンスです。。。花森さんの提案(入れ知恵?)でパスポートと着替えをとりに戻った蔵之介のかわりにシュウシュウが月海ちゃんのストーカー見張りをすることになるのですが、変装した月海がわからず見失ってしまうことに。一方、えり足社長(カイ・フィッシュ)はシンガポールにおりまして、教会での幼友達(?)の結婚式に出席しています。カイとファヨンはこの教会で育ったようですね。この頃の出来事が、実業家カイの原点だったみたいな…さて、14巻ではキリリとしたシュウシュウが見られるか!?でろんとしたクラゲの指輪を月海ちゃんがはめる日はいつ?(色もでろんとしていそうで怖い…)【内容紹介】お姫様(月海)は魔王(えり足野郎)に監禁中! 王子様(中年童貞)はヴェネチアで婚約指輪オーダーメイド中! 魔法使い(蔵之介)はお姫様をストーキング中! 尼~ずはすきやき摂取中!…って食べてる場合じゃねぇYO!
2014年01月12日
君に届け(20)発売と同時に買って読んだにもかかわらず、ずっと放置したまま。感想も何も書かないで(書けないで)おりました。決して面白くないわけじゃないんです。でも以前のようなドキドキわくわく感が湧いて来ないんです…風早くんと爽子ちゃんがつきあい始めた時点で満足して、熱が冷めちゃったのかもしれません。20巻はズバリ進路とバレンタイン!風早&爽子ちゃんはつきあい始めたばかりとは思えない安定感がありますね。こういうのをお互い高め合える関係っていうんでしょう。なんも心配しとりません。このまま突き進んで行って下さい。龍&ちづの場合、地元に残る気満々のちづと地元を離れ、大学で野球をやろうと考える龍との間で一波乱ありそうです。でも、この二人に関してもなんも心配しとりません。このまま突き進んで行って下さい。ケント&やのちん、これは危なっかしいですわ。あ、危なっかしいのはやのちんですね。ケントに対するやのちんの気持ち、恋愛感情なんですかね?ピンの行動に過剰反応するのは好意を持っているからなんではないですかね?ケントが登場する前は、やのちんとピンがくっつくものだと思っていましたよ。なんかインフルエンザの高熱がひいた後みたい。つきモノが落ちた感じです。私的にはここら辺でもう充分かなぁ。【内容紹介】三者面談で風早父・ゲキレツが激怒!? 父への複雑な想いを爽子に語る風早は…。“進路”がせまり始める新学期。将来について悩む爽子が選んだのは…? そしてむかえる2回目のバレンタイン!
2013年11月12日
高台家の人々(1)高台家の3兄弟は、黒髪碧眼の超美形。(“たかだい”ではありません。“こうだい”です…)そして、ある特殊能力をお持ちです。そ・れ・は・・・ 人の心が読める能力!高台家長男・光正は、非の打ちどころのないエリート会社員。ニューヨーク支社から、主人公・平野木絵ちゃんが働く会社へやってきます。地味系OLの代表選手みたいな木絵ちゃんですが、彼女、空想(妄想?・・・)が半端ない!すごい口下手で、思ったことがなかなか言えない分、空想はぶっとんでます。王族やら悪の組織やらバンパイアやら、とにかく奇天烈!でも、明るくて優しい人柄がにじみ出ているような空想なんですね。彼女の空想にいつも大ウケの光正は、彼女を食事に誘い、交際がスタート!クリスマスには妹・茂子、弟・和正に、木絵を紹介するまでに。。。長女・茂子は、大学時代の友人・浩平がゼミの後輩から告白されたと知り、大ショック。友人だと思っていたのに、まさか恋愛対象だったとは…失恋した茂子は、木絵ちゃんの妄想を気晴らしにして、浩平のことは忘れようとするのですが。。。な~んてことはない、浩平も茂子のことが好きだったんですわ。こういう時、人の心が読めるって便利ですね。そして、次男の和正。特殊能力のせいなのか、ちょっとイジワルで嫌味ったらしい性格です。(いや、これは持って生まれた性格だろう…)姉・茂子の友人の純ちゃんにやたら突っかかります。実は純ちゃん、ず~っと光正が好きで、いつか告白しようと思いながら早10年…それを近くで見てきた和正は、またまたイジワルなことをしちゃうんです。その場にいた木絵ちゃんの妄想を読みとって、自分の気持ちに気付くわけですが、なんともお間抜けさんです。人の心が読めるばかりに、恋愛に慎重になっていた3兄弟。春がやってきてよかった、よかった。これもひとえに木絵ちゃんの妄想のおかげ?!いつも笑わせてくれる森本梢子さん、今回も大爆笑でしたよ。そこに素敵王子さまと平凡な女の子という恋愛風味も加えられて、ただ面白いだけじゃない一冊でした。早く続きが読みたい!!【内容説明】妄想が趣味の地味系女子・平野木絵はニューヨーク支社からやって来た超イケメン社員・高台光正に突然食事に誘われ、驚く。実は光正には、ある特殊な能力が! それは光正の妹と弟にも── ヒットメーカー森本梢子が放つ不可思議ラブ・コメディ!
