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今週、香港から戻ってまいりました。今回の出張では、行きのフライトが一時間遅れでしたが、なんと帰りの出発も30分の遅れ。帰りは座席のモニターの調子も悪く、見られないチャンネルもあったりして、最後まで不運な?香港出張でした(笑)。まあ、帰路にはあまり見たいものもなかったので、本を読んだり、例によって音楽チャンネルを聴いてきましたが、季節柄、雪やクリスマスにちなんだ曲が流れ、すっかりクリスマスモードに浸っておりました。ところで話し変わって、今回の香港滞在中にも、いろんなところに食事に行きました。大勢で行く時はやはり中華料理になるのですが、一人や少人数の時は、そう言う訳にもいきません。いつもそんな時は、気のおけない気楽なお店で軽い食事を楽しみます。佐敦のネイザンロード(禰敦道)の交差点から、佐敦道を少し入ったところにある「白加士街」、ここは食事のお店が軒を連ねる競争の激しいエリアです。でも、それだけにこのあたりには、香港人も通うおいしくて有名なお店が多いんですね。例えば香港では麺がとてもおいしいのですが、ここにある雲呑麺(ワンタンメン)のお店「マッ文記麺家」(マッマンゲイ・ミンガー=Mak Man Kee Noodle shop)は、雲呑麺では60年以上の歴史のある香港の中でも老舗のひとつで、とても人気があります。店構えは本当に小さくて、中もシンプル、当然ながらみんな相席です。メニューもごく単純なもので、また種類も少ないのです、ここに来るほとんどの人が雲呑麺を食べていきます。独特のスープはこのお店ならではの味で、一度食べるとやみつきになります。出来上がって出て来たときは、どんぶりに麺しか見えないのですが、箸で探ると麺の下から大きな海老ワンタンが4つも出てきました。幸せって感じ~(笑)。どんぶりは小さめなので、これだけは足りない人は、青菜をさっと油でゆがいた油菜(ヤウチョイ)などを頼んで食べた方がいいかもしれませんね。さて、雲呑麺でお腹がいっぱいなったら、やっぱりデザートでしょうか。ご存知のように、香港にはスイーツのお店がたくさんあって、数えあげたらきりがないほどです。もちろんこの界隈にも、「許留山」や「義順」などの有名店が並んでいます。ですが、今日はさっきの雲呑麺のお店のすぐそばに並んでいるお店「墺州牛[女乃]公司」へ行ってみましょう。このお店に行ったら、食べるのはやはりプリンですね。白い牛乳と黄色いカスタードがありますが、牛乳の方が味があっさりしていて好きですね。あったかいのと冷たいのがありますので、どちらかを好みで指定します。プリンのほかにも、「あずきミルク」もけっこうおいしいですね。私の友人はこれが大好きで、ここへ行くと必ず「あずきミルク」を頼んでいます(笑)。ところでこのお店、実際にはスイーツよりもちゃんとした食事を取っている人の方が多いです。みんな何を食べているかと言うと、トーストにスクランブル・エッグ、それにマカロニ・スープがセットになっているもので、かなりの人気メニューになっています。食事時はかなり混雑しますが、お店の回転が早いので、それほど待たなくても食べられますね。ここのスタッフは全員が若いお兄さん達で、みんな白いユニフォームで、とてもきびきびしていて元気がいいです。でもここではあんまりのんびり食べていられないのが、玉に傷かなと思います。まあそれも香港らしいと言えなくもないですが、、(笑)ここのお店は、女性同士のお客さんも多いですね。香港の女性達の食べっぷりは、本当にすごいです。茶餐店などでも、かなりボリュームのある食事をペロッと食べてしまう、あのパワーにはいつも圧倒されちゃいますね(笑)。この佐敦あたりは生活圏内でしたので、よく食べに行きましたが、夜遅くまでお店が空いているのが嬉しいですね。皆様も、もし香港で夜遅く食べるお店に困ったら、佐敦へ行ってみてください。きっとそこで何か食べられると思いますよ。さてもうすぐ週末、あと一息頑張りましょう。P.S.今回、ペニンシュラホテルの星のイルミネーションが見られなかったのが残念でした。仕方なくブログトップのフォトアルバムに、昨年の写真を引っ張り出して見られるようにしました。イルミネーションは昨年のものですので、どうぞご承知おきくださいね。
Nov 29, 2007
