全675件 (675件中 1-50件目)
今回の一言 WTCビルとは...。 2015 アメリカ ドラマ 監督 ロバート・ゼメキス Cast ジョセフ=ゴードン・レヴィット シャルロット・ルボン クレマン・シボニー チェーザレ・ドンボーイ ベン・キングスレー ストーリー フィリップ・プティは幼い頃にサーカス団の綱渡りを観てからというもの、ずっと綱渡りに取り憑かれていた。 自宅に生えていた木と木の間にロープを5重幅に張り、それを渡る事から始めた。 やがてロープは4重、3重、2重とその幅を狭めていき、成長と共に綱渡りの技術も磨かれていった。 そして1973年。 23歳の時、彼の人生を変える出来事が起こる。 ある時、街中で大道芸を披露していると少女が飴玉をくれた。 しかし虫歯が疼いたフィリップは歯医者へと駆け込む。 その待合室でたまたま見た雑誌に載っていたのがアメリカはNYに建設中のワールドトレードセンターツインタワービルだった。 それは世界一の高さを誇り、NYのシンボルタワーとして世界中から注目されるビル。 フィリップの人生は決まった。 彼はワールドトレードセンタービルで、誰も成し得た事のない世界一の綱渡りをすると心に誓ったのだった...。 感想 ふーん。 もっと面白いのかと思ってたんですがねぇ。 なんてゆーか、「ふーん」ですなぁ。 こないだ「エベレスト」を観たのです。 人はなぜ命をかけて山に登るのか? 不思議に思ったし、理解したいと思ったし、それでもやはり理解出来なかったし。 それでもものすごく感動したし感じるものがあったし、そして登った事のない人間があーだこーだ言うべきではない!! 登った人にしかわからないとても「神聖な場所」なのだと感じました。 今作もテーマとしては同じです。 誰も出来ないこと、夢やロマンのあること、命を懸けてもやるべきこと。 なぜやるのか? 分からないし、理解しようと思っても出来ない事。 やった事のない人間があーだこーだ言うべきではない事だと思います。 まったく同じ事!! ところが「エベレスト」では全く感動的な描写などなかったのに開始15分で泣いた私が、今作では一度も泣かなかった...。 なぜでしょうかね? 分からん! 分からんのですが。 とりあえず気に入らなかった事を上げてみましょう。 まずは語り口調。 主人公フィリップ・プティことジョセフ=ゴードン・レヴィット。 彼は冒頭で自由の女神が掲げるたいまつのところに立っています。 なぜ? そこは立つ意味があるのか? NYを代表するところならWTCビルが映れば十分ではないのか?と。 実話なんですよ、これ。 例え脚色してたとしてもね。 その「実話である」という「実感」を冒頭からいきなり崩してるわけです。 「自由の女神のたいまつで語る」なんてバカみたいなあり得ない行為によって。 そして完全CG。 これを観た観客は作品に入り込めるのですかね? 少なくとも私は「えぇ?超絶CGな上に、WTC、こんな感じでネタにしてももう良いのかな?」と、9.11の事まで気にしちゃった私です。 次にフィリップ・プティのキャラ。 ワガママ、傲慢、自己中。 恋愛においてさえすごく傲慢で、なんかもうこいつ嫌いだわ!!笑 WTCビルでの綱渡りの前に何十回も同じ説明したり、夜中にいきなり釘打ち始めたり、みんなを叩き起こして何を言うのかと思いきや感謝の言葉を述べる辺りもちょー腹立つわ!!怒 なんてゆーか、全然惹かれない!!笑 そして最大の山場であるWTCビルでの綱渡り。 当たり前だけど超絶CG。 綱渡りのドキドキ感ゼロ。 緊張感がまったく伝わってこない。 そんなわけで全体的に淡々としていて、語り口調がところどころ入るのでさらに淡々とします。 そしてCGなので淡々な上に出来の悪い再現VTRを見てるような気に...。 なんか「アンビリーバボー」とか「仰天ニュース」とかで再現VTR見ながら、実際の映像とかちょろっと流れる方が楽しい気が...。 長ったらしくなく、せいぜい15分程度だろうし。笑 ただ脇役ルディのベン・キングスレーだけは、ちょろっとしか出てないのに素晴らしい存在感があり良かったです。 彼が出るとダラダラ淡々としていた作品が急に色づき、命が吹き込まれる様な感覚になります。 素晴らしい役者さんというのは、本当に何かが違います。 それともう一つ。 とても良かったのは、WTCビルという建物。 WTCビルが、アメリカ人にとってどんな建物だったのか、人々の夢や希望や生活やシンボルとしてとても大きかったというのが伝わります。 決して悲劇的な作品ではないし、9.11を彷彿とさせる映像もないのですが、なぜ9.11で狙われたのがWTCビルだったのか?が分かる気がします。 なんてゆーかただの建物ではない何かがWTCビルにはあります。 9.11でアメリカ人に多大なる精神的ダメージを与えたなとあの事件の真髄を感じる事が出来ます。 そんな感じです。 まぁ風評は高いのですが、個人的にはあまりオススメは出来ません。 my評価2点(10点満点中) 概要 原作はフランス人大道芸人フィリップ・プティのノンフィクション自伝小説「マン・オン・ワイヤー」。 今作にフィリップは綱渡りの指導者として参加、主役フィリップを演じるジョセフ=ゴードン・レヴィットに綱渡りを指導した。 今作はフィリップを一躍有名にしたワールドトレードセンタービルでの無許可の綱渡りを描いた実話作品であり、これは「史上最も美しい芸術犯罪」として彼の自伝だけでなく様々な本などに載せられ、人々に記憶された歴史的な大事件となった。 批評家達のレビューサイト「ロッテン・トマト」では支持率85%と高評価、平均点は10点満点中7.2点。 「スリリングな視覚効果と実話に基づいた人間ドラマのバランスが上手い具合にとれている」とされている。 ザ・ウォーク 【DVD】(発売日お届け) ソニーピクチャーズエンタテインメント ザ・ウォーク 初回生産限定 【DVD】 ザ・ウォーク 【DVD】 【新品】ザ・ウォーク(初回生産限定) DVD
2016.10.12
コメント(0)
今回の一言 呪いたくなるほど酷いの。泣 2008 アメリカ サスペンス 監督 ティム・イアコファーノ Cast テッシー・サンティアゴ フランク・ホエーリー クリス・ブルーノ バード・ジョンソン ストーリー FBIと司法省の合同チームはある凶悪犯・カスプを追っていた。 サイコメトリー能力のある女性マヤは、被害者女性の衣服から被害者が今どこに居るのか?をサイコメトリーし、カスプに拉致監禁されているであろう女性の居る廃屋を探し当てる。 女性は両手足を椅子に縛られ、頭には四角い鍵付きの箱(セル)を被せられていた。 カスプの姿も見えたが、カスプはフードを深く被っており顔までは見えなかった。 マヤはなんとかカスプの顔を覗こうとするが、あまり深く覗きすぎて、カスプにサイコメトリーしている事に気付かれてしまう。 その瞬間、カスプはなんのためらいもなく女性の胸にナイフを突き立てて、その場から立ち去っていった。 同時にFBIが廃屋に突入。 女性はついさっきまで生きていたのに、一歩遅く死んでしまっていた。 それから1年後。 再びカスプの犯行と思われる女性の遺体が見つかり、さらに地元の保安官ハリスの姪・ペネロピが失踪してしまう。 ハリス保安官と司法省のケッセル捜査官は再びマヤの元に出向き、カスプの捜査の協力要請をする。 マヤにとってもカスプは重要な人物だった。 なぜならマヤもかつてカスプに拉致監禁された被害者女性だったからだ。 カスプは拉致監禁した女性達を様々な方法で殺しては救命医療の技術を屈指して蘇生させるという事を何度も繰り返す異常者だった。 マヤの場合はカスプに6度も殺された。 最後に殺された時、蘇生させられたものの脈拍の弱さからもうこれ以上回復せず死ぬだろうと判断され捨てられたのだ。 そのおかげでマヤは生き長らえ、さらに6度も生死を繰り返すうちにサイコメトリー能力に目覚めたのだ。 しかし拉致監禁された頃の記憶は曖昧でカスプの顔も覚えていなかった。 今度こそカスプを捕まえる為、マヤは再び捜査に乗り出すのだったが...。 感想 えーとまず言いたいのが、これ「ザ・セル」の続編だよねぇ? 何んなの?このありきたりなB級サスペンスストーリーは? 「ザ・セル」の要素1ミリもないよ?? 異常犯罪者の精神に入り込むが「ザ・セル」の見どころじゃないの? 良し悪しは別として。 何なの?このありきたりな突出したところのない映像美も何もないB級サスペンス。笑 で、超能力者マヤが登場。 なるほど、前作と違い自在に入り込めるかどうかの差なのねー。笑 しかし因縁の連続殺人鬼カスプにはたどり着けない! 一年後。 再び動き出すカスプの操作に再び呼び出されたマヤ。 しかも元被害者で6回死んでるとか意味分からん設定!笑 犯人が被害者を殺したり救急医療で生き返らせたりする変態なのはわかったけどね。 その理由を知りたいのよね、こっちは。 しかし超能力者だけどもちろんそこんとこの大事な部分は全く読めない! なのに地元警察官ハリスとは簡単に分かち合っちゃう。笑 FBIの捜査依頼だよねぇ? 確かにスカイラーは全く期待しておらず、むしろ馬鹿にしてたけどさ。 さらにハリスと仲良くなるほど成果あげたの? ハリスの指輪でちょいと過去を見てみました、その程度で信じるなんてペテン師や詐欺師が使う常套手段とお馬鹿な被害者レベルですけどいいの、これで? しかも意味不なのが彼女の能力は持ち物からその持ち主の過去を見るものです。 その持ち主の現状を知るのは不可能です。 それ能力外だよねぇ? なのに冒頭の時点で持ち物から被害者や犯人の今が見えちゃってるんだよねー。笑 何そのテキトーな設定。笑 おバカな私でさえヘソで茶が湧くほどいい加減だと思っちゃうよー。笑 バカなの? スタッフ、バカなの?笑 カーチェイスシーンもそれはそれは酷いものでして、えぇ。 まず2台ともナンバープレートがない。 それはね、映画ですからね、えぇ、許可取ったそれ用の車でしょうよ、えぇ。 でもナンバープレートはつけよう!笑 映画用のプレートあるでしょう?笑 次にカーチェイスシーンが酷い。 そりゃね映画用の撮影場所でしょうし、万が一既存の場所でも人払いはしてるでしょうね。 しかし人っ子一人居ない!笑 明らかに人居そうな場所にも居ない!笑 さらにあからさまな廃屋。笑 予算の関係なのか?えぇ? さらにカーチェイス自体が酷い。 仮にも警察官でしょう? 見事な腕前の犯人の技術に対して警察車両はクッソすぎる! どっちが主人公かわからないよ!くらい雲泥の差が。笑 分かりやすいアメリカ作品稀にある主人公の方がクソ運転てゆーね。 なのにちゃんと追いつけてる意味が分からないよ!笑 それだけ差があったらとっくにまくられてるはずですよー。 最終的に逃げられると。 え?結局?笑 超絶つまらんけど!笑 デッドヒートの上に逃げられるなら良し! でもあからさまな運転技術の差! さらに障害物のない廃屋! 人っ子一人居ないつまらない場所! ナンバープレートないし。笑 逃げられるも何もね、このカーチェイスの意味ね!笑 それが甚だ疑問だよね!笑 つーかそもそもあんなわかりやすく犯人登場するかね?と。笑 そこからのカーチェイスの一連の流れが謎なんだよね。笑 何しに犯人はあんなあからさまな場所に現れたのか?と。 そしてハリスに「いざという時は迷わず撃って」といきなり言い出します。 いきなり何の話?笑 ああ、そうだった! 確か冒頭にサラッと前作と同じく「夢と現実がごっちゃになると現実世界でも死ぬ」というのが出てましたっけね、サラッとね。笑 思い出すのも一苦労。笑 しかも冒頭から最後まで「犯人にバレる」と言われてましたけどね。 心の中読まれると相手はそれに気づくの? なんなの、その謎の設定!笑 犯人の方も超能力者なの?笑 「あ、今、俺の心にマヤが入ってきたわー」ってなるの?笑 うん、どうやらそうらしいです。笑 ありえねー。笑 CGもクッソだし。 しかも犯人はちょーすごくて現実世界でハリス達と戦いながら、頭の中でマヤとも戦ってますよ、こいつが間違いなく1番凄いわ!笑 とりあえずよくわかんねー設定だけど凄い! しかも終盤になって「狙いはマヤ」とか意味わかんねー。 それでそれだけの犠牲者を生む猟奇殺人者になれるわけ? そこが知りたいのに、マヤが目的とかもう答えになってないからね。笑 ラストシーンでミッション・インポッシブルばりのアクションとか出してきても面白くないからね! 何やってるの?君達。って感じだからね。笑 しかも急に野球場とかも意味不意味不。 マヤもう起きてるし。笑 頭の中の死闘はどーした?笑 と、思ったら再び頭の中へ...。 いや、もう犯人、ハリスに頭ぶち抜かれてますけど?笑 マジでわけわからん。笑 精神世界も何もないでしょ?笑 ちなみに前作の要素は本当になくてセルもないし、まぁ頭につけてるあれが「セル」と言われたらそうですねってなりますけど。 「白」の意味とか、女性ばかりを狙う意味とか、わからんし。 水は出てこないけど代わりに暗闇。 でもそこのトラウマシーンもないし。 とりあえず本当に酷いの。泣 もう本当に酷いの。泣 今回は観ながら書いたので、まとまりはなかったですが展開通りの感想なはずです。笑 1~10点なんだけど、マイナス30点くらい酷い。 史上稀に観るクッソ映画です。 最低点の中でも最強だった「ネクロマンティック」より酷い。 見る価値ないとかそーゆーレベルじゃない。 なんかもう今作に携わった奴らが生きてる事を呪いたくなるほど酷い。 my評価1点(10点満点中) 概要 2000年にジェニファー・ロペス主演で公開された「ザ・セル」の続編。 しかし監督、出演者、スタッフも全て一新されており、前作の要素もほぼなくファンの間では「続編とは呼べない」と言われている。 しかし冒頭では前作の映像がそのまま使われている為、正式な続編である事は間違いない。 本国アメリカでも劇場公開はされておらず、ビデオ用映画として発売された。 もちろん日本でも劇場公開はされていない。 全巻セット2パック【中古】DVD▼ザ・セル (2枚セット) 1、2▽レンタル落ち【ホラー】【10P01Oct16】 【新品】【DVD】ザ・セル2 テシー・サンチャゴ 【クリーニング・研磨・ケース入替済】【今なら着後レビューを書いて次回3%割引クーポン配布中!】ザ・セル 2【DVD】テシー・サンチャゴ クリス・ブルーノ フランク・ホエーリー ティム・イアコファーノ アレックス・バーダー ケビン・ケイシャ ロブ・リノウ05P01Oct16
2016.10.04
コメント(0)
今回の一言 君の心って神の世界だね。 2000 アメリカ SFX、サイコ、サスペンス 監督 ターセム・シン Cast ジェニファー・ロペス コルドン・ジェームズ ヴィンス・ヴォーン ヴィンセント・ドノフリオ ストーリー 脳科学研究所の医療施設キャンベル・センターで働く小児精神科医のキャサリン。 ここでは最先端の医療技術を屈指して、相手の精神世界に入り込み治療を行うという装置が使われていた。 被験者のエドワードは長い事昏睡状態。 彼の精神世界に何度も入り込んでいるキャサリンはエドワードとの信頼関係は築けているし、もう少しで成果が出そうなところで足踏みな状態を何ヶ月も続けていた。 一方その頃。 街では女性ばかりを狙う連続猟奇殺人事件が起こっていた。 FBI捜査官のピーターは7人目の犠牲者が出たところでとうとう犯人カール・スターガーの居場所を突き止め、捕まえる事に成功した。 しかしカールは発見時、意識不明で倒れていた。 カールは重い精神疾患を患っており、とうとう昏睡状態となってしまったのだ。 しかしカールは倒れる前にすでに8人目の女性を誘拐、監禁し、セル(監禁房)に閉じ込めていた。 FBIはセルが完全オートな事を知る。 しかしこれまでの犠牲者の共通点として、監禁されてから死亡するまでに40時間の猶予があった。 なんとか8人目の女性を助ける為、FBIはキャンベル・センターに向かい、カールの精神世界に入り込み監禁場所を聞き出すよう、キャサリンに要請するのだった...。 感想 (ネタバレします) ふーむ、かなり独特です。 いくら猟奇殺人系サスペンス大好きの私でもね、これはちょっと...。笑 そもそも頭おかし系はあまり好みではないですしね~「マルホランド・ドライブ」とかね~意味不だよね~。笑 (カテゴリ別一覧検索「ま」から見れますのでよろしくどうぞ) しかもこの作品、当時けっこー話題になってた気がしますし、ジェニファー・ロペスも売れてきた頃ですし、そこそこ期待したんですがなんだか映像重視って感じです。 デザイナー感てゆーか。 まぁいくら映像重視でもストーリーがしっかりしてて面白ければ文句ないんですよ。 しかし結局のところ、全ての謎解き要素は精神世界の中で行われるんです。 ところが精神世界は現実ではないので、話はとびとび、意味不な映像、幼少期のトラウマ、被害者達の謎の格好と結局のところ知りたいところはよく分からん!! 作中でピーターが「虐待を受けたって真っ当に生きる人間なんかたくさん居る、人を殺したりする事なく」と言ってます。 そうなんですよ。 幼少期の父親からの虐待シーンはまぁ必要でしょう。 ましてやFBIは8人目の女性を助ける為ですが、キャサリンはカールの精神世界に入ってからは少年を救う事が目的になってしまってますから、彼女の動機やラストでの小児精神科医としての成長を描く上でも必要な映像だったと思います。 しかし私としてはもう少し猟奇的な部分がどこから来るのか?が知りたかったわけです。 そう、虐待を受けたって真っ当に生きる人間は居る! でも彼はそうならなかった。 そこが知りたいわけですよ!! まぁ言わずもがな水が大きなトラウマになってるのはよく分かりましたし、だからあの殺害方法なのも分かりましたよ、うん。 あとなるほど、と思えたのが「怪我した鳥を助けたかった、でも父親に見つかったら酷い目に遭わされる、だから殺した」ってシーンです。 殺した=救ったと認識しながらも心のどこかでそれが正しかったのか?と悩み、歪んでいった。 それを象徴するかの様に鳥の姿や鳥の頭などが作中に登場します。 しかしじゃあなぜ女性をターゲットにしたの? しかもなぜ毎回監禁なの? なぜ監禁場所は必ず四角いの? なぜ「白」にこだわるの? なぜ鳥の頭と女性の体をすげ替えるの? なぜ両性具有の人物が登場するの? その辺意味不です。 全部幼少期に受けた虐待のトラウマで片付ける気だよ、おい。笑 なんとなく答えを探せばありますよ。 女性がターゲットなのは狙いやすいからとか、母親が居なくなったせいで父親に虐待されるようになったから女性そのものを恨むようになったとか、幼少期におばあちゃんのあそこを見させられていてそれが不潔に見え、女性に対して歪んだ感情を抱くようになったとかね。 両性具有からの想像はもしかしたら父親の命令でおばあちゃんと無理やりさせられたのかもとかね。 性に対して大きく歪みそうだし。 いずれにしても少ない少ないヒントを元に、半分想像です。 映像で伝えてくれよ~。笑 蛇も象徴的でしたが異性へのコンプレックスや性へのコンプレックス、恐怖、支配願望などからきてそうですね。 とにもかくも女性が操り人形になってるシーンや「白」へのこだわりなんかはもう結局分からないままだし、ストーリーからも消えていきました。笑 そもそもキャサリンは始め監禁場所を見つける為だったのに、それはどっかいっちゃってるし、それをやったのは結局ピーターっていう。 結局、監禁場所を知る為にはなんとかしてピーターを精神世界に入れなきゃいけない。 その為にはキャサリンを危険にさせないといけない。 それでキャサリンを救うヒーロー的な流れで精神世界ピーター入る。 けど、そんな事より監禁場所のヒントを見つけて「さぁ帰ろう!」と。 なんて酷い脚本なのか...。 あと1番はぁ?ふざけてんの?と思ったのがキャサリンの精神世界です。 いくら子供を愛していようが、幸せに暮らしてようが、人間ならそれなりに良くない感情や負の思いなんぞ持ってるはずです。 ところが彼女の精神世界はとても穏やかで桜が咲き乱れ雪が降り、彼女自身は女神様と。 もちろん彼女の精神世界ですから彼女が望めばある程度はそーゆー世界に出来るでしょうが。 なんてゆーか君の心ってまるで神の世界だね、と言いたくなるほどご都合主義な世界で出来てます。 そんな簡単にメンタル面整えられて、神様の様な清らかな心に出来る奴なんて居るわけねーし!笑 観る価値はないかと思うのですが、精神世界の映像美、SFファンタジーの様な不思議空間、そういったものだけを考えるなら好きな人は好きかと。 my評価2点(10点満点中) 概要 CMやPVなどで人気となった監督ターセム・シンが手掛けた初映画監督作品。 その独特の映像やメイクなどが話題となった。 主演は「アウト・オブ・サイト」のジェニファー・ロペス。 MTVムービーアワードでジェニファー・ロペスが主演女優賞を受賞。 その他、アカデミー賞など数個の映画賞においてメイクアップ賞や衣装デザイン賞などにノミネートされている。 ザ・セル 【字幕・吹替え】ジェニファー・ロペス【中古】 全巻セット2パック【中古】DVD▼ザ・セル (2枚セット) 1、2▽レンタル落ち【ホラー】【10P28Sep16】 【中古】ザ・セル デラックス版 特別プレミアム版/ジェニファー・ロペスDVD/洋画サスペンス 【新品】ザ・セル Blu-ray
2016.10.01
コメント(0)
今回の一言 低予算なの? 2013 アメリカ、イギリス アクション、スリラー 監督 カスパー・バーフォード Cast ジョン・キューザック マリン・アッカーマン リアム・カニンガム ブライアン・ディック ルーシー・グリフィス ストーリー CIA捜査官として働いていたエマーソンは、ある時重大なミスを犯し、精神的に参っていた。 上司のグレイは仕方なくエマーソンを前線から外し、イングランドの田舎町にある小さな支局ブラックレグ・マイナー送信局に転勤させた。 いわゆる左遷であった。 そこでの彼の任務は暗号オペレーター・キャサリンとバディを組み、勤務中の身辺警護をするというものだったが、そんな片田舎に不安要素は何一つなく至って平凡で穏やかな毎日を送っていた。 ところがある朝、2人が出勤すると、支局は襲撃されており同僚の職員達が殺されていた。 キャサリンを守る為、エマーソンは再び銃を手にするのであった...。 感想 FBIだかCIAだかNBAだか(笑)知りませんがね。第二次世界大戦時ですら、現代の一般人が理解不能な暗号が世に溢れていたわけです。 その暗号を作るハイパー人間、解読するハイパー人間が居たわけです。 てゆーかその装置を発明した人間ですね。 今作は現代の作品ですからその当時よりもハイテクなはずでしょう? FBIだかCIAだかNBAだか(笑)知りませんがね。 なんかすごい組織ですし。 なのに、これ??? これー100年以上古い雰囲気だけど大丈夫?と言いたくなるほど、レベル低いけど大丈夫? いやいや、ヒエラルキー最下層の私にはこれでも理解不能ですが、なんとなく「レベル低っ!」と思わざるを得ない感じです。 まず低予算すぎ!! 俳優を2人使うなら、俳優1人でもCGでハイテクな映像な方が現代っぽくないですか? 「アイアンマン」のコンピューターみたいな。 「バイオハザード」のコンピューターみたいな。 てゆーか既にAIの時代ですよ? 個人的にはCG頼りの現代映画は断固反対!派ですが...今作においてはその方が良かったと思ってしまいます。 何その古典的な暗号と解読とセキュリティ。笑 ひどくない?笑 俳優2人分のギャラの方が、俳優1人とCGより安いんでしょうかね?笑 基本的に考えればアナログ人間でおバカな私くらいには満足レベルなはずですが、映画好きとして、そこは納得出来ん!!怒 そんなレトロ感のある映画です。 また私の大好きな「攻殻機動隊」の中で「結局最も重要なのは紙媒体」という話がありますが、これはつまり情報社会の弱点です。 電気が切れれば、回線が切れれば、乗っ取られたら「正しい情報はどこにもない」です。 そこで最終的に頼れるのが「紙媒体」です。 ハッキングもクラッキングも影響受けませんからね、怖いのは火事くらいで。笑 そんな展開になってくれたならまだしも、頭からケツまでレトロな情報社会のコンピューターなんちゃらと裏社会を絡めたサスペンスアクション?? そんな簡単に襲える施設なわけがねーだろと! 酷すぎる。泣 また映画としても盛り上がりにかなり欠けます。 中盤、謎解きっぽい感じになりますが特に推理をするわけでもなし、凄腕殺し屋のはずのエマーソンはあっさり敵に裏をかかれますし、てゆーかそもそもなぜキャサリンにそんなに肩入れできたのか?が謎すぎます。 まぁ恋愛に理屈は通用しないと言われたらそれまでですが、全くもってそんなラブストーリー的要素もなかったし、彼がこんな僻地に飛ばされた理由すらサラッとしか描かれていないので、彼が殺し屋から人間に変わりつつあるを表現するにはひじょーに雑であります。 またそもそもそんなポンコツセキュリティーな事が問題なんですが、どうやら非常時用に武器なども置いてあるようです。 しかしなぜc4爆弾がそんなに大量にあるのか? c4そんなに必要? その武器、自衛の意味ある? むしろ自爆目的で置いてある様にしか思えず、 敵はなぜそんな量のC4や武器類を放置したのか? つっこみどころしか見当たりません。 オチもクッソだし...。 あんまり言うとアレですが、まぁ仕方がないです。笑 そんなわけで観る価値はないと思います。 my評価1点(10点満点中) 概要 各国諜報機関がエージェントへの指令を暗号化して送る乱数放送を題材にしたアクションスリラー作品。 アメリカ、イギリス合作。 日本でDVD化される際「スパイ・コード 殺しのナンバー」というタイトルで発売された。 スパイ・コード 殺しのナンバー 【吹き替え・字幕】ジョン・キューザック【中古】 【バーゲンセール】【中古】DVD▼スパイ・コード 殺しのナンバー▽レンタル落ち 【新品】【DVD】スパイ・コード 殺しのナンバー ジョン・キューザック
2016.09.14
コメント(0)
今回の一言 スマート感が良い! 2003 アメリカ スリラー、ドラマ 監督 ジェームズ・フォーリー Cast エドワード・バーンズ レイチェル・ワイズ ポール・ジアマッティ ブライアン・ヴァン・ホルト アンディ・ガルシア ダスティン・ホフマン ストーリー 詐欺師のジェイクは仲間のゴドー、マイルス、アルと共に見事な手口で会計士のライオネルから金を騙し取った。 ジェイクはワザとゴドーを撃ち殺し、ロス市警の悪徳警官2人とも手を組み、如何にも通報によりやって来たかの様に見せてライオネルが逃げ出す様に仕向ける。 取り引きは失敗、ジェイクは逮捕、金も警察に押収されたかの様に見せて実は全てが演技であった。 こうして4人とロス市警の2人で金を山分け、今回の仕事も順調だった。 しかし翌日。 アルが何者かに殺されてしまう。 ゴドーは情報収集し、ライオネルが裏社会に生きるキングの会計士だった事を知る。 ライオネルの用意した金、つまりジェイク達が騙し取った金はキングが牛耳る風俗店や売人達からの「アガリ」だったのだ。 もちろんライオネルもこの日、貯水池で水死体となっていた。 アルの性格を知る3人は、アルが得意げにツケを貯めていたBARの店員に金を払うと共に金を入手した方法を話してしまったのだと気付く。 それが回り回ってキングの手下の耳に入り、殺されてしまったのだ。 キングに狙われる事となった3人は仕方なく、キングの元に出向いた。 手に入れた金は全て使ってしまった為、新しくターゲットから金を手に入れ、そこから山分けという形で返金し、今回の事はチャラ。 そこでキングが指定してきたのは、裏社会に生きる者達から絶大な信頼を寄せる悪徳弁護士で超大物のモーガン・プライス。 この超大物から金を騙し取る為にジェイクは策略を練るのであった...。 感想 騙してる?騙されてる?だとか、あなたは絶対に騙される!だとか、この手の作品にはそーゆーキャッチコピーが必ず付きますね。 今作は「ラスト10分--気づいた時にはダマされる」です。 私は学がないので、騙されてるのかおバカなのか自分で判断出来ませんが、まぁそれなりに騙されていたと思います。笑 しかしどこからが策略なのかがよく分からないんですよね~、やっぱりバカなのかな? そもそもそんなに頭が良かったなら、なぜキングの会計士なんぞ狙ったのか?というところが疑問なわけです。 誰の会計士で、どんな会計してるのかは調べないんですかね? そこで気になったシーンが、キングとビジネスのお話をするシーンです。 ターゲットがモーガン・プライスになった時に、ジェイクは一度断ります。 「そいつは無理だ、大物すぎる」と。 しかしキングは「大丈夫だ、私からやったじゃないか」と。 そこでジェイクは「あんたをやれたのは、マグレ当たりさ、間違いだ」と話します。 この「あんたをやれたのは」の後、一瞬間が空くんですね。 言葉を選んでる様にも見えますし、単純に間が空いただけにも見えます。 もしもキングの会計士だと知っていて狙っていたのだとしたら、この一瞬の間には意味がありますね。 今、この瞬間も仕事中なわけです。 キングとビジネスをしてる様に見えて、実はキングを失脚させる為の布石でしかないわけです。 だから言葉を選んでいて、間が空いたと。 しかしだとしたらキングを失脚させたい動機が必要になります。 作中に何度も「大切なのは金」という話が出てきてますので、そこが動機と言われればそうでしょうが、それにしてもキングに対しての何か執着やら恨みやらその片鱗もないので、いまいち納得出来ませんね。 アルを殺されたのはライオネルの金を盗んだ後ですから、動機にはなりませんし。 だとすると、やはりライオネルがキングの会計士だとは知らなかったという事に。 そんな単純ミスを犯す様な輩がこんなに頭良く、まるでゲーム感覚で大金騙し取れるわけ?と疑問になるわけです。 ラスト10分も何も、そもそもスタートから謎になります。 どこからが策略なの? なので騙されてるか騙されてないかと言えば騙されてるのかもしれませんが、つまりネタバラシ、オチが来ても結局なんだか良く分からんのですが...となってしまったわけです。笑 他にもピュターンの登場とかも謎です。 まぁストーリー的には必要なキャラですけど、なんかしっくり来ないな~。笑 またジェイク役のエドワード・バーンズよりもポール・ジアマッティやダスティン・ホフマン、アンディ・ガルシアと脇役の人達についつい目が行きがちです。 脇役の演者達の方が華がありますし、キャラも立ってますからね~。 レイチェル・ワイズは綺麗な人ですが、いつも通りピンと来ませんでした。笑 まぁ深く考えなければスマートで楽しめます。 スピーディーで中だるみもなく、「オーシャンズ11」の様に人数がバカに多い訳でもなく、変にコメディよりにしたりしてるわけでもなく。 実にスマートに王道に騙し系ストーリーをやってくれていますので、スッキリしていて、映画好きとしては決して嫌な気持ちになりません。 そこそこオススメです。 my評価6点(10点満点中) 概要 題名の「CONFIDENCE」は「信頼」という意味であるが、「CON」だけにすると「詐欺」という意味になる。 これに合わせ「CON」の部分だけタイトルロール時、色が変わる粋な演出が施されている。 ダスティン・ホフマンは異常な執着心と粘着質な気質をもつキングを怪演し、話題となった。 監督のジェームズ・フォーリーは、「フーズ・ザット・ガール」や「摩天楼を夢みて」などを手掛け、後の2013年には「羊たちの沈黙」で知られるハンニバル・レクターを描いたアメリカのTVドラマ「ハンニバル」の監督を務める事となる。 コンフィデンス 【字幕・吹替え】エドワード・バーンズ【中古】 [DVD] コンフィデンス 【バーゲンセール】【中古】DVD▼コンフィデンス▽レンタル落ち【10P03Sep16】