2013年10月03日
黒執事(17)17巻の表紙はリジー兄・エドワードです。カバーをぺろっとめくると、そこには「黒宅急便」! 英国有数の運送会社「セ川急便」所属のセールスドライバー達が 縞シャツと鍛え上げられた肉体を武器に お荷物と真心を 届けたり届けなかったりするお仕事ストーリー! ・・・かもしれない。命を賭けてシャーペン一本をお届けする「セ川急便」。凛々し過ぎるエドワードとセバスにご注目!帯は実写映画化の告知でして、表と裏にちっちゃい写真がありました。これがなんとも・・・ここから先、ものすごくネタばれあります。青寮 vs 緑寮のクリケット試合。正攻法では緑寮に勝てないと、あれやこれやとダークな手を使いまくるシエルたち青寮の面々。(巻末にある「黒執事の階段下」で、クリケットに関して 枢やなさんが取材した様子が読めます。 「試合に勝つ卑怯な方法はありませんか?」と聞いちゃった枢さん。 さすがシエルの生みの親です。 取材の成果がいかんなく発揮され、 もはや黒スポ根マンガへと変貌を遂げていますね。)最後、シエルの身体を張ったプレイ(?)で青寮は見事優勝!!「碧の奇跡再び」なのでした。額から血を流しながら、天使の笑顔で優勝を喜ぶシエル。ケガをしたシエルを優しく抱き上げるミカエリス先生(=セバスチャン)。これだけ見たら、本当に爽やかスポーツマンガなのですが…実際は・・・二人とも黒い・・・ 黒過ぎだ・・・汚い手で優勝をもぎ取っただけでなく、シエルのお涙頂戴作戦も成功なのでした。そのおかげで、「真夜中のお茶会」に招待されたシエル。デリック・アーデンの行方を知っていると思われるウェストン校の校長に会える機会がついにやってきたのです。デリックとその友人たちが、何らかの事件に巻き込まれている可能性を示唆し、警察に助力を求めるよう訴えるシエルに対して、「彼らは学園にいる」という答えが返ってきます。そしてなんとデリックが現れるのですが…デリックは、カンパニア号にわらわらいたゾンビそっくりになっていました。デリックは(正確にはP4の一人・グリーンヒル)に殺されていたんです。(死んだエリックを蘇生させたのが暁学会の医師でした。)そして、謎の校長の正体は・・・葬儀屋(アンダーテイカー)だったんですね・・・ここで次巻に続くです。次の18巻で寄宿学校編完結です。【内容紹介】潜入、真夜中のお茶会!!名門寄宿学校の秘密を探るセバスチャンとシエル。謎の校長と接触できる、奇妙なパーティに参加したシエルは、ついに事件の真相に辿り着くーー!? 大人気19世紀執事活劇、待望の最新刊登場!!
2013年08月28日
海月姫(12)シュウシュウ・・・イタリアくんだりまで行って指輪を買うのはいい。月海ちゃんを驚かせたくて内緒にしておくのもいい。でもね…タイミング悪すぎです。あなたが浮かれている間に、月海ちゃんの周りは大変なことになっているんです。「Ms.TSUKIMIを売ってください」というカイ・フィッシュの言葉に蔵之介は激しく動揺(カリカリ)します。「もしかして月海が自分の元から離れるのが面白くないんか?」とミーシャに図星(?)をさされてしまったり。本当なら喜ばしいことなんですけどね。素直に喜べないあたり、非常に複雑な心情です。そんな蔵之介、カイ・フィッシュ相手にとんでもないボケを・・・「彼女(月海)をシンガポールへ連れていくのは無理だ 何故なら あいつはパスポートなんか持ってませんよっ」いや、問題はそこじゃないから・・・まややの失態で、千絵子さんが腰痛にまでなって隠した天水館の権利証がついに発見されちゃいました…今度こそ「天水館終了のお知らせ」?なすすべもなく、月海ちゃんはシュウシュウに電話をかけますが、浮かれシュウシュウはイタリア行きの飛行機の中。そこでふと浮かんだのが、カイ・フィッシュ。彼にもらった名刺の裏に書かれていたのは「If you've got any trouble, call me!」。だからって、国際電話かけちゃったらダメです。カイ・フィッシュは月海ちゃんをシンガポールへ連れて行く気満々なんだから。結果、カイ・フィッシュが天水館と月海ちゃんをセットでご購入することに。月海ちゃん、身売り?絶体絶命のピンチなのにシュウシュウに連絡がとれなくて、月海ちゃんはまた暗~い妄想に取りつかれちゃいました。(何回も電話したことを怒っているから、電話に出てくれないんじゃないかと・・・)間が悪いってこういうことですね、シュウシュウ・・・お父さんとバンソーコ法を語り合ってる場合じゃないです。 ※バンソーコ法とは。。。 相手の薬指にバンソーコを巻いて、 こっそり(!!)指輪のサイズを確認してしまおうという方法。 シュウシュウパパ直伝。 ただし、効果のほどは不明。 【内容紹介】Jellyfishの展示会で1着も売れず、花札に興じる尼~ず! 千絵子抄の隠した天水館の権利証がついに発見され、小躍りする女狐!! 天水館&尼~ずを救うため、月海は人生初のパスポート申請をする……!?
2013年07月19日
黒執事(16)デリック・アーデンの行方を捜しているシエルとセバスチャンですが、誰に聞いても埒があきません。皆、最後は決まって「校長が決めたから」。こうなったら自分たちで何とかするしかないと決めた二人。デリックがいる(とされている)紫寮に火をつけちゃった!!でも、避難した寮生の中にも、寮の中にもデリックの魂は感じられませんでした。デリックは最初から紫寮にいなかった?そうなると、次にすることは「消火」ですね。ソーマの象(必死の形相・・・)に水桶を運ばせるセバスチャン(こちらも必死の形相・・・)。ここ、最初の笑いポイントです。誰に聞いてもダメ、放火してもダメ。残る手だては校長に接触することですが、校長に会えるのは「真夜中のお茶会」のみ。そして、寮対抗クリケット大会で活躍した選手が一人だけ、そのお茶会に招待されるという情報を得たシエルは、ミカエリス先生(=セバスチャン)の推薦で選手に決まります。シエルがミカエリス先生にお礼を言うシーンは、天使のような笑顔の裏に隠された、なにか企んでそうな(いや、実際企んでいるんですが)、二人の腹黒さが滲み出ています。 ここ、笑いの第2ポイント。選手に選ばれたものの、シエルたちの青寮は万年最下位・・・なんとしても校長の目に留まるような大活躍をしなければならないシエルがとった策は・・・相手に超強力下剤をもるという、使い古された策でした・・・華麗な執事マンガがそれでいいのか・・・?完璧黒い笑顔のシエルと、身もだえる美少年・・・ここが次の萌え爆笑ポイント。なんか、この巻はいつもと趣きが違って、熱血青春スポーツ漫画って感じでしたね。シエルのお父さん・ヴィンセントが青寮の寮生だった頃のエピソードとか、エリザベスとエドワードのお父さんがヴィンセントより年下だったこととか、タナカさんのシリアスなドアップとか、情けないエドワードが、実は頑張りやさんだったこととか、なかなか面白かったんですけど…この調子だと、デリックに到達するまで大変そうですね…【商品説明】お前たち!クリケットやらないか!!名門寄宿学校(パブリックスクール)に潜入したセバスチャンとシエル。姿を現さない謎の校長に会える方法は唯一つ、伝統のクリケット大会でMVPを獲得すること。No.1執事コミック、いつの間にやら超本気のクリケット漫画へーー!?
