2014年05月28日
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カテゴリ: NEWキネマPARADISE
whatsman@nnn

最近見た映画@DVD。

「そして父になる」

主演は福山(@銭形)。
クソ男前。
監督は、「誰も知らない」を撮った是枝裕和。

概要としては、
出産後、病院にて、
子供が入れ替わってしまい、

さて、どうする、ってところ。
6年間育てた子供と
血のつながった本当の子供。

福山は父親の一人で、
エリートサラリーマン。
入れ替わったもう一人の父親は、
リリーフランキーで、
クソ貧乏長屋(@百田)、
とまでは言わんが
場末のしがない電気屋。
腕には刺青が入ってたりする。


スピルバーグがこの映画を見て、
まさかの号泣。

「ボロボロ泣いた」@スピルバーグ。

全米が泣いた、と銘打って紹介される映画よりも、
スピルバーグが泣いた、と銘打った方が


かのスピルバーグが泣くくらいだから、
当然、俺も泣く。
ちなみにクソあせったスピルバーグは
ハリウッドでのリメイクを決めたらしい。

感想としては、
とにかく、よかった。
うちの長男がもうすぐ5歳で、
完全に感情移入。
俺ならどうするか、
をひたすら考える。

実際にそうなったらどうするか、は
わからんが、
今の俺の感覚でいえば、
6歳まで育てた子供をそのまま育てる。

血のつながり、ってそこまでのモノじゃねえ気がしとる。

以前、職場のすげえオッサン、としてここにも書いたことがあるが、
そのオッサンの言葉を思い出した。

「血は汚い。」

そのオッサン。
妹がいるんだが、
親の面倒はそのオッサンがみてた。
結婚して、嫁さんがオッサンの親と同居し、
嫁さんを中心に、オッサンの親の面倒を見てたらしい。

オッサンの母親は、
面倒を見てもらってるにもかかわらず、
いいものはすべてオッサンの妹にあげるし、
妹には、オッサンの嫁さんの悪口をいいふらしたり
してた模様。

あまりの露骨さに
嫁さんも頭にきたらしく、
オッサンにチクッった。

母親を問いただすオッサン。

「やっぱり血のつながった親子だから」@母親

それを聞いたオッサンは激怒。

「あんたの面倒を見てるのはだれか。
うちの嫁やろうがっ。
うちの嫁さんに十分に面倒を見てもらって、
なんかその言い草はっ。
何年一緒に暮らしとるんかっ。
俺の言い分に文句があるなら、出て行け。」

その話を俺にした際に、
冒頭の言葉を出した。

「血は汚い。
血のつながりなんてのは
何の意味も無い。
一緒に暮らしてる年数は
嫁さんのほうが長いのにね。
本当に頭にきた。」

俺もそう思う。

大事なのは
一緒にすごした時間、
苦楽を共にした時間であって、
目に見えん遺伝子云々は
それ以上に大事じゃねえとみとる。

そりゃ、
自分の子供、遺伝子的につながる子供であれば、
駄目なところをみても、
俺の子供やけ、しゃーねーか。
って部分もあるやろうし、
生物の本能として
子孫を残したい、
ってのも分からんじゃねえ。

が、何年も一緒に暮らした子供を
血がつながっていません
っていう理由ではなせんやろ。

養子縁組で親子となった家族が
幸せじゃねえか、っていえばそうじゃねえ。

確かに、
自分の遺伝子を受け継いだ人間が
どうなっていくのか、は見てみたい。

まぁ最高なのは
自分の子供を自分が育てる
ってことなんやけどね。

勢いよく書いたが、
実際にその場面に立つと、
逆の選択をする可能性は否定できん。
当事者じゃねえと分からん世界と思う。
マジで分からんし、
どちらが正しいとも言えん。
俺は、今は、そう思う、程度。

にしても、
考えさせられる話やった。


ちょっとネタばれだが、
終盤の家出した子供を迎えに行くシーン。
その際のもう一人の子供の態度。
それを受けてのラスト。
ここはもう泣くしかねえよ、マジで。


パパになったHEDZはぜひ観るべし。

ではまた。

PEACE。





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Last updated  2014年05月28日 20時45分31秒
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ちんよこ@ Re:ノイキャン(05/09) ネトフリのサンクチュアリ、門司出身の力…
骨壷bones@ Re:ノイキャン(05/09) "消してきやがる"
gogodubman@ Re:guitar(08/21) ほんと個人的な感想ですが、エバーラスト…
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