2016.09.05
コメント(0)
今回の一言 原作の「クリスマス・キャロル」はこんな感じではない気がしますけどね。 2009 アメリカ ラブストーリー、コメディ 監督 マーク・ウォーターズ Cast マシュー・マコノヒー ジェニファー・ガーナー マイケル・ダグラス ブレッキン・メイヤー レイシー・シャベール ストーリー コナー・ミードは超人気の凄腕カメラマン。 良い車に乗り、良い酒を飲み、良い女達に囲まれ贅の限りを尽くす日々。 コナーに寄ってくる女達は数知れず、女達を愛するコナーは夜毎違う女達と一夜を共に過ごしていた。 そんな時、弟ポールが結婚する事になり、コナーはポールの住む実家へ帰省する。 そこで再会したのは幼馴染で初恋相手のジェニーとジェニーの友人達。 コナーはジェニー、ジェニーの友人達、皆と一夜を共に過ごした経験がある。 ジェニーの友人達は久々にコナーと楽しめるといった雰囲気でコナー自身もまんざらでもなかった。 しかしジェニーはそんなコナーを憎み切れずももう二度と彼の事は信じないと決め、友人関係としての態度を崩す事はなかった。 夜も更けた頃。 突然コナーの元に、大好きだった叔父・ウェインが亡霊となって現れる。 パニックになるコナーに、ウェインは「俺のようになるな」と忠告をする。 かつて叔父・ウェインは今のコナーと同じ様に沢山の女性達を愛し、女性達に囲まれ日夜パーティーを繰り返す日々を送っていた。 そんなウェインに憧れ、ウェインから女性を口説くテクニックや生き様を教えてもらったコナーにとって、その叔父の言葉は信じられないものだった。 叔父は今から3人の女の霊がお前の元に現れると告げ、「お前が忘れたものを思い出させる」と言って消えてしまう。 にわかには信じられない出来事だったが、実際にかつての遊び相手・アリソンが霊となってコナーの前に現れるのだった...。 感想 どーでも良いけど、題名のゴロが悪いと思うのは私だけでしょうかね? 内容は、うーん、まぁそのままのストーリーです。 特にアッと驚く展開もないし。 甘酸っぱい初恋の経験や失敗、初体験やその後に出会った女達など、まぁ至ってフツーの体験談で飛び抜けてぶっ飛ぶ過去でもないし。 若いうちは楽しければ良いですが、いずれ歳をとればそうなるだろうね、当たり前だね、という未来だし。 しょーじきあまり感想に書くことすらないほど至ってフツーの映画です。 原作の「クリスマス・キャロル」ってこんな軽~い話じゃなかった気がしますがね。 どうだったかな? ネタは同じですが、もっと重厚というか。 「オリバー・ツイスト」みたいなドラマってゆーかそんな気がしてたのですが...。 と思ってたら「オリバー・ツイスト」と「クリスマス・キャロル」は同じ作者でした。笑 よーするに「オリバー・ツイスト」と同じ作者なら、記憶は定かではないがやっぱりこんな軽~い感じではない!はずです。 マイケル・ダグラスはあまり好みではないのですが、割とおじいちゃんになってて今の方が中年の頃より良いかなぁと思います。 棘が抜けたというか、ギラつきがなくなったというか、余裕のある叔父様になったというか。 アリソン役のエマ・ストーンは1980年代アメリカンガール、なんてゆーんですかね?? それが意外と似合っていて、この時20歳は超えてますが15~16歳の役でも全然イケてます。 可愛いです。 本当にそのぐらいです。 たぶんしばらく時が経てば記憶から消えてしまうほどにフツーな作品です。 女友達と大人数で観る時など、失敗したくない時に選べばまぁ無難に楽しめます、たぶん。 my評価3点(10点満点中) 概要 原作はイギリス人小説家チャールズ・ディケンズの「クリスマス・キャロル」。 原作を基にロマンティック・コメディに仕上げた作品である。 日本では劇場未公開、DVDのみである。 WOWWOWで放送された際は「ゴースト達の恋愛指南!」という題名で放送された。
2016.09.01
コメント(0)
今回の一言 どーでも良いけど、ジェニファー・ラブ・ヒューイットは常にメイクばっちり!! 2010 アメリカ ドラマ 監督 エリック・ラニューヴィル Cast ジェニファー・ラブ・ヒューイット テディ・シェアーズ シビル・シェパード ソニア・ベネット キャンディス・マクルーア ストーリー テキサス州のミス・コンで優勝した経験を持つサマンサ。 州を代表してミス・アメリカ・コンテストに出場出来るはずだったが、恋人レックスとの子供を妊娠した為、2人は大学卒業後結婚し、幸せな家庭を築いた。 それから数年後。 サマンサは3人の子持ちとなっていたが、その美貌は相変わらずだった。 大学時代からアメフト選手として有名だったレックスはプロになり活躍していたが、膝を故障し、遂にチームをクビになってしまう。 やがて貯金も底をつき、銀行からは家の差し押さえ通告が届いてしまう。 とにかく早く仕事を見つけなくてはいけないそんな時に、隣町のマッサージ店の広告を見つけたサマンサは早速面接に出掛ける。 その場で即採用されたサマンサは翌日、意気揚々と仕事に出掛けるが、なんとマッサージ店というのは表向きで内情は風俗店だった。 事実を知ったサマンサは働かずに帰宅する。 しかし無職のレックスはBARで呑んだくれ、子供達のやりたい事も叶えてやれず、テキサス1の美女と言われたサマンサの生活は見るも無惨。 ついにサマンサはヤケを起こし、欲しいものは自分の力で手に入れると仕事をする事に決めるのだった...。 感想 私の友人が昔「もしも本当にどうしようもなくなったら私はたぶんこの仕事をやると思う」と言ってた事があります。 家族を守る為に、幸せに暮らす為に、お金はやっぱり必要です。 すごく気に入ってるシーンは、初日の帰り道で車を停めて表にでて吐いてしまうシーンです。 それと車の中に飾ってあった天使の像に、懺悔なのか自分に言い聞かせてるのか、とにかく語りかけるシーンと良くないお薬に手を出してしまうシーン。 性的行為が異常に大好きな人でない限り、誰だって好んでやってる訳ではないのだろうと思います。 いずれも神経をすり減らしている、自分に嘘をついている事が伺え、その反動が出ているシーンです。 そして自分に嘘をつき続けるうちに、楽しいものだけを見て真実には蓋をするんですね。 つまり裕福になり、そのお金で欲しいものを買う事や子供達の喜ぶ姿だけを見る事にしてしまうんです。 気持ちは同じ女としてよ~く分かります。 その手の偏見もないので、それなりに楽しく観れましたし、それなりに何か感じるものもありました。 しかし映画としてはだいぶサラッとあっさりしてるかなと感じます。 焦点の当て方が変わればかなり社会派ドラマになったと思いますし、脚色の仕方によってはコメディっぽくもなったかもしれません。 面白かったとは思うのですが、インパクトやメッセージ性に欠けます。 てゆーか気にいらねーのが、旦那!!怒 すんごいアメフト選手だかなんだか知らねーが、お前が稼げなくなって家も無くなりかけてどーしよーもなくなったから、サマンサは仕方なく選んだ仕事だろう?! ショックなのは分かるけど、「顔も見れない」ってなんだそれ?!怒 「君を見る事が幸せだったのに」ってなんだそれ?!怒 「俺がもっとちゃんとしていれば、君をそこまで追い詰めなかったのに本当にごめんなさい」ぐらい言えないのかねー?! ちっちゃい男だわっ!!!怒怒怒 サマンサ自身も色々思う事があったわけで、「自分が必要とされてる気がした」と言ってましたから辛いだけではなかったと思いますが、所詮「辛い仕事の中に見つけた幸せ」でしかないと思うので、彼女を責める気にも悪い事をしたとも思えません。 いずれにしても「クライアント・リスト」と題名がついてるくらいなので、もう少しその辺を掘り下げてくれたり、顧客とのアレコレも掘り下げてくれてたら良い社会派ドラマになった気がしますのでやっぱり残念です。 まぁサラッと見る分には十分楽しめます。 社会派ドラマというカテゴリにしてみるとティーン、ヤング層向けかと思います。 最後に、どーでも良いけど、ジェニファー・ラブ・ヒューイットは常にメイクばっちり!!笑 my評価4点(10点満点中) 概要 2004年、テキサス州オデッサで実際に起こった売春スキャンダルを基にした実話作品。 しかし脚色はされている。 主演のジェニファー・ラブ・ヒューイットは今作で製作にも参加しかなりの意気込みを感じる事が出来る。 2010年7月にテレビ映画として放送され、実に390万人の視聴者を獲得し、18歳~49歳までの女性視聴者数は同日夜の最高だった。 第68回ゴールデングローブ賞ジェニファー・ラブ・ヒューイットが主演女優賞(TV映画部門)にノミネート。 クライアント・リスト ザ・ムービー[DVD] / 洋画 クライアント・リスト ザ・ムービー
2016.08.30
コメント(0)
今回の一言 深い事を考えなければ、楽しめます。 2010 アメリカ アクション、コメディ 監督 ロバート・ルケティック Cast アシュトン・カッチャー キャサリン・ハイグル トム・セレック キャサリン・オハラ ストーリー フランス、ニース。 ある男はCIAの一員として任務を遂行していた。 しかし男は仕事に疑問を感じており、平凡な暮らしを夢見ていた。 一方その頃。 家族旅行にニースへとやって来たジェン、ジェンのパパとママ。 ジェンは元彼にフラれたばかりの傷心旅行だったが、そこで任務遂行中の男、スペンサーとエレベーターで偶然出会う。 2人は互いに惹かれ合い、結ばれるまで大して時間は掛からなかった。 しかしスペンサーの上司は事の一部始終を見ており、仕事を辞める事も平凡な暮らしをする事も不可能だとスペンサーに話す。 それでもスペンサーは自分の夢を叶える為、仕事を辞め、ジェンと2人で暮らす事にする。 3年後。 アメリカで結婚し、一軒家を構えた2人は平凡ながらも幸せな暮らしを送っていたのだったが...。 感想 (ネタバレします) ツッコミどころが恐ろしく多いので、もうそこは完全無視して観るべき作品です。笑 なんてったって愉快痛快アクションコメディですから!!細かいところは気付かないフリしてください。笑 とんでもなく素っ頓狂で、いちいち拾っているとキリがないのでね。笑 まぁなんてゆーかラブコメ感満載のアクション作品で、これがもしうまくいっていたなら「Mr.&Mrs.Smith」みたいになったんだろうな~と感じます。 まぁ「Mr.&Mrs.Smith」も派手さで誤魔化してる部分ありますけど。笑 キャストが豪華だし、金もかかってるし、テンポも良いのでOKってゆー感じで。 しかしご近所や仕事先破壊しまくってるのに万々歳になるあたりがもう逆に爽快で、愛すべきB級おバカ映画と呼んでも良いかと思います。 ちなみにツッコミどころが多過ぎるので何も言わないべきなのでしょうが、どーーーーしても謎な事が1つ。 ジェンのママはスクリーンに映るたび、常に酒を飲んでいる!! パーティーの翌朝でさえ「二日酔いだ」といいながら、でっかいトマトジュースの入ったデカンタ?にドバドバ白ワインだかテキーラだか入れて飲んでるし。笑 何故なの? そのくだりは何の為なの? 体は大丈夫なの? 解明出来ないままストーリーは終わります。笑 それからジェンのパパは存在感があり過ぎますね! 小林幸子的な。笑 ラスボス的な。笑 分かりやすっ!って感じです。笑 キャサリン・ハイグルは綺麗な人なんですが、いかんせんパッとしないし、まったく魅力を感じないお顔立ちです。 なんですかね~目が笑ってない的な? 演技も上手いとは思えないし、やっぱり惹かれないです。 まぁボーッと観る分にはそれなりに楽しめると思います。 決してボロクソ映画ではなく、おバカ映画です。 my評価4点(10点満点中) 概要 ロバート・ルケティック監督のアクションコメディ作品。 ロバート・ルケティックは2001年公開の「キューティー・ブロンド」でハリウッドデビューし瞬く間に有名となった監督である。 その後もラブコメを得意としヒット作もあるが、アクション作品やサスペンス作品を描いてもコメディ感が抜けず、ストーリーが軽くなりがちな事から徐々に人気が低迷している。 また今作は主演のアシュトン・カッチャーが製作にも参加した。 しかし批評家達のレビューサイト「ロッテン・トマト」では支持率11%と低評価である。 またアシュトン・カッチャーは第31回ゴールデンラズベリー賞で最低主演男優賞を(2010年公開の「バレンタインデー」と合わせて)受賞している。 【新品】【DVD】キス&キル アシュトン・カッチャー(出演、製作) 【バーゲンセール】【中古】DVD▼キス&キル▽レンタル落ち キス&キル /アシュトン・カッチャー 【字幕・吹き替え】【中古】
2016.08.22
コメント(2)
今回の一言 ゲームだけど、ドロッドロのラブバトルがあったりなかったり?! 1996 日本(任天堂) シュミレーションRPG ☆遊べる機械 SFCソフトなので基本は正規品のスーパーファミコンで遊んで欲しいですが、FCコンボ2やレトロフリーク、Wii、Wii Uの通信ダウンロードなどで遊べる様です。 ☆ストーリー グラン歴440年。 グラン共和国に突如として、暗黒神ロプトウスが誕生した。 大司教ガレはロプトウスを信仰するロプト帝国を築きあげ、グラン共和国を滅ぼし、世界は破滅へと向かっていった。 それから100年以上、世界は子供狩りや虐殺などが相次ぐ暗黒時代であった。 しかしグラン歴632年。 ついに解放軍戦士12人に神々が降臨し、12聖戦士となり、神の力を宿した武器でロプトウスを倒した。 12聖戦士達は各地に散り、グランベル7公国と周辺5王国を建国。 世界に平和が訪れた。 グラン歴757年。 突如東方のイザーク王国が、イード砂漠のグランベル友好都市ダーナに攻め込み人々を虐殺。 これを受け、グランベル王国はイザーク討伐を決定し、グランベル諸侯の大軍が遠征に出発した。 そんな時を見計らったかの様に西方の地ヴェルダン王国が突如グランベルに反旗を翻し、イザーク遠征で手薄のグランベル・ユングヴィ城に攻め込み、エーディン公女をさらってしまう。 シアルフィ城のシグルド公子は、父に代わって留守を任されていたが、報せを聞き、エーディン公女を助ける為、部下と共にユングヴィ城へと向かうのだった...。 ☆操作性やゲーム性 ファイアーエムブレム(FE)シリーズの第4弾(FC時代に2本、SFCで2本目です)であり、これまでとはガラッと変わった新たなシステムが導入されたFE分岐点となるゲームです。 基本操作はこれまでと対して変わりません。 フィールドには自軍(青)と敵軍(赤)がおり、自軍を動かし終えると敵ターンとなって敵軍が動き、また自軍ターンとなって...と繰り返しながら、敵を倒したり、村を訪れたりします。 キャラには○○ナイト(騎馬で○○は使う武器で名称が違います)例えば、弓を使う騎馬兵ならアーチナイト、槍を使う騎馬兵ならランスナイトなどあります。 ペガサスナイト(ペガサス騎士)、シスター(回復役)、弓兵、重騎士、魔道士、踊り子などが居て、それぞれ職業毎に特徴があります。 そして新たなシステムが今作にはあります。 まず「3すくみ」。 剣は斧に強く、斧は槍に強く、槍は剣に強い。 炎は風に強く、風は雷に強く、雷は炎に強い。 光と闇は対峙しあっており、炎、風、雷に強い。 まぁ文字にするとめんどいんですが、要はジャンケンと同じです。 これは命中率や回避率に影響しますので、倒したい敵が持っている武器を気にかける必要があります。 敵が斧を持っていたら、自分は剣で戦う方が有利であり、こちらの攻撃は当たりやすく、敵の攻撃を避けやすくなるんですね。 それから「再移動」。 騎馬ユニットやペガサスユニットは「再移動」が出来るようになりました。 再移動の条件は「自分が本来動ける範囲分動かずに行動した場合」です。 例えば縦横斜め7マス動けるユニットがいて、横に1マスしか動かずに敵を攻撃したとします。 するとこれまでのFEシリーズではそれでそのユニットは終了だったのですが、今作では敵を攻撃後再び動けるのです。 あと6マス動けます。 しかし再移動は移動のみで、もう行動は出来ません。 つまり再び敵を攻撃したり、回復したりする事は出来ません。 これにより戦略性がまたまた上がりました!! そして「スキル」。 前作までは自軍キャラは強くなれば皆、追撃が出来ていたのですが...今作は「スキル」を持っていないと追撃出来なくなってしまいました。 これは生まれ持った能力と兵種能力でしか入手出来ないので、どんなに強くなろうが追撃が永久に出来ないキャラも存在します。 追撃とは1度の戦闘で自分が攻撃し、敵が反撃した後、再び攻撃出来るという事です。 敵から攻撃された場合は、自分が反撃した後、再び反撃です。 どちらにせよ2回攻撃出来るって事です。 スキルはほとんどのものが便利ですが、たまに癖のあるスキルもあって困りもんだったりもします。 またこのシステムのお陰でなんのスキルも持たないキャラはこれまで以上のポンコツに。笑 またこれまでと違い自軍キャラが減りました。 FEシリーズは「生き返らない」のですが、これまでのシリーズではキャラが多かったので、同じ職業の別ユニットに変えるいわゆる代替えも出来ました。 しかし今作は最大で24人しか出てこない為、代替えは厳しいです。 また24人の中にも普通にプレイしていると、「使えないポンコツキャラ」が居るので尚更です。 つまり本当に「死ねない」のです。 その代わりにこれまでは1つのステージの始めにしかセーブ出来なかったのですが、今作は1ターン毎にセーブが可能になりました。 なので、死んだら簡単にやり直せますけど。笑 そして1番大切なシステム!! 恋愛です!! このシステムが今作1番の特徴です!! 自軍キャラの男女は戦争中にも関わらず、恋愛するんです。 戦争中にも関わらずちちくりあってるんです。笑 基本的には恋愛システムは数値化されていてそれは目視出来ないのですが、1度隣接させる毎にポイントが貯まり、興味なし、気になっている、好き、愛してると段階を踏み、カップル成立となります。 これは城の中にある占い屋さんで確認出来ます。 といっても、プレイヤーのやる事は多くありません。 ただくっつけたい男女を隣同士にしておくだけです。 なぜこんな要素があるのかと言うと、今作は親子2世代に渡るストーリーだからです。 そして重要なのは、ここ! 能力の受け継ぎ!です。 つまり父親は誰で、母親は誰か? で、子供の能力に違いが出てくるのです。 そしてスキルが大事だという事が分かってもらえたと思うのですが、スキルは実にたくさんの種類があります。 このスキルも子世代に移行した時、父親、母親2人分のスキルを子供に受け継ぎ出来ます。 例外は職業によって持てないスキルがある場合、スキルの受け継ぎが出来ないって事です。 それ以外は全て受け継ぎ出来ます。 さらに子供の職業によっては武器もそのまま受け継ぎ出来ます。 子供と親の扱う武器が違う場合は武器はなくなってしまいますが。 単純に力、技、速さ、幸運などのパラメータだけでなくどのスキルを受け継がせたいか?武器はどうするのか?を考えると楽しいです。 もちろんネットで調べれば先に色々情報を仕入れて、誰と誰をくっつけるか吟味出来ますが、1度は自分の気分でやってみて欲しいです。 何も気にせずに動かしていると、意図してなかったキャラがカップルになっちゃったりするのでビックリです!!笑 また一生独身というのも可能です。 先程書いた様にプレイヤーのやる事はキャラを隣接させる事だけなので、誰とも隣接させなければ独身になります。 しかしこの場合は、各キャラそれぞれターン毎に隣接させなくとも+恋愛ポイントが入る様になっているので、時間をかけ過ぎると、隣接させなくてもカップルが成立してしまいます。 1つの面につき50ターンまでは+恋愛ポイントが入る様になっており、50ターン以降はいくら隣接させて置いてもポイントが増えたり減ったりする事はありません。 独身を目指す場合は、スピードクリアも必要になります。 独身の場合は、子世代で代わりのキャラが登場するので安心です。 武器は仲間同士で交換したり出来ず、城の中にある中古屋さんに売り、欲しい人が買う事でしか交換出来ません。 お金も1人1人持っていますが、お金を増やす方法は限られているので何も考えずに売買してると、大変な事になります。 また今作は1つの面に必ず自軍の本城となる城があります。 こちらの目的は何個もある敵の城を制圧していく事なんですが、同様に敵に本城を制圧されてしまうとゲームオーバー?なのかな? 本城制圧された事がないので、ちょっとよく分かりませんがたぶんゲームオーバーです。 またこれまでと同じく主人公以外が死んでも、そのキャラ無しでストーリーは続きますが、主人公が死んだ場合もゲームオーバーです。 ☆感想 FEはシステムがそもそも面白いんですが、今作は何より恋愛システム、そして会話イベントの多さ、アイテムの充実が楽しいです。 上記に書きましたが、スキルがあるので、何のスキルも持たないキャラは普通にプレイしていると使えないので、本城から出さないなんて事にもなります。 しかしそーゆーキャラも愛せるように?用意されているアイテムが幾つかあります。 まず1つは「勇者○○」。 勇者の剣とか勇者の斧とかあるんですが、これは2回攻撃出来る武器なんです。 つまり追撃のスキルの無いキャラも2回攻撃出来る様になるんです! ちなみに追撃のスキルを持つキャラの場合、4回攻撃出来る事になりますが。 2つ目は「ついげきリング」。 このリングを持っているだけで追撃のスキルと同様の効果を得られるというものです。 しかし私の知る限りこのリングは1つしか手に入らないので、貴重かつ誰に持たせるか悩みどころだったりします。 3つ目は「ナイトリング」。 これは追撃出来る様になるものではないです。 しかし騎馬やペガサスではない歩兵ユニットも「再移動」出来る様になるんです。 これがあれば例え1回しか攻撃出来なくても、攻撃した後に後ろに退がる事が出来ます。 上の2つに比べると見劣りするものの、非常に便利なアイテムです。 これらの補強アイテムでポンコツキャラも皆、愛してあげる事が出来ます。笑 また恋愛システムが本当に楽しいです!! こいつとこいつをくっつけてだな、いや待てよ、でもこいつの子供はこの職業だから、父親はこいつの方がいいのか?とアレコレ悩みながら遊べます。 またいちおストーリー的にこいつとこいつをくっつけたいんだな!的な登場の仕方があったりするんですが、それに逆らったりするのも楽しかったり。笑 それからアーダンという普通にプレイしていると、マジで要らないポンコツキャラが居ます。 何故かというと、これまでのFEは屋外マップ、屋内マップとあったので機動力が必要ないステージがあったのですが、今作はオール屋外マップでして、なおかつむちゃくちゃ広い!! アーダンは重騎士(アーマーナイト)なので、とにかく機動力がないのです。 騎馬なら9とか動けて再移動も出来るのに、アーダンは5しか動けません。 再移動も出来ません。 かつ重騎士なので、守備力は高いですがトロいので攻撃が当たらなかったりします。 本来は壁役で、弓兵や魔道士で後ろからチクチク攻撃したいのに、機動力の低さから前線の戦いに間に合わないってゆーね。笑 またスキルもあまり使えないものしか持ってないので、むしろほぼ必要ないスキルだったりしてさらにポンコツキャラです。 なおかつイケメンキャラばかりで構成されているFEにおいて、アーダンはなかなかのブチャイクだったりします。笑 不運な男なんですよ、彼は。笑 他のFEシリーズだったらもっと愛してもらえたでしょうに。笑 そんな彼を一生懸命補強アイテム持たせてチビチビ育てたりしてみるのも楽しいです。 個人的にはスキルがクソなので、やはり一生独身の刑は免れないと思ってますけど。笑 上級者はあえて誰かとカップリングさせてみても楽しいかもです。 ちなみに12聖戦士という伝説の戦士達が居て、その12聖戦士の末裔は超凄い武器を使えます。 主人公シグルド(子世代セリス)を始めとした数人は12聖戦士の末裔です。 で、個人的に面白いムフフな楽しみですが、結婚てどこまでOKなのか?です。 例えば子世代主人公セリスとユリア。 まぁ色々あって2人は異父兄妹でお互いそれを知らないのですが、実はカップリング出来ちゃったりします。 きゃーーー!!!笑笑笑 (≧∇≦) しかも親世代にもこれはあります。 さすがに兄妹はないですが、親戚同士があります。 例えばアイラとホリン。 この2人をカップリングさせた時のみ出来る会話で、その事実が発覚するんですけど。 で、この2人をカップリングさせた時の子供達は、なんと12聖戦士の直系の末裔と同じ血の濃さになってしまうんです!! でも凄い武器は使えないんですけど。 なんでぇ~~~?! 子世代の場合、カップリングさせたからといってこれといって特に何もないんですけど、そんなムフフな楽しみで一人で盛り上がったりしちゃってます。笑 ☆裏技・小ネタ・攻略など 恋愛システムについて裏技があります。 実は嫉妬システムというものがあったりします。 これは簡単に言えばバチバチの女同士の図であり、「ちょっと!なんであんたが彼の隣に居るのよ?!退きなさいよ!!」的な。笑 そんなバチバチの構図があった時、本来隣同士の男女がラブラブになるはずが「彼女ってあんなに俺の事、想ってくれてるんだ」とフラフラ~と隣同士でもない女の方にいっちゃったりするんですよねー。笑 男ってやーね!笑 女って怖いっ!笑 恋愛システムは数値化されていてそれは目視出来ないのですが、1度隣接させる毎にポイントが入ります。 で男、B、A(BとAは女性)で並んでる時(Bが男とAに隣接していればどんな形でも可)この男からみてA>Bの場合、本来隣接してるBと男ではなく、Aと男の方にポイントが入るのです。 しかもポイントが倍入るのです!! 怖いっ!! 恋愛って怖いっ!! B子ちゃんの立場がないよ!! ポイント倍とか鬼畜だよ!! A子ちゃんと男の関係性においてB子ちゃんなんて「障害物」扱いだよ!! 障害のある方が燃えるとかそんなんだよ!!笑 逆に男から見てA=Bの場合、Bの方にポイントが倍入ります。 「ちょっと退きなさいよ!」と言われたB子ちゃんは涙目になり、男は「A子なんて眼中ないから大丈夫だよ、何かあったら俺が守ってやるから」ってなるんですねー。笑 なんだ、それー!!!怒 それはそれで腹立つわー!!!怒 涙目で訴えてんじゃねーよ!!怒 堂々と勝負しやがれ、こんにゃろー!!怒 と、勝手に妄想します。笑 で、上記にあげたセリス×ユリアの異父兄妹。 このカップリングは普通のプレイでは成立出来ないんですね、嫉妬システムを活用しないと。 なぜならセリス×ユリアは隣接させようがさせなかろうが、毎ターン、恋愛ポイントが減少する様になってるからです。 だっていくら知らないとは言え兄妹だもんね、マズイよね、そりゃ。笑 ところがこの嫉妬システムはポイントが倍!! これを活用すれば例え毎ターン5ポイント減少しようが10ポイントが入るわけですから、差し引いて+5になるわけです。 こうして禁断のセリス×ユリアカップルを作るわけですね~。 きゃーーー!!!笑笑笑 (≧∇≦) 嫉妬システムはゲームプレイ中にリセットをしたことがあるかどうかで多少変わります。 まぁほとんどの人はキャラが死んじゃってリセットしてやり直すと思いますけど。 ネットで「ファイアーエムブレム 聖戦 嫉妬システム」とか入れれば、嫉妬システムの表が出るのでこれを見て禁断のセリス×ユリアカップルを目指すも良し、元々くっつきづらいキャラ同士のカップリングに使うも良しです。 特に親世代ではフィンというキャラは途中離脱する上に朴念仁で、なかなか誰にも興味を持たない「あんた、本当にち○こついてんの?」的なキャラだったりします。 たぶんセリス×ユリアの様に、システム内部でマイナスのポイントがあるのだと思います。 なぜならフィンは唯一親世代、子世代の両方に登場するキャラだからです。 つまりフィンを誰かの父親にしたい場合はこの嫉妬システムを使わないと難しいのです。 子世代ストーリーでフィン、ナンナ、リーフの3人は同じ時期に登場し、同じ城で育ったって設定なので、個人的にはナンナの母親ラケシスとフィンをカップリングさせたいです。 するとフィンとナンナは親子共演で、なおかつリーフとナンナはカップリングしやすいので父親と娘と義理の息子になるわけです。 さらに深い話をするならばリーフはレンスター王国の王子であり、フィンはレンスター王国の騎士で、リーフの父親キュアン王子の部下です。 キュアン亡き後、キュアンの息子リーフ王子をずっと見守り、鍛えた男です。 そんなリーフと自分の娘ナンナがくっ付くなんて、朴念仁な恋愛下手、そして祖国を愛し続けた愛国者フィンからすればこの上ない幸せでしょう。笑 て事は、一介の騎士が王族の身内に!! 大出世であります。笑 しかしフィンを父親にしてしまうと、フィンの持っていた武器は子供に受け継がれてしまいますので、登場時、フィンは鉄の槍1本で戦うハメになります。 またラケシスとカップリングした場合、子供は槍を使えないので、武器の継承が出来ない上にフィンは鉄の槍1本ですが。 そんなアンダーグラウンドまで考えられるのが今作の楽しみです。笑 ☆概要 1996年5月に日本のゲーム会社、任天堂から発売されたスーパーファミコン用ゲームソフト。 「ファイアーエムブレムシリーズ」の第4作目であり、スーパーファミコンソフトとしては2作目の作品となる。 これまでの「ファイアーエムブレムシリーズ」から世界観を完全に一新し、新たな世界観とロプトウスという暗黒神を登場させたが、前作までの様なドラゴンなどといったファンタジー要素は低めであり、「系譜」という、いわゆる血筋によって表現されている。 また自国の平和や他国への侵略などを望む様々な諸外国の面々が登場し、その思惑によって翻弄される主人公達を描いた「戦争」を中心としたストーリーとなっている。 それによる悲劇的な展開も特徴の1つであり、開発者達は「戦争の悲惨さを伝えたい」と語っている。 また自軍ユニットは1人1人であるが、実際には部隊として動いておりその部隊の部隊長として表示されている。 総合評価 オススメ度 10点 恋愛妄想度 10点 恋愛ドロドロ度 10点 初心者でも安心度 4点 やりこみ度 10点 (10点満点中) 難易度 親世代 低め 子世代 高め(親世代のカップリングによっては激ムズに) (超簡単、低め、普通、高め、激ムズ) 【未開封】 SFC ファイアーエムブレム 聖戦の系譜(値札跡有) 【中古】SFCソフト ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 "スーパーファミコン"【都城店】 バッテリー交換済み!レトロゲーム(スーパーファミコン)ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 【中古品】非常に良い-RE00003333 バッテリー交換済み!レトロゲーム(スーパーファミコン)ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 【中古品】良い-RE00001515