2013年03月29日
海月姫(11)千絵子さんが天水館の権利証を隠し、時間稼ぎをしているとはいえ、お母さんは売る気満々。契約までの期限はあと2週間・・・「Jellyfish」の皆さん(乗り気なのは蔵之介だけという話も・・・)は、展示会へ向けてワンピースのサンプル作りに専念してます。ですが、どうもイマイチ。。。行き詰っている月海ちゃんに救いの手を差し伸べたのが、フィッ・・・ フィッ・・・ フィッ・・・ フィアンセのシュウシュウです。「水族館に行きたい」という月海ちゃんを、花森さんの悪趣味なバブリー店選びシリーズ東京いい店オトせる店個室ランキング第3位(長いっ!)のお店へ連れていきます。(なぜか蔵之介と花森さんも一緒です。)そこで月海ちゃんが、突然、覚醒暴走モードに突入!!ワンピースのデザインを毒クラゲに変更!皆ボロボロになりながらも、なんとか展示会に間に合わせます。展示会で出合った新キャラが、カイ・フィッシュ(ふざけた名前・・・)。えり足長め!! 爽やか過ぎてエセ臭い笑顔!!それもそのはず(?)アジアのアパレル業界のドンなんだそうで。どうやら海月ドレスに興味を持ったらしく、「このドレスのデザインを売ってくれ」ときた!それも「デザイナーのMs.TSUKIMIと一緒に」だと!Jellyfishはこれからどうなるのか?以下、次巻へ続きます。この巻は、やたらアパレル業界のシビアな面が出てきまして、いつもの突き抜けたやりとり(特にバンバさんとまやや)がパワーダウンしていたような感じです。ちょっと湿った空気の中、春めいていた人が一人。そうです、シュウシュウです。イタリアへ行くために休みを取るそうですよ。リナさんに海月ドレスを届けるためなんて言ってますが、本命は婚約指輪購入です。そこでシュウシュウに課せられた特訓というのが、「相手に気付かれずに、こっそり指のサイズを計る方法」らしい・・・・・・幸せだね、シュウシュウ・・・巻末のおまけ漫画が傑作です。こんなマンガみたいなことが、本当にあるんですね~。楽しい。
2013年03月18日
黒執事(15)表紙は鞭を持ったミカエリス先生(セバスチャン)。カバーをぺろっとめくったら、鞭を持った黒ジョッキー!!ひっくり返して裏表紙を見ると そこには珍妙な馬・タナカブライアン(笑)に乗った黒ジョッキーさんが!馬に乗るより「自分で走った方が早いんですがね」とのたまうあたり、15巻も“あくまで執事”街道驀進です。女王の命令で、名門寄宿学校・ウェストン校に潜入した二人。その寄宿学校では、女王のいとこの子息・デリック・アーデンをはじめ何人もの生徒が長期に渡り自宅に戻らないという問題が…一般生徒は会えないという校長に接触するため、唯一校長と面会できる監督生(プリーフェクト)に接近しようと試みます。校長主催の“真夜中のお茶会”に参加できるのは、4人の監督生(P4)とその寮弟(ファッグ)のみ。(“真夜中のお茶会”、なんと怪しげな… これだけ意味深なのに、皆に内緒でバラエティ見て バカ笑いする集いとかいうんだったら笑える…)その寮弟(ファッグ)の寮弟(ファッグ)になろうとして、( 部分、ややこしいけどこの通り。)あの手、この手、大部分はセバスチャンの手を使って取り入るシエル。意地悪な学園一の美少年・コール先輩の策略にも「目には目と歯を!」というハンムラビ法典真っ青の仕返しをぶちかまし、天使のような笑顔でまんまとP4組に入ることに成功します。そのブラックさが好きだ~~!P4組のお茶の席で、シエルがデリック・アーデンの名前を出した途端、その場の雰囲気が凍りついてしまいます。やっぱりこれは何かある?P4の一人、グリーンヒルの寮弟で、あのリジーのお兄さん・エドワードがちゃっかり登場しています。あれほどシエルを煙たく思っていたエドワードですが、ここでは何かと友好的でしたね。あと久々にあのソーマが出てきます。(残念ながらアグニは抜きです…)おちゃらけたキャラでも王子は王子だと再確認させてくれる貴重な15巻。16巻は2013年3月発売予定です。【内容紹介】英国よ、これが執事だ。(※この執事は銀食器を投げたり、弾丸を素手で受け止めたりします。)名門寄宿学校(パブリックスクール)に潜入したセバスチャンとシエル。そこは伝統という名の独自ルールに縛られた閉鎖世界。思うように動けないシエルは、学園を支配する4人の監督生(プリーフェクト)・P4(ピーフォー)に、あの手この手で擦り寄ろうとするが…!? 新章・寄宿学校編本格始動!!
