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2015.02.05

ルパン三世ルパンVS複製人間〜自由気ままに映画日記

テーマ：最近観た映画。(40185)

カテゴリ：映画(る)

アニメ

監督
吉川惣司
Voice
山田康雄
小林清志
井上真樹夫
増山江威子

ストーリー
一人の男が絞首刑に処された。
男の名はルパン三世。
だが、長年に渡りルパン三世を追ってきた銭形警部は、その男がルパンだと信じたくなかった。
そしてルパンが埋葬されている、とある城へ死体の確認へとやって来る。
棺を開けると確かにそこに眠る男はルパンの顔をしていたが、そこへもう一人のルパンがやって来る。
銭形は生きているルパンを逮捕しようとするが逃げられてしまった。
では果たして処刑されたルパンは何者なのか？
また生きていたルパンは本物のルパンなのか？
答えはとある富豪の男が握っていた...。

日本テレビ系列で1971年～1972年に放送されていたアニメ「ルパン三世」の劇場版オリジナル作品。

そして1978年に今作が劇場版第1弾として発表されると、1989年にはTVスペシャル版として「ルパン三世スペシャルシリーズ」が発表され、その後現在まで続く人気作品となった。
現在では名探偵コナンとのコラボ作なども発表されている。

my評価6点(10点満点中)

ルパン三世は私が産まれた頃にはすでにあったアニメで、小さな頃からずっと観ていました。
ルパン三世と一緒に育ったといっても過言ではありません。

そのぐらい身近にルパンはいつもありました。

その中でも今作はルパン三世のどの作品よりも、怖かったです。
そしてどの作品よりもテーマが哲学的だったと思います。
クローン技術や不老不死というのは倫理的にも難しい問題です。

そして次元、五右衛門、不二子との関係性もその後のどの作品とも違う印象でした。
今では「絶対的な仲間」として描かれていますが、この作品では前提に「同業者である」というのがあり、「利害が一致した仕事仲間」という感じです。
だから「利害が一致しなければ離れる」という構図で、そこが最近のルパン作品と違って良いです。
また不二子のセクシーシーンも多く、魔性の女感があるところも良いです。

また五右衛門の戦うシーンも良いです。
最近は「またつまらぬ物を斬ってしまった」がお決まりとなっていますが、大したものは斬ってませんね。
この作品の五右衛門は容赦なく、むしろ残酷ともいえる斬り方をしています。
怖い！！
景色がずれちゃった！！

そして次元大介とルパンとのやり取り。
ここも今では観られないものがあります。
次元が銃を撃ち「行くなぁ！！ルパン！！」というシーン。
あそこは最高ですね！！

いずれにせよ、最近のルパン作品では絶対に観られないものが沢山詰まっています。
ルパンシリーズの中でも、特にシリアスで「感動」に特化してない作品だと思います。