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ずれずれ書房やん

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2022年01月09日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
​お正月料理・・・

 祖母の大好物ということもある
 祖母が若かったころは、祖母が作っていた
 当時はお客さんもたくさんきたから、大皿にももって
 栗きんとんの中心に 食紅で赤くしたキントンを絞り
 祖母が「寿」と書いていた
 書道会の同人の資格をもつ祖母であったが
「筆と違うから キントンでは上手く書けない」


 そんな栗きんとん・・・母も私も大好きだった
 しかし、栗の部分は「お客と祖母、兄」に食べつくされ 
 私たちの口に入ることは まずなかった
 作っている私たちの口に入らないという不公平・・・ 
 悔しかったけれど、それが 我が家の当たり前
 我慢するしかなかった
 だから、ちゃんと栗の乗った栗キントンは憧れだった

 父の職場が替わりお客が来なくなり、
 祖母が料理をしなくなり、父が亡くなり
 いつの間にか栗きんとんは作らなくなって
 キントンの代わりに小布施の栗かのこで代用するようになった


「三人が静かで、ええの~」祖母も笑顔だった
 栗かのこは三人で分けて食べた
 すこしだけ祖母の分を多くしてはいたけれど・・・
 祖母が女王様のようにふるまっていた時代の
 我が家のヒエラルヒーは徐々に崩れていった


 そんな思い出の栗きんとん
 今年はお正月明けだけど久々に自分で作ってみた

 真ん中に どかんと大きな栗の甘煮をのせて・・・
 どゃっ と見栄えよく

 いくつか作って 残りは冷凍保存でお取り置き
 懐かしい味、子供の頃に焦がれた栗がのったきんとん♪
 ああ、美味しい~あま~い💛

 ちゃんと作れた 腕は落ちてない それも嬉しい

 美味しいの幸せは、思い出とともに・・・
 ずっと 自分で作れば味わい続けられる
 そして、あの日の笑顔が蘇る
 これもまた幸せ





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最終更新日  2022年01月14日 16時04分45秒


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