2016.07.09
コメント(4)
今回の一言 キャストの豪華さだけでなく、ストーリーも完璧!! 1974 イギリス ミステリー 監督 シドニー・ルメット Cast アルバート・フィニー リチャード・ウィドマーク マーティン・バルサム ローレン・バコール イングリッド・バーグマン ストーリー 1930年、アメリカ。 富豪アームストロング家の娘デイジーが誘拐された。 数々の勲章を授かり、偉大な大佐であったアームストロングとその妻は身代金を支払う事にしたが、無惨にもデイジーは殺されてしまった。 アメリカ全土を騒がせた痛ましい事件であった。 それから5年後の1935年。 イスタンブールからロンドンへ向かうオリエント急行。 その列車に1人の名探偵が乗ろうとしていた。 彼の名はエルキュール・ポワロ。 そこへ国際寝台車会社の重役ビアンキが現れ、知人である2人は再会を喜びあった。 ビアンキの粋な計らいで、ポワロはオリエント急行の1等客室に乗れる事になる。 快適な旅になると思われたが、1等客の面々は一癖も二癖もある連中ばかりで、ポワロは辟易しそうだと感じていた。 そんな時、乗客の1人ラチェットがポワロにコッソリと話を持ちかけてきた。 ラチェットは「金持ちになると、敵が増える」と語り、命を狙われていると話す。 1万5000ドルで用心棒になって欲しいと言われたポワロだったが、ラチェットが綺麗な仕事をしてきたわけではなく人に恨まれて当然だろうといった男で、なおかつ金さえあれば誰でも言う事を聞くだろうといった態度であった為、アッサリとラチェットを一蹴してしまう。 しかし翌朝。 ラチェットは殺されてしまったのだった...。 感想 2015年に三谷幸喜がスペシャルドラマをやりましたが、その原作映画となる作品です。 コミカルさとミステリーが融合した素晴らしいドラマでしたが、今作も十分に見応えがあり、コミカルさもあり、1974年と古い作品ですがかなり完成度が高いです。 そもそもアガサ・クリスティ原作ですが、これはもうアガサ・クリスティが凄いんだな、きっと、うん。 アガサ・クリスティは1890年生まれで1976年にお亡くなりになっているので、世代的にはもう私のひいひいおばあちゃんぐらい上の世代の人になるわけです。 凄いな~、そんな上の世代の人の作ったものなのに今だに楽しいんだもんな~。 むしろ近年の映像重視、内容スカスカよりも超絶面白いものな~。 古典ミステリーなのでカッチリとはしていますが、超面白いです。 コメディ要素はあんましピンとは来ない部分もあるんですが面白いです。 特にポワロは主人公にも関わらず、どことなく勘に障るところがあって、でも嫌いじゃない、奇人変人の類いとでもいったところが面白いキャラ設定だと思います。 ビアンキとコンスタンチン医師もなかなか味のあるキャラで面白いです。 登場人物は多いですが、それぞれキャラが立っていて、見間違う事も誰が誰だか分からなくなる事もないと思います。 また映画好きとしてはキャスト陣の豪華さに小躍り出来ちゃうでしょう。 イングリッド・バーグマンは個人的に「黒髪の美女」なんですが、こんな地味なというか癖のある役を演るなんて!とビックリ!! 初めは彼女だと気づかないほどです。 しかし本人が熱望した役というだけあり、かなり素晴らしいです。 癖の強さを見事に演じており、変に神様を盲信してるあたりも凄いハマってました。 またアンソニー・パーキンスも出演していて、彼といえばヒッチコックの「サイコ」のイメージしかないんですが、今作では一見好青年を演じていて「へぇ~」と思いました。 ところが蓋を開けてみるとやはりちょっと偏執的な動機で乗車していたので「あ、やっぱり」とか思ったり。笑 またバネッサ・レッドグレイヴも出演してます。 バネッサ・レッドグレイヴは今でも綺麗で素敵なご婦人ですが、この時はまだ若くてちょっと勝気な雰囲気を持っています。 美人だからこそって感じで、それがまたバネッサ好きとしてはたまらなかったりします。笑 その相手役にショーン・コネリー。 やっぱダントツ渋くてかっこいいです!! 007だよなぁ。 ジェームス・ボンドを演る人はみんな渋くてかっこいいですけど、ショーン・コネリーが作り上げたものって感じですね。 背も高くて素敵です! ジャクリーン・ビセットは初めて観た女優さんですがとにかく美しい人です。 これは三谷幸喜版で松嶋菜々子が演じたキャラですが、やっぱ1番の美女枠ですね。 そんなこんなでキャスト陣もウハウハです。 ただ三谷幸喜版に比べて客室が狭いのが気になりました。 1935年の寝台列車はあんな感じだったのかもしれませんが、1等客室でこんなもんなんだーとちょっと残念な気持ちに。笑 いずれにせよ安心して楽しめるミステリーで、色褪せない作品です。 オススメです! my評価9点(10点満点中) 概要 原作はイギリス人推理作家アガサ・クリスティの「オリエント急行の殺人」。 アガサ・クリスティが知日家という話はないが、原作にはストーリーに全く関係のない場所に着物姿の女性が登場したり、「ゴルフ場殺人事件」では力士について書かれたりしており、その為今作ではオリエント急行乗車シーンで、着物姿の女性が数人画面に映るシーンが盛り込まれている。 また今作はオールスター共演という事もあり、殺人事件が題材ながらも娯楽作品を目指した事で、全体的に明るい雰囲気となっている。 エンディングはカーテンコールの意味も持っており、乾杯シーンが導入された。 第47回アカデミー賞でアルバート・フィニーが主演男優賞、脚色賞、撮影賞、衣装デザイン賞、作曲賞にノミネート。 イングリッド・バーグマンが助演女優賞を受賞。 第28回英国アカデミー賞でアルバート・フィニーが主演男優賞、作品賞、撮影賞にノミネート。 ジョン・ギールグッドが助演男優賞、イングリッド・バーグマンが助演女優賞、作曲賞を受賞。 オリエント急行殺人事件|中古DVD【中古】 オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション 【新品】オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション DVD 【新品】【DVD】オリエント急行殺人事件 SPECIAL COLLECTOR’S EDITION アルバート・フィニー
2016.07.06
コメント(0)
今回の一言 まぁね、否定は出来ませんよね~。 2009 アメリカ コメディ、ラブストーリー 監督 ロバート・ルケティック Cast キャサリン・ハイグル ジェラルド・バトラー エリック・ウィンター ジョン・マイケル・ヒギンズ ストーリー TVプロデューサーのアビー・リッチャー。 真面目でお堅いアビーは、いい歳をして恋人もなし、恋愛経験もほぼなしだった。 そんなアビーを心配した友人は男性とのディナーをセッティングしてくれるが、アビーはその男性を事前リサーチして書面にし、自分の事も書面にしていた。 そして書面を見ながら彼の加入している保険についていきなり話し始める。 また会話がなくなった時用の会話リストまで書面にして彼に渡してしまう。 ア然とする男性、もちろんディナーデートは大失敗だった。 落ち込んで帰宅したアビーがたまたまつけたTVに出ていたマイク・チャドウェイ。 マイクは鋭い切り口とオブラートに隠さずに男性の気持ちを話す、新たな恋愛相談番組の司会進行だった。 しかし余りにも下ネタしか話さないマイクに頭に来たアビーは、ついつい視聴者として番組に電話を掛けてしまう。 ところがマイクにいい歳をして恋人なし、白馬の王子様を待っているとバレ、言いたい放題言われてしまったアビーはマイクの事も彼の番組も大嫌いに。 翌日、上司に呼び出されたアビーは、アビーの担当番組の視聴率が落ちている事を咎められてしまう。 さらに真面目でお堅いアビーの担当番組は、視聴者に求められていないとハッキリ言われ内容の変更を余儀無くされた。 そして上司はアビーの意思など無視で、いきなり今人気急上昇中のマイク・チャドウェイを連れて来て、彼を出す事にしてしまうのだった...。 感想 以前「愛についてのキンゼイ・レポート」を観ましたが、あれも同じ様な内容です。 しかしあちらはヒューマンドラマで、いたって真面目に「性生活」について描いたものです。 主人公のキンゼイ博士は「博士」ですし。 一方こちらは同じテーマながらも、学のなさそうなおバカも笑って楽しめる作品です。 同じテーマをここまで180度逆に描いた作品があるというのも、面白いですね。 それって他のテーマなら可能なのか?というと全て可能とはいかなそうですよね。 「家族愛」とか「恋愛」とかはイケそうですけど、例えば「幼児虐待」をコメディにするとか...いや、待てよ、「ホームアローン」はある意味「幼児虐待」かも?? 「性的虐待」なら...いや、待てよ、「ホテル・ニューハンプシャー」はそーゆー意味のコメディ要素あったな...。 うーん。。。 なんでもイケますね!たぶん!笑 子供に観せていいのか?を問われると、日本ではダメが多いでしょうね。 しかしアメリカってのは、性に奔放というか、なんてゆーか、とにかく楽しそうです。 内容に特別突出した素晴らしさはありませんが、たぶん誰でも1つ2つ納得できる節はあるので、楽しめると思います。 「男女の恋愛観の差」はなかなか見事に描かれていると思いますし「あ~そうなんだ」と目からウロコの男性感覚も知れたりします。 ジェラルド・バトラーはシリアスな作品からアクションからラブコメから何でもこなせる器用な俳優さんですが、いかんせんパッとしませんねー。 映画好きでなくとも誰でも知ってそうな俳優さんと言えば、トム・クルーズ、ジョニデ、ブラピ、ディカプリオら辺でしょうか? 彼らと並べてしまうとジェラルド・バトラーは圧倒的に華が足りません。 しかし場をB級映画に置き変えて考えてみると、他の俳優さん達とは全く違い華があります。 彼の主演作は他のも観た事ありますが、彼以外まったく知らないし記憶にも残りません。 ところが彼は「この人、あの映画に出てたな~、この映画も出てたよな~」とちゃんと思います。 もったいないですね~。 キャサリン・ハイグルはラブコメ界では有名みたいですが、私はさっぱり知りません。 エミー賞も取ってるようですが、さして演技がうまいとも思えません。 特徴もないし、そのうちお見かけしなくなりそうですけども...。 バイブ付きパンティのくだりが個人的には大爆笑でしたが、あの場をあの状況でうまく収めるのは果たして本当に可能なのか?は謎です。笑 大人の人の為のコメディです。 まぁ、否定は出来ませんよね~って感じです。 共感ポイントはたぶん見つかります。笑 ラブストーリー要素もありますがうざったくないので、ラブストーリー嫌いでもそれなりに楽しめると思います。 my評価5点(10点満点中) 概要 男女の恋愛観の差をテーマにしたラブコメ作品。 監督は「キューティー・ブロンド」、「ラスベガスをぶっつぶせ」などを手掛けたロバート・ルケティック。 主演アビー役のキャサリン・ハイグルは、9歳の時からモデルとしてキャリアを積み始めたベテランである。 1992年、14歳の時「恋に焦がれて」で映画デビュー。 その後1999年放送開始のテレビ番組「ロズウェル-星の恋人達-」でブレイクする。 2005年放送開始の「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」に出演すると、2007年にエミー賞助演女優賞を受賞した。 その後2007年公開の「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」、2008年公開の「幸せになるための27のドレス」に出演、映画がヒットし着実に成功を掴んだ。 男と女の不都合な真実 /キャサリン・ハイグル【中古】 【新品】【DVD】ステイ・フレンズ/男と女の不都合な真実 (洋画) 【新品】【DVD】男と女の不都合な真実 コレクターズ・エディション キャサリン・ハイグル
2016.07.03
コメント(2)
今回の一言 メンツ多すぎ~。 1990 日本(任天堂) シュミレーションRPG ☆遊べる機械 SFCソフトなので基本は正規品のスーパーファミコンで遊んで欲しいですが、FCコンボ2やレトロフリーク、Wiiの通信ダウンロードなどで遊べる様です。 またリメイク版がNintendoDSで出ています。 ☆ストーリー はるか昔、世界はマムクートと呼ばれる竜神族が闊歩していた。 しかし自らの力を驕りたかぶったマムクート達は神の怒りを受けて、竜としての本性を石に封印された。 それ以来世界は人間達のものとなり、マムクート達は辺境の地で細々と暮らす様になった。 そんな中、ドルーア地方に邪悪な心を持つ暗黒竜メディウスが現れた。 メディウスは人間に恨みを持つマムクート達を集めドルーア帝国を築き、人間達を攻め、世界を混沌の渦の中に巻き込んで行った。 そんな時、一人の若者アンリが神剣ファルシオンを探し出し、これを持ってメディウスに戦いを挑みメディウスを倒す。 世界に平和が訪れた。 アンリは小国アリティアを建国し、初代アリティア王アンリ1世となった。 それから100年後...。 再びメディウスが蘇った。 そしてかつての様にマムクート達と共にドルーア帝国を再建し、世界を混沌の渦に巻き込んでいった。 世界の国々のほとんどはドルーア帝国に降伏、加担し、人々を苦しめる様になった。 アリティアも攻め滅ぼされてしまったが、アリティアの王子マルスは落ち延びて、小さな島国タリスで反撃の機会を待った。 そしてその時がやって来た。 マルスはドルーア帝国に支配された国々を解放し、かつてのアンリ1世の様にメディウスを倒す為、立ち上がったのだった...。 ☆ゲーム性や操作性 王道のシュミレーションRPGです。 シュミレーションRPGは概ね戦争もので敵と味方が居て、リアルな戦車や歩兵といったもの、船や飛行機など、ガンダム的なロボット物、三国志などの歴史物、そして今作のファンタジーなどがあります。 いずれもフィールド上に自軍(青)と敵軍(赤)が居て、まず自分が自軍を動かし、次に敵が敵軍を動かし、また自分が自軍を動かし...と交互に動かしていきます。 その中で敵を攻撃したり、フィールド上にある村を訪れたり、宝箱を取ったりしながら進めていきます。 クリアはその面によって違いますが、概ねボスの撃破かボスが守る建物の制圧、敵の殲滅などです。 私はシュミレーションRPGはファイアーエムブレム(FE)シリーズしかやりません!! なのであくまでもイメージですが、リアルな戦争物やロボット物は面倒くさそうです。笑 たぶん軍資金を調達してカスタマイズして、性能をUPさせるんだろうと思います。 もちろん戦車好きやロボット好きにはたまらないんでしょうけど。笑 私は見た目はこっちのがいいのにとか、こっちの能力は上がるけどこっちの能力は下がっちゃうとか、そーゆーのでイラつきそうなので。笑 FEは、画面上の1つのプレイヤー駒が、1人のキャラとなっています。 なので同じものは1つもというか、1人も居ません。 好みのキャラや好みじゃないキャラというぐらいの区別で大丈夫!笑 ちなみにファンタジーなので、主人公は王子様(ロード)という彼オンリーの職業で、その他は傭兵やペガサスナイト(ペガサス騎士)、ソシアルナイト(馬騎士)、アーマーナイト(重騎士)、弓兵、魔法使い、シスター(回復役)と言った感じでそれぞれ攻撃が強いとか間接攻撃が出来るとか回復出来るとか特徴があります。 問題は登場キャラが多い事です。 1つの職業に対して4~5人は出てきます。 うーん、誰を使おうか悩んじゃう!!笑 さらに戦う事に経験値が入り一定値まで上がるとレベルアップします。 そして一定値までレベルが上がると、上級職というのに転職出来ます。 転職すると能力自体もあがり、職業毎の特徴もさらに伸びます。 登場キャラが多いという事は、好みのキャラを好きに選べるという事です。 1つのステージに出陣出来る上限は決まっているので、戦力バランスやフィールドの大きさによって機動力(やっぱりペガサスや馬に乗ってるキャラの方が沢山動けます)重視や魔法を使う敵キャラが多ければ、魔法防御の高いメンツなどを気にしながら、イケメンで強い奴!美人で強い奴!を選ぶわけです。笑 また職業事に特徴がありながらも、キャラ事に強くなりやすいタイプ、強くなりにくいタイプなどがいるので、最初強かったけど能力上がらないから「こいつ使えねー」と離脱させたり、「こいつ弱ぇー」と思いながらも育ててみたら化けたりします。笑 なんで、好みで育てたらよろし。笑 ファンタジータイプなので、もちろんラスボスはメディウスです。 神剣ファルシオンを探しながら、ドルーア帝国と戦いながら、メディウスを倒す為に頑張る!んです。 ちなみにFEの特徴として大事なのが「生き返らない」って事です。 味方は全員殺されてしまったら生き返らないんです。 次からはそのキャラ無しで、ストーリーが進んでしまいます。 なおさら愛着わきますね~。 ちなみに主人公が殺された場合は戦争に負けた事になりゲームオーバーで、やり直しになります。 また第1部の暗黒竜と光の剣、第2部の紋章の謎とストーリーは分かれているので、どちらか好きな方を選べます。 ちなみに第1部の暗黒竜と光の剣はファミコンソフトのFEのリメイク版です。 第2部は今作のオリジナルストーリーとなっています。 ☆感想 上記にほぼ自分の気持ちも入れてしまった説明だった気がしますが。笑 とにかくよりどりみどりです!笑 個人的には力が強く、技と速さも高いのでクリティカルが出やすく敵の攻撃は当たらない傭兵が好きです。 オグマとナバールという2大巨塔が好きです。 オグマは抜群の強さを発揮し、耐久性もありますが、幸運が低いのでいざという時に限って、敵の攻撃を喰らい危険に陥りやすいです。笑 一方ナバールは傭兵のくせにHPが低く力も低いんですが、技と速さ、幸運もオグマより高いので、耐久性は低いですがそもそも敵の攻撃が当たりにくくクリティカルも出やすいキャラです。 オグマが泥臭い漢!ならナバールは体に傷1つつけない、むしろ洋服さえ汚さない王子様キャラです。 ナバールは元々は敵キャラで登場するんですが、ペガサスナイトのシーダで話しかけると仲間になります。 シーダ「あなたほどの人が何故、山賊の用心棒などやっているの?」 ナバール「なんだお前は。女や子供が来るところではない。立ち去れ。」 シーダ「お願い、私達に力を貸して!嫌だと言うのなら、その剣で私を好きな様にして。」 ナバール「俺は女や子供を傷つける剣は持っておらぬ。お前がそこまでして俺を欲しいと言うのなら、良かろう。力を貸してやろう。」 (うろ覚えです) 何、その会話?! どエロ!!!! 「その剣でどうにでもしてって」って、あんた! あんなプレイやそんなプレイもOKなの?!?!笑 変態っ!!!笑 しかも超ポジティブシンキング!!! 「力を貸して」とは言ったが「あなたが欲しい」なんて言ってねーし!!笑 そんなアホな妄想が出来る面白会話もあったりなかったり。笑 それからやっぱり憧れるのはペガサスナイトですね! ペガサスがもしもこの世に居るのなら、私は迷わずペガサスナイトを職業に選びます!! 空飛べるしね!!笑 ペガサスナイトも数人出ますが、特徴は技、速さ、幸運が高くHPや力が低い事です。 敵の攻撃は当たらないが、敵を倒す強さもないという事で、完全に撹乱部隊です。 空を飛んでいる為、地形の効果を一切受けず山も川も砂漠も御構い無しで動けるのが素敵です。 そのお陰でフィールドの遠くの宝箱を取りにいけたりします。 まぁ開けられるのは盗賊か主人公(ファイアーエムブレムという盾を持ってる時のみ)だけなんですけど。 なので、取りに行くというか死守ですね。 敵にも宝箱狙いの盗賊とか出るので、奴らより早く辿り着くかやっつけるかになります。 女性限定の職業でなおかつ可愛い子揃い!! こいつも可愛いし~、こいつも可愛いし~って悩みます。笑 謎なのは上級職に転職するとペガサスがドラゴンになる事です。 生き物自体変わっちゃったよ!笑 それからやはり「生き返らない」。 ここ1番のポイントですねー。 このシステムのおかげで戦略が必要になるわけです。 基本の敵キャラは自軍に向かって来ますが、こちらが囮を使わないと来てくれない敵キャラとかも居るんですよ。 でもキャラを過信してると簡単にぶっ殺されてしまいます。 しかも守備力の高いキャラを壁として使って間接攻撃の出来る弓兵や魔法使いでチクチク攻撃したりするんですが、ウッカリしてると、敵キャラのターンの際に、敵キャラがアホみたいに壁役の自軍キャラに攻撃を仕掛けてしまって、壁役の自軍キャラが反撃でみーんなやっつけてしまう事も。 すると経験値が壁役のキャラに全部持って行かれてしまうのでほかの仲間が全く育たないってゆーね。笑 傷薬使うとそれだけで1回行動とみなされるので、次に敵キャラのターン、その次の自軍ターンまで待たなくては再び動けません。 もちろん回復役のシスターも、最後の方までいかないと全員を回復させる杖なんて手に入らないので、基本は1ターンで1人しか回復させてあげられません。 でも前線に出し過ぎると、敵に攻撃されてしまいます。 シスターは闘えないので危険です!! やる事が多くて悩む~。 ☆裏技・小ネタ・攻略など SFCのゲームは基本、現在のゲームに比べてバグが多いです。 なので、ネットで調べればバグを利用した裏技はわんさか出て来ます。 なので、そんなのはここには載せません。 FE好きでも実は知らないかも?!しれない小ネタを載せます。 1、トライアングルアタック マケドニア白騎士団の美人三姉妹パオラ、カチュア、エスト。 この三人で敵を3方向から囲み、三人の中の誰かが敵に攻撃を仕掛けると「トライアングルアタック」という必殺技が出ます。 1度は観てみたいですね。 一説によるとマジ・サジ・バーツのゴリゴリ系戦士三人でも「トライアングルアタック」は出るらしいですが、試した事はないので、本当かどうか怪しいです。笑 2、デビル系武器の呪い発動確率 FEには「デビル○○」という武器が存在します。 デビル系武器はとっても強いですが、時々呪いが発動し、敵に与えるはずの攻撃を自分が食らってしまう恐ろしい武器です。 この確率は「21-運の数値」です。 つまり運が10なら21-10=11%の確率で呪いが発動します。 また必殺の一撃もそのまま発動するので、自分が傭兵などの技や速さの高いキャラで、敵キャラがアーマーナイトや海賊といったトロいキャラの場合、必殺の一撃が11%の確率で自分が食らう事になります。 数値は低いですが、けっこー良く出る気がするので注意です。笑 3.隠しアイテムの発見確率 第2部は時々ただの地面にアイテムが落ちている事があり、これは目視で確認出来ません。 ネットなどでどこに落ちてるか調べられますので割愛しますが、実はこれ、キャラによって発見出来る確率が違います。 基本的には幸運の数値が高いキャラの方が発見しやすいです。 でもいちいち確率発動を待つのが面倒だ!という人は、盗賊で探しに行きましょう。 盗賊なら100%、その場所に止まれば隠しアイテムを入手する事が出来ます。 リメイク版のDSでは、この要素は撤廃されており、誰であってもちゃんと見つかる様です。 総合得点 オススメ度 8点 必ずお気に入りキャラが見つかる度 10点 初心者でも安心度 6点 やりこみ度 7点 (10点満点中) 難易度 第1部 普通 第2部 高め (超簡単、低め、普通、高め、激ムズ) 【中古】 SFC ファイアーエムブレム 紋章の謎(ソフト単品) ▲【ゆうメール2個まで200円】SFC スーパーファミコンソフト 任天堂 ファイアーエムブレム 紋章の謎 戦略シミュレーション スーファミ カセット 動作確認済み 本体のみ 【中古】【箱説なし】【代引き不可】【RCP】05P18Jun16 【中古】 ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣 /ニンテンドーDS 【中古】afb 【中古】NDS ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣
2016.07.01
コメント(0)
