「ネオ頑固082」
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「Philanthropist」という言葉がある。英和辞書を見ると「博愛」主義者と書かれている。もともと「philanthropy」という言葉が「博愛」と訳されその主義を実践する人が博愛主義者ということになる。 ならわかるという人も多いと思うが、本当にそれで言葉の意味が伝わっているのだろうか。場合によっては「慈善家」と訳されることもある。まだこちらの方が生きた言葉に聞こえる。 実際にはカタカナで「フィランソロピスト」と使われる場合もある。これなら英語の意味が分かる人なら間違いなく意味が通じると思うが、外国語が得意じゃない人にはちょっと難しいかも知れない。 実は日本語に「篤志家」という言葉がある。おそらく学術的意味合いを訳す以外はこの言葉が一番「正解」なのではないだろうか。「篤志家」という言葉は普段の生活であまり使ったり聞いたりしない言葉だろう。 例えば「誰が篤志家ですか」と聞かれて、直ぐにこの人が「篤志家」ですと実例に上げられる日本人は何人いるのだろうか。英語のWikipediaを引くとウォーレン・バフェットもビル・ゲーツもジョージ・ソロスも「Philanthropist」であると書かれている。 ならば日本の「篤志家」は誰なのだろう。「篤姫」はきっと篤志家だ。きっと勝海舟もそうだったし、明治維新の志士の多くがそうだったのだろう。個人的には渋沢栄一翁もそうだと思っている。 時代が乱れる時こそ社会は篤志家を求めている。今の日本にもっとも必要な人たちだろう。平成の篤志家が待望される今日この頃ではないだろうか。
2008.12.14
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