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留年しそうな子がいます。追試のチャンスをもらっても、それに全く応えられないでいます。追試とは、学期の成績が30点未満の子に、範囲を限定(定期テストより狭い範囲)して次の学期に再テストし、60点以上取れれば前学期の成績(30点未満)を30点に回復するものです。例えば1学期、2学期の成績が続けて10点だった場合、追試でそれが回復されなければ、3学期で70点以上取らないとその科目の単位を落としてしまうのです。追試で頑張れば、10+10=20点が、30+30=60点になるわけですから、すごいチャンスなのです。複数の追試対象科目をかかえているのに、いくら早くから励ましても、家まで電話して諭しても、毎日のように学校で声をかけても、この数日の複数科目の追試の勉強をほとんどせずに受けました。当然「否」ですが、3科目単位を落とせば留年だとはわかっているはず。それが驚いたことに、追試で必死にならなくても、3学期の学年末テストで点を取れば良いとまだそんな甘いことを考えているようです。そうして、何人もの先輩が留年し、学校を去っていった話を何度もしているのに・・・教師のできることなんて本当に「知れているな」とつくづく情けなくなります。世の中には、ある時期を逸する(タイミングを逃す)と取り返しがつかなくなることなんて山ほどあるのに、子どもたちは「自分なら何とかできる。自分の周りでは、そんなことは何とかなる」と思っています。このままでは、3月末に辛い連絡をしなければならなくなりそうです。しかし、まだ3学期の学年末テストまで1ヶ月あります。何とかその子の心に訴えて「今が一つの大きな人生の岐路だ」という自覚をもたせ、この局面を乗り切れるようにこちらも必死でいきたいと思います。毎度のことながら難しい仕事だと痛感します。
2007.01.31
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9月の文化祭の準備でPRパートが「今年はティッシュ配りもしたい」と言ってきました。PRパートは文化祭のムードを盛り上げていくのに重要なパートですから、早くからやる気になってアイデアを出してくれることはすばらしい。しかし、今までにない取り組みには何らかの制限がかかっていることが多く、たぶんティッシュについてもお金の使い方の点で問題があったように思います。子どもたちがその気になって積極的に取り組めるようにもって行くのは重要なことなのですが、一方でこの例のように最終的に取りやめになる可能性があるものをアイデアで出してきたときに、上手く気持ちを挫かずに納得させて、モチベーションを下げずにやる気を継続させるのが難しい。「無理です」の連絡が遅れても、早すぎても、また検討した経緯がきちんと伝わらなくても子どもたちはやる気を挫かれます。言い出すタイミングがポイントですが、こちらもできる限り実現してやれるように努力するつもりです。
2007.01.29
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来週、高校入試があります。中学入試では、歩留り率が予想より低かったようですが、高校も心配です。進学実績は着実に伸びているのですが、本校の志願者の伸びがない。経営努力が足りないからです。企業なら管理職は退陣なのですが、教育界は寛容ですからそんなことはありません。しかし、まずは、在校している子どもたちの進路保障が優先です。中学入試に伴う休みの時は宿題をいっぱい出したので不評でしたが、めげずに今回も出します。高1駿台実戦模試の過去問を参考に出題しようかと考えていますが、間違いなくあの子たちには嫌われそうです。「えぇ~」と言う顔が浮かびます。
2007.01.28
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このような会議が注目されることに意味があるわけで、中身については「その方向性は良い」と思うことと、「ピントがずれている」と思うことがあります。”体罰”という言葉を風化させ、”しつけ”に変えるべき。体罰を容認するのではなく、特別で少数な例外を除けば、現場でも家庭でも”しつけ”と”行き過ぎた暴力”の区別は、はっきりつくものです。早急に対処すべきことは、小学校教育で、”しつけ” と ”考える力”に重点をおくことです。”しつけ”は家庭でも行うべきですが、学校は学校で集団生活の過ごし方としての”しつけ”をします。魅力ある行事や、郊外授業や、もちろん普段の授業を通して、集団行動を取る中でしっかり”しつけ”をする。これには教育委員会の質(現場のに対する責任の取り方と覚悟と教育理念)の向上も必要です。”考える力”を育てるには、教材準備の時間が非常に多くかかります。つまり教員を増員し、教材研究が十分に行えるように、一個人の持ち時間を減らす必要があります。いずれも人手と経費がかかります。そこを政府が考えてくれることが最重要課題だと考えます。