今回の一言 予想外に面白い!! そしてアリアーナがめっちゃ可愛い!! 2009 アメリカ サスペンス、スリラー 監督 ジャウム・コレット=セラ Cast ヴェラ・ファーミガ ピーター・サウスガード イザベル・ファーマン ジミー・ベネット アリアーナ・エンジニア ストーリー イェール大学で教授として働いていたケイトと建築家のピーターは幸せに暮らしていた。 2人には息子のダニエルと娘のマックスが居たが3人目を産む事にした。 そしていざ出産となったが、残念ながら死産してしまう。 それ以来ケイトは悪夢に悩まされるようになり、夫婦の営みも出来なくなってしまった。 2人はこの悲しい出来事を乗り越える為、孤児院から3人目の子と同じ女の子を引き取る事に決める。 そして孤児院で1人の少女と出会う。 彼女の名はエスター。 頭も良く、絵を描くのが好きな良い印象の子だった。 2人はエスターを引き取る事に決め、エスターもそれをとても喜んだ。 マックスは生まれつき難聴で手話で会話しなければならなかったが、エスターは手話もすぐに覚え、マックスはエスターを姉の様に慕うのだったが...。 感想 残念ながらネタバレしてしまうとダメなタイプの作品なのであまり色々書けません。 パッケージを見ると「オーメン」的な雰囲気があるので、まぁそーゆー悪魔の子的な感じなのかな~と思ってました。 しかも冒頭の孤児院やエスターが聖書を持ち歩く辺りもいかにも宗教的な雰囲気がするんですが、でも全然違うストーリーで、それがなかなか面白かったです。 ヴェラ・ファーミガは毎回上手いんですけど、感想に彼女を名指しで褒める事はあまりなく、だからと言ってダメなわけでも凡庸な役者でもないんですが、なんでしょう...。笑 上手いです!毎回! でもヴェラ・ファーミガの出演作って必ずほかに突出して上手い人が居るんですよね~。笑 今回の場合はやはりエスター役のイザベル・ファーマンです。 ま~~ちょ~~怖いっ!! 後半の演技なんかは彼女の正体がリアルに見えてきて、本当に怖かったです。 そしてマックス役のアリアーナ・エンジニア! この子はとにかくちょ~~~~~可愛いっ!! 食べちゃいたいくらい可愛いです!!笑 いや、冗談ですけど。笑 しかも難聴の役を頑張ってたし、とっても健気で、さらに実は凄い強い子なのでもぅメロメロにされちゃいました。笑 ダニエル役のジミー・ベネットはまぁ普通の子役ですが、ストーリー中にマックスと2人で話すシーンがあり、ここからのダニエルとかやっぱお兄ちゃんって感じでかなり良かったです! 冒頭のエスターへの嫉妬からエスターをいじめるのも子供らしくて、なかなか面白くて可愛い役だったと思います。 とにかくダニエルとマックスの奮闘がサイコーで、エスター役のイザベルは本当に素晴らしかったです。 ストーリーもありそうでない展開で面白かったですし、ちゃんと腑に落ちますし、かなり良い出来だったと思います。 ホラーというよりはサスペンスに近く、ホラーが苦手な方でも楽しめると思います。 オススメです! my評価7点(10点満点中) 概要 ホラー作品専門の会社ダーク・キャッスル・エンターテイメントが手掛けるサイコホラー。 2005年公開の「蝋人形の館」に続き、ジャウム・コレット=セラが監督を務めた。 また今作では俳優レオナルド・ディカプリオも製作に加わっている。 エスター役のイザベル・ファーマンは2004年、7歳でデビュー。 映画作品は今作で2作目となったが、今作の熱演で知名度を上げた。 また前年の2008年にはアメリカCBS系列で放送していたテレビドラマ「ゴースト-天国からのささやき-」でヤング・アーティスト賞にノミネートされている注目女優である。 エスター /ベラ・ファーミガ 【字幕・吹き替え】【中古】 【新品】【DVD】エスター 特別版 ヴェラ・ファーミガ エスター 【DVD】
2016.06.30
コメント(0)
今回の一言 お気に入りは大学生の話ですかね~。 2015 日本 コメディ 監督 石川淳一 Cast 戸田恵梨香 松坂桃李 寺島進 富司純子 里見浩太朗 滝藤賢一 窪田正孝 浦上晟周 高嶋政伸 生瀬勝久 ストーリー 4月1日の朝。 42年前に父親と共に海に出てそのまま行方不明になり死亡扱いとなった当時11歳の少年は、インドネシアに流れ着き生きていた。 そして42年ぶりに日本へと帰国を果たした。 そのニュースを見ていた新田あゆみは、想い人・牧野に電話を掛け「妊娠しました、認知して下さい、籍も入れてください」と話す。 しかし牧野はエイプリルフールのイタズラだと思い込み、あゆみの話に耳を傾けなかった。 一方その頃、学校へ向かう江藤理香は明らかに真っ当な仕事ではなさそうな2人組の男に連れ去られてしまう。 それを見ていた同級生は誘拐されたと気付き、すぐさま江藤家に警察が押し寄せた。 一方その頃、皇族の櫻小路夫妻は超高級店で買い物を済ませた後、運転手に「貴方のオススメのお店でランチしたい」と話す。 運転手は皇族の方をお連れする様なお店ではないと断るが、夫妻はそれで良いと話し、仕方なく行きつけのバーガーショップへ連れて行く事にする。 その頃、引きこもりの中学生・野澤遥人は、ネットで地球に潜む宇宙人達への帰還命令を見つける。 ネットでは宇宙人達は自らの記憶を封印しており、その為、自分が宇宙人だと気付かない可能性を示唆しており、自分が宇宙人であるかどうかを見分ける方法も書いてあった。 こうして遥人は、自分が宇宙人だと思い込み、地球でやり残した事を全てやって帰還する為に、引きこもりを止めて学校へと向かうのだった。 その頃、とある霊媒師に霊視してもらっていた不運続きの男性は、霊媒師にお金を払って除霊してもらう事にした。 そこへ警察官がやって来て、霊媒師を詐欺疑惑で連行して行った。 その頃、仲良し大学生の松田と梅田。 梅田は今日がエイプリルフールだと気付き、「俺、実はゲイなんだ」と松田に打ち明ける。 そして松田に友情以上の想いがあると話し始めると、松田は喜び「実は俺もなんだ」と言い出す。 興奮した松田に押し倒された梅田は「嘘だ」と告げるが、時すでに遅しだった...。 感想 冒頭~中盤までは、全く意味がわかりません。 突然始まり、どんどんとスピーディーに進みますが「一体何が伝えたいのか?」さっぱりわからず、しかも私の苦手な群像劇なので展開も早いです。 ストーリーは7つ。 47年前に失踪した男性の話。 妊娠したあゆみと牧野の話。 誘拐された江藤理香の話。 櫻小路夫妻の話。 引きこもり少年の話。 怪しい霊媒師の話。 仲良し大学生の話です。 この7つのストーリーはオムニバス形式ではなく、全てが同一日に起きているものをどんどんと小出しにしていきながら、時間経過と共に進んでいき、微妙に絡み合ったり影響し合ったりしています。 ぶっちゃけ絡める必要がないものもあったりします。 例えば仲良し大学生松田と梅田は、櫻小路夫妻がバーガーショップを訪れた時に追い出されています。 その後、食べる前に追い出された2人はラーメン屋に行きますが、今度は江藤理香を誘拐したヤクザ2人に「邪魔だ、退け」とヤラレてまた食べる前に追い出されてしまいます。 そして上記にあげたゲイのくだりに入るんですが、他の登場人物と絡んだ意味はどこにあったのか?? まぁ実は10数年ぶりに「この人は本当にイケメンだ!」と心が揺れるほどかっこいいと思える人物に出会いました。 それが窪田正孝!! そんなわけで窪田正孝を観られるのは、幸せで、なおかつベッドシーン。笑 脱ぐと凄い筋肉なのも素敵なので、おばちゃんウハウハです。笑 また1番気に入ってるのもこのシーンで、襲われた梅田は、松田にキスされて体をまさぐられると「もうダメだ」と観念したのか目をつぶり、「まな板の上の鯉」状態。笑 ここがかなり笑えました!! 中盤以降まで進むと段々と作品のテーマが「嘘の中にある幸せ」や「嘘の中にある優しさ」「嘘の中にある想い」を伝えたいのだと分かってきます。 「嘘」にはついても良い時やついた方が幸せな事もあるという事でしょう。 菜々緒は顔だけ俳優というかそもそもモデルだし、と思ってたんですが、段々と実力がついてきたのではないか?と感じます。 今はまだ若くて綺麗な人ですからそーゆー役柄ばかりですが、これから先が楽しみな人です。 俳優と呼べる人に徐々になって来ているので、どんどん色んな役柄を演じて実力を伸ばしていってほしいと思います。 富司純子と里見浩太朗はさすがベテランの風格がありながらも、コミカルさを忘れず、全体的に櫻小路夫妻のくだりは温かみのある素敵なストーリーとなっています。 そこに微妙に絡む江藤理香のくだりの滝藤賢一もコミカルさが抜群で面白かったです。 浜辺美波は15歳との事ですが、風俗店に連れ回されるシーンはまぁ実際にやってないにしても多少それっぽい事を端役の役者さんがやっていますね。 それを見るわけですから、一体彼女自身、彼女の両親、そして一緒に演じる寺田進はどんな気持ちだったのかが気になってしまいました。 私が寺田進なら演じにくいだろうな~。笑 理解はしてるとしても、あえて見せるべきものではないものを「理香に見せる」演技をしなければならないわけですからね。 全体的にスピーディーで面白かったです。 誰が見ても楽しめると思います。 それなりにオススメです。 my評価5点(10点満点中) 概要 「リーガル・ハイ」を手掛けた脚本家・古沢良太によるオリジナル脚本作品。 古沢のオリジナル脚本は2007年公開の「キサラギ」以来となる。 また「リーガル・ハイ」のスタッフやキャストなどが多数含まれており、「リーガル・ハイ」のクロスオーバーを示唆するシーンも存在している。 公開日は2015年4月1日を設定した為、映画公開としては稀な水曜日の封切となった。 ★BD/邦画/エイプリルフールズ 豪華版(Blu-ray) (本編ディスク+特典ディスク)/TBR-25368D 【中古】DVD▼エイプリルフールズ▽レンタル落ち【東宝】 【新品】エイプリルフールズ Blu-ray 豪華版 【新品】エイプリルフールズ DVD 通常版
2016.06.28
コメント(0)
今回の一言 凄い人というのは伝わりました~。 2014 イギリス、アメリカ ミステリー、ヒューマン、ドラマ 監督 モルテン・ティルドゥム Cast ベネディクト・カンバーバッチ キーラ・ナイトレイ マシュー・グッド マーク・ストロング チャールズ・ダンス ストーリー 1951年、イギリス。 数学者アラン・チューリングの家に泥棒が入り、隣人からの通報で警察が駆け付ける。 しかしアラン本人は「何も盗まれていない」と話し、警察を家の外へ追い出してしまう。 チューリングの態度は明らかにおかしいと感じたノック刑事は、チューリングの事を調べ始める。 しかしチューリングの過去の記録は抹消されており、何1つ、手掛かりがなかった。 何故ならチューリングは軍の最高機密とも言える、とあるチームの一員だった経歴を持っていたからだった...。 感想 凄い人ってのはよーーーーく伝わりますよ。 しかし偉人というのは、やはり変わった人なんですよね~。 まぁ凡人は偉人にはなれん!!っちゅー事ですかねぇ。笑 ハッキリ言わせてもらえば変態!!笑 私は学がない中でも最も苦手なのが算数、数学でして。 小学生の頃、塾に通ってたんですが小学校高学年にしてまだ小学生低学年レベルの足し算引き算をやってました。笑 逆に国語は高校生レベルの問題をやっていて、レーダーチャートにしたらすんごいバランス悪っ!!って感じです。笑 そんなわけで、算数大嫌い!! 30代にして未だに指を折って数えたりする私は、この映画の主人公チューリングの気持ちが全くもって理解出来ないわけであります。 何がそんなに楽しいの? 何にそんなに熱意を持ってるの? それ、楽しい? ねぇ、楽しい? って感じです。笑 最初から最後までチューリングって変態、仲間もまぁ変態、もっと言うと恋人まで変態。 変態しかいなーい!!笑 映画としては「エニグマ解読」が第一で、そのために色んなものを犠牲にして、身内の命まで犠牲にして...という非情な決断と葛藤が描かれるんですが、なんかね~あんまり胸に響かないというか。 演出もそうですが。 確かに今、狙われてる事を発表してしまえば「エニグマが解読出来ている」とバレてしまい、暗号を変えられてしまうだけで戦争を終わらせる事は出来ません。 だから「言わない」という決断をするんですが、だったら例えば夢の中に見殺しにした見知らぬ人々が登場して眠れなくなり憔悴していくとか、憔悴しながらも戦争を終わらせるためにさらにさらにエニグマ解読に没頭していくとか、演出が必要な気がします。 まぁあくまでもこれはアラン・チューリングの半生を描いた作品なので、これが事実なのかもしれませんが、映画としては盛り上がりに欠けている気もします。 個人的にはカンバーバッチは全く好みではないというか、むしろ生理的に受け付けない顔なのであまり観たくありません。 そこにキーラ・ナイトレイとこれまた個人的に全く好みではない人がヒロインなので、その辺も気分が上がらずでした。 内容も、数学好きでもよっぽど頭の良い人でないと何が何だかよく分からないのではないかと思います。 アラン・チューリングという偉人の事を知りたいのであればオススメですが、映画としては楽しい話でもないし、盛り上がりに欠けますし、偉人なのに誰にも讃えてもらえず寂しい末路ですし、是非観てほしい!と思える内容ではありません。 my評価2点(10点満点中) 概要 原作はイギリス人伝記作家、数学者のアンドリュー・ホッジスによる伝記小説「アラン・チューリング:ザ・エニグマ」。 これを基に脚本が作られ、アラン・チューリングの半生を描く映画として製作された。 アラン・チューリングは現在においても素晴らしい偉人であり、「エニグマ解読」いわゆる「チューリングマシン」以外にも、我々が日常的に使っているコンピューターの誕生に大きく貢献した人物である。 しかしチューリングの功績は彼の生きてる間には認められず、死後10数年経って初めて公表され、一般的に認知され始めたのは彼の死後20年経ってからである。 1998年には原作者であるアンドリュー・ホッジスが、ブルー・プラークをチューリングの産まれた病院のあった、ロンドンはウォーリントン・クレセントにあるコロネードホテルに掲げた。 さらに2009年にはイギリス政府代表として元首相ゴードン・ブラウンが、アラン・チューリングへの仕打ちに対して正式に謝罪。 「「すまない、貴方は賞賛に値する」と言える事を非常に誇りに思う。」と発表した。 【新品】イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 コレクターズ・エディション(2枚組) 初回限定生産アウタースリーブ付 DVD 【新品DVD】イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 コレクターズ・エディション(Blu−ray Disc) イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 コレクターズ・エディション 【初回限定生産】アウタースリーブ付 [ ベネディクト・カンバーバッチ ] 【中古】イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 コレクターズ・エディション/ベネディクト・カンバーバッチDVD/洋画サスペンス
2016.06.26
コメント(2)
今回の一言 キング・オブ・カルト!! 好き嫌いがはっきり分かれます。 1975 イギリス ミュージカル、ホラー、コメディ 監督 ジム・シャーマン Cast ティム・カリー バリー・ボストウィック スーザン・サランドン リチャード・オブライエン パトリシア・クイン ネル・キャンベル ストーリー ブラッドとジャネットは恋人同士。 友人の結婚式に出席した2人は「次は自分達の番だ」と互いに感じており、ブラッドは勇気を持ってジャネットにプロポーズする。 もちろん即答でOKしたジャネット。 2人は大学時代の恩師であり友人とも呼べるスコット博士に婚約の報告をする為、車に乗り込んだ。 しかし夜の嵐の中、道に迷い、さらに車のタイヤもパンクしてしまう。 仕方なく近くにある古城に電話を借りに向かう。 城の呼び鈴を鳴らすと、見るからに気味の悪い使用人の男が出てきた。 臆するジャネットだが、ブラッドは凛とした態度で事情を話して助けを求めた。 城ではパーティーが開かれており、城内に入れてもらったブラッドとジャネットもパーティーに少し参加してほしいとパーティー・ルームへと案内されるのであったが...。 感想 カルト映画といえばこれっ!! これこれこれこれっ!! って感じです。笑 とにかく濃いっ!! そして衝撃的でクレイジーで官能的で、変な気持ちになっちゃいます。笑 私はミュージカルが好きではないので嫌遠していたのですが、小学生の頃から有名な映画だという事は知っていて題名も知っていて、いつか観てみようと思いながらかれこれ20数年経ち、やっと観る事にしました。 この歳になってから観てみて良かったです。笑 子供にはけっこードギツイものがあると思いますし、好き嫌いがはっきり分かれそうなものの、かなり中毒性が高いと思います。 「頭おかし映画」と個人的に読んでいる映画といえばキューブリックの「アイズ・ワイド・シャット」や「時計仕掛けのオレンジ」、ディヴィッド・リンチの「マルホランド・ドライブ」などがすぐ浮かびますが、「ロッキー・ホラー・ショー」はその上を行くクレイジー度合いで、中毒性も話にならないくらい高いです。 (カテゴリ別一覧検索から見れますのでよろしくどうぞ) ちなみに今挙げた中だと「時計仕掛けのオレンジ」が断トツで最高傑作だと思ってるんですが、「ロッキー・ホラー・ショー」もかなりの最高傑作で、悩んじゃいますね。 とにかく凄いんですっ!!! ティム・カリー、スーザン・サランドン、ミート・ローフなど今でもお見かけする俳優さんの若い頃が楽しめるのもとても素敵です。 特にティム・カリーは中性的なフランク・ン・フルターを見事に演じきっていて、クレイジーでちょっと気持ち悪いんですけどでもセクシャルで、なんとも言えない気持ちになります。 嫌悪感を抱きつつ、惹かれていくんです。 目が離せなくなるんです。 快楽とは何かを骨の髄まで知っていそう。笑 そしてあのドギツイメイク、男が女の格好をしてるのなんてあからさまに分かるのに、あのメイクに妖艶さを感じるんです。 特に目が素敵ですね。 かなりキリッとしたぱっちりお目目の方ですが、エロさを出す為か少し目をとろ~んとさせてる時が多いです。 今でこそマツコ・デラックス、はるな愛、ミッツ・マングローブ、桜塚やっくんなど様々な中性的芸能人が居るので受け入れやすいですし、 その為ショッキング感も薄れますが、これは75年の映画なんですよね。 約40年前の作品なんです。 その頃にこのキャラクターを演じ切る勇気、度量、そして努力と才能。 ティム・カリーは本当に素晴らしいです。 スーザン・サランドンもおばさんのイメージだったんですが、まぁ顔はこの頃と全く変わってないです。 スタイルはもちろん衰えてはいるでしょうが今でも細いですし、この時は本当にピチピチで綺麗だったんですね~。 まさかこんなドギツイ作品にヒロイン役で出演していたとは!!笑 今でも第一線で活躍している理由にさらに納得がいきます。笑 内容だけ見ると、非常に簡単です。 何しに来たんだかはよく分かりませんが、とにかく人造人間作りに没頭する頭おかし博士と、その主の館に迷い込んだカップルのお話です。 バイセクシャルなフルターは自分だけの愛玩人間が欲しかったんでしょうね。 ちなみにホラー感はほぼありません。 摩訶不思議で不気味な雰囲気だけなので、ホラー苦手でも余裕です。 レンタル屋でもホラーには並んでいないと思います、たぶんミュージカルに並ぶでしょう。 モラルやらなんやらを取っ払って考えると、やはりフルターこそ最も快楽とは何か?を知ってると思います。 男も女もネコもタチもイケるみたいですし。笑 まぁそーゆー意味では人生エンジョイしてそうなので、良いのではないでしょうか? 好みは分かれるものの、映画好きの方にはぜひ!一度は観ていただきたい作品です!! またロックミュージカルなので、70年代ロック好きの方も楽しめると思います。 かなりオススメです! my評価10点(10点満点中) 概要 原作はイングランド人俳優、作家のリチャード・オブライエンによる同名舞台劇。 彼は今作でリフ・ラフ役で俳優としても活躍している。 また今作は「カルト映画の代名詞」と呼ばれる伝説的なミュージカル作品となった。 舞台劇は奇抜な内容ながらも熱心なリピーターが続出し、アメリカやオーストラリアでも上演された。 そして2年後の1975年に映画化。 ティム・カリーは舞台、映画と両方に出演。 その他リチャード・オブライエン、パトリシア・クイン、ネル・キャンベルらも引き続き出演し、スーザン・サランドン、バリー・ボストウィック、ミート・ローフらが新たに加わる事となった。 しかし公開当初の興行収入は最悪であり、試写会でも途中で席を立つ人々ばかりだったという。 ところが一部の人々に受け入れられ、少数づつながらもジワジワと人気を伸ばしリピーターも確実に増やしていった。 公開から1年後、アメリカで深夜興行が復活すると、観客達は作品のキャラクターを真似たコスプレで集まるようになり、映画を観ながら叫んだり歌ったり、お約束のツッコミをしたりパーティーの様に映画を楽しむ様になる。 これを受け、今作の出演者達がスクリーンの前で同時進行で舞台劇をやるなど珍しい上映方法が行われた。 こうして熱狂的なファン、リピーターがさらに続出し「カルト映画の代名詞」となっていったのである。 公開から40年以上経った今でも「世界のどこかで今でも今作が上映されている」と言われており、アメリカでは毎年ハロウィンと大晦日に今作が放映されている。 また2015年にはリバイバル版がアメリカでTV放映され、日本でも一部劇場で上映された。 【新品】ロッキー・ホラー・ショー DVD 【新品】ロッキー・ホラー・ショー Blu-ray 【新品】【DVD】カルトコレクション::ロッキー・ホラー・ショー <2枚組 特別編> ティム・カリー 【中古】ロッキー・ホラー・ショー/ティム・カリーDVD/洋画ドラマ
2016.06.22
コメント(0)
今回の一言 目の保養ですな。 2012 フランス SFX、アクション 監督 スティーヴン・セイント・レジャー ジェームズ・マザー Cast ガイ・ピアース マギー・グレイス ヴィンセント・リーガン ジョセフ・ギルガン ピーター・ストーメア レニー・ジェイムズ ストーリー 西暦2079年、ワシントンDC。 CIAエージェントであるスノウは、とあるホテルで海軍大佐を殺したとして政府の監視下に置かれ尋問を受けていた。 それは冤罪であったが、スノウが大佐を殺した証拠を持っていたCIA局長は、スノウを裏切り者として罰しようとしていた。 一方その頃。 宇宙に浮かぶ脱獄不可能の刑務所。 重犯罪を犯した者ばかりを収容する「MS-1」を現アメリカ大統領の娘エミリーが側近達と共に訪れていた。 「MS-1」では囚人達をコールドスリープにして眠らせ必要な時のみ解凍していたが、エミリーは非人道的だとして囚人達に「MS-1」での暮らしぶりを聞こうとしていた。 側近の一人は万が一の時の為に、持ち込み禁止と言われた銃をくるぶしの辺りに隠し持って囚人を見張った。 囚人の一人ハイデルと面会したエミリーだったが、ハイデルは反抗的で色目を使ってエミリーを見た為、頭にきた側近がハイデルを机に押し付けてしまう。 レイプ殺人魔であるハイデルは「俺が女達を犯す前は何をやってたと思う?」と言い出す。 すると側近がくるぶしに隠し持っていたピストルをスッており、側近達を撃ち、自身に繋がれた鎖と面会室のガラス窓も撃ってしまう。 エミリーはなんとかその場から逃げ出すが、ハイデルは面会室から外側へ出てきてしまい、銃で職員を脅し囚人全員のコールドスリープを解く様に言う。 こうして目覚めた500人の囚人達は一斉に暴動を起こすのだった。 事態を重く見たCIAは、冤罪ながらも犯罪者となったスノウに白羽の矢を立て、エミリーを救出する為に500人の囚人達の居る「MS-1」に送り込むのだった...。 感想 ガイ・ピアースのイケメン具合を楽しむには良い作品です。 目の保養ですな。 「ハングリー・ラビット」のガイ・ピアースも素敵ですけど、こちらは主役なので。笑 しかし内容はなかなかポンコツです。 そもそもなぜ近未来にしたのか?が不思議なんですが、宇宙に浮かぶ刑務所というのがたぶん地上と勝手が違うので、色々アクションを起こしやすかったんだと思います。 でも別に地上でもいけそうなストーリーです。笑 しかも、本当に「MS-1」から見える宇宙や宇宙服、スノウがバイクに乗ってるシーンぐらいしか近未来感がありません。 その他のシーンは本当に現代と変わらないので、かなり違和感を感じます。 地下鉄のシーンとかまんま現代のもので、もう少しオシャレでスタイリッシュな乗り物になってるんじゃないの?とか、駅構内やエスカレーターももっと変わってるんじゃないの?とか、取り調べ室しかり食べ物、持ち物といった小道具までなんら近未来感がないです。 そもそも煙草が現代のまんまってのが、どーもしっくりきませんねぇ。 さらに「MS-1」内部もなんら近未来感がなく、唯一囚人達がコールドスリープで眠らせれている場所の全体像が登場するシーンぐらいは近未来感あったかなぁ程度です。 また囚人達の目的もバカが揃っているせいかハッキリとしないし、無秩序だし、敵としてポンコツです。 人数が多いというだけの雑魚の集まりです。 トラブルメイカー、ハイデルはなかなか良いキャラでしたが、最終的なやられっぷりもなんか爽快感ゼロでしたし。 スノウとエミリーのやり取りはそれなりに楽しかったですが、ただの小娘があんなにたくましいもんなのかも謎です。 ちょっとした謎解き要素のメースも居ても居なくても的なレベルの伏線で、もう少しなんとかならんかね?って感じです。 そもそも1番の不満はオチがない事です。 結局スノウが巻き込まれて冤罪にまでなった事件はなんだったの? 本当の黒幕は誰なのよってゆーね。笑 (ネタバレするので言えませんが)アレには何が入っていて、スノウはアレをどうするのよ?ってゆーね。笑 そんなわけでテンポも悪くないし、それなりに楽しめると思いますが期待はし過ぎない方が良いと思います。 トラブルメイカー、ハイデルを演じたジョセフ・ギルガンの癖の強さとガイ・ピアースのイケメンっぷりにプラス1点てとこですね。 my評価4点(10点満点中) 概要 脚本にリュック・ベッソンを迎えたSFアクション作品。 主演に「プリシラ」「メメント」「英国王のスピーチ」のガイ・ピアース、ヒロイン役に「ナイト&デイ」「96時間」「トワイライトシリーズ」のマギー・グレイス。 「ロックアウト」は直訳すると締め出すという意味であるが、敷地や施設の立ち入りを制限しそれを利用して何らかの利益を得ようとする相手に対して譲歩させる、または撤回させるといった交渉術の事も指している。 つまりストライキの反対語にあたる。 しかし今作の場合、囚人達側の要求は自由であり、また施設の立ち入りを制限しているわけではなく立て篭っているので、「ロックアウト」とは若干意味合いが違うものである。 【新品】【DVD】ロックアウト ガイ・ピアース [DVD] ロックアウト ロックアウト■クリステン・スチュワート/シャーリーズ・セロン//ガイ・ピアース/マギー・グレイス■(2012) 松竹■【DVD】【中古】【10P18Jun16】 ロックアウト(DVD)
2016.06.21
コメント(0)
今回の一言 サイレント映画でもヒッチコックは凄い!! 1927 イギリス ドラマ、ラブストーリー、コメディ 監督 アルフレッド・ヒッチコック Cast カール・ブリッソン リリアン・ホール=デイヴィス イアン・ハンター ゴードン・ハーカー ストーリー 見世物小屋で働くジャックは「ワン・ラウンド・ジャック」の異名を持つボクサーだった。 観客の中から対戦相手を募り、希望者全員と闘う。 もしもワン・ラウンド以上試合が続けば賞金を払う事になっていたが、誰もワン・ラウンド以上続かなかった。 そんな時、同じ見世物小屋の受付嬢ネリーに一目惚れをした男性ボブはネリーに声を掛ける。 ネリーもボブに好感を抱いたが、実はネリーとジャックは結婚の約束をするほど親密な恋仲だった。 ネリーに色目を使うボブが気に入らなかったジャックは、ボブに対戦相手になってほしいと声を掛ける。 ネリーはからかいながら、ボブは勇気がないみたいと話す。 ボブはネリーに良いところを見せようと対戦希望し、見世物小屋で対戦が決まった。 しかしいざ蓋を開けてみると、なんと試合は4ラウンドまで進み、挙句にジャックは倒されてしまった。 興行主は渋々賞金を払い、意気揚々とネリーの前に再び現れたボブだったが、ネリーは結婚の約束をしているのに無職になったと怒り出してしまう。 ところがボブはボクシングヘビー級チャンピオンで、興行主と共に練習相手のスカウトに来ていたのだった。 その日の夜、再び2人の前に現れたボブとボブの興行主。 ジャックは興行主にスカウトされ新しい就職先が決まったが、一方でボブは先程の賞金で、ネリーにリング型のブレスレットをプレゼントする。 そして2人はこれが運命だと言わんばかりに惹かれ合い、熱い抱擁とキスを交わすのだった...。 感想 まさかの人生初のちゃんとしたサイレント映画が大好きなヒッチコックになるとは思いませんでした。笑 1927年とヒッチコックの中でもまだイギリス時代の初期の作品で、しかもそーとー古いので、技術的な事はよく分かりませんがリマスター版じゃなかったからか、それとも古すぎて修復不可能なのか、とにかく映像が最悪に悪いです。 当時のやつをそのままDVDに収録したっぽい感じです。 屋外の夜のシーンなんかは暗くってほぼ見えない時とかもあります。 またネガが古いからか、突然明るくなったり暗くなったりします。 それでもかなり面白いです!! ちなみに一般的にスリラー作品と認知されていますが、個人的にはラブコメだと思います。 またヒッチコックお得意の「男女間の差」もバッチリ描かれていますし、初期の作品なので映像にはまだそこまでヒッチコックらしさが見えませんが、皮肉っぷりはすでに完成系だと感じます。 「リング」というのはボクシングのリングと、ジャックとの結婚指輪、そしてボブがプレゼントしたリング型のブレスレットの3つにひっかけています。 そして別々の3つのリングは、すべて同じ因果の渦の中。 ジャックとボブとネリーという三角関係の中のものです。 これが非常に粋で面白いです!! ネリーは一見悪女に見えますが、実はそうでもありません。 男と女が惹かれ合うのは仕方のない事で、誰にも止められないものです。 そしてジャックがネリーを取り戻そうとするのは分からなくもないですが、その舞台がなぜボクシングなんですかねぇ?笑 ここが男女間の差だと思います。 なぜ、あえて、ボブと同じ土俵に挙がる必要があったんですかね?笑 男のプライドってゆーか、なんてゆーか。 興行主やらスポンサーやらは勝って人気が出てくれればそれでいいわけですから、うまい事丸め込まれてるのに、ひたすら「チャンピオンになれば彼女を取り戻せる」と思うあたり「男って単純だよね」と呆れつつ笑えます。 一方女側の感性からすると、何言ってんの?そんな事私望んだかしら?って感じですね。 むしろチャンピオンになるまでの努力、練習、これが増えれば増えるほどこっちは相手してもらえてないと思うし、暇な時間は増えるし、そんな中で素敵な不倫相手がいるとなればまぁそっちに段々と夢中になっていくのも当然ではないかと。 つーか途中で気付けし!笑 途中で文句言えし!笑 誰がどう見てもあからさまに2人が不倫関係なのが明白なのに、なぜチャンピオンへの挑戦権を得るまで黙っていたのか?笑 このあたりの男性であるがゆえの気持ち、女性であるがゆえの気持ち、プライド、人間関係をヒッチコックは本当に見事に表現してくれるのでサイレント映画ですら感情移入出来ちゃうんですよね~。 やっぱり天才っ!! 不満だったのはラストでしょうかねー。 ラストの手前は最高だったんですよ! ネリーの居る居ないが、試合の結果に直結するあたり!! でも私の知ってるヒッチコックのイメージだと、ラストは全て「ネリーの思惑通りの元通り」だと思ったのですが...。 「スミス夫妻」なんかはそういうラストだったしなー。 ところが今作はほだされちゃって、まぁ~残念であります。 いずれにしてもヒッチコック好きにはぜひオススメしたい作品です。 映画好きの方にもオススメです。 my評価7点(10点満点中) 概要 アルフレッド・ヒッチコック監督の第6作目の作品であり、またヒッチコックが初の原案、脚本も担当したサイレント映画。 またサスペンス界の神様と言われるヒッチコック作品の中でもサスペンス要素のない数少ない作品のひとつである。 ヒッチコックはこの時若干28歳であり、第4作目の「下宿人」で映画がヒット、同年に作られた3本のうちの一本が今作である。 また監督デビュー作の「快楽の園」、2作目の「山鷲」、そして3作目についてはそれぞれの理由で観る事は不可能である。 【新品】【DVD】リング アルフレッド・ヒッチコック(監督、脚本)