2012年10月28日
キスよりも早く(第12巻)すみません・・・あまりの甘さにあてられ胸やけがひどいため、12巻のあらすじをさらっとでご勘弁下さい…表紙がすべてを物語っています。文句なしのハッピーエンド!番外編はイケメンに成長した10年後の鉄平くんのお話です。黒沢くん、岡ちゃんと烈、鉄平その後もあります。【内容説明】未提出の婚姻届を発見し、家を出た文乃は、先生の「文乃を追いかけない」という言葉を聞いてショックを受ける。そんな文乃に翔馬は告白!! 混乱する中、更に衝撃の事実が明らかに…先生との関係は!? 10年後を描いた描き下ろし漫画収録! 感動の最終巻!! …どうも私は生来のへそまがりのようでして、こういう甘々なお話は苦手みたいです…橘裕さんの『Honey』は好きだったのですが、それは久我っちのひねくれ加減が絶妙だったからでしょう。
2012年10月07日
海月姫(10)シュウシュウの可愛さにやられ、ネタばればれになってます。まだ読んでいない方はご注意下さい。前巻後半で、レターセットをご所望だったシュウシュウ。ふざけた(←ババさん曰く)便箋で月海ちゃんにお手紙出しました。予定通り(!!)結婚を前提としたおつきあいを申し込みます。こんなお手紙もらったら嬉しいだろうなぁ。。。。と思うのですが、月海ちゃん、案の定石化しちゃいました。でも、その後、国会議事堂ランチデートをするに至り、月海ちゃんからなんとなくOKの返事をもらいます。そこですぐにミラノへ婚約指輪を買いに行こうと考えちゃうのがシュウシュウの凄いところです。(暴走その一)シュウシュウの周りでは「月海ちゃん=婚約者」てなことになりまして…シュウシュウもその気満々で式場選びまで始める始末。(暴走その二)他にお食事デート、遊園地(花屋敷)デートと順調に(?)交際を続け、“ご結婚間近ですか?”状態です。脳内お花畑の二人は置いといて…複雑な心境の蔵之介は、月海ちゃんのためにも、Jellyfishのためにも魔法使いの立ち位置で行こうと決めます。でも、Jellyfishのこれからはなかなか多難…おまけに千絵子抄の母上が、雨水館を売ってソウルの超高級マンションを借りることしたと言って帰国。尼~ずたちはどうなる?シュウシュウに婚約者がいると知ってショック受けまくりの稲荷さんがこれから取る行動は…?次巻の展開が非常に楽しみであります!巻末おまけマンガ 「とうとうクラゲを飼う決意をした東村の話 2012年夏」。ホームセンター熱帯魚売り場の店員さん2名、強烈なそのキャラに圧倒されてしまいます…確かにこんな人いる…(かも…?)【内容説明】修が月海に求婚! at国会議事堂!! その時、修に恋する女狐は!? Jellyfishコレクション第2弾! withカジュアルライン!! 裏テーマは“尼~ずでも着れる○○○○○”!? 千絵子母、ついに帰国! from韓国!! その時、千絵子抄は!?
2012年09月16日
黒執事(14)14巻の表紙は謎が多い葬儀屋(アンダーテイカー)。カバーをはずすとそこには “熱血黒野球!”目指せ!甲子園!?前巻で、葬儀屋のデスサイズに斬り付けられたセバスチャン。その傷口から溢れ出す走馬灯で、シエルとセバスチャンの出会いが明らかに。今でこそ完璧な伯爵と執事だけれど、当初はそんなこともなく、二人で切磋琢磨していたんですね… (いたぶり合っていたようにも思われますが・・・)まぁ、その過程で現在の二人の関係が出来上がったわけです。葬儀屋は遺髪入れネックレスを残して消えてしまい、カンパニア号も沈没・・・セバスチャンのおかげで、シエルは何とか救命ボートに乗ることができましたが、最後の最後であのゾンビたちの襲撃が!重傷を負いながらもゾンビたちを掃討するセバスチャン、タダものではない。やはり悪魔で執事でしたね!!いろいろな謎を残したままカンパニア号編はこれで終結です。新たにスタートしたのが名門寄宿学校編!「ウェストン校から生徒が戻らない原因を調査せよ」という、女王陛下からの命を受けて名門寄宿学校に潜入したシエル。そこには F4 ならぬ P4 という方々がいらっしゃいまして…いや~、爆笑しちゃいました。こんなところで『花より男子』のF4もじりが出てくるとは!!おまけにシエルが入る療(紺碧の梟療)の療監はセバスチャンだ!次号、寄宿学校編本格始動!!15巻は2012年10月発売です。【内容紹介】葬儀屋の死神の鎌に斬り付けられたセバスチャン。傷口から溢れ出す走馬灯劇場がシエルとの出会いを再生する。未熟な執事と主人が紡ぐ、セピアの記憶が語る、語る。世界で一番血の気が多い執事マンガをあなたに…
2012年05月29日
ゴッドハンド輝(62)一応読書ブログとなっているのですが、最近は花や木のことばかりになってしまいました…その間に『ゴッドハンド輝』が完結しているじゃないですか!61巻で本編は終わり、この62巻は番外編が収録されています。ナルトと同様、テルもすばらしく成長しましたね~~!怖ろしく単純なのも似てます。案外そういう性分の方が、伸びしろが大きいのかもしれませんね。“ゴッドハンド”と呼ばれたお父さんにはまだまだ及びませんが、いつの日かお父さん以上の“ゴッドハンド”になると期待が持てる終わり方になっています。62巻に収録されている番外編はその一、北見先生と蓮先生が同時刻に同手術を執刀する話。ここにちょっと困ったちゃん外科医・橘が絡みます。技に走って心を忘れた医師って感じで、かつての慧を思い起こさせます。 はい、はっきり言っていけ好かないヤツです。その橘にどういう変化が起きるのか、そこが見どころですね。そしてその二、テルのお父さん(真東光介)と安田院長のアメリカ時代のお話。光介さんの方を主人公にしてほしかった私にとって堪えらませんでした!!(テルのようにいっつも前向きで根っから明るい主人公って、 苦手だったりするので。)この時の約束が果たされていたら・・・と考えるのも楽しい。62巻のカバー折り返し部分のカットを見ると、テルと綾乃さん、慧と令似子さんにほぼ同時にお子さんが誕生!!テルのところは男と女の双子だそうで(慧のところは女の子)。 最後の最後まで張り合っているお二人でした。ちゃんちゃん。【内容説明】神々の座す処と呼ばれる安田記念病院(通称ヴァルハラ)で、父のような天才外科医になることを目指す真東輝! ドジで、おっちょこちょいなテルだが、患者さんの死に一度も立ち会ったことがないという天運と、父ゆずりの神眼力で、かけがいのない生命を救うため、今日も医師道まっしぐら! 亡き父を知る安田院長や、厳しい指導医・北見、最高のライバル・四宮たちに鍛えられ、だんだん外科医として成長していくテル!! いつか、父と同じくゴッドハンドと呼ばれる日が来るのか!?【62巻の内容説明】ヴァルハラと、四瑛会病院、それぞれで手腕をふるう北見と蓮。そんな二人が、同時刻に同手術を執刀することになる! 外部からは勝負と捉えられてしまう手術だが、二人は目の前の生命を救うことだけを考え、執刀。その姿からテル達、若手医師は何を学ぶのか!? そして、テルの父である光介とヴァルハラの安田院長が、アメリカ時代に交わした約束が明らかになる番外編2編を収録!!