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日本の皆様は連休でしたが、いかがお過ごしでしたでしょうか?私は香港に来ておりますが、こちらではもうクリスマス・イルミネーションが飾られていて、とても綺麗です。そんな中、昨夜は食事の後に、ちょっとチムサーチョイ界隈を散歩してみました。ペニンシュラ・ホテルまで来ると、お気に入りのあの星のイルミネーションが、今年は何故か見当たりません。まだこれからなのでしょうか?それとも今年から別のパターン?そう言えば、車寄せや噴水の周りには、もう電飾が施されています。やっぱりもう一度あの星のイルミネーションが見たいなあ。その後アベニュー・オブ・スターズ(星光大道)を通って、チムサーチョイ・イースト(尖東)まで歩いてみました。対岸に見える香港島の高層ビル群も、いたるところでクリスマス・イルミネーションが飾りつけられていて、見ているだけで楽しいです。これからご旅行の方も、旧正月まで楽しめますね。この時期の香港は、一年を通して一番気候も良くて、とても綺麗な、よい時期かもしれませんね。それにしても、このあたりを歩くとカップルが多いです。まあ、これ以上のロマンチックな場所はないですよね。イルミネーションでは、チムサーチョイ・イースト(尖東)も負けてはいませんね。リーガル・カオルーン・ホテルの前の噴水公園では、周りのビルが取り囲むようにイルミネーションの競演です。ちょうど何かクリスマスの映画か何かの撮影をやっていました。さてさて、そんな香港から離れて、今夜は東ガンのホテルに滞在です。こちらはさすがに香港とはちょっと違って、まだまだクリスマスなどと言った様子はありませんね。たった二時間程度の場所なのに、このギャップがスゴイんですよね。明日はこちらで仕事をして、夕方には香港へ戻ります。さっきまで、テレビのCCTV5チャンネルで、マカオで行われたフェデラーVSサンプラスのテニスのエキジビジョンマッチを見ていました。いやあ、それにしてもサンプラスもよく頑張りましたね(笑)。さて、もうだいぶ時間も遅くなってしまいました。それでは、皆様今週も頑張りましょう!
Nov 25, 2007
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今日から香港へ来ています。明日から日本は3連休、というわけで香港へ遊びに来ました、、と言いたいところですが、残念ながら今回もまた仕事です(泣)。香港は明日も休みではないし、中国は土曜日もやっているというわけで、こんな時に出張になってしまいました。トホホ。そして今日来る時は、何かと運が悪かったです。まずセントレアに到着し、電光掲示板を見ると、私の乗る香港行きは30分程度遅れるとの案内です。台北便やソウル便が増便になっているようで、同じ10時発のフライトは、何と6便もあるようです。滑走路一本なのに、そりゃ詰め込みすぎですよね。3連休前だから込むかなと思いながら行ってみると、荷物検査の列が大変なことになっていました。いつもはもっと列が短いのですが、今日はこんな感じでぐるぐると伸びています。この3連休にかけて、海外に出かける人が多いんですね。これほど列が長いのは初めてでしたね。お陰でイミグレ通過までに30分以上かかってしまいました。そして今回はいつもの搭乗ゲートと違う場所、なんと駐機されているところまでバスで行って乗るようです。はじき出されちゃったんでしょうね。セントレアからは、もう数え切れないくらいの回数で飛行機で出発していますが、こうした乗車は初めてでした。飛行機に乗り込み離陸して間もなくすると、前に座った外人さん(マレー系?)、思いっきりシートを倒してきました。普通そこまで倒すか?って言う状態でしたので、映画もかなり見づらかったです。それでも気を取り直して見てきた映画は、本がベストセラーにもなった「天国で君に逢えたら」です。ウインドサーフィンの世界チャンピンで、肝細胞癌のため38歳の若さで亡くなった飯島夏樹さんの実話に基づく映画で、夏樹役は大沢たかお、妻の役は伊東美咲です。この映画、家族って何だろう、生きるってどう言うことなんだろうと言うことを考えさせられる、素晴らしい映画でした。死に直面し、精神的に追い込まれ、引きこもり口も聞かなくなった夏樹を、家族や友人達の気持ちが、蘇えらせていきます。そして、妻や家族に感謝しながらおだやかに最後の時を迎えて行こうとする夏樹、そして夏樹の死を素直に受け入れていく子供達。サザンオールスターズの曲と、ハワイの抜けるような青い空や椰子の木の生い茂るビーチの風景が、暗くなりがちなストーリーをとても明るいものにし、見る人を爽やかな気持ちにさせてくれます。単身赴任で家族と別れて暮らしていた私にとって、レースで転戦して家族と離れていることが多かった夏樹の情況は、どこか通じるものがありました。だから、これを見ていて本当に涙が出てきたのだと思います。さて、4時間のフライト後、無事香港へ到着しましたが、出発が遅れたのでその影響で後の予定がかなり狂ってしまいました。今日の香港の気温は23度、天気はまずまずでしたが、それにしても、やはりこちらまだ暑いです。そんな暑さの中ですが、街を歩いている女性の3割くらいはブーツでしたね。どうやらファッションだけは、既に冬モードのようですねさて、移動でちょっと疲れてしまいましたので、今日はこのくらいで失礼したいと思います。それでは、また!