2016.06.20
コメント(0)
今回の一言 ♪~3歩進んで2歩下がる~♪ 2014 イギリス、フランス、アメリカ、スウェーデン ミステリー 監督 ローワン・ジョフィ Cast ニコール・キッドマン コリン・ファース マーク・ストロング アンヌ=マリー・ダフ ストーリー クリスティーンがある朝目覚めると、見知らぬ男が隣に寝ていた。 混乱しつつベッドを抜け出し部屋を物色すると、隣に寝ていた男との写真が壁に貼られているのを見つける。 さらにメモ書きがあり、彼の名前はベンで、クリスティーンの夫だと理解る。 写真は2人の結婚式の写真や幸せそうにじゃれ合うものばかりだった。 クリスティーンの指には結婚指輪がはめられていた。 寝室へ戻るとベンは起きていて「君は事故に遭い、記憶障害だ、君の記憶は1日しか持たない」と話す。 毎日同じ事を繰り返しているのが分かるほど、彼は慣れた感じで2人の間柄やクリスティーンが思い出すべき事、クリスティーンが今日やらなければならない事などをテキパキと話し、「愛している」と言って、仕事に出かけて行った。 その後家の電話が鳴った。 出てみると相手はクリスティーンの担当医ドクター・ナッシュだった。 ドクター・ナッシュも慣れた感じで自分とクリスティーンの間柄を説明し、クローゼットの靴箱の中にカメラが隠してあると話す。 ドクター・ナッシュとクリスティーンは、ベンに内緒で記憶を戻そうと診察を繰り返していた。 その一環として、カメラに毎日自分を納める事にしていたのだ。 クリスティーンはカメラに納められた映像を見て状況を察知し、ドクター・ナッシュの診察を受ける事にする。 そんな日々を過ごす中で、クリスティーンは自分が子供を産んだ経験がある事、ベンという夫が居ながら浮気していた事、大親友のクレアという女性がいた事などを思い出していく。 そしてそれを全てカメラに収め続けた。 ベンは少なからずクリスティーンの浮気など思い出したくない嫌な過去が含まれている為、クリスティーンが過去を思い出す事に反対していたのだ。 翌朝にはそれらを忘れてしまうクリスティーンだったが、それでもクリスティーンはベンを愛しつつも記憶を取り戻そうとするのだったが...。 感想 雰囲気は素敵なB級映画です。 なんせニック主演ですから!! 画面に映るだけでもう素敵っ!! 彼女はどこまでいってもやっぱり美しいですね~。 ニックのイメージビデオでも、私は幸せに観られるんだろうな~。笑 そんな事は置いておいて雰囲気は素敵な作品なんです。 ヨーロッパ映画的な静かさがあって、ミステリー要素がありながらも、夫婦愛、母性などが押し出されていてホラーな雰囲気はありません。 暗い作品ですが、恐ろしさはありません。 しかしやはりミステリーなので、謎が謎を呼びます。 またニック視点の作品なので、3歩進んで2歩下がるイラつく展開です。 んあ~、ここまで解明したのに!!!! 寝て起きて忘れてんの!!また2歩下がったところからスタートなの!!とイライラ。笑 で、3歩進んで2歩下がりながら、ちょっとづつ謎が暴かれていきます。 まぁミステリー得意でない人には良い展開かもしれません。 ミステリー好きは先を想像出来てつまらないでしょうし、近年の映画にかぶれている人は「どーせそう思わせておいてこうなんでしょ?」的な雰囲気もあるので、退屈でしょうし。 ミステリー初心者向けかも。笑 そんなわけでストーリーはあまり良質とは言えません。 なのでニックの演技力に掛かっています。 そーゆー意味では今作でのニックは悪くなかったと思いますが、特別に素晴らしかったわけでもありません。 そもそも1日で記憶が消えてしまう人間の性格や癖や考え方、傾向など映画で表現しようと思っても限界がありますし。 どーやっても説明口調なシーンは必要になりますね。 ニックのなんとも掴み難い雰囲気は大好きなんですが、今作では「記憶がない」=になってしまっているので、ニックの良さがあまり活かされてないというか、誰がやってもそうなるのではないか?感が否めませんでした。 不思議だったのはネタバレ出来ないのでうまく言えませんが、そこに労力使うならもっと色々出来ないもんかね?というものが多過ぎる事です。 ニックの記憶喪失は今作最大のミステリーなんですが、記憶を取り戻す為に辿る道が説明っぽすぎる。笑 そしてニック自身が自分の記憶を辿るにあたり、やっている行動の範囲が小さすぎます。 しかもうーん、これはなかなか旦那の辛さ、辛抱強さ、それでも愛して支えるという深い愛の方を感じてしまっていまいちサスペンス要素に乗り切れません。 なかなか苦労してるぜ、旦那。笑 個人的にはドクター・ナッシュ役のマーク・ストロングが良かったです。 ドクターなのになんだか怪しいし、医者と患者という関係性を越えてしまってる様な素振りもあるし。 面白い役どころだったと思います。 ニックは美しいので居るだけで幸せですが、それでもニックの他作品の方が彼女の魅力が伝わる気がしするので今作はイマイチでした。 ミステリー初心者にオススメです。 my評価3点(10点満点中) 概要 原作はイングランド人作家スティーヴン・J・ワトソンが2011年に発表した小説「わたしが眠りにつく前に」。 これはスティーヴンのデビュー作でありながらも、世界42ヶ国で翻訳され、世界的な大ベストセラーとなった。 2011年度ジョン・クリーシー・ダガー賞受賞。 原題は「Before I Go to Sleep」であるが、邦題は「リピーテッド(repeated)」であり、たびたび、繰り返した、繰り返されるという意味である。 【新品】リピーテッド DVD リピーテッド(DVD) [DVD] リピーテッド
2016.06.17
コメント(0)
今回の一言 メガテン?? 2013 日本 SFX、ミステリー 監督 黒沢清 Cast 佐藤健 綾瀬はるか 中谷美紀 堀部圭亮 オダギリジョー 染谷将太 ストーリー 近未来の日本。 藤田浩市は恋人の和敦美と同棲中で、幸せな日々を過ごしていた。 敦美は漫画家として活躍しており、雑誌に連載も持っていたが、ある時、スランプに悩んで自殺未遂してしまい、一命は取り留めたものの昏睡状態に陥ってしまう。 1年後。 浩市は一向に目覚めない敦美をなんとか助けたいと、最新技術である脳外科医療「センシング」を受ける事にする。 「センシング」は浩市と敦美に同じインターフェースを取り付け、まず浩市の脳に磁力線を放射し、それにより影響を受けた脳の電化変動を取り出して、それを敦美の脳にダイレクトに伝える技術である。 これにより2人の意識を共有する事が出来るのだ。 敦美の意識の中に入った浩市が見たのは、2人が暮らした家の中だった。 敦美は何事もなかったかの様に「おかえり」と浩市に言うが、浩市は敦美に自殺未遂をした事、それから1年も経っている事、そして敦美が何故自殺したのか知りたいと全てを話してしまう。 敦美は理解出来ない様子だったが、一言「子供の頃にあげた首長竜の絵を覚えている?」と聞く。 浩市と敦美は幼馴染だった。 浩市は何故そんな話をするのか不思議であったが、敦美はその絵を見れば自分を取り戻せると語る。 その絵が見つかれば敦美が昏睡状態から復活すると確信した浩市は、絵を探す事にしたのだった...。 感想 メガテン??笑 目が点ではありません。 女神転生、略してメガテンです。 メガテンはATLUSという日本のゲーム会社が発売したRPGゲームソフトの事です。 昔を振り返るなら「プリクラ」の元祖を発売したのもATLUSです!! 関係なさそうですが、メガテン好きなら私の言いたい事が、分かっていただけると思います。 メガテンの世界観は概ねですが、現実の今の日本が舞台で、でもそんな世界に超自然的現象として悪魔が出てきてしまいます。 ほとんどの人々は悪魔に殺されてしまいますが、主人公は悪魔に対処する力を授かり、悪魔と戦い、時に悪魔を仲魔としながら生き抜いていくものです。 このゲームは、ゲームしない人でさえ知っているであろう「ドラクエ」や「ファイナルファンタジー」といった勇者が魔王を倒す様な勧善懲悪の子供が楽しめるファンタジックなゲームではありません。 もっと重たいというか、ある意味リアリティというか、悪魔にはLIGHT(光)とDARK(闇)、さらにLAW(秩序)とCHAOS(混沌)といった4種類が存在し、例えば悪魔の種族の1つである天使なんかはLIGHT-LAW、魔王ならDARK-CHAOSという様に分類されます。 なので、そういう偏った仲魔を連れている時に考え方が真逆の悪魔に話しかけると、仲魔に出来ないどころか考え方が違うという事で攻撃されてしまう事もあります。 もちろんオール中立のNEUTRAL-NEUTRALもいます。 ちなみに主人公は最初はNEUTRAL-NEUTRALの状態からスタートします。 そして主人公自身=自分がどういう考え方なのかがゲームに影響するんです。 LIGHTなのかDARKなのか、そしてLAWなのかCHAOSなのか。 日頃の行動や時々出る会話の選択肢でそれが分けられてしまうんです。 人間同士でさえLAWよりやCHAOSよりの人間が居て、彼らとの会話からそれが伺えたりします。 もちろん自分の行動や選択肢によって、戦うべき敵やエンディングに違いが出て来てしまいます。 この映画の節々にメガテン要素があります。 今作は悪魔こそ出て来ませんが、LIGHT-LAW、DARK-CHAOSという様に佐藤健、綾瀬はるかの立ち位置がくっきりと分かれています。 で、2人が出会うその世界は全てが入り乱れながらも中立なNEUTRAL-NEUTRALの世界。 その世界は時に佐藤健の会話によって神聖な空間LIGHTになり、綾瀬はるかの返答によって深い心の闇を表すDARKになったりします。 さらに佐藤健がLAW(秩序)的な話をすると、綾瀬はるかはそれに反応して、2人がいる空間に亀裂が走って世界が壊されてしまいます、これはCHAOS(混沌)。 実際にドアの周りの壁が崩れたりします。 この作品の何が気に入らないって、つまり演出でして、佐藤健のLAWまたはLIGHTな会話の時、部屋は光差し込むなんとも素敵な空間なんですが、綾瀬はるかが話し出すと、部屋に差し込んでいた光に影が差し、部屋全体が暗くなるんです。 これは映画という観点からすれば独特ながらも粋で面白いと思います!! しかしゲーマーである私からすると、メガテンのパクリにしか見えないのです!! いやメガテンはたかがゲームですから、そんな映像なないんですがね。笑 雰囲気がね、完全パクリなのよね。 近代的な映画にありがちな大どんでん返しまではいかずともどんでん返しはあるのですが、それは中盤で訪れ、その先はどうなるのかなー?と気になりましたが、なんだかよくわかんねー展開になります。 LIGHT-LAWとDARK-CHAOSの絶対に相入れないはずの関係性が、愛によって手を取り合えた時、真の敵が出現するみたいな、EXSTRAダンジョンみたいな感じです。笑 ミステリー要素もまぁあるにはあるけど。 なんでしょうね。 メガテンのパクリにしか見えない上に、まぁそれなりに映画好きとして色々観てる私にとって、想像つくストーリーでしかないのよね。 ぶっちゃけ「メガテンファン」と「小説ファン」と「映画ファン」と比べたら、圧倒的に「メガテンファン」は少ないと思うんです。 だからメガテンが知られてない分売れただけの作品な気がします。 もちろん今をときめく佐藤健や綾瀬はるか、染谷将太らの影響もありますし。 もしもメガテンがスマホレベルに認知されていれば、この作品はボツだったかも知れないと思うほど、メガテン要素だけで作られています。 さらに腹立つのは、佐藤健が自宅のベランダで外を眺めるシーン。 大都会の真ん中、景色の良いビル群を眺めていると、そのビル群から光の様な煙の様なものが立ち昇り、ゆらゆらと陽炎の様に揺れます。 それと同時に地形が変わっていき、立ち昇る陽炎が消えかけると、ビル群が急に何十年も経ったかの様に腐食し、腐った無人の世界の景色へと変わっていきます。 これはね、完全にパクリ!!笑 訴えてもいいレベルのパクリ!!笑 真・女神転生3は現代の日本が舞台で、主人公を含む高校生3人が担任の先生が入院したっつー事でお見舞いに新宿のとある病院へ向かいます。 ところが病院はもぬけの殻。 患者も医者も見舞い客も居ないんです。 怪しみながらも先生を探してやっと出会います。 すると先生は屋上へと主人公を導き「君達だけは殺させたくなかった」と話し、「世界は生まれ変わるために死ななければならない」と話します。 その後、何故か屋上から見える大都会のビル群の地形が変わり始めるんです。 どんどんとパワーを吸い上げられてるかの様に光の様な陽炎の様なものを発しながら上に隆起して行って、真上を見上げると太陽の様に光り輝く天体が。 世界はその天体を覆う様に、またはパワーを吸い上げられてるかの様に陽炎の様なものを発しながら円形に隆起し続けます。 で、結局、世界はその天体を中心に円形になってしまうんです。 そしてビル群は崩れるか腐食してしまいます。 地球の内部とコアといったら分かりやすいでしょうか? コアが光り輝く天体で、世界は内側に丸くなってしまうんです。 この時のゲームの映像、まんまパクリと言っていいほどそっくりなんですよね!笑 円形にこそならないものの、これはいかんぞ!!怒 許しがたい映像でございます!!怒 首長竜の話もなんだかチープだし、オチもかなり早い段階で読めるし、メガテンのパクリだし、終わってる。泣 さらにこの独特の世界観を表現する為かどーも役者陣の演技がヘンで、ワザとなんでしょうけど、ある意味ポンコツにしか見えないというかね。 好きな人は好きでしょうが、誰でも楽しめる作品には仕上がっていないと感じます。 メガテン好きとしては許しがたい作品です。 my評価2点(10点満点中) 概要 原作は日本人作家、乾緑郎による小説「完全なる首長竜の日」。 第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した。 映画化にあたり監督の黒沢清は「原作は読み物として面白いが、どう映像化するか途方に暮れた。」と話しており、脚本家の田中幸子、プロデューサー陣と20回以上の綿密な打ち合わせを繰り返したという。 そして原作にある文学性を取り払い、映画的なものに置き換える事にしたという。 そのため原作からかなり脚色されており、原作の姉弟関係も幼馴染の恋人同士に変えられ、結末も原作とは異なるものとなった。 原作者の乾緑郎は「これは映画だから、骨格となる設定と構造さえ大事にすれば、他の事は変えても構わない。」と快く了承している。 また今作は特撮映画の技術のひとつVFXが欠かせないものとなっており、「ロード・オブ・ザ・リング」や「アバター」といった作品と同じソフトを使い、クオリティの高い作品となっている。 雑誌「映画芸術」2013年度の映画ベスト7位に選ばれている。 第23回日本映画プロフェッショナル大賞で第10位に選ばれている。 興行収入は約4億円。 【中古】リアル 〜完全なる首長竜の日〜/佐藤健ブルーレイ/邦画 【新品】【DVD】リアル〜完全なる首長竜の日〜 スペシャル・エディション 佐藤健 【未開封】【特典ディスク付属】リアル~完全なる首長竜の日~ スペシャル・エディション 【初回生産限定仕様】【中古】[☆5] 【中古】DVD▼リアル 完全なる首長竜の日▽レンタル落ち
2016.06.16
コメント(0)
今回の一言 入試試験も見られるんです。 2003 アメリカ スリラー、ドラマ 監督 ロジャー・ドナルドソン Cast コリン・ファレル アル・パチーノ ブリジット・モイナハン ガブリエル・マクト ストーリー ジェイムズ・クレイトンは名門マサチューセッツ工科大学を首席で卒業した超天才。 卒業後にコンピューター業界で活躍するのは誰の目にも明らかだった。 しかしジェイムズは就職する事なく、フリーのエンジニアとして大企業に自身の開発したソフトを売りながら、夜はバーテンダーとして働く毎日。 なぜならジェイムズは父親のエドワードが1990年の飛行機事故で消息不明になった事件を未だに調べていたからだった。 エドワードは大企業石油会社の社員であったが、なぜかジェイムズはそれを訝しんでいた。 そんなジェイムズの元にCIA(アメリカ中央情報局)のリクルーター、ウォルター・バーグがやって来る。 ウォルターはジェイムズをCIAにスカウトしたいと話すが、ジェイムズは「何故俺が?」と適当に話を流してしまう。 するとウォルターはジェイムズの父親エドワードについて語り始める。 ジェイムズの想像が正しければ、エドワードはCIA職員だったかもしれない。 明言こそしないもののそれを匂わせるウォルターを信じ、ジェイムズはCIA入試試験を受ける事にするのだった...。 感想 なかなか面白いです。 まず面白いのはスパイ映画と言えば007やらMIPやらド派手なアクションのイメージですが、今作はCIAの入試試験からスタートします。 どれだけ再現しているのかは知りませんが「スパイ映画なのに、入試試験から」ってところがツボです。 また目に見えるもの、耳で聞こえるもの、全て信じるな!全ては虚像だ。と作中何度も言われるので、実際に観ていて「え?これはテストなの?」「え?これは現実なの?」と境界線が分からなくなります。 その分ハラハラドキドキ出来るんです。 古典的な手法ですが、大いに効果があります。 この手法は最後まで効いているので、ミステリー要素もありつつ楽しめます。 また拷問シーンがありますが、アレはかなり面白いです。 いや、拷問が面白いのではなく、その後の展開や拷問から抜け出した後のジェイムズの様子がです。 うん、まぁ酒浸りにもなるよね~。 てゆーかあんな目にあったら2度と安心して眠れないよ、もう。泣 アクションシーンもあるにはありますが、わりかし地味めです。 アクションメインではなく騙し合いメインのスリラー、ドラマ作品という感じですかね。 しかしスパイなんてもんは非情にならなければやっていけない事がよ~~~く分かる作品でしたが、ジェイムズは非情から程遠い気がしますけどね。笑 まぁ信念もあるし、運も強いし、特定の状況下でも冷静に考える頭もあるし、素晴らしい人物ですが。 CIAのスパイってもっと凄そうなイメージがありますけど、まぁそこは映画だしご愛嬌です。笑 アル・パチーノは渋さの中に、お茶目さもあり、訓練教官としての威厳もあり、飄々としたところがかっこよかったです。 さすがのベテランです。 「インソムニア」の時は最悪だったんですが、「シモーヌ」なんかは良かったですし、割と波のあるベテラン俳優さんです。笑 (カテゴリ別一覧検索から見れますのでよろしくどうぞ) 一風変わったスパイ映画としてオススメです。 my評価7点(10点満点中) 概要 CIAスポークスマンの全面協力を得て、新人採用のプロセスや育成方法といった知られざる内側を描いた一風変わったスパイ映画作品。 主演のコリン・ファレルはこの年に転機を迎えている。 2001年の「アメリカン・アウトロー」、2002年の「ジャスティス」はヒットしなかったが、2003年は今作と「フォーン・ブース」のヒット、さらに「デアデビル」での演技力によりキャリアを伸ばした。 【中古】DVD▼リクルート▽レンタル落ち 【新品】リクルート(買っ得THE1800) [DVD] (ロジャー・ドナルドソン) ポニーキャニオン【ゆうメール 送料無料】【代引不可】 【中古】DVD▼リクルート▽レンタル落ち
2016.06.15
コメント(0)
今回の一言 山岸さんを、リスペクト出来るかどうか 2013 日本 ドキュメンタリー 監督 印南貴史 Cast 谷原章介 山岸一雄 ストーリー 東京都豊島区東池袋にあるラーメン屋「大勝軒」。 創始者の山岸一雄は、1934年に長野県中野市で産まれ、4歳の時に神奈川県横須賀市に移住。 しかし彼が7歳の時に父親は戦死し、再び山岸は長野県山ノ内町へ戻った。 中学卒業後、上京し「大勝軒」を開く経緯、妻との出会いと別れ、そして自身に降りかかる病などを山岸のインタビューを交えながら、語って行く...。 感想 たまたまやってたのを観ていただけなんですが、そもそも私はつけ麺が好きではありません、てゆーか最近のラーメンは全く好きではありません。 ただでさえ濃い食べ物なのに、背脂やらなんやらなぜそこにさらに濃いものを入れるのか? チャーシューとかも味濃いし! とんこつとか店によってはちょーくせぇし。 だからデブるんだよ。笑 ラーメン好きはほぼほぼ「でしょうね」って体型ですよねー。 だからデブなんだよ。笑 特に腹立つのは、男性です。 社会人男性は女性と違って、お金があれば何でも出来る的な雰囲気があるのがさらに気に入りません。 その腹でえらそーに喋らないでくれる? そのギトギト油顔で喋らないでくれる? 自己管理も出来ない奴に言われたくないんですけどと心の中では思ってるんですが、彼らからするとヒエラルキーの最下層に居る凡人主婦に絶対に言われたくないでしょうし、言われても鼻で笑われて終わるのが目に見えるので我慢します。笑 そんな奴は不摂生がたたって入院でもしとけ! そんなわけで山岸さんは凄い人なんでしょうが「ふーん」て感じです。 しかも山岸さん自体があまり清潔感なくて、好きじゃないです。 店の汚さとかもけっこーひきました。 いくらえらそーに言ってても「忙しいから」とか言って片付けないのとかひくわー。 「嫁が死んで封印した」とか言ってますけど、しょーじきどこまでが本当のところか怪しいもんです。笑 それにプライドが高いのも嫌でした。 あれだけ必死に「もう一度店に立つんだ」と言って復帰したくせにすぐ止めちゃうし。 まぁ不慣れな足で長時間労働はどちらにしろ無理だとは思いますが、それを「若いもんに任せておけば店は続くんだ」と「安心だ」風を装ってましたが、どう考えても「俺が居なくても大丈夫だった」のが気に入らなかっただけじゃん!! 男性のそーゆーとこ、嫌いだわ。 しかも長野の事を気にしてるくせに「帰らない」とかも好きじゃないです!! 老い先みじけーのに、くだらねープライドで人生を無駄してるあたりが嫌いです。 気にしてないんなら、口にも出すな!とか思ったり。 あまり故人を悪く言うのもなんですが、まぁメディアに自分が出てるのだから仕方ないですよねー、そこは。 そんなわけでラーメン大好き! ラーメンを語る上で「大勝軒」は外せない! 「大勝軒」は興味ないけど、ラーメン好きだからいちお知識入れとくか、という人にはオススメですが、そーゆーのが無い人には至って退屈な作品だと思います。 山岸さんをリスペクト出来るかどうかが分かれ道です。 my評価2点(10点満点中) 概要 1995年からフジテレビ系列で放送されている根強い人気番組「ザ・ノンフィクション」。 この番組の中で度々追って来た東京都豊島区東池袋にあったラーメン屋「大勝軒」についての映像をまとめて再編集し、映画化した作品。 つけ麺の生みの親と言われ、伝説の男としてラーメン業界に名を残した大勝軒創始者、山岸一雄を追い、インタビューしている。 また山岸の生い立ちや彼の故郷、長野県の景色なども収録された。 また彼の妻に対しての想いなども作中で語られている。 ラーメンより大切なもの〜東池袋大勝軒 50年の秘密〜 [ 印南貴史 ] 【新品】【DVD】ラーメンより大切なもの 東池袋大勝軒 50年の秘密 (邦画) [DVD] ラーメンより大切なもの〜東池袋大勝軒 50年の秘密〜
2016.06.14
コメント(0)
今回の一言 クソッタレな人生へ!と本当は言いたい。 2011 アメリカ ヒューマン 監督 スペンサー・サッサー Cast ジョセフ・ゴードン=レヴィット デヴィン・ブロシュー ナタリー・ポートマン レイン・ウィルソン パイパー・ローニー ストーリー 少年T.J.と父親のポールは2ヶ月前、交通事故で愛する妻であり母親でもある人を亡くした。 その後、祖母マデリンの家に引っ越した2人だったが、ポールはショックから立ち直れず、仕事を辞め1日中部屋にこもってしまっていた。 T.J.はそんな父親が許せず、母親の面影を探す日々を過ごしていた。 ポールは逆に愛する妻の面影のあるものは全て手放そうとしており、事故にあった車も廃車にして業者に渡してしまう。 それを知ったT.J.はなんとか車を取り戻そうと躍起になっていたが、業者はT.J.など御構い無しだった。 そんなある日、建築中の建物ばかりの通りを通ってる途中にT.J.はつまづいて転んでしまう。 日々の苛立ちが溜まりに溜まっていたT.J.は、思わず近くにあった石を建築中の建物のガラス窓にぶつけ割ってしまう。 すると中からいかにもマトモじゃない危なそうな長髪の男が出てきて、T.J.を捕まえる。 恐怖におののくT.J.だったが、そこへ警察がやって来る。 長髪の男はいきなり手製の手榴弾の様な物を警察に向かって投げつけ爆発の隙に逃げ出した。 何がなんだか分からないT.J.だったが、とりあえず難を逃れ学校へ向かう。 しかし逃げ出したはずのあの長髪の男はなぜかT.J.の後を尾けてくるのだった...。 感想 作品の伝えたい事というのはとてもよく伝わりますし、良かったと思います。 ヘッシャーは下ネタが多いですが、彼の例え話はいい話なんです。 特に葬式での「タマ」の話は、おばあちゃんへの愛情をとても感じました。 それもとても良かったと思います。 たぶんヘッシャーはあの出会いの後にちょっとT.J.を見ていただけで、彼の心に穴が開いてしまっている事に気付いたのだと思います。 だからヘッシャーはT.J.に興味を持ち、後の半分以上は衣食住に困らなそうという理由でT.J.の家に押しかけたのだと思います。笑 しかしなんだかな~、ツッコミどころというか、なぜポールやグランマはあんな感じになるのかな~? お国柄の違いか、ポールはそれどころじゃないくらい憔悴してるからかもですが、あまりにもすんなりヘッシャー住まわせちゃって、大丈夫なのかね、この作品。笑 と思わずにいられません。笑 個人的にはもっと破天荒なヘッシャーをイメージしていて、作品ももっとロックなものだと思ってたんですが...ヘッシャーの優しさや思いやりなんかが前面に出過ぎてた気がします。 そんなわけで最高潮は車を燃やすところだった気がします。 割と序盤にそこは訪れますので、緩やかに萎えてきます。 それから回想シーンのT.J.一家の団欒シーンですが、酷かったと思います。 何が酷かったと説明は出来ませんが、なんか幸せな家族感がゼロ。 役者がポンコツだからなのか?とも思ったんですが、T.J.役のデヴィン・ブロシューはほかのシーンはそこまで酷くはなかったんです。 特別上手いってわけでもなかったですが。 父ちゃんもそこまで上手いってわけでもなかったですが、そこまで酷くもなかったんですが。 三流キャストが3人揃うと酷くなるのかもです。 そう考えるとヘッシャー役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットは上手かったのかも。 役柄的にもそうですが、登場するととても目を惹きました。 ただ先程も言った様にもっと破天荒でド派手なイメージがあったので物足りなさがあります。 ジョゼフ・ゴードン=レヴィット自身の真面目さが出てしまってたのか?彼もなかなか良い役者さんなんだからもっと良い使い方して欲しかったなと思い、とにかく物足りないです。 ナタリー・ポートマンが脇を固めていた事も作品にとって大きい事だったと思います。 しかしナタリー・ポートマンも凄い女優さんなんだから、もっと良い使い方が出来たんじゃないか?と思います。 ナタリー自身がプロデュースっちゅー事ですが、もっと自分を過大評価してください。笑 脚本や演出に問題ありですかね? ジョゼフ・ゴードン=レヴィット好きにはオススメ出来ます。 彼はなかなかイケメンですしね~。 クソッタレな人生へ!と本当は言いたいところなんですが、まぁ人生前向きに生きようよ!ぐらいな感じですかね。 my評価4点(10点満点中) 概要 今やハリウッドになくてはならない女優ナタリー・ポートマンの初プロデュース作品。 今作でナタリーは製作にも参加。 監督は新人のスペンサー・サッサーで長編デビュー作品。 楽曲提供はスラッシュメタルの先駆けとして知られ、世界中で1億万枚以上を売り上げ、ヘヴィ・メタルバンドのトップに君臨し続ける「メタリカ」。 しかし内容はメタル全開の音楽映画やバイオレンスではなく、心温まるヒューマンストーリーとなっている。 DVD/洋画/メタルヘッド (低価格版)/PCBP-53450 ★BD/洋画/メタルヘッド(Blu-ray) (低価格版)/PCXP-50384 【新品】【DVD】メタルヘッド ジョセフ・ゴードン=レヴィット 【ポイント10倍】メタルヘッド (低価格版/本編106分+特典11分)[PCBP-53450]【発売日】2016/3/16【DVD】