2007.01.28
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新中1を見て思う入学時のおすすめ心得。(1)この学校で中学3年間(中高一貫校の場合も)を「こんな風に過ごしたいな」というビジョンを持たせる(2)通学が遠距離であることを様々な面(部活との両立、通塾等)で親子ともよく考えておく(3)小学校や塾でどれほど優秀な成績であっても入学後は何の当てにもならないと覚悟する(小学校時は親が大きな影響を与えて勉強したに過ぎず、中学ではそうはいかない)(4)男の子の中学での成長は目覚しく、「いつまでも息子のことは何でも理解できる」とは決して思わないこと(5)中1では生活(家庭学習)のリズム化を図る。(上位の成績である必要はない)(6)とにかく英語だけはサボらせない最初はこれくらいでしょう。1学期が済めば、様々な変化が起きていますから、次の心得が必要になります。
2007.01.28
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新入生が1年次に悩むのは、友人関係、部活との両立、通学事情に関してです。進学校に通う子は、結構言葉の達者な子が多く、きつい言葉をよく耳にします。この年齢は、与える言葉には無頓着で、受けとる言葉に敏感ですから厄介です。また、物を隠されたり、取られたりも結構起こることです。小学生の後半が勉強付けだったこともあり、中学では部活に打ち込みたいと期待いっぱいで入部するのですが、勉強との両立や先輩との確執で悩む子が多いです。そして、何より入学当初はその通学時間の長さや距離の遠さに体が慣れず、体調を崩す子がたくさん出ます。そのあたりの心配事についての対処法は、これから新年度に向けてのブログの中でも書いていこうと思います。
2007.01.27
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「うちの子は追加合格ですから」と入学後も学力でつまずくことを心配される保護者がおられますが、全く関係ありません。本校でも、入学後の成績と入試の成績の相関関係を取りますが、中1が終わる頃にはほとんど相関関係がなくなっています。つまり、成績良く入ってきても不振であえいでいる子も多くいますし、聞かなければ追加合格だったと気づかないほど頑張っている子もたくさんいます。大切なのは、この学校で頑張って良い思い出を作ろう!と前向きな気持ちでスタートが切れるかどうかです。それに、どんな友人が出来て、どんな先生と出会うかによっても強い影響を受けます。追加合格の連絡がきたら、学力を心配することは一切いりません。むしろその学校との縁を大切にしてください。
2007.01.27
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センター試験自己採点集計結果を返却し、志願状況の情報を提供するための保護者会が今日行われました。実は、今回のセンター試験の本校生徒にとっての正しい分析結果を提供し、保護者が一喜一憂して子どもを振り回すことのないように、まずは落ち着いてもらうのがこの保護者会の目的です。子どもたちは、ここ数ヶ月でつけてきた実力とこれから1ヶ月でまだ伸びるはずの実力を計算し、さらにそれに模試に対する自己分析を加えたものを総合的に判断し、2次試験に対する手ごたえを感じながら出願します。高校生ともなると家で何も話さなくなるので、「今子どもたちが何を考え、どこを受験しようとしているのか、またその合格可能性はどれほどかが気になって心配で・・・」といった保護者の方々で部屋がいっぱいでした。その気持ちわかります。高1の保護者の方々も2年後には同じように、心配顔で学校に見えていることでしょう。そこで、「今回、よく頑張りました。すばらしい結果です」と言っている自分の姿が浮かびます。
2007.01.27
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かるた大会をしました。在来生は中学の3年間、この時期にかるた大会(百人一首)を行ってきました。本来、高1では大会をしませんが、編入生(高校からの入学生)が未経験なので、在来生の希望者と編入生の代表を混成にして、23名で行いました。見学者もでるほど盛況でしたが、今年は新しい国語の先生が熱心に取り組んでくださったので子供たちも盛り上がって楽しんでいました。高2はさらに大きな規模でかるた大会をやっておられました。中1はもうじき凧揚げにも行きますし、新年は新年の行事が目白押しです。