Nov 22, 2007
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レトロとかセピアと言う言葉に弱いのですが、今日は、香港のそんなレトロなスポット「ヌーンデイ・ガン」に行った時の様子をご紹介したいと思います。「ヌーンデイ・ガン」、ちょっと聞き慣れない名前ですが、香港に詳しい方は、もうご存知かもしれませんね。場所は香港島の繁華街である「銅鑼灣(Causeway Bay)」のエクセルシオール・ホテル(怡東酒店)のすぐ前にある海岸沿いで、地下駐車場内の配管が通る秘密めいた通路を通って行きます。この「ヌーンデイ・ガン=Noon day Gun」は、毎日正午に時刻を知らせるために、空砲を鳴らす儀式で、「ジャーディン=マセソン商会」と言う会社が、もう150年以上も行なっているのだそうです。私がここへ行ったのは、真夏の晴天の日で、この日は多くの外国人観光客が見に来ていました。現場に到着したのは12時5分前、もう既に何人か来ていて、この一瞬の儀式を見逃すまいと、カメラを持って待ち構えていました。しばらく待っていると、紺色の制服に身を包んだおじさんがやってきました。いよいよ12時を知らせる空砲の儀式が始まるようです。砲身は約2メートルはあるでしょうか。青く輝くその砲口は、海の方へ向けられています。制服のおじさん、大砲の後方で時間が来るのを待ってましたが、いよいよ発砲の準備です。そして準備が出来ると、また大砲の後方に立ちました。間もなくして「ドッカーン」と耳をつんざくような大きな音がして、見るとあたりには煙が漂っています。それから、すぐ横にある鐘を鳴らして儀式が終了、おじさんは去っていきました。この間わずか10分ほどでしたが、発砲した後は、みんな大砲のそばに近寄って、記念写真を撮ったりすることが出来ます。ところで、このジャーディン=マセソン商会と言う会社、どうして一企業がこんな空砲を鳴らすのか、何故ここが観光のポイントとして、クローズアップされるのか、ちょっと不思議でしたので調べてみました。そして香港ナビなどから、こんな歴史があることがわかりました。このジャーディン・マセソン商会は、1800年代半ば、香港で絶大な権力を誇った貿易会社で、その影響力は、かつては総督をしのぐとさえ言われたようです。創立者の一人であるウィリアム・ジャーディンは、凄腕のアヘン商人で、香港が名もない岩だけの島から、イギリスの植民地ホンコン(HONG KONG)となる際に、大きな影響を及ぼした人だと言われています。当時のジ社は、東角(今の銅鑼灣(Causeway Bay)に砲兵中隊と護衛兵部隊を持っていて、タイパン(大班=社長)が港を出入りする時には、空砲を打つのが伝統になっていたんだそうです。下の写真は、1870年代の東角(East point)で、今で言う銅鑼灣(Causeway Bay)のあたりです。1850年代のある日、このジャーディン・マセソン商会の時の大班(タイパン=社長)、ロバート・ジャーディンがイギリスから戻ってきたとき、最高の敬意を示す21発もの祝砲を撃ったのだそうです。このジ社の伝統を知らない、香港に赴任したての英国海軍将官が、「祝砲は政府が海軍船を迎えるときに撃つものであって、一民間企業が撃つとは何事だ!」と、これに腹を立てたんだとか、、以来、その罰則として、ジ社が香港の時砲として正午に打つようになったのだそうです。1997年の香港返還の時に、この儀式も廃止されるという話もあったようですが、結局その後も継続されています。ちなみに写真は、香港海防博物館での1850年代のイギリス海軍艦船の写真です。さて、そのジャーディン=マセソン商会ですが、その後香港の歴史と共に発展し、江戸時代末期の1859年には横浜にも進出、アジア最大の商社となったようで、船舶や鉄道、紡績なども手がけるようになったのだそうです。しかし第二次大戦以降は、徐々にその規模を縮小し、今では傘下の子会社が、輸出入業、金融サービス、運輸業、不動産業、ホテルなどを行なっていますが、会社そのものは、香港返還を前に本社を香港から移してしまいました。しかし今でもこの歴史的な儀式は残っていて、香港の歴史を感じさせる場所となっています。中国の香港が、イギリス領HONG KONGとなる頃は、香港が歴史の表舞台に初めて出てきた時期でもあり、個人的にはとても興味を惹かれてしまいます。中でも、アヘン商人や最強コンビのジャーディンとマセソンのお話しは、なかなか面白いのですが、また別の機会に譲りたいと思います。さて、香港セピア物語、「ヌーンデイ・ガン」はいかがでしたでしょうか。もしご興味のある方は、一度足を運んでみてくださいね。それでは皆様、明日からの一週間、また頑張りましょう。
