戦争と 花柳 病、それは聖戦という名にふさわしくないしろものである。
王陽明曰く『山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し』
p.87 昭和14(1939)年「近きより 5」『近きより2』第三巻第三号<四月号>
《前略》ただ驚いたことは、花柳界と飲食店の大繁盛である。これは何も上海に限ったことではなく、私の旅行した都会全部に共通な現象であったが、上海はもとよりその例に洩れない。何しろ働き盛り人間が乗りこんでいる上海である。そして月給や手当もよく、社交の必要もあろう。官吏も軍人も旅行客も、ワンサワンサと花柳界に流れこむ。
p.131-132 昭和14(1939)年「近きより 4 上海の日本人」『近きより2』第三巻第五号<六月号>大陸紀行号 その二
上海には東京の派出婦人会みたいな制度の特殊筋肉労働婦人会があって、電話一つで即時出張するそうだ。ことに事変以後、難民の姑娘がその会員になっているとか。「×××協同社」と呼んでいる。「協同」という字はあるいは「共同」であったかも知れない。
p.137 昭和14(1939)年「近きより 6 その他いろいろ」『近きより2』第三巻第五号<六月号>大陸紀行号 その二
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戦場体験者 沈黙の記録 (ちくま文庫) [ 保阪 正康 ]
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