2007.01.26
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入学者数が定員をあまり超えないように、合格者数は絞り気味に発表します。結果、追加合格を出すことになるのですが、残存率を読み違えると、多くの追加合格を出すことになります。昨日手続きを締め切り、見込み通りなのか見込み違いなのか、追加合格の連絡を昨日の午後から管理職が必死で行っています。いつにもまして、必死になっている様に見えるので、ひょっとして今回の3科4科の新制度での残存率に多少の見込み違いがあったのではないかと思っています。他校と追加合格者の取り合いになるので、少しでも早くにと考え、必死に連絡をするわけです。多方面から情報を集め、細かい数字を読み、地域や3科4科の他校との関係、入試日程などあらゆることを加味して資料を作成し、ボーダーラインを決めるはずですが、本校の管理職はそうした作業が苦手のようです。入試時のアンケートで本校を第一志望にした受験者数をあてにしてラインを決めた要素が大きく、「アンケートの信憑性にかけた」らしいです。いつものことですが、本校のお偉さん方の現状認識力と情報分析力と危機管理力に一抹の不安を感じるのは私だけでしょうか。まあ、何はともあれ、新しい子どもたちが間もなく入学してきます。また春が来るんですね。
2007.01.26
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今日から追試。2学期に欠点をとった子どもたちへの回復チャンスです。高校は単位制ですから、3科目落とせば留年です。今日は発展補習もしましたが、入試の発展レベルの問題を嬉々として解いている子がいる一方で、留年の危機が迫っている子もいます。4年間、集中して授業を受けた子とそうでない子のさは歴然としていますが、ここでも諦めたら終わりです。今苦しいのは自業自得と腹をくくって、差し伸べられた手にしがみついて、形振り構わず這い上がってきて欲しい。それがあの子たちにできるかなぁ・・・長欠の子、気持ちが不安定な子、無気力な子、留年の心配のある子、家庭のごちゃごちゃで巻きぞえになり苦しんでいる子、友人関係で苦しんでいる子、部活を続けるかどうかで悩んでいる子。一方で、部活も勉強も前向きに取り組め、どんどん力を付けている子。いずれにしても、見通しを持って、一つ一つ目の前の壁を乗り越え大きく成長していってくれることを望んでいます。
2007.01.25
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高1にもセンター試験を解いて自己採点してもらいましたが、数1Aの平均が在来生76点、編入生67点で、100点が11人でした。数2Bは、数列と空間ベクトルの後半がまだ履修できていないので、57点満点や77点満点など分母が一定ではないので集計していません。高3の平均が80点で、100点が20人ですから、高1にしてはよく頑張っていると思います。目標は70点と考えていたので期待以上でした。今年公立中学から編入してきた41名は、上記のように平均点に9点の開きがあり、理系科目に苦しんでいますが、来年の今ごろには在来生に追いついているでしょう。英語も平均150点以上あるようで、昨年よりグッと伸びました。国語も解いている子がいましたが、国語は難化したので高3と比べてどうなのでしょう。今日は、各業者から自己採点の集計結果が学校に届いていました。それを見て、自分の2次力を加味し、受験校を決めるわけですが、少々のことなら志望校を諦めずに粘って欲しい。またその方が良い結果につながることも多いように思います。それは2次試験までのモチベーションが変わってくるからでしょう。現役はこれからまだまだ2次力が伸びますから、自分に期待して頑張って欲しい。
2007.01.25