Nov 18, 2007
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シンガポールでの夜、中秋節のチャイナタウンを歩いた後に、食事をしようと思って向かった先は、シンガポール川のほとりにあるナイト・スポット「クラーク・キー」です。チャイナ・タウン駅からMRT(地下鉄)に乗ること一駅でクラーク・キー駅へ到着です。出口を出ると、そこはもうシンガポール川のほとり、この日は中秋節前の週末と言うこともあり、既に大勢の人が繰り出していました。リバー・クルーズの船が行き交う川沿いをしばらく歩いていくと、対岸にクラーク・キーの賑やかなネオンが見えてきました。川面にせり出したユニークなテラス席のレストランが並び、その後方には紫色や青色に変化するクラーク・キーのアーケード・ルーフが目を引きます。ここにも灯りを灯したカラフルな中秋節のランタン(ちょうちん)が飾られていて、それを手にした子供達が、家族と楽しそうに歩いている姿がとても印象的でした。橋のたもとには、大きな昇り龍のランタンも飾られています。この時期は、どこもかしこも中秋節の風景でいっぱいのようですね。さらに歩いていくと、そこには「リバーサイド・ポイント」と言う倉庫風のレストラン街があります。このクラーク・キーは、19世紀以降、貿易の拠点として発展してきたシンガポールの礎となった場所なのだそうです。日本でもウォーターフロントの倉庫街の活用が進んでいますが、こちらも同じなんですね。川沿いにはオープン・テラスの席が並び、大勢の人たちが、食事を楽しんでいます。よく見ると、その中には香港にある有名な海鮮レストラン「JUNBO」の支店らしきお店もありました。こんなところまで進出しているんですね。ここにはお洒落なレストランがたくさんありました。歩き回って少し疲れてきたので、リバーサイド・ポイントにある「ワイン・ガレージ」と言うレストランで夕食にしました。ウェイターはマレー系の楽しいお兄さん、オーダーの時の会話も楽しかったです(笑)。こういったお店では、カクテルかワインがベストなんでしょうが、とにかく喉が渇いていたので、結局ビールとシーフードパスタをオーダーしました。ズッキーニの緑色をしたちょっとユニークなパスタでしたが、大きなエビがごろごろと入っていて、なかなかボリュームあり、また味もおいしかったです。シンガポール川を望むテラスで食事と言うのも、なかなかいいものですね。さて、食後の運動に、川沿いをもう少し先へ歩いてみました。こちらから見る夜景も、とても綺麗です。そして今度は、その先の橋を渡って対岸のクラーク・キーへ。ここは、2004年から行なわれていた大規模な改修工事がようやく完成し、カラフルなショップハウス形式の建物が並ぶお洒落なエリアになっています。大勢のカップルが歩いていて、どうやら今ではシンガポールのデート・スポットのようですね。ところで、ショップハウスと言うのは、シンガポールなどでよく見られる建築様式で、その特徴は間口が細くて入り口側はお店になっていて、二階以上は住居になっているようです。とてもカラフルな建物が多く、いかにも南国風の明るいイメージの街になっています。ショップハウスをしばらく歩いて、またシンガポール川沿いに戻ってきました。先ほど対岸に見えていた、あの張り出したテラス席が並んでいます。丸い屋根がとってもユニークですね。今度は、来たときの対岸を歩いて、MRT駅方面へ戻ることに。長いクレーンのようなものが何本か夜空に伸びています。いったいなんだろうと思って近くに行ってみると、それはアトラクション施設でした。このアトラクション、クレーンで吊り上げられ、椅子に座ったまま、下のほうへ落下するのですが、結構スリルがありそうで、大勢の人が順番待ちしていました。高いところが好きではないので、もちろん私は乗らなかったですよ(笑)。さて、シンガポールの夜はまだこれからと言った感じでしたが、移動と仕事でこの日は少々疲れ気味。と言うことで、この日は早めに大人しくホテルへ戻ることにしました。
