昭和維新試論 [ 橋川文三 ] 価格:1080円(税込、送料無料)
橋川文三『昭和維新試論』
読了 2/3読
★★★★
多くの人物・団体・項目を取り上げながら戦前の軍部主導の契機ともなった五・一五事件や二・二六事件が発生するまでの日本社会の思想・心情の展開を考察していて考えさせられるところが多い。二・二六事件などの昭和維新を目指した武装蜂起は鎮圧され彼等は結果的に露払いの役割を果たし軍部の発言力が高まったとされる。
不祥事を起こした軍部が主導権が握るのは周りの萎縮が原因であるとしても、その軍の組織や思想はどういうものだったのか、内部では誰が主導権を握っていたのかという疑問をおぢさんは持っていた。この疑問は疑問のままだが国本社やその主要人物を調べる必要があるという感触を得た。
目次
渥美勝のこと
渥美の遺稿「阿呆吉」
「桃太郎主義」の意味
長谷川如是閑の観察
青年層の心理的転位
樗牛と啄木
明治青年の疎外感
戊申詔書
地方改良運動
田沢義鋪のこと
平沼騏一郎と国本社
日本的儒教の流れ
発亥詔書
北一輝の天皇論
国家社会主義の諸形態
本書紹介ページ
( 筑摩書房
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1/2読 ★★★私は北自身の著作は読んだことはないのだが彼の思想の輪郭は掴めた。穂積八束、美濃部達吉、プラトン、ニーチェなど北が引用した人物や同時代人の考え方との比較から北の思想が浮かび上がる。
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