2012年05月27日
君に届け(16)爽子ちゃんと風早くん、それぞれの想いが「届いた」後に迎える初めてのクリスマス!! それなのに…なんてもたくさしているのっ??両想いになったらなったでいろいろ悩むことはあるんでしょうが、それにしてもぎくしゃくしすぎなのでは?ちづと龍もこれまでとは違う関係にとまどっているようで、今まで仲良し兄弟(兄妹?姉弟?)みたいだったのが思いっきりぎこちなくなってます…爽子ちゃんの師匠・ケントくんの本気モードもあやねちゃんにはうまく伝わっていないし…あやねちゃん、今までどんな恋愛してきたんだ?と思う位臆病になってしまってます。この巻は三者三様悶々状態で、読んでる方が苦しくなってきます。巻末でかなりのページを使っている「君に届け トリビュート」、別にいいんですけど…その分、本編読みたいんですけどね…購入しておきながらこんなことを言うのもなんですが、想いが「君に届いた」時点で終わりにしといた方がよかったのかも?ほのぼのと可愛らしくて面白いマンガだったのに、この頃冗長になってしまった感じがあります。【内容説明】雪も深くなる12月。千鶴は悩みつつも、龍との“新しい関係"を歩み始め、あやねは自分にアプローチしてくるケントに戸惑う。風早と付き合い始めてから初めてのクリスマスが近づく中、風早が何か悩んでいるらしいと聞いた爽子は…
2012年05月12日
偶然が残すものあの(!!)『ぼくの地球を守って』と『ボクを包む月の光』に登場する未来路が主役を張っておりますよ!ESP能力のせいで幼い頃に実の母親に捨てられた未来路が、ESPに頼らないと心に決め、東京で一人暮らしを始めます。EPIA(国際連邦科学情報局)の勧誘を逃れるためと、あともう一つ、理由があります。『ぼくの地球を守って』にも出てきますが、未来路くんは育ての母親に恋心を抱いちゃってるんですね。(当然ですが報われない恋心です。)それをすっぱり断ち切るためにも、京都の実家を離れます。未来路が新居のマンションのベランダ(5階)でビールを飲んでいたら、手が滑って缶を落としてしまい、歩いていた男の人を直撃!その人、記憶を失ってしまいます。その人が持っていたフロッピーから得た情報によると何かの事件に巻き込まれている感じが… (どうも誘拐事件っぽい)もうESPは使わないと決めた未来路ですが、そんなこと言ってる場合じゃなくなってもうばんばん使っちゃってます。そしたら、犯人(?)もESP持っていてビックリ!! (記憶を失くした男の人、実は美音でして、 誘拐事件でも何でもなく、EPIAの研修試験でした。 とくれば出てくる人はこの人しかいないですよね。)そうなんです、あの(!!)パメラさんです!!カチコちゃんのお母さんですね!これが未来路とパメラさんの出会いってことですか!ESP能力を持っていることがイヤでたまらない未来路にとって、この出会いが救いになるのですね。このお話は、『ぼくの地球を守って』の2年前設定だそうですが、未来路のヘタレっぷりは健在です。まぁ、そこがカワイイんですけどね…『偶然が残すもの―記憶鮮明2』ってあるからには『1』があるんですが、こちらは未来路、全然関係ありません。まったく別のお話です。 (ついでに絵も全然違います…)共通点といえば EPIAくらいでしょうか。 記憶鮮明
2012年03月30日
海月姫(9)どうしちゃったの? シュウシュウ??やたらカッコいいんですけど!月海ちゃんじゃなくっても、「ドキン…」となっちゃいますわ。月海ちゃんのFirst ドキン… 和菓子屋光楽堂で、井戸にもたれてニコッとしている 爽やかシュウシュウを見てドキン…。Second ドキン… 「これからは何かあったら すぐ僕に相談してください 泣くまえに まず僕に」と言われてドキン…。いつもは花森さんにいじられっぱなし(今回もだけど)のシュウシュウだけど、今回はデキルところを見せつけてくれちゃってます。光楽堂の老夫婦と尼~ず(なぜか花森さんも)とで、再開発反対デモをするのですがデモの許可を取ってなかったんですね。(デモって許可いるんか… 知らんかったです。)それを超法規的措置(エリートつながりのコネ)を使って許可を取り、スマート(!!)に月海ちゃんを助けてくれます。そして「何が起きても僕がどうにかします だから 安心していってらっしゃい!」~~~~~いつものワタワタぷりはどこへ??? …春だから? ここで月海ちゃんは「お母さん どうしよう 私 たぶん この人が この人のことが好きです」 ~~~ ついに自覚します! …やっぱり春だから?いやぁ、まいったまいった。。。デモも無事に終わり、シュウシュウに何かお礼をしたいと思う月海ちゃん。そこへ花森さんが突如現れ、例のごとくひっかきまわし、シュウシュウと月海ちゃんはお洒落なダイニングレストランでデートすることに!花森さん、グッジョブ!!(ついでに花森さんはニーシャと大人デート!)レストランでのシュウシュウ、さすがいいとこボンですね、オーダーの仕方も堂に入ってまして、さり気に月海ちゃんをリードしてくれてます。…ホント、シュウシュウどうしちゃったの?中に誰か入ってる? 遠隔操作されてる??そしてまさかの大告白!! きたぁ~~!!一方、蔵之介は尼~ずと打ち上げ焼き肉…一人妄想族と化し大暴走!!…可愛いレターセットを購入して、お手紙書く気満々のシュウシュウ。なんとお付き合いすっ飛ばして、プロポーズするつもりだそうで!!やるなぁ、シュウシュウ!!シュウシュウのカッコよさばかりが目についた9巻。心なしか月海ちゃんがどんどん可愛くなっているような。さぁ、どうする、蔵之介!