Nov 10, 2007
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蘇州の旅の続きです。虎丘を出たところで、蘇州名物料理を食べた後は、車で次の目的地、蘇州4大名園のひとつ「留園」へ向かいました。留園の前の通りは、並木が綺麗なみやげ物屋の並ぶ通りでした。さて、それでは留園に入ってみます。園内に入ると、そこは多くの楼閣が配置されていて、その間を回廊が結んでいると言う、まるで迷路のような造りです。その回廊の合間にさまざまな庭園があり、それが見る位置によって変化するのが、とても素敵です。ところで、この留園の歴史ですが、16世紀半ば明の時代に、徐時泰という人が造営したもので、当時は東園と呼ばれていたようです。その後、18世紀末の清の時代に大規模な拡張工事が行なわれ、その時から今の留園と言う名前で呼ばれるようになったとの事です。さて、蘇州には4大庭園として、他にも「拙政園」、「獅子林」、「そう浪亭」の各名園があり、いずれ劣らぬ素晴らしい庭園のようです。そして、これらはすでに世界遺産にも登録されています。しかし今回は残念ながらあまり時間がなかったので、この留園に絞って見ることにしました。ご承知の方もいると思いますが、蘇州の庭園の特徴のひとつは、大きな白い石を配置してあることでしょう。この石は、蘇州のすぐそばの太湖という大きな湖から引き上げた石で、白く穴がたくさん空いているのが特徴です。複雑な形をしているので、さまざまに組み合わせたりして、庭園に配置されていますが、ここのものは非常に大きなもので、高さは3メートルほどもあり、とてもりっぱなものでした。ここで何故、蘇州にはこうした素晴らしい庭園がたくさんあるのかと言う疑問がわいてきます。それはこの街が古くから繁栄して来て、当時多くの有力者が、競って庭園を造ったことによるものです。当時は本当にお金のある人たちがいたんですね。さて、ここの庭園には池が多く、楼閣や回廊がその池の周りに巧みに配置されていて、とても見事です。池にはたくさんの鯉が泳いでいて、えさをあげる人たちもいます。そして回廊の途中には、綺麗な衣装に身を包んだ女性が、中国古来の楽器で民族音楽を奏でていて、その場の雰囲気を盛り上げています。女性達の奏でる楽器は3種類くらいあったでしょうか。その音色を聞いていると、まるで時間が止まったように感じます。私もしばらくそこで足を止めて、この独特の世界に引き込まれてしまいました。ところで、ここの楼閣や庭園の景色を見ていると、その当時の主の豪奢な生活ぶりが重い偲ばれます。それは以前にこのブログでもご紹介した、映画「遊園驚夢」の宮澤りえの主のような人だったのかも知れませんね。20世紀初頭、次第に近づく戦争の足音とともに没落していく地方の権力者、何故かこの庭園には、そんなイメージが付きまとって離れません。そうしたイメージが、またこの庭園に何とも言えない趣を感じさせます。そんなことを考えながら、この広い庭園めぐりを終えて、外へ出てきました。今までいた庭園内の、時が止まったような静かで落ち着いた雰囲気から、また通りの喧騒へと戻ります。さて、ここは蘇州の西の端、そしてこれから向かうのは、街の東側にある北寺塔です。
Nov 8, 2007
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皆様は、ホテルにはどんな思い出がありますか?私も香港に暮らしていたこの4年間に、仕事やプライベートでさまざまな場所へ行き、その都度ホテルへ宿泊する機会に恵まれました。泊まったホテルは、5星級の高級ホテルから、ローカルホテルなどいろいろですが、いずれのホテルにもその時どきの思い出がありますね。香港では、あまりホテルには宿泊経験がないので、それ以外の場所になりますが、各都市の思い出に残っているホテルを、これから少しづつご紹介していけたらと思います。皆様のご旅行計画など、何かのお役に立てば嬉しいですね。さて、今回は第一番目ということで、中国は広東省広州市の5星級ホテル「Garden Hotel=花園酒店」です。広州には関係会社があったため、仕事で何度か行きましたし、家族でも出かけたりしました。