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今年のセンター試験は明らかに難化。難化の理由は、数学・地学・国語などに見られるように、今までと傾向が変わったことにもあるようです。数学の観点で言えば、センターのパターンはもう出尽くした感があり、どうしても工夫という部分で単元を融合せざるを得ず、その融合も今までのものとは少し違った観点での組合せとなり、結果傾向が変わるのでしょう。数1Aで点が伸びなかったようですが、今回の問題を満点近く得点しようと思えば、やはりそれなりの対策をたて、練習しておくことが必要でしょう。今後は、例えば円に内接する四角形ではなく、円からはみ出した直線が交わるような形で、方べきの定理や初等幾何の定理を用いる(平面幾何的要素が濃い)などして解くパターンがより多く出そうです。本校でも例年数1Aでは満点が30人以上(/200)人いるのですが、今回は20人(/200人)でした。高1では今回のセンター試験を実際に時間を計って解いて提出するようにしましたが、提出用紙を慌てて作ったので数1Aマークシートの問4の枠を忘れて配布しました。で、ひょっとしてあの子たちは、数1Aを60分3問と勘違いして解いたかもしれません。数2Bは未履修で解けない部分が23点分あるので、77点満点になります。ただ、まだ空間ベクトルの内積までしか習っていないので、今回の空間ベクトルの出題を「まだできない」と決めてかかって解かない子も出てきそうです。まあ、明日提出になっているので、楽しみにしています。2年後には本番ですから、その時は「楽しみ」なんて言っていられませんね。
2007.01.24
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合格、不合格、縁もあれば運もある。頑張った人は、そのことに自信を持って欲しい。頑張りきれなかった人は、悔しい思いを心に、これからは日々の努力を大切にして欲しい。失敗には次があります。第一志望でなくても、その中学で一生懸命頑張って、6年後に志望大学に合格できれば同じことです。その中学校に良い縁があったのだと考えて、その学校を大好きになり、楽しい思い出をいっぱい作って、「この学校で良かった」と思えるように前向きに生きて欲しい。本校の高校1年生の弟も数名受験しましたが、全員合格しました。きっと本校に縁があったのでしょう。昨年はこの時期、残念な思いをされていた方もおられましたが、それは今通われている学校に縁があったのだと思います。結果に振り回されて、投げやりになったり、諦めたりしないで、そこで一生懸命やることが必ず次につながります。新しい中学生活。期待を胸いっぱいに笑顔で登校できることを祈っています。
2007.01.24
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センター自己採点後が勝負です。思っていたより取れなかったとか後で考えたらできたのにとか、思っている人。周囲の人も全く同じ状況です。冷静にネットなどの情報をみれば難化したこともあきらかだし、試験で緊張して思うように力が出せないのもよくあることだし、できるだけ早く頭と気持ちを2次に切り替えることです。木曜には各予備校から判定が帰ってきますが、それをどのように捕らえるかで前向きになれます。悩んだ時は、性格や気質や頑張り具合をよく知ってもらっている学校の先生に相談することです。できるだけ早く受験校を決定した後はもうくよくよしない。もちろん状況によっては、出願状況をフリーダイヤルで確認しながら最後の判断をする人もいるでしょうが、それでも頭は完全に2次に向けること。そして、出願後は良い意味でセンター試験を忘れ、「現役は試験当日まで力が伸びる」ことを信じて、気持ちを強く持って必死にできることをやるだけです。ただし、時間がない分、思いつきで2次対策するのではなく、これも学校の教科担当の先生に相談して、要領よく集中して取り組むことが大切です。もうくよくよしない。残された時間でできることをするだけです。さあ机に向かって、楽しい大学生活を想像し、モチベーションを上げて、いざ集中!!
2007.01.22
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算数の採点をある程度終えましたが、予想より平均点が少し高そうに思います。今年から3科か4科が選択できるようになりましたが、受験者数は1:2で4科が多いものの、受験者数が増えず、今年に限りこの制度改革は中途半端であったと言えます。しかし、受験生にとっては一生の問題。3科4科の選択で有利不利があまり出ないように心がけたのですが、それはある程度実行出来たのではないでしょうか。つまり社会の平均点が高く、算数が低ければ4科の方が有利になってしまいますが、今回は社会と算数の差がそれほど開かないのではないかと思います。それに手ごたえとして、算数の出来が3科と4科である程度の差が出たのではないかと感じたこと、そさらに理科もそれなりの平均点(まだ明日に作業が残っていますのではっきり平均点が出ていません)になりそうですから、あとは国語次第です。しかし、点数の入力もまだですから、これはあくまでまだ感触です。まあここで国語が低いと4科が少しだけ有利になりますが、明日その様子がはっきりするでしょう。いずれにしても、算数を採点していて感じたことは2つ。1つは学力低下を心配していましたが、予想よりしっかり書いている解答が多く、採点のやりがいがあり、平均点も伸びました。もう一つは、今回の問題が塾でよく練習されるパターンだったのかなという感じを持ったことです。とにかく、本校を志望してくれる子どもたちがもっともっと増えるように、魅力的な取り組みに積極的に挑戦し、しっかりとした将来のビジョンを持って、教員が切磋琢磨し、管理職がしっかり学校の将来を考えていくべきだと言うことが明らかになったように思います。