2016.06.12
コメント(0)
今回の一言 エンターテイメントとしては最悪ですが、映画自体の出来はかなり良いという変な作品。笑 2011 アメリカ サイコ 監督 ショーン・ダーキン Cast エリザベス・オルセン サラ・ポールソン ジョン・ホークス ヒュー・ダンシー ストーリー とある山の中に農場があった。 そこでは見ず知らずの沢山の人達がまるで家族かの様に仲良く暮らし、仕事は皆で分担しながらなるべく自給自足で生活していた。 ここに住んでいたマーシー・メイはある日、農場を抜け出した。 麓の町で農場から追いかけてきた男性に見つかったが、マーシー・メイはそれでも農場には戻らず姉に電話を掛け、迎えに来てもらった。 マーシー・メイは姉にマーサと呼ばれた。 彼女の本名はマーサ。 マーシー・メイは、農場主のパトリックが付けた名前だった。 姉のルーシーは今、コネチカットの湖畔の別荘に旦那テッドと休暇に来ており、そこにマーサを連れ帰った。 マーサとルーシーは2年も音信不通だったが、マーサはこの2年の事を「恋人と山で暮らしていた、携帯は無くした」としか話さなかった。 ルーシーも無理に問い詰める事はしなかったが、突然全裸になって湖に飛び込んだり、ほとんど食事を食べなかったり、夫婦の営みの最中にも関わらず突然寝室に入ってきて何事もなかったかの様に寝ようとしたり、あまりにも常軌を逸した行動を取るマーサの事を不審に思っていた。 マーサ自身もルーシーと一緒に平穏に暮らしたかったが、農場で暮らした2年間の記憶が彼女を蝕んでいくのだった...。 感想 (ネタバレしない様には書けないです。笑) まるでヨーロッパか日本の作品かの様に静かで音楽も少なく台詞も少なく、役者の表情や映像で魅せる作品で、アメリカ作品とはとても思えませんでした! ストーリー構成は過去の描写と現在の描写を交互に描き、徹底的に対比させています。 たいした荷物のないマーサにルーシーは自分の服を貸しますが、農場でも服は全員共有でしたし、全裸で泳ぐ事をルーシーに怒られましたが、農場では逆に全員が全裸で泳いでいます。テッドにボートの操縦を教わりますが、農場ではパトリックに銃の扱い方を教わります。 居候の分際で好き勝手に振る舞うマーサに対してテッドは「仕事はどうするんだ?」と言いますが、パトリックも「役割を見つけろ」と言っています。 ルーシーはガーデニングをやっていますが、マーサもガーデニングを「役割」としてやる事が出来ます。 ここで面白いのは「普通」の定義です。 まぁネタバレすると農場はカルト教団ですが、カルト教団の中で平和に暮らした2年というのはマーシー・メイにとって「普通」の暮らしだったと思うのです。 それなりに幸せだったと思います。 で、ルーシー達から見たマーサは明らかに「普通」ではありません。 マーサがなぜカルト教団を訪れる事になったか?は描かれてませんが、母と父を早くに亡くし叔母に面倒を見てもらったとかなんとか(あまり覚えてませんが)とにかくちょっと複雑な家庭事情があった様なので、たぶんマーサにとっては居心地が良くなかったのだと思います。 なので「普通」の幸せを求めていったら辿り着いたところがカルト教団だったという事になりますね。 さてここでマーサにとって「普通」に幸せに暮らせるところはどこなのか? 言い換えれば、農場での暮らしとルーシー達との暮らしと何が違うのか? ある事件が起きた事で、マーサが我々の感覚でいう「普通」を少し取り戻したから逃げ出したのかもしれませんが、ぶっちゃけマーサにとって居場所なんてないです。 だってもう「普通」じゃないんですもの。笑 しかし過去と現在を交互に観せられ、対比させる事によってどちらが「普通」の暮らしなのか分からなくなってくるんですね。 いや、倫理的に考えれば明らかにカルト教団はヤバイですがね。笑 この技術的な構成は素晴らしかったのではないかと思います。 またマーサ役のエリザベス・オルセンはこの難しい作品をとても見事にやっていたと思います。 マーサの攻撃的な言葉やマナーの無さは本当に小さな描写ですし、マーシー・メイが禁酒禁煙なのも小さな描写です。 このマーサとマーシー・メイの使い分けが見事でしたし、マーサの攻撃性はSOSである事をちゃんと感じる事が出来ます。 階段でマーサとルーシーが喧嘩した時「ひどい母親になるよ」と言うシーンなんか、かなり印象的で良かったです。 エリザベス・オルセンの肢体もとても美しく官能的に映ってましたし、良かったです。 しかし映画を楽しむという観点から考えると一言で言えばちょーつまらないです。笑 とにかく退屈。 音楽も台詞も少なく、過去と現在を交互に観てるだけで、突然マーサはパニック起こしたりしますからただの基地外になっちゃってます。笑 それにカルト教団に自分も入ってみないと全く1mmも理解出来ないであろうと心から感じるので、その辺も「つーかまじで基地外以外の何者でもないね」で終わってしまいます。笑 さらにルーシー達がお手上げになるのは、子育ての邪魔、働かない居候、夫婦生活の妨げ、だから追い出したいという気持ちとこれは専門家じゃないと治せないという判断の両方があったと思いますが、どちらの感情に対しても否定は出来ませんし。 ルーシー達は結局マーサがなぜ彼らの考える「普通」ではなくなってしまったのかすら分からないまま病院へ連れて行く決断をするのも面白いポイントっちゃポイントですけど。 まぁ好きな人は好きでしょうが、誰にでもオススメ出来る作品ではありません。 内向的な作品ですし、暗いです。 またあからさまな描写は少ないので想像力はかきたてられますが、よくあるアメリカ作品の様な派手さやダイレクトな描写を好む方には受け付けないと思います。 エンターテイメントとしては最悪ですが、映画自体の出来はかなり良いという変な作品なので点数の付け所が難しいですが、素直に「つまらなかった」というところを重視した点数です。笑 my評価2点(10点満点中) 概要 アメリカで1987年~1995年の間放送されていたTVシットコム「フルハウス」のオルセン姉妹、アシュリー・オルセンとメアリー=ケイト・オルセンの妹、エリザベス・オルセンの劇場映画デビュー作品。 2011年1月に行われたサンダンス映画祭でプレミア上映されると大絶賛となり、同映画祭で監督賞を受賞。 さらに第64回カンヌ国際映画祭、第36回トロント国際映画祭で上映され、一般公開は2011年10月21日のたった1日のみ限定で劇場公開された。 にも関わらず今作はかなりの高評価を受けており、様々な映画祭で約50もの賞に受賞、ノミネートされた。 批評家達のレビューサイト「ロッテン・トマト」でも支持率90%の高評価を受けている。 【バーゲンセール】【中古】DVD▼マーサ、あるいはマーシー・メイ▽レンタル落ち 【バーゲンセール】【中古】DVD▼マーサ、あるいはマーシー・メイ▽レンタル落ち マーサ、あるいはマーシー・メイ [ エリザベス・オルセン ] マーサ、あるいはマーシー・メイ
2016.06.09
コメント(0)
今回の一言 ホラー度がパワーアップ ホラーが苦手な人は閲覧注意! 1996 日本(HUMAN) アドベンチャー、ホラー ☆遊べる機械 初期のプレイステーション用ソフトなので、プレイステーション1、2、3で遊べます。 プレイステーション4では遊べません。 ☆ストーリー ミカはある日、図書室の机に「誰かと机上文通したい S・H」と書いてあるのを見つける。 からかい目的で返信を書いたミカに、S・Hは喜んでさらに返信を書いてきた。 こうして机上通信が始まり、ミカは頻繁に書き込みをしていた。 しかしS・Hはいつも図書室に居ると書いているが、誰もその姿を見た事がなかった。 S・Hはここから見える校庭で部活に励んでる人達を見るのが好きだと書いていたが、新校舎が邪魔して校庭など見えなかった。 やがて机上通信の内容は怪しさを増してきた。S・Hは病気でもないのに、もうすぐ自分は遠いところへ行ってしまうと伝えていた。 さらに死について書き込みをするS・Hに、ミカと一緒にからかうつもりだったクラスメイト達も気味悪がって「もう止めたら?」と話す。 ミカは机上通信を止めるつもりだったが、S・Hは最後に「会いたい」と書いていた。 こうしてS・Hに呼ばれて、ミカは裏山へ行ってしまった。 それを知って、ミカを追いかけ裏山へ向かったユカリとチサトだったが、ミカは2人の目の前で空へ浮かび上がり、光に包まれて何処かへと消えてしまう。 霊感のあるチサトは、ミカはまだ裏山に居るけど今のままでは会う事が出来ないと語る。 消えてしまった原因とミカに辿り着く方法を考える為、ユカリとチサトは一旦学校に戻り、図書室でミカと机上文通をしていた相手、S・Hの事を調べる事にするのだった...。 ☆操作性やゲーム性 前作と基本は同じです。 しかしアドベンチャー要素では自由度が若干ですが増した感じもします。 また前作より行動範囲が広がり、深夜の工事現場や街全体、さらにまさかの自宅で心霊現象に合ったりします。 また前作に比べると「完結編」である為に、ホラー要素だけでなく3人の友情や切ないストーリーもあったりします。 今作もストーリーが分岐し、結果は3種類。 途中で死ぬor何も解決できないと「凶」。 エンディングまで到達したが謎が残る「中吉」。 全てを解決すれば「大吉」。 さらに「フライトレベル」も健在ですが、今作は画面上部ではなく、画面左上に表示される様になっています。 もちろん臨界点を突破してしまうと気絶or死亡とみなされゲームオーバーとなります。 不用意な行動を続け見なくても良い余計な心霊現象に遭遇したり、野良猫や鳥などに驚かされ続けて、ゲームオーバーになるので気をつけましょう。 またミカのカメラと録音機は、前作ではしかるべきタイミングの時にボタンをポチッとすると、選択肢が出て「録音」や「撮影」を選択するとカメラを撮ったり録音したり出来たのですが、今作はボタンをポチッとするだけで、すぐさま写真を撮ってくれたり録音してくれたりするので、操作性も良くなっています。 もちろん何もしなくてもOKで、ストーリーに影響はありません。 ステージは全5つ。 ☆感想 とにかく懐かしい!! さらに前作に比べて怖いです!! 特に個人的に怖いのが第8の噂「錆びた穽」と第9の噂「オカルト・ミステリー・ツアー」です。 「オカルト・ミステリー・ツアー」は本当にガチで怖いっす!!泣 また今作で3人はカラオケに行きます。 3人の仲が深まった事を感じて嬉しくなります。 さらにミカの選ぶ歌は当時流行った「TKミュージック」っぽい曲調で懐かしさ倍増!! MDウォークマンを持ち歩いているのも懐かしいですが、使い捨てカメラが普通のカメラに進化しちゃったのは個人的に悲しいです。笑 まぁ操作性に変化はほぼないですけど。笑 ストーリーは相変わらず高校生らしさ溢れてて、でもその中で時に何か大切な大人になっても感動出来るものや人として大切なものが含まれていて前作同様好きです。 また悪霊の声とかは今作でも流れますが、せめて前作と違う声にしようよ!とツッコミたくなるほど、同じ声です。笑 パターンは2つか3つか増えましたけど。 やっぱり初期のPSらしくそのパターンの使い回しです。笑 昔こっくりさんとかキューピッドさんとかそんな遊びもやった事ありますけど、やっぱりもしも何かあったら危険じゃないですか?! 今作はそんなのより大胆なのをやってくれちゃうってんだから、こちら側は安心してミステリー・ツアーにレッツゴー出来ます。笑 ☆裏技・小ネタ・攻略など 前作と同じく深夜(午前2時~3時ぐらいだと素晴らしいです)部屋の電気を消し、ヘッドフォンでゲームをする事を推奨します。 特に今作は音声のみでストーリーが展開されるシーンも多々あります。 そんなわけで聞き取れないとストーリーが分からなくなる事もあるので、ヘッドホン重要だったりします!! また前作を全て「大吉」で終わらせたセーブデータを残しておいてください。 さらにその状態で今作も全て「大吉」で終わらせると隠しストーリー「Prank」が出現します。 また先に「探索編」全て「大吉」のセーブデータがある状態でないとダメで、先に「究明編」を「大吉」にして後から「探索編」では無効なので注意です。 「Prank」は次作「ムーンライト・シンドローム」に繋がるストーリーとなっていて、もちろんこれを読まなくても次作は楽しめますが、読んでおくとなお楽しめると思います。 ☆概要 ゲーム会社HUMANから発売されたプレイステーション用ゲームソフト。 「究明編」は前作からの続きとなっている為、第五の噂から始まる様になっている。 さらに今作は「完結編」でもある為、前作から続いてきたストーリーがひと段落する様になっている。 また1998年には「探索編」「究明編」をカップリングした「TWILIGHT SYNDROME Special」が発売されている。 総合得点 オススメ度 10点 操作性 7点 ホラー度 10点 いきなりビックリ度 9点 初心者でも安心度 5点 (10点満点中) 難易度 高め (超簡単、低め、普通、高め、激ムズ) 【中古】トワイライトシンドローム〜究明編〜▲PS★【即納】【ゆうパケット対応】≪プレイステーション ソフト ヒューマン≫ 【中古】トワイライトシンドローム〜究明編〜▲PS★【即納】【ゆうパケット対応】≪プレイステーション ソフト ヒューマン≫ 【中古】PS トワイライトシンドローム スペシャル【長岡店】 【中古】トワイライトシンドローム スペシャル★PS★【即納】【ゆうパケット不可】≪プレイステーション ソフト ヒューマン≫
2016.06.07
コメント(0)
今回の一言今やパソコンやアプリで何でも出来るこのご時世に、こんなもの始めてみました。笑 あ、映画日記は続けます〜!! ホラーが苦手な人は閲覧注意!1996 日本(HUMAN)アドベンチャー、ホラー☆遊べる機械初期のプレイステーション用ソフトなので、プレイステーション1、2、3で遊べます。プレイステーション4では遊べません。☆ストーリー東京都、武蔵野市にある都立雛代高校2年生の長谷川ユカリ。ユカリはいわゆる「目立つ生徒」であり、その貫徹した態度は同級生の中でも一目置かれていたがそれゆえ一匹狼でもあった。そんな近寄りがたいユカリの元に、ユカリの噂を聞きつけ突然やって来る様になったのが後輩の岸井ミカ。ミカは今時の子で、勉学よりも遊びやオシャレに没頭する女子高生。さらに遊びやオシャレ以外にも情報通として知られており、同校生徒の恋愛事情から、巷の都市伝説までなんでも有り、さらにミカは大のオカルト好きでもあった。そんな彼女は、旧校舎3階に現れるおかっぱの女の子、いわゆる「花子さん」の噂を聞き、ユカリに一緒に調べて欲しいと言ってくる。怖いものが大嫌い、でも断れないユカリは、子供の頃から親友であり霊感の持ち主である同級生・逸島チサトを誘い、3人で夜中の学校に忍び込んで旧校舎のトイレを調べるのだった...。☆操作性やゲーム性いわゆる「読み物」系で、小説みたいなもんです。文字がバーッと出てきて、読んだらボタンを押す。すると次の文字がバーッと出てくるんです。サウンドノベルというジャンルと変わらないんですが、商標登録されちゃってるので今作は当てはめる事が出来ません。しかし今作の面白いのはサウンドノベルだけでなくそれプラス、アドベンチャー要素がある事です。探検出来るんです!!ホラーなので深夜の学校とか深夜の公園とか深夜の駅構内だったりします。「スーパーマリオ」と同じ横スクロールタイプですが、若干奥行きがあり手前と奥にも動ける感じです。で、あちこち歩き回って何かを見つけたりすると、また小説の様に文字がバーッと出てきて、たまに選択肢があって好きな方を選びます。サウンドノベルゲームも選択肢を選びますが、選ぶ事でストーリーが分岐し、グッドエンドやバッドエンド、もしくはエンディングまで行けない事もあったりします。同じ様に今作もストーリーが分岐しますが結果は3種類。途中で死ぬor何も解決できないと「凶」。エンディングまで到達したが謎が残る「中吉」。全てを解決すれば「大吉」。 また「中吉」以上で次のストーリーも遊べる様になります。さらに「フライトレベル」というのがあり、画面上部に表示されています。これは心電図の様なもので、恐怖度を表しています。ビックリしたり恐ろしい目にあったりすると、「ドキッ」とSEが鳴りそれと同時に「フライトレベル」も色が変わります。初めは青っぽいですが、そういう出来事に遭遇していくと段々と緑~赤になっていき、また心電図の様な線も早く動く様になります。臨界点を突破してしまうと気絶or死亡とみなされゲームオーバーとなります。 不用意な行動を続け見なくても良い余計な心霊現象に遭遇したり、野良猫や鳥などに驚かされ続けて、ゲームオーバーになるので気をつけましょう。またミカは都市伝説大好き、心霊スポット大好きなのでカメラと録音機を持ち歩いています。しかるべきタイミングの時にボタンをポチッとすると、カメラを撮ったり録音したり出来て、後で見たり聞いたり出来ます。もちろん何もしなくてもOKで、ストーリーに影響はありません。また当時でいうコギャルのミカと、一匹狼ユカリ、真面目すぎるチサトと不思議な3人組の微妙な関係性やストーリーと共に絆が深まっていく事も楽しめる要素の一つです。ステージは全4つに完全一本道のプロローグと完全一本道のエピローグがあります。エピローグは次作がある事を示唆していて、「探索編」と次作の「究明編」の2本で1つのものとなっています。☆感想とにかく懐かしい!!この一言につきます。新校舎と旧校舎があるあたりもなんかこの時代っぽい気がします。今の時代、旧校舎なんてほとんど取り壊してるか内装入れて完全に綺麗になってると思うんですよね~。まぁ今作の旧校舎もそこまで古めかしくはないんですけども。ミカは当時のコギャルで、茶髪、ミニスカートにルーズソックス。しかも出たての頃のルーズソックスなので、まだ短いルーズソックスの頃です。さらにポケベル、使い捨てカメラを持ち歩いていて懐かしさに胸が躍ります。笑夜にハンバーガーショップでたまったりするのも高校生らしくて良いですね~。 漫画「アフタヌーン」や「マイラバ」の話題もこの時代感が満載です。一方ユカリとチサトに個人的に懐かしさはありませんが、2人の仲の良さも気に入ってます。いつも一緒に群れているタイプではなく必要な時に側に居て、素直になれないユカリの苦しみをチサトはきちんと理解しています。大人な関係性です。笑ミカは逆に交友関係が広いのですが浅くて、遊び好きな高校生らしく、ふいに「なんか最近、私ハブられてない?」的な不安も覗かせたりしてます。若いっていいな~。笑操作も簡単な上に、ストーリーも高校生らしさ溢れてて、でもその中で時に何か大切な大人になっても感動出来るものや人として大切なものが含まれていて好きです。初期のPSのゲームなので、いわゆる悪霊の声とかが流れる時とかあるんですが、毎度同じ声だったりするのが笑えます。映像もそこまで鮮明ではないので案外怖くない時もありますが、逆に鮮明ではないから怖い時もあったりします。本当に深夜の学校に忍び込むのはいけない事な上に超絶怖いじゃないですか??若い時、心霊スポットとか行ったりしましたけど、やっぱり超絶怖いじゃないですか!!なので、危険な目にも合わず、いけない事をしないでも満足させてくれる素敵なゲームです。さらにホラーなのにコメディ要素もしっかりあって遊んでくれてるのが素晴らしいです!!☆裏技・小ネタ・攻略など小ネタというか、とにかく今作のポイントは「本物」っぽい事です。リアルな女子高生の日常。リアルな都市伝説や心霊系の噂話。そしてリアルな探索、つまり肝だめしです。そんなワケで深夜(午前2時~3時ぐらいだと素晴らしいです)部屋の電気を消し、ヘッドフォンでゲームをする事を推奨します。雨戸があるなら雨戸を微妙に開けておいたり、カーテンを微妙に開けておいたりするとなお良しです。笑もっと楽しみたいなら微妙に見える位置に鏡なんて置いてみたりすると良いかも。笑あとはあえて部屋の真ん中に座って時々後ろを振り返ってみましょう。笑後ろに鏡で振り返ると見えるのとかいいかも。 ☆概要ゲーム会社HUMANから発売されたプレイステーション用ゲームソフト。今作の「探索編」はプロローグ、第一の噂~第四の噂、エピローグとなっており、次作「究明編」は今作のエピローグの続きが第五の噂となっている。今作は1996年3月に発売され、「究明編」は同年7月に発売されている。また1998年には「探索編」「究明編」をカップリングした「TWILIGHT SYNDROME Special」が発売されている。総合得点オススメ度 10点操作性 6点ホラー度 8点いきなりビックリ度 7点初心者でも安心度 9点(10点満点中)難易度 普通(超簡単、低め、普通、高め、激ムズ) 【中古】トワイライトシンドローム スペシャル★PS★【即納】【ゆうパケット対応】≪プレイステーション ソフト ヒューマン≫ 【中古】トワイライトシンドローム スペシャル★PS★【即納】【ゆうパケット不可】≪プレイステーション ソフト ヒューマン≫ 【中古】PSソフト トワイライトシンドローム 探索編【都城店】
2016.06.06
コメント(0)
今回の一言 ♪~たらららったら~どっかの鍵~♪(ドラえもん風に) 2003 アメリカ SFX、サスペンス、アクション 監督 ジョン・ウー Cast ベン・アフレック アーロン・エッカート ユマ・サーマン ポール・ジアマッティ ストーリー 近未来のアメリカ。 フリーのコンピューターエンジニアであるマイケルは、ある企業で新商品を開発し、契約完了時に新商品の開発情報を記憶から消すという契約をしながら暮らしていた。 だいたい2ヶ月程度の開発期間の後、その期間の一切の記憶を無くしてしまうが、マイケルは毎日研究所にこもり何十時間も働いてる間の記憶など忘れていいと考えていた。 そんなある時、昔からの友人であり、たった1代で小さかった会社を大企業へと成長させたオールコム社の社長ジミーから最低8桁の報酬を約束するほどの一大プロジェクトに参加しないかと打診される。 期間は3年間。 3年後の契約完了時には3年分の記憶を消さなくてはならない。 躊躇うマイケルだったが、それだけ莫大な報酬が入る事と昔からの友人がくれた話という事もあり、マイケルは仕事を請け負うのだった...。 感想 秘密の20道具が実に面白いですね。 マッチやライター、ヘアスプレー、虫眼鏡、メダル、どっかの鍵とごくごく普通のありふれたアイテムがストーリーに多いに関係あり役立つ物ばかりなのが面白いです!! でも私は学のないおバカさんなので何も気にならなかったんですが、頭の良い人なら色々ツッコミどころがありそうなストーリーですね。 それからちょっと疑問に思ったのは、封筒の中の秘密道具は怪しまれない様にごく普通のアイテムしか入れられなかったとありましたが、あんなに秘密道具に細工してる時間と場所はあったんだー?と思いました。 しかも契約期間中は外出出来ないはずだし、用意された部屋には監視カメラがある様でしたし 、「エジソン」の鍵とかBMWとかどーやって入手したのか謎です。笑 特に切手には本当にどーやってあんな事誰にも見つからずかつ素早くやったのか不思議です。 あと鏡のメッセージに気付くシーンの後、ジミーの手下がスプレーをかけるシーンですが、あからさまにどこにメッセージが書かれているか 分かってる感じでスプレーをかけていたので、演技下手くそか!とツッコミたくなりました。 それからユマ・サーマンは個人的に親しみのない女優さんなんで、どんな役柄やどんな映画に出てたのかあまり分かりませんが、イメージとしては強そうな女や悪女のイメージなので、今作のヒロインはしっくり来ませんでした。 だからといってダメだったわけではありませんが、ほかの女優さんに比べると顔が随分とお疲れに見え、年齢よりも老けて見えました。 ピンク色が似合わない事。笑 しかしストーリーは面白く、スピーディーでアクションもありますし楽しいです。 エンジニアなのにめっちゃ戦える男なのも笑えますし。 とにかく秘密の20道具ってのが良いです!! それなりにオススメです。 my評価6点(10点満点中) 概要 原作はアメリカ人SF作家、フィリップ・K・ディックの「報酬」。 彼はSF作家の中でも巨匠であり、テリー・ギリアムやウォシャウスキー兄弟、クリストファー・ノーラン、デヴィッド・クローネンバーグなど現在活躍するこれらの映画監督らに影響を与えたと言われている。 今作は主人公マイケルが普通のエンジニアである事から、マイケルが人を殺すシーンは一切ないのが特徴である。 監督のジョン・ウーはド派手なアクション作品が特徴であるが、上記の理由からバイオレンス描写は控えめとなっている。 ペイチェック 消された記憶 /ベン・アフレック 【字幕・吹き替え】【中古】 【中古-良】ペイチェック 消された記憶 [DVD] (ジョン・ウー) ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン【ゆうメール 送料無料】【代引不可】【中古】 【中古】ペイチェック 消された記憶/ベン・アフレックDVD/洋画SF
2016.06.04
コメント(0)
今回の一言 トラック野郎ってやつ?? 1998 アメリカ アクション 監督 ケヴィン・フックス Cast パトリック・スウェッジ ミート・ローフ ランディ・トラヴィス ガブリエル・カソーズ ブライアン・ヴィンセント ストーリー アメリカ、ニュージャージー州。 ジャック・クルーズは2年前、交通事故を起こし業務上過失致死の罪に問われ有罪、服役した。 そして模範囚として仮釈放され3週間。 クルーズは車の修理工場に就職し、真面目に働いていた。 ある日、社長のカトラーはクルーズに「もう一度トラックを運転しないか?」と話す。 ジョージア州アトランタから積み荷を乗せたトラックを運んでくるだけだと言う。 クルーズは免許を取り消されたと断るが、カトラーはクルーズの運転能力を高く買っており、どうしてもクルーズに引き受けてもらいたいと語る。 さらにこの仕事を引き受けてくれたら免許の再交付の手続きもしてくれると話す。 報酬は1万ドルと破格の値だった。 それでもクルーズは、これは良くない仕事だと感じ、断る気でいた。 しかしその夜、クルーズは自宅の引き出しから家の差し押さえと借金9000ドルと書かれた紙を見つける。 妻メラニーになぜ隠していたのか問うと「話したくともあなたは壁の中、パートの給料だけではやりくりできずに仕方がなかった」と言われる。 愛する一人娘の為に治安の良い場所に買った一軒家を手放したくなかったクルーズは、仕方なくカトラーの仕事を引き受ける事にするのだった...。 感想 B級カーアクションです。 珍しいなと思ったのは、いわゆるカーアクションてのはそれなりに良い車とかかっこいい車とかのイメージなんですが、今作はトラック限定でしかもなんか「トラック野郎」的な雰囲気のゴリゴリ系なんですよね~。笑 「トラック野郎」ってなんなんだかよく分からないんですけど、伝わりますかね~??笑 好きな人は好きなんでしょうね、たぶん。 デコトラ伝説とか聞いた事あるし。 いや、デコトラは出てきませんけど。笑 あとはあれだけの大型トラックは運転技術もさる事ながら、山道を登るのも下るのも積み荷の重さで色々と変わるから大変なんだとか道を曲がるのも大変なんだとか初めて知って、ちょっと感動です。 しかも飛行機の操縦席の様にパチッパチッと上下するスイッチみたいのがいっぱい付いてて、 これも感動です。 メーターもいっぱいあるし。 大型トラックって面白っ!! ストーリーは王道で特筆する様なものはありません。 レッドは始め仲介役だかなんだか味方っぽかったのに、急に悪党に成り下がるあたりがよく分かりませんでした。 まぁボーッとしながら観てたので、そのせいかもしれませんけど。笑 それよりも全く窓のない暗闇のトラックの荷台に犬を乗せてるのを「あれは虐待だ!」とかうるせ~奴に言われてそうです。笑 私はそこまで憤慨もしなければ、抗議の電話をする気もないですが(だって作り話だし。笑)大型トラックは座席の後ろに横になるスペースがあるわけですから、そこに乗せてあげたらいいのに~。 「ブラック・ドッグ」という題名があまり生きてないな~と思いながら観ていて、あのわんちゃんは真っ黒だったから、いずれあの子が大活躍するストーリーなのかな?とか思ってたんですが、そうではなくトラック運転手なら誰でも1度は聞いた事ある都市伝説の様です。 わんちゃんはそれと掛けて真っ黒犬なだけみたいです。 そのくだりもちゃんとあるんですけど、なんかあまりメインのストーリーとうまくかみ合ってないなと感じました。 別にこのくだりなくても問題なくね?笑 題名にするぐらいなんだから、もっとうまく描けばいいのに~。 まぁTVでやってるのを観てる分にはそれなりに楽しめますがオススメというほどではありません。 強いて言うならトラック好きとカーアクション好きにはたまらないかもしれません。 my評価5点(10点満点中) 概要 パトリック・スウェッジ主演のカーアクション作品。 パトリック・スウェッジは1990年公開の「ゴースト -ニューヨークの幻-」でサムを演じ一躍人気となった俳優であるが、2008年に膵臓癌により亡くなっている。 今作の主人公クルーズが乗っている車両は1995年式ピータービルド・379。 キャタピラー製モデル3406直列6気筒エンジン、イートン・フューラー製10速ミッション、63インチ・スリーパー、排気ブレーキ。 【中古】ブラック・ドッグ/パトリック・スウェイジDVD/洋画アクション