香港に駐在する前に、初めて出張で広州へ行った時の印象は結構強烈で、「思えば遠くへ来たもんだ」っていう感じでした。赴任当時、香港からは東ガンや深センの工場へよく行きましたが、広州となるとかなり未知の世界、しかも当時は中国語もチンプンカンプン。ですから、もしここで車を降ろされたら、家まで帰れるかなあなどと、いつも緊張していたものでした(笑)。あれから4年、そんな新鮮な気持ちもいつかどこへやら、今では広州もかなり馴染んできました。そんな広州での旅のお供は、たいていの場合このホテルでした。花園酒店は、広州のビジネス街にあり、ホテル内には日本国広州総領事館があることでも知られています、もしもの時には駆け込み寺があるので、何となく安心できるホテルですね。このホテルには新館と旧館があり、新館のてっぺんには回転展望レストランがありますが、私は一度も行ったことないです(笑)。さて、中へ入って見ましょう。ホテルのエントランスを抜けると、そこは吹き抜けのとても広いロビーで、フロントの後ろにある金色に輝く壁画がとても印象的です。スタッフの制服も、とても洗練された中国服で、さすが広州5大ホテルのひとつだけのことはあります。ホテルそのものは新しくないのですが、昨年大規模な改装を行なったばかりで、随所が綺麗になっていました。部屋はそれほど広くないですし、どちらかと言えば地味な感じですが、落ち着いていてゆっくりとくつろげる感じです。このホテル、日本人はもちろん、外国人の利用が多く、ロビーやブッフェ、レストランなどでは常に外国人を見かけます。ビジネスでの利用も結構多いと思いますし、日本人の長期滞在者も相当数いるとか、、2階フロアには日本料理レストランもあって、中華がダメな人にも安心です。部屋から外を見ると、目の前の通りでちょうど地下鉄の工事をしていました。今は地下鉄の路線から離れているので少し不便ですが、これならいずれは便利になりますね。広州の地下鉄は、ここ数年でかなり整備が進んできて、路線数では中国でも有数の規模になっています。4年前には地下鉄なんてほとんどなかっただけに、この進歩はすさまじいですね。このホテル、実は一度家族で泊まったことがあるのですが、かなり評判よかったです。ただし、まわりはどちらかと言うとビジネス街、さすがに夜はあまり出歩けなかったですね。ところで、広州にはいろいろな見所や遊び場所がありますが、中でも香江野生動物世界は中国でも珍しいいわゆるサファリパークです。市内から車で20分ほど行った所にありますが、ホワイトタイガーのショーや、像の曲芸が見られたりと、結構面白い場所なので以外とお奨めです。広州の見所も、またご紹介していきたいと思います。広州では他にも、ホリデイ・インなどにも泊まりましたが、広州にはたくさんのホテルがあるので、宿泊には困らないと思います。ただ広州交易会の開催される11月前後は、大変込み合うので注意が必要ですね。ここはリーズナブルなお値段も魅力で、一泊500RMB以下で5星級のゴージャスな雰囲気を味わえて、とても良いですね。さて、広州でのお奨めホテル、「Garden Hotel(花園酒店)」はいかがでしょうか?もしこちらへお立ち寄りの際には、一度お試し下さい。
Nov 5, 2007
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日本ではそろそろ紅葉が見頃ですね。そんな中、今日は信州木曽の赤沢自然休養林という所に、紅葉狩りと森林浴をかねて行って参りました。この赤沢自然休養林は、名古屋方面からR19号線を北上し、上松町というところから10キロほど渓谷を入った場所にあります。以前に一度来たことがあるのですが、そのときは夏でしたので、今回は季節的にだいぶ趣が違いました。赤沢休養林1 posted by (C)Nao休養林へ行くまでの渓谷は、ちょうど紅葉の真っ盛り。途中の川原がとても綺麗で、道路からは簡単に川原まで降りられるようになっていました。水もとても冷たく澄んでいて、落ち葉が水に浮かんだ光景が、またとても素敵でした。赤沢休養林2 posted by (C)Naoそこからまもなくして、赤沢休養林に到着です。ここから森林鉄道に乗り、ヒノキ林の中を、川伝いにさらに登っていきます。この森林鉄道は、その昔、ここのヒノキを切り出した時に活躍したもので、今では観光用に運行されています。