2007.01.22
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「もう後がない」という状況で3学期を迎えた子がいます。欠席数が限界で、冬休み中の様子も良くなかったので、「さすがに厳しいかもしれませんね」と学年の先生方とも話していたのですが、何と!3学期は先週までほぼ休まず来れています。この中学入試に伴う3日間の休みは、先週頑張った疲れを取るのには丁度良いのですが、長欠の子にとっては連休はマイナスになることもあります。今週の登校を祈る思いです。しかし、中3で「学校を辞めたい」と言って長欠していた子が、今は部活に文化祭に驚くほど積極的になり、毎日いい表情で通えています。その子たちとは別に、高1になって(中3時にも休みがちであった)長欠になった子が3人いるのですが、1人は完全復活し、後の2人の内1人は先ほど言ったように3学期頑張って朝から登校しています。もう1人も朝からは来れてませんが、遅刻したり、少し休みながらも一生懸命登校しようとしています。健康であったり楽しそうに学校に行けることはつい当然のことのように思いますが、起き上がることや家を出ること、電車に乗るところまでが精一杯の子どもたちもいます。「高1にもなって」という考えの方もおられますが、中3や大学生の子をもつ私としては自分の子を見ていても、高1はまだまだ大人にはほど遠い「人にも完全になりきっていない存在」と思えてきます。だからと言って甘やかすのではなく、だからこそ逞しく育ってくれることを祈りながら、友人関係や部活や行事や学問に力を入れるのです。今年は修学旅行に文化祭もあります。”6年間でできる教育”の仕上げの時期に差し掛かってきました。長欠の子が完全復活し、頑張れている子にそれに伴う成果が現れるように後押ししてやりたいと考えていますが、一方で、この時期、どうしても勉強の面で頑張れなくて留年の可能性が出てきた子がいますので、今はそちらにも力を注いでいます。
2007.01.21
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入試本番。算数は時間を上手く使うこと。難しい問題は誰にとっても難しいので、(2)(3)のような大問の後半の小問にどの程度時間をかけるかで結果に差が出ます。(1)ばかり渡り歩いてもダメ。一通り(1)を終えたとして、戻った大問をやはり最初から読み直し、頭の中を再構築しなければならない分無駄なエネルギーと時間を使います。その学校の合格者の平均点を参考に、大問の難易で「(1)までが5つ(2)までが3つ(3)までが2つ程度」のように、何割程度得点できれば良いのかで仮目標を決めて取り組むのも1つの方法です。他の科目とのバランスや、算数が得意・不得意にもよりますし、書いたものが全て正解している保障もありませんから、一概には言えませんが、「とにかく出来る限り!」みたいに勢いだけで取り組むと、途中の大問の後半の小問でやたらと時間を使ってしまい、易しめの大問に手付かずということもあり得ます。「これは他の人も無理だろう」と思われる小問は後に回すくらいのつもりで、まずは落ち着いて取り組むことが重要です。今日はセンター試験2日目。今中学入試で心配いっぱいの親御さんも、6年後(あっと言う間です)にはセンター試験の心配です。まだしばらく子どもの受験からは開放されそうにありませんね。親御さんの方も体に気をつけて頑張って下さい。
2007.01.21
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センター試験の英語リスニングを終えた受験生が今一斉に大学から出てきました。口々に、「今回のリスニングは・・・」とハイテンションで話す子、うつむいて黙々と歩いている子。今日は絶対に自己採点してはいけません。良かっても悪かっても絶対にしてはダメ。良かったら油断、悪かったら弱気になり、過去に自己採点して良い結果に繋がって例は少ない。気持ちを明日に切り替えて、深呼吸。あと一日頑張れ!!
