へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2015年11月08日
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コレットは死ぬことにした(2)


2巻は既に(3月!!)出ていまして、発売と同時に読んだのですが…

ず~っと放置しておりまして、気付いたら11月20日に3巻が出るっ!!



3巻が発売される前に、2巻の感想(?)とネタバレです。





髪を下ろしたハデス様のカットを見て気がついた…

ハデス様は普段髪の毛を後ろでお団子にしていることに…

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今まで何を見ていたんだろう…

愛が足りませんでした。 



1巻に比べるとちょびっと恋愛っぽくなった2巻。

ただハデス様は感情表現に乏しい方ですので、萌え萌え身もだえとはいかないようです。



上半身半裸のハデス様に薬を塗るコレット… それも閨で…

(薬師と患者なのはわかってます。健全です。でもそこはほれ、エ○メガネ着用だから)



コレットは6歳の時流行病で両親を亡くし、薬師のアンノ先生に引き取られました。

先生が亡くなったことを知らされたコレットは冥府へ行き、そこでハデス様とカロンの話を聞いてしまいます。

そして、先生が「妻を殺した自分がどうして天国行きなんだ」と毎日毎日カロンに訴えていることを知ります。

どういうことなのか、ハデス様に詰め寄るコレット。

アンノ先生を“特別な人”だと言うコレットを、ハデス様は「関係ない」と一刀両断!

「お前の師は死んだ 裁判をし善と下した ゆえに天国へ送った それでおわりだ 帰れ」

ごもっともです。

でもコレットは不満なんですね。

公私混同って感じがしないでもないですが…



コレットは帰る途中、カロンに詰め寄って天国の船着き場に連れて行ってもらい、アンノ先生に会うのですが、先生に「妻の異変をただの風邪だと軽視してしまった 肺炎だった 気づいたときにはもう何の薬も効かなかった… 妻は私に殺された」と聞かされます。

「私のことは忘れてくれ」というアンノ先生に、「どんなに大きな後悔があっても それがあなたのすべてじゃない この手は本物の薬師の手です 私の憧れの手 忘れるもんですか」と答えるコレットさん… 

渋々帰っては来たけれど全然納得していないコレットは、往診の時にハデス様にお願いして、天国のアンノ先生を訪ねます。



アンノ先生と一緒に、亡くなった奥さん・ノーラを探しますが、亡くなって30年たっているのでノーラさんには記憶がありません。

自分の名前も先生のことも忘れています。



こうして再び一緒になった二人。

先生も心から“行く”ことができました。



さぁてっと。

コレットのお願いを聞いて、彼女を天国に連れて来たハデス様。

仕事には厳しいけどコレットには甘いのかな~~っと思ったら、ちょっと違いましたわ。

コレットに「天国行きって言われても喜べないなんて その裁判には何の意味があるんですか」って言われて、返す言葉が見つからず。

そこでハデス様は考えた!

裁判はこれまで通り行うけれど、死者たちの魂が鎮まるなら、天国で死者たちの話を聞いてやるのも自分の仕事だ!!

ハデス様、働き者!!

過労で倒れてもコレットがいるから大丈夫っ!!



※ハデス様とカロンの会話 注:()は私の心の声

カロン「薬師をえらく気に入っていらっしゃる」

ハデス様「どうかな(どうかなじゃねぇーよ!気に入っているんだよ!)

     あの娘は私の堅い頭にときどき風穴をあける(心にもね はあと)

     少し面白い」

カロン「! わお」

ほらね、少しずつ進展してるでしょ?





冥府の宮殿には、まだまだコレットが知らない場所があります。

ハデス様専属お針子・ハリー(コレットさん命名)の部屋もその一つ。

豪華な衣装がずらっと並んでおります。

ただ、忙しいハデス様は150年間天界へお出かけしていません。

今度のデメテルの宴会も当然欠席です。

150年仕事がないハリーはがっかり… (さり気に韻を踏んでいる…)

ハデス様にとって自分はもう要らない存在ではないかと卑下するハリーのため、コレットはハデス様を宴会に出席させる計画を立てちゃいます。

コレットの おせっかい 熱意が鬱陶しかったのか、ハリーの気持ちが通じたのか、ハデス様は天界にお出かけすることになりました。



ハデス様をお迎えした豊穣神・デメテルは、ハデス様のお姉さんです。

さすがお姉さんだけある!

ちょこっと話しただけで、ハデス様にお気に入りがいるってぴぴ~~んと来ちゃった!!

女神ネットワーク(どういうネットワークなの?)じゃそんなウワサ出てないから、お気に入り=人間? 人間なのね!ってとこまで話が広がっちゃってます。

まぁね…

屈指の美神・ハデス様の寵愛を得たい女神はたくさんいるけど、冥府が怖いものだから遠くから眺めているだけ。

冥府がまったく怖くないコレットを思い出し頬が緩んでしまったハデス様は、またまたデメテルに突っ込まれてました。



ある日、コレットの家へ毒キノコを食べた男の人が運ばれてきます。

実はこの人ゼウス様で、ハデス様にお気に入りがいることをデメテル経由で知り、コレットに興味を持っちゃったんですね…

これは一波乱ある? と思うよね~~~

でも、ゼウス様がコレットに近付いた目的は色恋とは別のところにありました。



昔々、ゼウスとハデス様とポセイドンは領地を決めるくじ引きをしました。

領地は空、海、冥府の3つ。 その中でハズレくじは冥府でした。

ハズレを引きたくなかったゼウスは、ハデス様が冥府のくじを引くように細工をするのです。

ハデス様はゼウスのしたことに気づいていましたが、何も言わず冥府の王になりました。



ゼウスがコレットに近付いたのは、自分のしたことをハデス様がコレットに話したか確かめるためだったのです。

神様なのにずるいヤツ…

コレットに説教されてハデス様に謝ろうと決めたゼウスは、コレットと一緒に冥府へ。

怖いところだと思っていた冥府は、“おわりとはじまりの国”でした。

「人生一度きり けれと魂は巡る だから冥府はある」



やっとハデス様に謝ることができ、心の閊えが取れたゼウス。

これもコレットのおかげだね。。。



※ゼウスは何かあるとネコになります。 名前はタマです。 可愛いです。

※ハデス様を「ハーちゃん」と呼ぶのは、デメテルさんです。





ワーカーホリック過ぎて井戸に飛びこんでしまった薬師コレット。

落ちた冥府で冥王ハデス様の治療を任されてしまう。

地上と冥府を行き来するコレットのもとには今日もいろんな患者がやってくる!

しかし、いつも明るい彼女には悲しい過去があった。

6歳のときに、流行り病で村が全滅してしまい、コレットは見ず知らずの薬師の先生に拾われて……?

2015年3月刊。








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最終更新日  2015年11月08日 22時40分38秒


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