2012年03月14日
学園ベビーシッターズ(第5巻)【内容紹介】狼谷兄弟と夏祭りに出かけた竜一と虎太郎。浴衣&甚平姿で夜店を楽しむ中、突然鷹が大号泣…一体何が!? 夏休み後の学園では文化祭が行われ、保育室は「おやさい喫茶」を開く。給仕役を頑張るわが子を見ようと、パパ・ママ達が集合★ 狼谷家の家庭事情も初めて明らかに…!! ますます可愛さに磨きがかかり、ほのぼの度もUp!まったく邪気のない稀有なマンガと言えましょう!今回は夏祭り、文化祭、クリスマスとイベント盛り沢山に加え、虎太郎くんが見た不思議な夢のお話もあります。+寝てばかりいる兎田さんが保育ルームスタッフになるまでのエピソードも。ここから先ネタバレです。初めて明かされる狼谷家の家庭事情とは??狼谷兄弟のご両親は離婚してまして、お母さんは登場済みですね。んじゃお父さんは誰かといいますと、森ノ宮学園高等部 化学教師 蛇原泰造先生なのでした。狼谷兄そっくりの三白眼、そっけなく、ねちっこい…うわっ、最低っ! となるところですが、そうならないのがこのマンガのお約束! いい人です!! たぶん…狼谷弟は父親が誰なのか知らされていませんが、それも後日スパッと解決すると思われます。そして… 犀川さんのパンツの色ですが…ズバリ 黒 です!! 第25話の扉は 虎太郎くんがメロンパンを食べている絵です。雑誌掲載時のアオリ文句は「もぐもぐは しあわせの音」 これを考えたのは担当さんだそうですが、素晴らしすぎる!この担当さんと時計野はりさん、最強タッグです!6巻は2012年初秋発売予定。竜一くんが告白されちゃう???
2012年03月10日
榛野なな恵さんの『ハイジが来た日』を読んで、“少女マンガっぽくないところがすっごくいいなぁ”と思い、その後に『宵あなたのみる夢は』を読んで すっかりファンになってしまいました。榛野なな恵ワールドに足を踏み入れたきっかけともいえる作品です。1982年12月に発行されましたが、現在は絶版みたいですね…ざっとあらすじ紹介主人公・織原友(おりはら とも)は17歳の女子高生。 母はすでに亡く、父は仕事の関係で外国暮らしのため、保育園を経営している祖母と暮らしています。友のお母さん・誓子(ちかこ)さんは綿貫財閥の一人娘だったのですが、親が決めた婚約者を嫌い、家庭教師だった織原学而(たかとも)さんと駆け落ち、友を出産した一ヶ月後に亡くなってしまいます。その綿貫家から創立記念パーティーの招待状が届きます。綿貫家の現在の当主は綿貫征二(わたぬき せいじ)さん。友くんの遠い親戚に当たります。34歳なんですが貫禄がありすぎるのか、たんに老けているのか、友くんに「50くらいだと思ってたあ!」と言われ、ショックのあまり頭を抱えてしまうなど 可愛いところもあったりします。幼少時から未来の後継者として厳しくしつけられ、若くして会社の重役になったことも相まって、普段はクールすぎるくらいクールなんです。そんな綿貫征二さんを“中年”と呼び、「中年ひとりでいると 夕方になっても なかなかむかえにきてもらえない うちのガキどもみたいなかんじなの」 という友くん。わずかの滞在の間に 隠された本質をかぎとってしまうんですね。創立記念パーティーの席上で、中年から銀行頭取の息子を紹介された友くんは、「なにもわかってない」と傷ついちゃったり…中年は中年で、自分の婚約発表を控えていたり…すれ違ったままで終わっちゃうの?というところで、秘書の速瀬さん登場!中年の背中をちょっと押してくれるんです。髪をのばし5歳は若返った中年が、友くんに会いに行く最後のシーン、素敵です。速瀬さんの男っぷりも素晴らしい! (速瀬さんは女性です、念のため)このコミックスには続編『100億本のバラよりも』も収録されています。自分が友くんよりかなり年上なことを気にしている中年がすっごくがんばってますよ!アツアツラブラブって感じではないけれど、じわ~っと心にしみてくるようで、こんなお付き合いいいよなぁ~と思いますね~。
2012年01月30日
君に届け(15)この巻はどうも皆さん ぎくしゃくぎくしゃくしてますね。修学旅行でのあのキス未遂事件から、変に意識しちゃってる風早くんと爽子ちゃん。きゅんきゅん度は 今回低めです。というか出番があまりなかったんです…風早くん&爽子ちゃんメインの展開を期待している人には15巻は物足りないと思われます。前巻からあやねちゃんに接近しているケントくん、はじめかる~~いヤツだと思ってたんですが、認識を改めましたね。細かい気配りと鋭い洞察力、絶対イイ男になるぞ~~~!…あり、でもそしたらピンはどうなるんだ?ケントくんが登場する前 あやねちゃんはピンとうまくいくんではないかと思ってたんだけど…そ・し・て・・・14巻で、千鶴ちゃん、龍の告白を断っちゃいましたね…龍との今までの関係が終わってしまうと感じて悩みまくり、学校をサボって海に行くだなんて、どれだけ青春なんだい…二人の幼少期のエピソードが約50ページにわたって描かれてます。これがまた… ほんと姉弟のような親友のような…なんともいえない関係なんですよ… 龍のことを恋愛対象と見られない、でも、千鶴にとって龍は特別なんですよ…そんな千鶴に向かって、「終わらせたかったんだよ 終わらせろ! やっと 始まるんだ」 と言う龍。そうだ、そうだ! その通り!! 巻末の「君届新聞 号外」によりますと、千鶴の心もゆっくりと、前へ動き始めるそうな…いい方向に進んでくれるといいですね、ってか進むでしょう、進むに違いないっ。