2007.01.20
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算数は、答えだけを書く人がいますが、自信があっても時間に追われて解くために、計算ミスが発生します。そのとき、「考え方」の欄に途中経過が書かれていれば部分点が与えられます。特に難し目の問題の場合、部分点が高めに設定されていますから、時間をかけ過ぎてまで書く必要はありませんが、ポイントとなる途中の式は書いておくといいでしょう。しかし、今までそうした解答を書く練習をしていない場合は、今さら急に書こうとしない方がいいでしょう。時間の感覚がずれてしまいますから。そして、問題は落ち着いてしっかり読みましょう。入試ですから、何度も何度も作問時に校正はしていますが、やはり難しい問題は文章も長く、早とちりしがちです。また、過去問を何度も何度もやり直すことです。同じ先生方が作問するわけですから。これは他の科目にも言えるでしょう。本校も入試の準備に入りました。入念に職員会議で打ち合わせをし、受験生が持てる力を発揮できるように環境を整えています。もし、ここへ来て体調を崩した人がいても大丈夫。気合が入っているときは、症状が抑えられるし、気合で早く治ります。そして、入試が全て終わって、「ヤッター!」と晴れ晴れしい気持ちになっている自分の姿や、合格発表で「ヤッター!」と合格して大喜びしている姿を想像してみてください。良いイメージをもって試験に臨めるように、イメージトレーニングしておくことも今からできることです。高3のセンター試験、小6の中学入試、必勝祈願!!
2007.01.19
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本校のような6年間一貫の私学の場合、中学入試、高校入試のたびに子どもたちは”入試休み”になります。ただしくは、「入試に伴う家庭学習」ですが、どう言葉を添えても子どもたちにとっては”入試休み”です。しかし、いじわるな私としては、課題を出します。高1ですから、明日明後日のセンター試験の数学を解いて、自己採点して提出するように言いました。反応は「ハァー?何それー?」でした。それを聞いて、追加の課題を出しました。帰りの電車で「数学の○○調子にのってんの違う!」という子どもたちの声が聞こえてきそうです。
2007.01.19
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センター試験にはやはり慣れが必要です。数学は難しくないものの、いかに素早く頭の中の引き出しから的確に解法を取り出すかで決まります。つまり、本校では中3高1で基礎パターンを机の上に並べると同時に一方では頭の中に引き出しを作ります。高2ではそれらを頭の引き出しに入れ、高3で引き出しを整理して、センター寸前には経験が語りかけてくる指示通りに引き出しを素早く開ける練習をします。現役は前日まで練習することが有効です。ただし、昨年末まではスピードを身につける練習をし、寸前の練習ではミスをしない集中の仕方を身に付ける練習をします。しかし、この流れで合格を勝ち取るには、中3や高1の基礎の習得が欠かせません。だから、今の高1の子どもたちの姿から、センター試験にうまく対応できるか、もっと言えば受験の流れにうまく乗れるかどうかが、実はもう見えているのです。懇談や面談で厳しい話をした子には、受験に続く流れが見えてこないのです。学校は受験のためだけにあるのではない。それは当然です。しかし本校は進学校として位置付けられ、進学を最優先するつもりで親御さんも通わせておられます。それに応えるのが、私たちの一番の仕事です。それに応えるために、子どもたちが行事や部活を通して人として成長し、体力・精神力を養っていけるように、様々な活動が用意されています。そして、それらで得た力を凝縮してあの子たちは受験に臨むのです。不思議なもので、受験勉強を真剣にしだすと人間的にもすごく成長します。高3の顔つきや言うことが、受験が近づくと凛々しくなってきます。明後日逞しくなったあの子たちがベストを尽くせるように祈っています。
2007.01.18
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中1から中3まで全員百人一首を勉強して、この27日の午後に代表チームでかるた大会を行います。高校生は本来大会はないのですが、高1からの編入生のために、この高1でも編入代表3チームと在来希望者チーム3チームで、26日にかるた大会を行います。在来生には希望者をつのったのですが、あまり積極的ではなく、ぎりぎり3チームできるかできないかというところです。また、26日は模擬試験の日でもあるので、「模試が終わってから百人一首をする気力は残っていない」と感じて遠慮した子もいるようです。今の高2は中学からかるた大会に力を入れてこられたので、今でもこの時期放課後に有志でかるたの練習をして、なんと高2だけで学年をあげてかるた大会をするそうです。うちの高1も、中学から国語教員がもっと熱心なら様子も変わっていたのにと思うと残念です。何しろ数学の私が百人一首の宿題を出し、かるたの練習の準備や大会の準備をしていたのですから・・・やはり何ごとも、6年間を見通して取り組むことが大切だと改めて感じました。せめて編入生には、かるたの奥深さを感じて大会を楽しんで欲しいと思っています。