2016.06.02
コメント(0)
今回の一言 予想外に重いです。 2009 アメリカ、イギリス アニメ、ファンタジー 監督 ウェス・アンダーソン Voice ジョージ・クルーニー メリル・ストリープ ジェイソン・シュワルツマン エリック・アンダーソン ビル・マーレイ ストーリー フォクシー・フォックスは俊敏な動きと卓越した勘の鋭さ、大胆さで右に出る者は居ない凄腕の泥棒。 しかし恋人フェリシティーの妊娠が発覚。 そんな時に運悪く2匹は、人間が仕掛けた罠にハマってしまう。 フェリシティーは絶体絶命のこの状況で「もしも生きて帰れたら泥棒稼業からは足を洗って、子供を育てて」と話す。 それからキツネ時間の2年後。 無事に絶体絶命の危機を逃れたフォクシーは小さな穴ぐらを寝床に、フェリシティーと息子アッシュと暮らしていた。 息子のアッシュは残念ながらフォクシーに似ず、運動音痴で捻くれ者。 新聞記者に転職したものの稼ぎは悪く、貧乏暮らし。 フェリシティーは「幸せ」と語るが、フォクシーはそんな暮らしに嫌気がさしていた。 そんな時、丘の上の大きな木をくり抜いた豪邸が売りに出ているのを知ったフォクシーは、周りの反対を押し切りその家を購入する事に。 周りの反対の理由は、丘の向こうには巨大な農場主である恐ろしい人間が3人も住んでいたからであった。 そしてフォクシーは巨大な農場を見て、かつての様に野生の本能のまま泥棒する欲望に駆られてしまうのだった...。 感想 ストップモーション・アニメという事で、これはかなり凄いクオリティです。 一体完成までに何年掛かったのか?? 並々ならぬ努力と途方も無い時間を想像するだけで、今作には観る価値が十分にあると感じます。 感じますが、内容は決して子供でも楽しめる様なカワイイ作品ではありません。 いや、子供でも楽しめるには楽しめるんですが、作品の真意が伝えたいのは実に皮肉で、人間がいかに自然を破壊し動物の住処を奪っているかという事だと思います。 農場主からすれば鶏を殺される事もりんご酒を盗まれる事も死活問題であり、退治の対象である事は仕方がありません。 もちろん野生動物が侵入してしまう農場の食品、製品など我々購入者からすれば嫌悪感を抱いてしまうでしょう。 病原菌とか大丈夫?ってなりますよね~。 しかし元を言えば、泥棒稼業は野生の鳥や野生の果実やらが減ってしまったからです。 盗むしかなくなってしまったからです。 そこを実に皮肉っぽく「子供を育てる為には仕方ない」と歌が入っています。 子供を産むな!絶滅しろ!なんて思ってもいませんが、人間の行為はほぼそれに近いものがあるかもしれませんねぇ。 子供を育てる為に盗む、人間様はそれは困る、迷惑だから殺してしまえです。 以前学の無い私にはなんだかよく分かりませんでしたが、えらい剣幕で「お前はバカか」と言われた事があり、その議題が絶滅危惧種の動物を保護する事は必要か?というテーマでした。 私はこの世界上で人間が1番だと言わんばかりに増えてしまった事が動物達を減らし、絶滅危惧種を増やしてしまったのだと考えています。 まぁ相手の方は「お前はバカか」と理論立てて言うくらいなので、私の考えはずいぶん浅はかなんでしょう。 すいませんね、バカで。笑 そんな事は置いておいて、面白いのは人間様は「野生動物は下水道には住めない」と考えるシーンです。 しかし彼等は下水道でたくましく暮らします。 そして盗む場所は山から町へ、スーパーマーケットの中になります。 人間と動物のいたちごっこを描いていますが、いたちごっこの原因もつまりは彼等を殺そうと山を削った事が原因で、山を失った彼等は下水道から町へとやって来たのです。 さらに面白いのは「姿形は違えど、腹黒さは皆同じ」という文句です。(なんか微妙に違うかもですが、意味は合ってます) 映画を観る前の作品紹介の時点では、恐ろしい人間達の腹黒さが描かれているのかな?と思ってたんですが、そうではなく人間も動物も「腹黒さは同じ」という意味でした。 さらに言うなら「人間も1動物である」という事ではないかな?と。 それを面白おかしく、時に鋭く現代社会を風刺している作品です。 予想外に重かったなと思います。 気楽に観るべき雰囲気の作品でここまでやられてしまうと、エンターテイメントとしては少々辛いかな?と思います。 でもストップモーション・アニメでここまでの大作にする努力を考えると十分に楽しめるのではないか?と思います。 my評価7点(10点満点中) 概要 原作はイギリス人小説家ロアルド・ダールの「父さんギツネバンザイ」。 ロアルド・ダールは世界的にも人気であり著名な作家である。 映画化された作品も多く「チャーリーとチョコレート工場」や「マチルダ」、「ジム・ヘンソンのウィッチズ/大魔女をやっつけろ!」「ジャイアント・ピーチ」などがそうである。 さらに2016年現在、スティーブン・スピルバーグ監督でロアルド・ダール原作の映画が製作されていると言われている。 出演者も豪華であり、ジョージ・クルーニーやメリル・ストリープ、ビム・マーレイとそうそうたる顔ぶれである。 批評家達には高く評価されており、批評家達のレビューサイト「ロッテン・トマト」では支持率92%、平均点10点満点中7.9点となっている。 第37回アニー賞アニメ映画賞、映画監督賞にノミネート、映画脚本賞受賞。 第35回ロサンゼルス映画批評家協会賞アニメ映画賞、第13回ラスベガス映画批評家協会賞アニメ映画賞、作品賞(ファミリー部門)、2009年度ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞特別映画製作業績賞、第44回全米映画批評家協会賞美術賞、第75回ニューヨーク映画批評家協会賞ジョージ・クルーニーが主演男優賞、アニメ映画賞、第13回オンライン映画批評家協会賞脚色賞、第14回サンディエゴ映画批評家協会賞脚色賞、第14回サテライト賞アニメーション・ミックスメディア映画賞を受賞。 第82回アカデミー賞では長編アニメ映画賞、作曲賞にノミネートされた他、様々な賞を受賞、ノミネートされている。 ファンタスティックMr.FOX / パペットアニメ 【新品】ファンタスティックMr.FOX スペシャル・プライス Blu-ray 【新品】ファンタスティックMr.FOX スペシャル・プライス DVD
2016.06.01
コメント(0)
今回の一言 母親の偉大さを感じ、親子の愛を感じ、さらに世界に誇れる日本文化を融合させた傑作!! 2007 日本 ヒューマン 監督 犬童一心 Cast 松嶋菜々子 大沢たかお 宮本信子 円城寺あや 山田辰夫 ストーリー 東京の旅行代理店で働くキャリアウーマン、河野咲子。 ある夜、知人の松山(愛称まっちゃん)から携帯に連絡が入り、咲子の母、龍子が入院したと報せを受け、咲子は生まれ故郷の徳島へと向かう。 龍子の病室へと急ぐ咲子は、部屋から聞こえてきた龍子の声に耳を澄ます。 龍子は看護婦に説教をしており、叱られた看護婦は思わず病室から飛び出して行ってしまう。 咲子が病室へ入ると、龍子はまるで病人ではないかの様にきちっと着物を着こなし凛とした佇まいでベッドに座っていた。 龍子は他の患者達が思っていてもなかなか口に出して言えなかった事をハッキリ言い、かつ叱咤激励の意を持って説教をした事で他の患者達から尊敬の眼差しで見られていた。 昔から一本筋の通った凛とした人だった龍子は「神田のおりゅう」の通称で地元でもよく知られ、尊敬されていた人物だった。 しかし咲子は母のそうした態度に反発心を感じていた。 大した病気ではなさそうだと感じた咲子だったが、担当医から告げられた母の症状は末期がん、この夏いっぱい持つかどうか分からないほどに深刻だった...。 感想 すんばらしい!! す~~~~んばらすい~~~です!!笑 日本映画もやるじゃないか!! 「進撃の巨人」やら「テラフォーマーズ」やら人気漫画を原作に興行収入目的でCGたっぷりたっぷり、イケメン男優やら人気モデル女優やらを使った作品が多い中、こういった秀逸な作品もまだちゃんとあった事が私は嬉しいです。 ハリウッドさえアメコミ原作の映画ばっかりで、つまらねー世の中になったなと憂いていた私は本当に嬉しいです!! 母、龍子はまるで極妻!! 正義感溢れ一本筋の通ったかっこいい女性で、でも優しさもきちんと持ってる、私は彼女の様な人にとっても憧れます。 しかも女手一つで娘を育て、咲子の父との事は「墓場まで持っていく覚悟」をしており、こんなに強くて素晴らしい女性になりたい!! 看護婦への説教シーンですが「貴方は若くて賢くて聡明な人」とちゃんと言っていて感情に任せて言っているわけではない事をきちんと表しており、「怒る」と「叱る」の違いが明確に表現されています。 こーゆーところも憧れるわ~。 しかし看護婦側からすると、ブツクサ言いたくなる気持ちもまぁ理解出来ます。 ある意味、接客業でもありますしね。 そんな看護婦の愚痴とそれを聞く医師、寺澤の会話内容もまぁ理解出来ますが、それが聞こえちゃって食ってかかる咲子も面白いです。 血は争えないではないか。笑 そして龍子はさらにその上をいく皮肉な物言いをしつつも、丁寧に頭を下げ、「私達は尊敬して命を預けている」と伝え、「だから尊敬出来る人であってほしい」という含みを持たせているところが凄いかっこいいですね! 龍子と孝次郎のくだりは人によっては嫌悪感があるかもしれませんが、今作はそーゆー事を伝える作品ではありませんので悪しからず。 しかも2人の関係はあくまで過去のものであって、主人公である咲子はもちろん全く悪くないですし。 この龍子と孝次郎のストーリーと龍子と咲子、咲子と寺澤、そして龍子の愛した土地徳島と眉山、阿波踊り。 全てが見事に融合されており、重厚なヒューマンドラマながらも日本が世界に誇る伝統文化をエンターテイメントとして楽しめる側面もあります。 私事ですが、私は阿波踊りを15年以上踊ったまぁベテランと言っても大丈夫なレベルの人物だったりします。 まぁ私は東京生まれ東京育ちなので、本家徳島の人から言わせると「エセ踊り子」なのかもしれませんが、それでも阿波踊りに情熱を持っておりました。 ちなみに東京で最大の阿波踊りといえば高円寺の阿波踊りですが、高円寺でももちろん踊りました。 徳島へお呼ばれした事も実はあります。 結局お断りしたんですが、その辺はめんどくさい大人の事情があるので割愛。 阿波踊りの素敵なところは踊り手も笑顔、見る人も笑顔なところです。 阿波踊りと言えば「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損、損」という言葉通り、私が子供の頃は飛び入り参加OKで酔っ払ったおじさんが突然踊りだしたり、踊りたいけど勇気が出ないっぽい人を無理やり踊らせたり。 そうするとそんな人達も皆、笑顔になって。 大人も子供もジジイもババアも上手いも下手もなく、皆で笑顔で踊る、子供の頃の私はそれが本当に楽しかったんですよね~。 とても魅力的な伝統文化だと思います。 今はうるさい世の中ですから、飛び入り参加OKな風習は東京では廃れてしまいましたが、本来なら魅せる踊りではなく、皆んなで踊る踊りだと思います。 だから簡単なんですよね、振り付けが。 盆踊りよりも簡単なんですよね。 映画を観ながら、思わず体がリズムに乗ってしまう辺り「私って生粋の日本人だわ~」と思ってしまいますし「私って本当に阿波踊り好きだわ~」としみじみしてしまいます。笑 決して阿波踊りが嫌いになったわけではなく、めんどくさい大人の事情で辞めざるを得なくなったとでも言っておきます。笑 そんな阿波踊りの魅力がたっぷりつまっているところも作品の素晴らしいところです。 さらに伏線では「献体」というあまり聞き慣れない話も出てきます。 その辺についてはそれぞれありますから、まぁ本人が望むのならそれはそれで良いんじゃないかと思いますが、自分の母親に置き換えて考えてみるとやはり複雑な気分です。 確かに未来の為には必要ですが、医学生にいじくり回されるわけですし、母親の裸体を何人もの人が拝む事になりますしとても良い気分ではありません。 そこには大きな大きな決断があり、とても語りきれない深い親子の愛が描かれているのだと感じます。 これについては「自分がその立場になってみないと分からない」ものかもしれません。 宮本信子はさすがベテランの大女優です。 どんな演技もとにかく素晴らしく、本当に自分の母親の様に見える時さえあります。 松嶋菜々子もこれまた素晴らしいですが、設定が32歳という事で「そんな32はいねーよ!」とツッコミたくなるぐらい大人の色気と大人の落ち着き、凛としたところがあります。笑 特に美しかったのは山場での着物姿ですが、しなやかで真っ白なうなじに汗でほつれ毛が張り付いています。 男性目線で言うなら「大事なところは全く見えないけど、どエロ!」ってやつですかね。 着物姿も様になってるうえにどエロで、かつて龍子が孝次郎を待ったシーンもフラッシュバックしてくるような素敵なシーンです。 さらに日本の夏感もあって良いです。 また孝次郎と会うシーンもとても良いです。 大人としての振る舞いと医師と患者としての振る舞いの上で、色々と言葉に出来ない想いが交錯する何とも言えないあのシーン。 これはなかなかポンコツ役者には出来ない素晴らしいシーンだったと思います。 松嶋菜々子、宮本信子を始め、故人となってしまいましたが山田辰夫、夏八木勲と素晴らしい役者陣が揃っているので、作品はさらに素晴らしいものになっています。 もうこれはぜひ観て頂きたい!! 個人的に日本映画NO.1かもです。 ちょーオススメです。 my評価10点(10点満点中) 概要 原作は日本人シンガーソングライター、小説家、ラジオパーソナリティとマルチに活躍するさだまさしの同名小説。 NHK-FMでラジオドラマ化され、その後今作が公開され、翌2008年にはフジテレビ系列で常盤貴子主演でテレビドラマ化。 同年、石田ゆり子主演で舞台化もされ、翌2009年には黒谷友香主演で再舞台化された。 さだまさし原作の映画化はこれまで「精霊流し」「解夏」とあるが、どちらもさだまさしの生まれ故郷・長崎を舞台としており、今回なぜ徳島の眉山を舞台としたのかについてさだまさしは「長崎にも稲佐山というのがあって、ロープウェイで上まで登れるが、徳島に行って初めて眉山を見た時、稲佐山にも似ているが大きな感動を覚えた。さらに上まで登って見た街の風景や海や川、人々の姿が心の中に残った。」と語っている。 さだまさしはかつて「グレープ」というグループでデビューしており、その頃、日本のグループサウンズ、ザ・ピーナッツの前座としてザ・ピーナッツと共に全国ツアーに参加しており、そのツアーで徳島を訪れたのだという。 眉山 びざん /松嶋菜々子 大沢たかお 宮本信子【中古】 眉山 -びざんー [2枚組] [ 犬童一心 ] 眉山 びざん /松嶋菜々子 大沢たかお 宮本信子【中古】
2016.05.31
コメント(0)
今回の一言 冒頭から何気に良い人なのよねー。 2014 アメリカ ヒューマン、コメディ 監督 セオドア・メルフィ Cast ビル・マーレイ ジェイデン・リバーハー ナオミ・ワッツ メリッサ・マッカーシー ストーリー 孤独な老人ヴィンセントは、酒浸りでギャンブル大好き。 仕事もせず酒を飲みながら競馬に興じる日々。 お陰で借金は膨れ上がり文無しのどうしようもない男だった。 そんなヴィンセントの隣の空家に新しく引っ越して来たのはシングルマザーのマギーとその息子12歳のオリヴァーだった。 しかし引っ越し初日から業者がヴィンセントの家の木に突っ込んでしまい、折れた枝がヴィンセントの車に直撃してしまう。 昨晩酔っ払って車を運転した事で、家のフェンスとポストを壊してしまったヴィンセントは、この騒ぎに乗じてマギーにフェンスと木の枝の弁償を請求、引っ越し業者には車の修理費を請求する。 翌日。 転校初日のオリヴァーは、学校で財布や携帯、制服までもクラスメイト達の嫌がらせで隠されてしまう。 仕方なく体操着のまま自宅へ戻ったオリヴァーだが、鍵も隠されてしまった為家に入れない。 そこで偶然庭に出ていたヴィンセントに「電話を貸して欲しい」と頼む。 母マギーに連絡するオリヴァーだったが、マギーは残業となってしまった。 ヴィンセントは嫌々ながらも「子守するから金を払え」と言い、ある種のシッターとしてオリヴァーの面倒を見る事になるのだった...。 感想 冒頭のヴィンセントは確かにクソジジイはクソジジイですし、こっそり売り物のリンゴを盗むはギャンブルに酒とダメオヤジではあるんですが、しかしオリヴァーに電話を貸して欲しいと言われきちんと貸すし、その後も折り返しの電話が鳴るまでちゃんと部屋で待たせてくれるし、ぶっきらぼうだけどご飯も出してくれるし、案外いい人なのよねー。笑 なんかもっとこう「ガキは嫌いだ」とか「一言も喋るな、そこから一歩も動くな」とか言うのかな?と思ったけど言わないし、「電話は貸したぞ、さぁ出て行け」とか言わない辺り、案外子供に対しての良識はちゃんとあるんです。 その辺がこの手のヒューマンドラマの冒頭としてはマイルドだったなぁと感じています。 もっとクソジジイはいっぱい居る。笑 映画が進むと奥さんを愛してる事やオリヴァーに対しての優しさなどもきちんと観えてきて、ナオミ・ワッツの存在の意味が疑問に思えてきます。 しかも妊婦だし、なぜナオミ・ワッツをキャスティングしたのか?と。 ところが中盤まで来るとナオミ・ワッツの存在の意味がよく分かり、とても素敵な作品だなと感じられます。 もちろん妊婦の意味も実感できます。 もしも日本でヴィンセントと同じ行動を取ったら確実に許されないでしょうが、その辺自由の国アメリカのアメリカらしい雑さ加減が素敵だったりします。 特にベビーベッドのシーンは気に入ってます。 さらにオリヴァーは子供ですが何気に大人で、どっちが子守なのかよく分かんなくなるのも面白いですが、気に入ってるのはオリヴァーがヴィンセントに「貴方は悲しい人だ」と話すシーンです。 なんて大人なのかしら??と感動。 ヴィンセントが不器用だからこそ伝えられない想いをきちんと感じています。 それでもヴィンセントに対しての感謝を忘れず行動するオリヴァーはちょーかっこ良いです。 こんな素敵な子供なら欲しいです。笑 マギーは完璧な母親ではなく、また女としてもちょっと太り過ぎだし、それでもごく一般的な 良識のある母親として振舞って居ますが、実は全然ダメダメな事を自分自身で認められないで居ます。 そこへヴィンセントやダカの存在が出てきて、張り詰めていた糸が切れてしまうのも、かなり良い方向に作用していて良かったです。 ダカの仕事内容やヴィンセントの生き方が教育に悪いわけではない事をきちんと理解して明るく楽しく、至らない部分もあるけどそれが人間だと認めて生きて行こうとする姿勢がとても微笑ましく映ります。 でも「夜の女」ダカが周りを気にせずおっぱいを出そうとするのを「急に寒くなってきたわ」と言って隠すシーンも好きです。 そんな女性2人の関係性が好きです。 ビル・マーレイの脳卒中の演技は喋り方が特に素晴らしかったです。 それからスケボーを叩き割るのは、本当なんだかどうだか分かりませんが、本当だったらカッコいいです! しかもベテランだけあって安定してます。 クソジジイなのに華もあるし素晴らしいです。 ナオミ・ワッツも素晴らしかったです。 ダカは決して育ちの良い女性ではありませんし、売春婦という人に嫌悪される仕事ですが、強くたくましく生きる姿は圧巻です。 切羽詰まっている感はありますが、切羽詰まりすぎてストーリーが重たくなる事は無く、問題を抱えながらもお互いを認めたり譲り合ったりして互いに影響しながら生きているという事を 明るく表現しています。 とても素敵な作品で、心温まります。 人間関係が希薄になってきたこのご時世に、他人とこれだけの関係が築けるというのは素晴らしい事だと思います。 コメディタッチなので気楽に観られますし、良い話良い話とカッチリせずに、きちんと抜け道が描かれているのも安心です。 例えばダメと言われた煙草を実は全然やめてないとか。笑 まったくもう~と言いながら笑える感じです。 オススメです。 my評価7点(10点満点中) 概要 原作脚本は監督も務めたセオドア・メルフィ。 メルフィは元々広告ディレクターであり、CMなどの製作をしていた人物である。 そんなセオドア・メルフィが執筆した原作脚本が今作であり、優れた脚本であるが映画未製作である脚本を集めたランクリン・レオナルドの「ブラック・リスト」に含まれていた。 彼にとって今作が初の長編映画監督作品であり、雑誌「SHOOT」が選ぶ有望な新人監督15人の1人に選ばれている。 批評家達からは概ね高評価で、批評家達のレビューサイト「ロッテン・トマト」では支持率77%、10点満点中6.8点となっている。 BD/洋画/ヴィンセントが教えてくれたこと(Blu-ray)/PCXE-50599 ヴィンセントが教えてくれたこと [ ビル・マーレイ ] 【新品】【DVD】ヴィンセントが教えてくれたこと ビル・マーレイ [DVD] ヴィンセントが教えてくれたこと
2016.05.30
コメント(0)
今回の一言 人は他人のう○こが顔面に付いても、精神が崩壊しない。 2015 アメリカ ホラー 監督 M・ナイト・シャマラン Cast オリビア・デヨング エド・オクセンボールド キャスリン・ハーン ディアナ・デュナガン ピーター・マクロビー ストーリー シングルマザーのママの子供達、15歳のベッカと13歳のタイラー。 ママは19歳の時恋に落ちたが、両親が反対し、仕方なく駆け落ち。 そしてベッカとタイラーが産まれたが、やがて2人の父親は別の女性と恋に落ち、3人を捨てて出て行ってしまった。 それ以来ママは女手一つで両親の助けも借りずに頑張ってきたのだ。 そんなある時、インターネットでママを見つけたママの両親が、15年以上ぶりに連絡をしてきてくれる。 ママは「こんな自分を許してくれるのか」が未だに気掛かりなくせに、両親に会う気はないと言う。 ベッカとタイラーは初めての祖父母に会いたいと、ママの故郷ペンシルベニアへと向かい、1週間滞在する事となった。 ベッカは将来映画を撮りたいと、今回の旅をドキュメンタリー映画にする事にしたのだった...。 感想 面白かったです! シャマラン節が炸裂しております。 シャマランと言えば「シックス・センス」ですが、シャマラン好きではない人達には「シックス・センス」以降、シャマランは終わったと言われていますね。 い~や!そんな事はないのです! 確かに私も「えぇ~~~?!」ってのがあったとは思いますが、どの作品もシャマラン節は炸裂しているし、彼らしい構成がとても楽しめるのです! まぁ私はいわゆる「シャマラニアン」ほどではありませんが、シャマランはやっぱり大好きであります。 「シャマラニアンもどき」ぐらいですかね? 「シャマラニアン(仮)」ぐらいですかね?笑 今作はホラーですが、幽霊とか悪魔とかジェイソンの様な殺人鬼とかではありません。 むしろ「人間」こそ怖いというのをこれでもか!というくらい伝えています。 これをミクロな視点で展開するのが、シャマラン流です。 登場人物はほぼ5人しか居ませんし。 特に老人というのは怖いですね。 望まざるとも、老いと共に色々出てきます。 失禁症とか認知症とかって本当に悲しいですが、怖いです。 祖母役のディアナ・デュナガンは本当に素晴らしかったです。 しかもかなり体当たりの演技でした。 殿方は見たくもないだろうと思いますが、あの年齢にして全裸もあります。笑 あの年齢であれだけの激しい演技をするのは凄い事ですし、あの年齢だからこそ服を脱ぐ事に抵抗ありそうですが...。 しかも冒頭の優しいおばあちゃんと変貌後のおばあちゃんの差が素晴らしいです。 優しいおばあちゃんの時は本当に心から優しそうに見えます。 良かったです。 タイラーのラップはイマイチよく分かりませんし、そもそも英語が分からないので韻を踏んでいるのかどうかも分かりませんが、まぁ13歳という背伸びしたいお年頃らしくて良かったと思います。 また今作は元々コメディにする話もあった様で、その名残りが所々にあり、ホラーなのにしっかり遊んでるのも素晴らしいです! おばあちゃんの半ケツとか。 ホラー好きには有名な「アナベル人形」もチラッと出ますし。 「警察官のジェリー」のくだりも、ママが電話したら本当にジェリーという警察官の留守電に繋がったり。 う○このくだりとかね~。 しかもママがう○こ顔面に付いてるのに、平気で触るのも凄いですね。 まぁそれどころじゃないってのは重々承知ですが、その辺コメディですねー。 潔癖症じゃなくとも他人のう○こが顔面に付いたら卒倒しそうですが、精神が崩壊しない辺りに「人間の強さ」を垣間見て「人って凄いんだな!」と感動したり。笑 タイラーのラップも冒頭、中盤、ラストと挿入されていますが面白いですね。 この3種類のラップの内容が13歳の想像、13歳の出来事、13歳の実体験と変化していくところも見所です。 人は強く生きていけるのです。笑 残念だったのがモキュメンタリーな事です。 この手の作品はそもそも好みが分かれます。 嫌いな人は嫌いですよね~。 かくいう私もあまり好きではありません。 OVA方式なので、手ブレや見たいところがきちんと見れないもどかしさもありますし。 しかもこの手の作品は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を始めとして数々あります。 「パラノーマル・アクティビティ」やら「REC」やら「クローバーフィールド」やら、挙げだしたらキリがないほどあるでしょう。 シャマランはやはり何をやってもシャマランなので、それは素晴らしいですが、なぜ今更OVA方式にしたのかな?と。 すでに斬新な手法とは言えず、今更感がちょっと悲しくもあります。 いずれにせよ、個人的にはシャマラン作品の中でも当たり!です。 面白かったです。 血だとか体ちょん切れだとかは一切なく幽霊系でもないので、ホラーが苦手でも楽しめますが、いきなり「わっ!!」みたいなビックリ系が多々です。 そしてコメディ要素も多分で楽しめます。 オススメです。 my評価7点(10点満点中) 概要 「シックス・センス」などを手掛けたM・ナイト・シャマラン監督作品。 「ヴィジット」は訪問するという意味である。 多くのメディアで「「シックス・センス」のシャマラン完全復活!」という内容の謳い文句で宣伝されたが、シャマランファンであるいわゆる「シャマラニアン」「シャマラニスト」には不適当な宣伝だと批判されている。 また今作はシャマラン自身によるセルフプロデュース作品であり、その為超低予算の500万ドルという製作費で作り上げられた。 代わりにプロデューサーやスポンサーが居ないため、自由度が高く、シャマラン流を描く為には大切な事でもある。 【新品DVD】ヴィジット ブルーレイ&DVDセット 【中古】ヴィジット/GNBR-3548【中古DVDレンタル専用】 【中古】ヴィジット Blu−ray&DVDセット/オリビア・デヨングブルーレイ/洋画サスペンス
2016.05.28
コメント(0)