2012年01月28日
黒執事(13)いやいや、この巻、びっくりですよ!何がびっくりかと言いますと…びっくりついでにネタがバレバレになってますので、未読の人はご注意願います。あの葬儀屋さん、ただの葬儀屋さんじゃなかったんですよ。(ただものではないと思っとりましたが、やっぱり…)なんと卒塔婆を手にした死神だったんです。そして、カンパニア号の事件の黒幕でした…あとシエルとセバスチャンの出会い編。これはちょっと長く、暗くなりそうですよ…前巻で天才剣士ぶりを披露したエリザベス。のほほんとしたお嬢様かと思ったら、いろいろ考えてました(失礼!)。いじらしくて可愛いです。そしてヤな奴という印象だったエリザベスのお兄ちゃん、立派な英国紳士でしたね、あっぱれ!
2011年12月31日
キスよりも早く 10一馬先生の幼少期のお話、文化祭、先生の妹さん誕生などなどこの巻も甘々でれでれです。読んでいるこちらが赤面します…はじめはそれが結構シゲキになっていたのですが、さすがに10巻ともなると段々苦痛を感じるようになってきました。そろそろ辛口カレーが食べたくなります。…と思っていたらなんてタイムリー!!次巻はいよいよ先生のお父さんが登場です。 “文乃は尾白家に軟禁! 教職か文乃か… 先生は選択を迫られる!!”11巻は2012年夏発売予定!
2011年12月15日
海月姫(08)くらげドレスの縫製をインドの工場に頼もうと、インド人社長のもとを訪れた蔵之助。(社長もその妹もキャラ濃すぎ!! 顔も濃すぎ!!)でも、ドレス生地を選ぼうとしても月海ちゃんはなかなか選べません。いっつもスウェットしか着てないんだから、当たり前っちゃ~当たり前。そこで蔵之助は月海を“PREMIUM OUTLETS"へ連れていきます。良い服をたくさん着せて、勉強させようってことですね。(この場面での花森さん(注:運転手さん)、究極の自由人になってます)勉強の甲斐あって生地は決まりましたが、今度は尼~ずが職場放棄?!毎日毎日、好きでもない縫物してたらストレスもたまってしまうというものです。まややなんて、わざわざ穴掘って「このプロジェクトで楽しいのは蔵子と月海だけだろうがーッ」と叫ぶまでに。。。尼~ず、鉄の結束にヒビが入ってしまったか!!?でも、それじゃ天水館がなくなってしまうぞ~~ジジ様が生産管理をやるって言ってくれたので良い方向へ向かうといいのですが。この巻に出てくる新キャラはみんな濃いっ!!立ち退き反対の和菓子屋のおじいちゃん夫婦もだけど、やっぱりニーシャが面白過ぎる。 関西弁しゃべるインド美人! 「うち 元ダンナが岸和田やねん だんじりの夜に結ばれてん そして だんじりの夜に別れてん」ってそんなこと誰も聞いてないし!!和菓子屋のおばあちゃんに塩をまかれ、おじいちゃんにはホースで水をかけられたシュウシュウ…小学生の頃から(!!)貯めているお年玉貯金、ぽ~んと蔵之助に貸してくれちゃって太っ腹ですね。番外編『海月姫 英雄列伝(ヒーローズ)☆』も収録されてます。そして、一番わろたのは巻末のおまけマンガコーナー!とてもエネルギッシュな東村さん、ハワイ旅行いかかでしたでしょうか?
2011年09月16日
君に届け(14)前巻に引き続き、沖縄修学旅行編です。修学旅行中、いつもより一緒に過ごす時間が多くなって一層微笑ましい爽子ちゃんと風早くん。この巻でもこちらが恥ずかしくなるようなきゅんきゅんなおつきあい。美ら海水族館ではお互いに写真を撮り合ったり、一緒にシーサーの絵付けをしたり(爽子ちゃん、下手すぎ… こわいよ、そんなシーサー…)、付き合いはじめって、ちょっとしたことでも楽しいんだろうなぁ~結果として(?)、この巻もプラトニック路線から脱出できずでした。おっ! 初キスか?というとこまではいったんだけどね… 甘酸っぱ過ぎるぞ!! 一方、13巻の最後でC組の女の子に呼び出されていた龍。告白されて即効断ったらしいけど、そのことを千鶴には黙っていました。 わざわざ言うこともないっちゃないけど。千鶴は千鶴で、龍に好きな子がいると知って気になって仕方ないし。そんな千鶴に龍は 「俺がすきなのは ずっと千鶴だよ ずっと千鶴だけだよ」と告げます。くく~~う、龍はやっぱ最高だ!!「…龍のこと そういう風に見た事ない」って千鶴、あなたさぁ…これからの展開は次巻に持ち越しです。そして、前巻から茂木くんと付き合い始めたあやねちゃんですが、ちょっと暗~い雰囲気だったのが気がかりでした。今回その茂木くんと微妙な別れ方をして、「自分からすきになったことない 『すきだから』つきあったことなんてない」と思い悩むあやねちゃん。爽子ちゃんと風早くんみたいな超ピュアカップルが傍にいたらいろいろ考えることもあるんだろうな…ケントくんとこれからどうにかなりそうな感じだけど、あやねちゃんが気になってたのはピンじゃないのかなぁ。髪の毛をおろしたピンが一瞬誰だかわからなかったけれど、なかなかのイケメンに見えたのは私の目が悪いせいでしょうか?