2007.01.17
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高1の弟で来週受験する子が私の知る限りで5名います。受験番号もちゃんと知っていて、「その日は僕らは来てはいけないんですね」と心配顔で聞いてくる弟思いの兄もいれば、「どうも受けるらしいです・・・」と、今は弟のことばかり考えている母親の様子に少々寂しそうな兄もいます。兄に続いて弟を受験させていただけるというのは、本校の方針を理解し取り組みに賛同していただいているからこそだと考えていますが、兄の学年の者としては、兄弟で通ってくれるというのはやはりうれしいものです。ただ、何しろ受験は縁のものでもありますから、残念なことも起こります。是非、兄弟で通えるように弟くんには頑張って欲しいと思っています。しかし5日前ともなると、小学生の子にしてやれることと言えば、もう体調管理のことくらいでしょうか?今週末センター試験ですが、高校生ともなると、現役はこの一週間もまだ社会や理科の力が伸びますから、今も必死にセンター対策をしています。高3生も小6生もベストを尽くして、持てる力を存分に発揮できることを祈っています。
2007.01.17
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毎年、入試当日進学塾がグランドに場所をとり、塾の代表者が「絶対合格!エイエイオー」とハチマキをした受験生数十人と一緒に拳を振り上げ、大声で気合を入れています。最初見たときは、お受験もののドラマみたいだなと思ったものでした。保護者の方もその集団を取り囲んで、じっと我が子を見つめておられるので、さぞかし傍まで行けば気合が入っているのだろうと思っていたのですが、いざ保護者の輪の中に入ってみると、手をさすりながら「さむぅー!、早よ教室入ったらいいのにね」と話しておられるのを聞いてなぜかホッとした記憶があります。さらに子どもたちは、入室前に寒い中グランドに塾ごとの集団で座り、「最後に確認」と言って、問題を解いているのです。私はその様子を職員室から双眼鏡で見て、その問題がチラッと見えると「あー残念それは・・・」と思いながら、暖かいところからではありますが応援しているのです。今年もまたあの光景を見る瞬間が近づいて来ました。受験生のみなさん風邪をひかないように頑張って下さい。
2007.01.16
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7月に北海道に修学旅行に行きます。本校では行き先を生徒の投票で決めます。昨年は東欧バルト三国でした。私の以前にもった学年はハワイでした。今年は最終的にオーストラリア、中国、沖縄、北海道で投票して北海道に決まりました。今日も事前学習の栞を作るための事前学習班の活動(インターネットや図書館で調べてまとめる作業)をしました。いつものことですが、一生懸命やる子、口ばかりで手の動かない子、横でボーっと見ている子、全く関係ないことをしている子と様々です。行事では普段の姿が出ますから、行事で誠実に取り組める子は結局学業の方でも上手くいきます。そういう意味で、勉強する以上に、行事を通してこそ考えることや行動すること、我慢することを覚えて、人として心も体も頭も成長するような気がします。
2007.01.16
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この時期に文化祭?と思われるでしょうが、本校は高校2年生が中心になって文化祭を盛り上げます。ですから、この時期からそれぞれのパート(イベント・バザー・装飾・PRなどなど)が準備を始めて、来年度早々から他の学年(学校中)を巻き込んで準備に入って行きます。高2では修学旅行も7月にあるので、その一月前には修学旅行関係で忙しく、いったん文化祭活動が途絶えます。よって、9月早々に文化祭本番を迎えるには、6月初旬までにめどがたっていないとまずいわけです。そう考えると、文化祭のほとんどの仕事を抱える新高2としては、もうあと半年もないことになります。今週をめどに書くパート長、副パート長を選出し、2月初旬には準備委員会を2度ほど開き、2月中旬には「文化祭実行委員長(実質最高責任者)」を決めて、実行委員会を立ち上げないといけんません。毎年悩むのが、文化祭に積極的な子が、成績に苦しんでいることが多く、保護者の方が「文化祭なんかに必死になっていていいの?」と心配される状況が結構あることです。文化祭は思い出に残り、関わった子が”協力すること”の大切さを知り、大きな達成感を得て、人間的に成長できるすばらしい行事です。その行事に思う存分携われるように、まずは勉強の方に力を入れてくれることを望んでいます。早速、26日の模試頑張りましょう