鉄ちゃんとしては、嬉しい限りですね。さて、周りの景色を楽しみながら、10分ほど乗ると終点の駅へ到着です。ここで列車を降りて、あたりを散策してみました。赤沢休養林9 posted by (C)Naoこのあたりはうっそうとしたヒノキの美林で、昼間でもひんやりとした感じ。木曽のヒノキと言えば、青森のヒバ、秋田の杉と並んで、日本の三大美林に数えられます。そして、その中でもここのヒノキは、あの伊勢神宮のお社のご神木に使われているそうで、20年に一度の移転建立の際には、毎回ここから切り出され、伊勢まで運ばれるようです。さて、この森林鉄道の切符は、ここのヒノキ財を使って出来ているので、乗車記念にもなり、ヒノキのとってもいい香りがします。切符は往復なのですが、帰りは乗らずに、列車で来た川沿いの遊歩道を歩いて戻ることにしました。赤沢休養林5 posted by (C)Nao途中ところどころに説明の看板があって、なかなか興味深いです。ここで木曽のヒノキについてすこし触れておきましょう。ご存知のように、ヒノキは建物の建築にとても優れた木材ですね。ここ木曽地方のヒノキは、古くは平安時代から広く知られ、豊臣秀吉はここを直轄地とし、伏見城の築城などにも使用されたようです。それから江戸時代の初期にかけて、各地の築城や寺院・武家屋敷などの建築のために大量に伐採されて森林資源が減少したため、この地方を領有していた尾張藩は、1665年にここを留め山として伐採を禁じ、保護政策がとられました。赤沢休養林7 posted by (C)Naoその後、1708年からは、木曽5木(ヒノキ、サワラ、ネズコ、アスナロ、コウヤマキ)について「停止木制度」が設けられ、住民には「木一本首ひとつ」と言われるような、厳しい伐採禁止措置が出されたようです。それ以降、このヒノキ美林は幕府の管轄として、厳重に管理されてきたようです。今ここに生えているヒノキはその頃のものですから、樹齢は300年を越えるそうで、そこには長い歴史を感じますね。明治以降は「御料林」と呼ばれる皇室の財産となりましたが、戦後国有林となり国の管理となっています。昭和44年に日本で初めての自然休養林に指定され、昭和57年には「森林浴発祥の地」として脚光を浴びました。この森林鉄道も、林業の衰退と共に一旦廃止されましたが、昭和62年には観光用に運転再開しています。赤沢休養林3 posted by (C)Naoもうひとつ、ここには昭和15年に日本で初めてチェーンソーと言うものを使用した場所なのだそうです。当時は、アメリカ製のものだったようですが、あまり使い勝手がよくなかったようで、最終的には昭和27年になって、ようやく使いやすいものが出て、それ以来伐採には欠かせないものになっているようです。赤沢休養林4 posted by (C)Naoところで、よく新築の和風建物に入ると、ヒノキのいい香りがしますよね。あの香りを嗅ぐと、気分が落ち着いてとてもリラックスするように思いませんか?そうなんですね。樹木の香りには、心を落ち着かせるアロマテラピー効果があるんだそうです。そしてこの赤沢美林は、森林セラピー基地にも指定されていて、森林浴・森林レクリエーションを通じた健康回復・維持・増進活動の場となっているようです。赤沢休養林6 posted by (C)Nao森林セラピーについては、パンフレットの説明によると、「森林の樹皮から発散されるフィトンチット」と言う物質によって、免疫力向上することが科学的に証明されているようです。なんだか宣伝のようになってしまいましたね(笑)。実際には、私には難しくてよくわかりませんが、確かにこの森林の中の素敵な香りに触れ、おいしい空気を吸って、綺麗な紅葉と清らかな川の流れを見ているだけで、気分がリラックスしてくる気がします。ストレスの多い現代社会、やはり時にはこうした場所へ来るのもいいのかもしれませんね。さて、今日はだいぶ長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。それでは皆様、良い週末をお過ごし下さい。赤沢休養林8 posted by (C)Nao
Nov 3, 2007
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