2011年09月15日
学園ベビーシッターズ (第4巻)おばあさんに引き取られて初めて 虎太郎抜きで友達と出かけることになった竜一。お留守番をする虎太郎と、 「命に代えても虎太郎様をお守りするとお約束します」と意気込む犀川さん。2人きりでの過ごし方とは…?その1、ねこじゃらしで遊ぶ。 「さあ、存分におじゃれ(?)ください」って犀川さん… おじゃれて遊ぶ虎太郎も虎太郎だ…その2、竜一の似顔絵付きボールで遊ぶ。 「それではよろしいですか 虎太郎様 『取って来い』です」って犀川さん… 取ってくる虎太郎も虎太郎だ…無事にお留守番は終わったけど、それでイイのか…?そして、バレンタインの日。ベビーシッター部に入部希望者が現れました。特進クラスの山羊くんです!!男前で爽やか、性格も温和で言うことなし!ただ、子供好き過ぎてちょっと変態すぎるのが問題です。虎太郎のほっぺをつんつんしただけで鼻血出しちゃいます。確かにぷくぷくほっぺは可愛いけどね… 鼻血出しちゃいかんです。他、スキー教室の雪山でお地蔵様になつかれる(?)竜一くんのお話とおばあさんが虎太郎のために 自分のお雛様を飾ってくれるお話、双子の一人・数馬くんが風邪をひいてしまい、いつも一緒のツインズ別行動のお話など今回もほんわかなごみまくりのお話がいっぱいです。
2011年09月06日
会長はメイド様!(第13巻)碓氷くんに自分の気持ちをちゃんと伝える決心をした美咲ちゃん、クリスマス当日に遊園地でデートすることになりました。遊園地が初めて(!)だという碓氷くん、ランランオーラ全開です!「次 まわるの乗りたい」なんて頬染めて言われたら、美咲ちゃんじゃなくても鼻血ものですよ…存分に遊園地を満喫するお二人、楽しんでいるうちに夜になっちゃいました。(美咲ちゃん、肝心の告白はどうする?)お邪魔なセディを振り切って、二人きりで観覧車に乗ったはいいけど「好き」の一言が言えないまま…そんなこんなで美咲ちゃん家の前に着いちゃったよ…もう13巻なんだから、ここらでちゃちゃっと言っとかないと!!ひっぱり過ぎだろ~と思っていたら、(作者もそう思っていたかは知らないが)ちゃんと告白、晴れて恋人同士に!!美咲ちゃんは、星華高校生徒会長として示しがつかなくなることを心配して、碓氷くんとのことは内緒にしておくようですが、楽しい修学旅行が始まるのにそれでいいのかなぁ…それに碓氷くんの周囲がざわついてきているし…14巻は 2011年冬発売!“修学旅行真っ只中! そして、二人きりの夜が…?!” ってあるけど、たぶん何もないんでしょうよ… ちっ… 『番外編 メイド・ラテ控え室』もあります。店長の名言(?) “想像はいらないの 妄想がしたいの!!” はサイコーですな!
2011年08月14日
黒執事(12)12巻の表紙はロナルド。カバーをはずすと黒アイドル!♪ようこそ ここへ~~~ 遊ぼうよパラダイス~~♪ なんてね…前巻でシエル達が乗船したカンパニア号の中、暁学会の“完全救済”で蘇生した死体が、乗客を襲い始めます。この死体、頭を潰さないと殺せないんです。そのことをシエル達に教えてくれたのが、死神・ロナルド。彼は、死体が動いているワケを調査にやってきたんですが、突然、セバスチャンを攻撃! 死神対悪魔のバトルが始まります。一方、リアンを負うシエル(後でエリザベスとスネークが合流)は船底貨物庫でたくさんの動く死体に襲われます。絶体絶命の大ピンチ!!そこへタイミングよく現れたのは、執事の鏡・セバスチャン!!死体の頭を潰しまくるんです~~!! うわぁ…スプラッタ… (死神とのバトルは時間切れでお流れになりました。)舞い散る鮮血(死体なのになぜ血が出るかはわかりません…)と舞い踊る悪魔(セバスチャンですね)、赤と黒の風景が、シエルに過去の忌まわしい光景を思い出させてしまいます。そして、船頭にある貨物庫からもどえらい数の死体が動き出し、ミッドフォード侯爵(エリザベスのお父さんですね)達を襲撃。この侯爵、11巻とはまったく違い、立派な英国紳士なんです。(それもそのはず、英国騎士団団長でした)侯爵一家、皆さん剣の達人(ちょっと褒めすぎか?)で果敢に戦うのですが、いかんせん死体の数が多過ぎて…そんな中、船がタイタニック号のように氷山に激突!!千数百の魂を回収するために、ついにあのグレル・サトクリフが登場DEATH★それも、見開き2ページ使ってますDEATH★この巻の一番の見どころは、最後の7ページ。エリザベスの天才剣士ぶりが堪能できます。それは、以前のメイリンの大変貌も真っ青なくらいの凄まじさ!シエルを変えた“あの日”は、エリザベスにどんな影響を与えたのか??気になる13巻は2011年12月発売!!
2011年07月28日
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