2007.01.15
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入試が終われば、入学後のことが心配になります。現場の者から言えば、この入学後がより大切なのです。進学校を目指しているなら、その範囲内にある学校で偏差値が多少低く(第二志望)ても、入学後で何とでもなります。めでたく合格しても、やる気をなくし、不登校や学力不振で留年する子も結構いますから。中1中2・・・高3とそれぞれの学年で楽しく学校に行き、それなりに毎年小さな目標を持ち、モチベーションを保てれば言うことはないのですが、なかなか簡単には行きません。友人関係、先生との相性、通学時間(体力)、部活との両立、怪我、病気、学業以外に興味を持ち外れて行く、など、勉強をするしない以前に、様々な困難が待ち受けています。特にはじめての子の場合心配です。やはりそんなときには、保護者同士の繋がりや、担任団に理解のある先生がいてくれることが何より心強いものです。邪魔臭がる教師や頼りにならない教師もいますし、自分の子の都合しか頭にないような保護者の方もおられますから、こればかりはそういう頼りになる方と出会えるという運もありますが、子どもにとって重大な問題だと思われたら、多少迷惑かなと思っても、思い切って連絡してみましょう。上に兄姉がいても学校が変われば状況も違いますから、「上の子は大丈夫だったから」と油断せずに、子どもが安心して楽しく通えるように注意を払ってあげて下さい。では、あと一週間、心も体もばっちりサポートしてあげて下さい。そしてよりベターな体調で子どもたちが入試に臨めて、まずは合格を勝ち取られることを祈っています。
2007.01.15
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来週中学入試です。本校は今年から3科4科の選択ができるようになりましたが、今年はまだ4科受験の方が多いようです。もちろん、いずれで受験しても子どもたちが力を発揮できるように細心の注意を払って作問しました。ベストを尽くして(体調を崩さずに)頑張って欲しいと思っています。これを学校サイドから見ると、受験生が増えていないことが気になります。受験制度を変えたのは、子どもたちのニーズに応えてあげたいというのが一番ですが、受験者数を減らさないのは当たり前で、増えてくれることを願ってのことでもあるわけです。それでも増えていないのにはいろいろ理由がありますが、本校自身の努力不足もその一つの原因です。中の教職員でもきちんとそれを認識し、自分のできる範囲で努力をしている人もいますが、まだまだ暢気に構えて危機感のない人もたくさんいます。何よりもまず重要なことは、授業の質を上げ充実した内容のものにすることです。もちろん、適度に課題を出し、小テストを行い、それを受けて補習をして、成績不振な子やさらに伸びたい子をサポートすることは当たり前です。次に、行事や特別活動の精選と充実です。6年間一貫教育で13歳から18歳という重要な思春期を過ごすわけですから、人格や人間性の多くを学校で培っていくわけです。部活はもちろん、HR活動や掃除、遠足、文化祭、修学旅行。いずれも時間をかけ、アイデアを絞り、スタッフが意識をもって望むことが大切です。外部の方はこんな当たり前のことを・・・と思われますが、塾に通う子が多くいることや、いじめや様々な事件が発生していること、日々一部の教員が奔走していることを見れば、この当たり前のことができていないのです。教員の質の向上と簡単に言いますが、はっきり言って”伸びしろ”のない人にそれを望んでも無理です。やはり採用の時にしっかりその教員の”伸びしろ”を見極めることです。来年も新しい先生が来られるだろうと思いますが、期待しています。心ある先生方と一緒に、子供たちと学校とこの国のことを考えて頑張っていきたいというのが今年の抱負です。
2007.01.14
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いよいよセンター試験です。今年は数学が難化すると言われています。しかし、大学ごとの二次試験も易化傾向にある中、次の年は難化が言われますが、京大などはどんどん易化し、昨年はとうとう教科書の章末レベルのものまで出題されました。また、子どもたちの学力自体も下がってきていますから、今年のセンター試験もそんな急な難化は考えられないでしょう。現役生はこの一週間でも社会や理科は力が伸びますので、いま必死に社会理科をやっていることと思います。ただし、数学や英語もセンター試験独特のペース配分がありますから、毎日一題は時間を90%に設定してやっておいた方が良いでしょう。とにかく、体調管理が一番重要な時期ですから、人ごみにでかけず、部屋の換気や、手洗い、うがいをし、きちんと食事をとり、しっかり寝て頑張って欲しい。
2007.01.14
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