今回の一言 チャウ推し! 2013 アメリカ コメディ 監督 トッド・フィリップス Cast ブラッドレイ・クーパー エド・ヘイムズ ザック・ガリフィナキス ジャスティン・バーサ ケン・チョン ヘザー・グラハム ストーリー バンコクでの騒動から2年後。 バンコクの刑務所に服役していたチャウは、刑務所内の暴動を煽り、自身はその隙にコツコツと掘り進めていたトンネルを使って脱獄した。 その頃。 アランは42歳にもなって相変わらずニートのごくつぶし、パパのお金を好き放題使っていた。 ある日ペットとしてキリンを買ったアランだったが、高速道路でキリンを運ぶ途中、高架橋で高過ぎるキリンの首がちょん切れ大惨事を起こしてしまう。 パパはとうとう堪忍袋の緒が切れアランに説教するが、アランは自分の殻に閉じこもりヘッドホンで音楽を聴く始末。 パパはこの事で心臓発作を起こし、そのまま帰らぬ人となってしまう。 ダグを含め残された家族達は、もうアランの面倒を見きれないと施設へ入れる事を決める。 そこでアランが「血の契りを交わした大親友」と認めるフィル、スチュの協力を得て、アランを施設へと連れて行くことにした。 しかしアランを片道2日も掛かるアリゾナの施設へと連れて行く途中、突然謎の覆面集団に車をぶつけられ襲われてしまう。 捕らえられた4人の前に現れたのは、裏社会の大物マーシャルだった。 マーシャルはかつてチャウに金塊を奪われてしまったのだと話し、そんなチャウとバンコク刑務所から唯一手紙のやり取りをしていたのが、他でもないアランだったのだ。 脱獄したチャウが必ず連絡をよこすはずだと見越したマーシャルは、ダグを人質に捕り、チャウとチャウが奪った金塊を取り戻してくるようにアラン、フィル、スチュに言うのだった...。 感想 前作の感想で「次もチャウに出てきてほしい~」なんて言いましたが、出てくるどころかむしろメインストーリーに登場するレベルで、がっつりチャウ推し作品でした!!笑 私以外にもチャウファンは多いみたいです。笑 とうとう二日酔いでもなく記憶がないわけでもなく、どうやってストーリーを進めるのかな?と思ったんですが、メインストーリーのポンコツ具合は置いておいても1と同じラスベガスが舞台だったり、スチュといちお結婚したジェイドが登場したりと「ハングオーバー」ファンとしては楽しめます。 ですが1番気に入ったのは、チャウではなく、実はタイラーのくだりです。 タイラーとは誰?というぐらいの脇役ですが、彼は1で登場した赤ん坊です。 4年後なので5歳~6歳ですね。 実はこのタイラー役のグラント・ホルムクイストは1の時の赤ん坊と同一人物だそうで、もちろん1の時の撮影の事は覚えてないでしょうが、そこが凄く粋な話だな~と思いました。 グラント君出演の話を誰が持ち出したのか分かりませんけど、その話を持ち出して出演オファーをしてOKをもらう一連の流れに製作スタッフ の粋な感じとOKしたグラント君側のスタッフや両親の粋な感じが垣間見れて凄く気に入っています。 アランはまたおかしな事言ってますが、でも4年前確かにアランは「カルロス」と名付けて連れ回してたんですから、なんかちょっと笑えながらも良い感じです。 メインストーリーはポンコツでハチャメチャでとにかくテンポ重視でツッコむ暇を与えてくれなかったので楽しめました。 なので冷静にアレコレ考えてしまうのはダメですね。笑 ただぶっ飛びチャウのアレやコレが観れるのは本当に楽しいと思います。 アランとキャシーのくだりは必要なのか?とか思いながらも、常人には理解出来ない素敵な空気なのでまぁ良かったかな。笑 キャシー役のメリッサ・マッカーシーは最近知ったばかりですが、割と気に入ってる女優さんなので嬉しいです。 ラストまでくるとなんだかんだでアランの問題も解決し万々歳かな?と思ったんですが、なんと!ここでアランとキャシーの出会った本当の意味が理解りました!! ん、なるほどね。笑 そーゆー事なのね。笑 ありがちなラストだけど、嫌いじゃない。笑 結局「まったくもう~、本当に集まるとロクでもない事しかしないんだから~」って言われるの待ちらしいです。笑 1~3までそれなりに楽しめると思います。 どれも「最高」ではないのがまたミソで、どの作品もそれなりに楽しいから変な期待やワクワクがなくて気楽に観れます。 疲れた夜や笑いたい夜に気楽に楽しめると思います、オススメです。 my評価6点(10点満点中) 概要 「ハングオーバー!」シリーズの第3作目にあたり、最終作でもある。 シリーズ毎に「ハングオーバー」の後の「!」マークが増えており、今作は3本となっている。 キャスト陣は前作から引き続き出演しており、さらに1で登場したジェイド役ヘザー・グラハムや黒い方のダグ役のマイク・エップスも同じ役柄で再び出演している。 1~3まで全てに出演したチャウ役のケン・チョンは元々はれっきとした医師であったが、コメディアンへの道を志し成功した。 現在は2人の娘を持つ父親でもあるが、なんと今作での撮影に娘達を連れて来て演技を見せていたという。 また1で登場した赤ん坊タイラー役のグラント・ホルムクイスト君も再び登場。 現在は6歳となっており、アラン役のザック・ガリフィナキスと撮影中にとても仲良くなったと言う。 今作は前作に引き続き大きな期待を受けて公開されたが、興行収入は約3億ドルと前作を越える事は出来なかった。 また批評家達には前作よりもさらに低評価で、批評家達のレビューサイト「ロッテン・トマト」では支持率19%となっている。 ハングオーバー!!! 最後の反省会 /ブラッドリー・クーパー 【吹き替え・字幕】【中古】 【新品】ハングオーバー!!! 最後の反省会 DVD 【新品】【DVD】ハングオーバー!!!最後の反省会 ブラッドリー・クーパー 【在庫一掃セール】【レンタル】【中古】【洋画】【DVD】H◇ハングオーバー!!! 最後の反省会 DVD
2016.05.27
コメント(0)
今回の一言 チャウが良いですね~。 2011 アメリカ コメディ 監督 トッド・フィリップス Cast ブラッドレイ・クーパー エド・ヘイムズ ジャスティン・バーサ ザック・ガリフィアナキス ケン・チョン メイソン・リー ストーリー ラスベガスでの騒動から2年後。 スチュはタイ生まれの女性ローレンと出会い、とうとう結婚となった。 しかしラスベガスでの出来事を大いに反省し、2度と同じ過ちを繰り返さないと誓ったスチュは酒も薬もやらないバチェラー・ブランチにしたいと話す。 しかしフィルはそんなつまらないパーティーはないと怒り出してしまう。 一方ダグはラスベガスでの元凶を作ってしまったアランにスチュの結婚の事を隠していたが、隠し通せず、仕方なくスチュにアランを誘うように頼み込む。 こうして渋々アランを誘い、ダグ、フィル、スチュ、そしてローレンの弟で結婚後は義弟となるテディと共にローレンの故郷タイ・バンコクへと向かう。 アランは同じ立場のテディを快く思わず、血の契りを交わしていないテディに冷たくあたる。 しかも16時間も掛けて向かったタイの婚前パーティーでは、ローレンの父親はスチュを快く思っていない事をあからさまに表す。 それを見兼ねたフィルはスチュに一杯だけと固く約束し、皆とビーチで焚き火をしながらささやかなバチェラー・パーティーを開くのだったが...。 感想 展開が1と全く一緒です。 設定の細かな部分だけをいじった使い回し感があります。 まぁでも面白かったので、全く一緒でもいいっちゃいいんですがやはり1ほどの衝撃は受けません。 さらに残念だったのが「酔って記憶がない状態で国境を越えちゃった!」って話なのかと思いきや、ちゃんとシラフ状態で国境を越えていて、てゆーかスチュの結婚式をタイで挙げるっていうストーリーだったので題名に期待し過ぎた感がありました。 相変わらず邦題がポンコツですね。笑 しかし1ではちょろっとしか登場しなかったくせに大いにその存在感を発揮し、ナイスキャラだったチャウが冒頭から登場します。 しかも登場したのに瞬間で居なくなります。 ええぇぇぇ~~~!!ってなります。笑 でも笑えます。笑 新キャラのテディはまだ16歳という設定らしいですが、イケメンですね~。 爽やか少年でカッコイイです。 またお猿さんが登場しますが、一体どこまでが本当にやらせて、どこからがCGなのか謎で色々と不安です。笑 私は技術的な事はさっぱりわかりませんが、映倫はきっとそーゆーのも分かっててOKしてるんですよね、きっと。 個人的には「愛するペットと酒を飲むのがOKか?」的な感覚で、本当にチョビっとだけならどうやら体的に大丈夫らしいんで、チョビっとだけ一緒に飲むのもアリかなと思ってます。 猫ならマタタビでも可。笑 愛猫と縁側で空でも眺めながら涼みながら一杯とか最高だわ~。 体小さいし、お酒も無添加?だかとにかく良い成分?のちゃんとしたやつね! まぁ今作はかなりぶっ飛んでますが、もしかしたら世の中にはヤクの売人に飼われていれば、タバコもヤクもやるお猿さんも居るかも分かりません。 てゆーかさりげなくアジア人であるチャウのモノを「しいたけ」とか言う辺りが笑えます。 アジア人だからって、そんなに小さくねーし!!笑 ソーセージくらいはあるわ!!たぶん!!笑 チャウが1よりもさらにナイスキャラで、チャウ好きになってしまいました。 3でも登場してくれてると嬉しいな~。 それにしてもダグはある意味スチュよりも平凡な男ですね~。 まぁ嫁としては安心ですけど。 あと気に入ったのは、前回は金はすべてスチュ持ちだったのが今回はなくなった事と。 フィルは男気溢れてて、しかもまったく何をしても引かないのがカッコ良かったです。 もし私の友人でもスチュの話を聞いたら「いや、まぢか!!」ってなるかも。笑 引かないにしても「こいつ、実はさ~」って言いかける嫌がらせを永遠楽しみそうです。 フィルは男気でサラッと受け入れ流していたので、良い奴だな~とか思いました。 さすがに1、2、3とパワーアップはしてなさそうなので期待はし過ぎないで観ると今作も次作も楽しめそうです。 私は次作も観たいなぁと思いました。 my評価6点(10点満点中) 概要 「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」の続編にあたる作品。 今作は第2作目となり「ハングオーバー」のあとの「!」が2本となっている。 キャスト陣は前作から引き続き出演しており、監督も引き続きトッド・フィリップスが務めた。 全世界での興行収入は約5億ドルと大成功し、公開初週末で約1億8000千万ドルを記録し、コメディ映画史上最高初動記録となった。 しかしながら批評家達には概ね低評価を受けており、批評家達のレビューサイト「ロッテン・トマト」では34%の支持率、10点満点中平均点5点となっている。 【新品】【DVD】ハングオーバー!!!最後の反省会 ブラッドリー・クーパー BD洋/ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える/中古BD(ブルーレイ)【中古】 【中古】DVD▼ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える▽レンタル落ち ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い+史上最悪の二日酔い、国境を越える <計2巻セット>■ブラッドリー・クーパー/エド・ヘルムズ■(2009/11) ワーナー■【DVD】【中古】
2016.05.26
コメント(0)
今回の一言 これだから嫌なんだよ、男って奴は!!怒 2009 アメリカ コメディ 監督 トッド・フィリップス Cast ブラッドレイ・クーパー ジャスティン・バーサ エド・ヘイムズ ザック・ガリフィアナキス ストーリー 教師のフィルと歯科医のスチュは、2日後に結婚を控える親友のダグを誘い、独身最後のパーティー旅行を企画。 ダグは結婚後、義弟となるアランも誘い、4人で出かける事にした。 結婚後、義父になる彼女のパパはベンツを貸してくれ、快く送り出してくれた。 こうして4人はロサンゼルスからラスベガスへと向かった。 最高級のスイートルームを借り、立ち入り禁止の屋上で酒を飲んだ後、カジノに向かう予定だった。 そして最後の独身生活を楽しもうと、4人は屋上で乾杯をした。 翌朝。 何故かスイートルームの床で寝ていたスチュが目覚めると、部屋は荒れに荒れ果て、ソファは燃えており、なぜか鶏が闊歩していた。 しかもスチュは歯科医であるにも関わらず前歯を1本失っていた。 そんな中アランも目覚めトイレに向かうと、なぜかバスルームに虎が居た。 あまりの驚きに大騒ぎをして、フィルも目覚めた。 さらにクローゼットを開けると、何故か誰の子かも分からない赤ん坊が居た。 3人共、最悪のハングオーバー(二日酔い)で昨晩の記憶が全く無かった。 そして気付いた。 ダグが居ない事に...。 感想 フィルはイケメンで強引でリーダー気質、スチュはインテリ、アランは変人と個々にキャラが立っていて良かったです。 またストーリーは回想型なんですが、結局なんにも覚えてないもんだから、この先の展開を全く知らない観客と同じ様なもんですね。笑 その翻弄っぷりが見事で面白かったです。 ベンツを預けたはずが、パトカーが出てきた時はそーとー笑いました。笑 その後の展開も実にスピーディーで、次々とハプニングに見舞われダグ探しは難航。 結局、そこに居たんかい!!とツッコミたくなるわけですが、笑えるのでまぁ良し。 唯一、それでいいのか??と思ったのはマイク・タイソンやレスリー・チャウらが実に物分かりが良すぎる事。笑 アメリカ人はおおらかなのか、それともコメデだから雑なのか...。 ちなみにスチュの恋人とのくだりは実に気に入っていて「よく言った!」と拍手です。笑 でも結局、スイートルーム代やカジノ代はスチュ持ちでちょっと可哀想。 フィルはいかにもそーゆータイプだねって感じで、支払いの時だけシレッと払わないのが「らしい」です。 アランもちょっと変人なんですけど、憎めないってゆーか。 良いキャラですね。 それにしても男って奴は、本っっっ当に集まるとロクでもない事しかしないんだから!!怒 これだから嫌なんだよ、まったく。 「嫁がうるさい」と思ってる殿方は、今作を観て「こんなんだから女は良い顔しないんだ」ってのをちゃんと理解して頂きたい!!怒 まったくもう。 軽~く楽しめる作品ですが、内容は大人むけです。 my評価6点(10点満点中) 概要 バチェラー・パーティーを描いたコメディ作品。 バチェラー・パーティーとは新郎が独身最後の夜を同性の友人達と過ごすパーティーの事で、アメリカではストリップ鑑賞が伝統である。 製作費は3500万ドルと低予算で、有名な俳優も出演していないながら、興行収入は世界で約4億6千万ドルと大ヒット。 日本でも当初劇場公開の予定はなく、2009年、第2回したまちコメディ映画祭in台東の前夜祭である映画秘宝ナイトで上映されるだけだったが、世界でのヒットを受け2010年7月に劇場公開された。 また第67回ゴールデングローブ賞映画賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。 その他様々な賞を受賞した。 ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い (初回限定) 【DVD】 【新品】【DVD】ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い ブラッドリー・クーパー ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い+史上最悪の二日酔い、国境を越える <計2巻セット>■ブラッドリー・クーパー/エド・ヘルムズ■(2009/11) ワーナー■【DVD】【中古】 【中古】DVD▼ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い▽レンタル落ち
2016.05.25
コメント(4)
今回の一言 世直しじゃ~!! 2011 アメリカ スリラー、サスペンス 監督 ロジャー・ドナルドソン Cast ニコラス・ケイジ ジャニュアリー・ジョーンズ ガイ・ピアース ハロルド・ペリノー ザンダー・バークレー ストーリー アメリカ、ニューオリンズ。 高校の国語教師として働くウィル・ジェラードは音楽家の妻ローラと幸せに暮らしていた。 しかしある日、ローラは夜道で男に襲われ暴行、レイプされてしまう。 報せを聞き、急いで病院へと向かうウィルは、痛々しいローラの姿に愕然とする。 病院の休憩室で呆然とするウィル。 そんな時見知らぬ男が声を掛けてきた。 男はサイモンと名乗り、ウィルにこう話した。 「奥さんを襲った犯人は3週間前に仮釈放されたばかり、レイプの常習犯だ。」と。 さらに「警察に引き渡した場合、DNAの照合だけで半年は掛かってしまう。待たされたあげく、裁判が始まれば奥さんは何度も事件を思い出すハメになる。しかも、もしも有罪となっても11ヶ月服役するだけだ。」と話す。 そしてサイモンはもしもウィルが望むなら、我々が解決すると話す。 真意も定かではなく悩むウィルだったが、もう一度病室へ戻りローラの姿を見て、サイモンに頼む事にするのだった...。 感想 世直しじゃ~~~!! 私は嫌いじゃないですよ~。笑 私は世の中、法で裁けないものはあると思っていますし、服役するか死か、どちらが相手にとって苦痛なのか考えますし、私に出来るのなら私自身の手で復讐したいです。 簡単に殺さずジワジワいたぶって殺すもアリですが、その頃には私自身が恐ろしい悪魔になっている事でしょうがね。笑 もしも死にたがりの犯人なら無期懲役切望で、警察にお願いしますけども。 そんなわけで大いにアリです! ガイ・ピアースはイケメンですし、そんな謎の組織があっても良いと思います。笑 わりとありがちなストーリーだとは思いますが、さすが銃社会アメリカ!って感じのシステムで面白いと思います。 凡人でも銃があれば人は殺せますし。 そうやって誰かを殺してもらう代わりに自分も組織の片棒を担ぐのは、まぁ当然ですね。 実にアメリカらしいシステムです。 さらに面白いのはウィルが高校教師という一般的でマトモな仕事をする真面目な人間だということです。 これが元兵士やらCIAやら警察官だったら、この作品は本当にありがちなサスペンスアクションの域を出なかったと思います。 シュワちゃんやらスタローンやらブルース・ウィリスやらジェイソン・ステイサムやらにヨロシクやってもらう、さして私が興味出さない作品になってたでしょう。笑 彼が一般人なおかげで、作中に観えてくる世界観はごく一般的な我々が暮らす世界です。 そしてそんな中にレイプ常習犯やら児童ポルノ売買やらをやる連中が何食わぬ顔で暮らしていて、例え道ですれ違っても、例え目が合ったとしても、自分はそんな事に気付きもせず生きているのだという事を実感出来ます。 だからこそ「報復の代償が彼らの片棒を担ぐ事」なのはとてもリアリティがあります。 自分の選択は「人を1人殺した」のですから、一般的な世界にずっと生きるわけにはいかないのです。 そんなこんなでテンポ良くポンポンとストーリーは進みますが、まぁ多少ツッコミどころもあります。 そもそも事件直後で誰が犯人か分かってるサイモンて謎です。 情報が早すぎる。 まぁ警察関係者も組織の人間居ますから、そこからでしょうがね。 さらにサイモンは詳細を全然話さないのに、それを鵜呑みにするウィルも謎です。 まぁ気が動転してるのかもしれませんが、初対面の男に「犯人知ってるよ」って言われて、つい感情的に「てめぇは何者だ!なんで知ってるんだ?!俺のワイフがヤラレてるのを黙って見てたのか?!」とかなっても仕方ないシチュエーションですけどねー。 もしくは「知ってるなら俺が復讐する」とかなる可能性も。笑 さらに防犯カメラに細工したんじゃなかったのかよ?!笑 あんだけ何でも出来るのに、何故そこでミスるのか? しかもそれだけ情報を早く調べられて、不法侵入もお手の物、警察関係者が組織の人間とかなり凄い組織っぽいのに、ワザワザ素人を使うあたりがかなりリスキーです。 ですが信念としては「世の中を良くしたい」わけで実際に活動してますから、「平和」についてただ漠然と考えてる一般人、何かあると過剰反応するくせに自分では動かない一般人に対して、体で学ぶ機会を与えてるのかもしれません。 「我々は崇高な理念に基づいて動いてる」とか言いそうな感じが怖いですね~。 高校教師は頭が良いのか、それとも運がいいのか、ポリスメンも組織の連中もうまくかわす凡人ウィルが実に映画らしいです。笑 気に入ったのは警察とのカーチェイスシーンです。 思いもよらず警察車両が大事故に合ってしまい、ウィルは車を停めて中の運転手が無事なのか確認します。 そして運転手が車からモゾモゾと這い出して来るのを見て、ホッとした顔で再び逃走。 「そうだよね、ウィルは悪人でも振り切っちゃった人でもなく、一般人なんだもんね。」と、こっちまでホッとして、ウィルが変わってしまっていない事に安心します。 やっぱり慣れない事はするもんじゃないよ!と言いたくなるぐらい、大きなため息で一息つくウィルもとても良いです。 しかもウィルは嘘が下手なあたりも普通の人感があって良いです。 さらに気に入ったのはサイモンとの取引シーンですが、サイモンを席に誘導し、次にトイレに誘導しさらにホットドッグを買わせると。 これ何か意味があるのかな?と思ったんですが、特に何もなかったーーー!!!!笑 この辺も普通の人感が出てて最高です。 確かに映画とかだと電話で「次はあそこへ行け」とか指示されますもんね。 そんで「前から歩いてくる男から包みを受け取れ」とか「椅子の下に手紙が貼り付けてある」とか言われますもんね。笑 「なんかよく分からんが映画ではそうするし、主導権はこっちにあるぞと示そう!」って感じで、サイモンに呆れ顔で「楽しんだか?」と言われるあたりが特にツボです。 実際テープの交換はこの流れではしませんから、本当に意味ないやーつ。笑 アクションシーンはそこまで派手ではないし、スリラーとしてもそこまで切羽詰まったハラハラ感はないので、期待しすぎると痛い目に合いそうな作品なんですが、この一般人がヤバイ世界に足を踏み入れてしまった感がすごく面白いんです!! こんな事になるなんて!と感じながらも頑張るのが、一般人らしいんですよね。 終わり方も悪くないです。 なので、個人的には気に入ってますが、あまり期待はし過ぎずに観ると楽しめると思います。 my7点(10点満点中) 概要 ニコラス・ケイジ主演のスリラー作品。 原題は「Seeking Justice」だが、邦題は作中で組織に依頼された任務が完了した時の合言葉「腹ペコの兎は飛ぶ」を引用して「ハングリー・ラビット」となっている。 この言葉はイギリス人哲学者エドマンド・バーグが残した「法律家が許可するのではなく、人間愛と理性と正義に従う」という言葉からきている。 「腹ペコ」は人間愛、「兎」は理性、「飛ぶ」が正義を表している。 今作のウィル役をニコラス・ケイジが熱望したと言われているが、残念ながら第33回ゴールデン・ラズベリー賞主演男優賞にノミネートされてしまった。 ハングリー・ラビット /ニコラス・ケイジ 【字幕・吹き替え】【中古】 【新品】【DVD】ハングリー・ラビット ニコラス・ケイジ ハングリー・ラビット /ニコラス・ケイジ 【字幕・吹き替え】【中古】
2016.05.23
コメント(0)
今回の一言 絶対にやりたくない職業。笑 2014 日本 青春、ドラマ 監督 大根仁 Cast 佐藤健 神木隆之介 小松菜奈 山田孝之 リリー・フランキー ストーリー 高校2年生の真城最高(ましろもりたか、通称サイコー)。 クラスメイトや教師が進路相談で沸き立つ中、サイコーは漠然とした特に夢のない将来をイメージしていた。 行きたい大学は無いがとりあえず進学して、やりたい仕事は無いがとりあえず専攻を決めて教師と話し合っていた。 しかしそう言いながらサイコーは、毎日ノートに絵を描く日々を送っていた。 ある日、クラスメイトの高木秋人(たかぎあきと、通称しゅーじん)が、サイコーのノートを盗み見ていた。 幼馴染で想い人、そしてクラスメイトの亜豆美保(あずきみほ)の絵ばかり描き溜めていたサイコーは、気恥ずかしさからノートを奪い返すが、絵を見たしゅーじんはサイコーに「俺と組んで漫画家になろう」と言い出す。 サイコーの叔父の川口たろうは、かつて漫画家として活躍していた。 サイコーは叔父の後ろ姿を見て育ち、漫画家への憧れがあった。 しかし叔父の漫画は過労に過労を重ねながらも人気が低迷し、やがて打ち切り、そして過労が原因で死んでしまった。 だからこそ漫画家など目指すべきでは無いと考えていた。 しつこく誘うしゅーじんに「漫画家なんてなるもんじゃない」と語るサイコーだが、2人が話し合ってるその場所へ亜豆美保が偶然現れる。 しゅーじんは亜豆に「声優を目指してるという噂を聞いた」と話し、勝手に「俺達は漫画家を目指してるからいつかアニメ化したらヒロイン役の声優をやってほしい」と話してしまう。 それに対し亜豆は笑顔で了承する。 驚くサイコーは勢い余って、「そうなれたら俺と結婚してください」とつい言ってしまう。 自分自身の発言に慌てるサイコーだったが、亜豆は戸惑いながらも「私も真城君の事...」と肯定的な発言をし、気恥ずかしさから走り去ってしまう。 これを聞いた2人は大喜びし、漫画家を目指して第一歩を踏み出すのであった...。 感想 漫画原作の映画は、概ね漫画通りにならず、しかもスケールがかなり小さくなり、さらに漫画よりも大雑把になると、ほぼほぼ良い事がないイメージなんですが。 今作に限ってはなかなか良かったです!! 原作に比べればかなり大雑把ではありますが、原作のイメージを崩す事はなく、映画オリジナルストーリーになり過ぎるわけでもなく、さら に完結の仕方もおかしくなっていません。 あずきちゃんとの将来の約束のくだりも、漫画よりは大雑把ですが原作のイメージを崩す事はなく、映画の終わり方がうまい事出来ていたのでないがしろにされてるわけでもありません。 さらに映画化にあたって、なんだか漫画を描く映画なんて案外地味になりそうだと感じてたのですが、なかなか面白い演出もありました。 CGを屈指してまるで本当に自分が漫画を読んでいるかの様にみせたり、ライバル関係をバトルシーンに置き換えた演出も面白かったです。 特に染谷将太は素晴らしかったです。 「DEATH NOTE」のLにも似てるなと感じたのですが、まぁ原作者一緒だしね。笑 松山ケンイチのLもなかなか良かったですが、染谷将太の新妻エイジもクセがありつつもキャラクターとして愛せる良い演技でした。 漫画のバクマン。はもっと長いんですが、省きつつもポイントはきちんと押さえていて、同じ原作者の「DEATH NOTE」よりもピンポイントで漫画の良いところを取ってるので素晴らしいです。 「DEATH NOTE」はかなりオリジナルストーリー入っちゃって、おかしくなってましたけど今作はそんな事も全然ないです。 佐藤健についてはさすがに高校生の役は無理があるなと感じました。 特に隣が神木隆之介とまだ若いですから、比べると断然、佐藤健はシックリきてません。 イケメンだけに悲しいです。笑 やはり若さには勝てない...。笑 山田孝之は「これ役なの?」というほど、山田孝之通りのキャラです。笑 いや、山田孝之と知り合いではないので分かりませんけど、ボサっとしててツーンとしてて、言葉が少なくて。 急にスイッチ入って語り出す感じとか、役じゃなくて山田孝之そのものっぽいです。笑 ちょー自然体です。笑 また漫画家という職業の凄さ。 1から生み出す想像力。 そこに「週刊少年ジャンプ」というそれはそれは厳しい弱肉強食の世界。 そこへかける情熱。 さらにジャンプ編集部の人達の仕事も凄い! 素晴らしかったです!! 私は例え絵が描けても、例え想像力が豊かでも絶対にやりたくない職業だなと思ってしまいました。笑 数々の漫画家さん、面白い作品をいつもありがとう~!! と声に出して言ってみる。笑 漫画のバクマン。を読むほどではないけど興味がある人にはピッタリです!! 漫画のバクマン。を読んだ人にも嬉しい作品です!! 老若男女問わず楽しめます。 オススメです。 my評価8点(10点満点中) 概要 原作は日本人漫画原作者、大場つぐみと日本人漫画家、小畑健による同名漫画。 漫画は累計1500万部を記録した大人気漫画であり、2010年にはアニメ化もされた。 またメディアミックスとして2011年にはニンテンドーDS対応のゲーム「バクマン。漫画家への道」が発売されている。 原作の人気の秘密は「リアル志向」にある。 週刊少年ジャンプに連載される漫画の多くはアドベンチャーものやスポーツもの、コメディなどが多く、喧嘩漫画やグルメ漫画、時代劇などなかなか人気が出ないと言われるジャンルも存在する。 しかしながら必ずしも売れないわけではなく、人気の出ないと言われるジャンルからも連載を勝ち取った作品もある。 そんなジンクスを踏まえた上で「週刊少年ジャンプで連載する為に何を描くか」という話し合いをしたり、漫画が出来るまでを描き、編集部に持ち込み読んでもらう、漫画家になる為に何をすれば良いかなど本当に一般人が漫画家となるまでのステップを細かく描いた事にある。 これにより漠然としたイメージが先行する職業である「漫画家」という仕事の全てを知る事が出来、その情熱なども感じる事が出来るという珍しいものであった。 また原作者の大場つぐみはプロフィール不明で顔写真も存在しない謎の人物である。 その正体には様々な憶測が流れているが、1番の有力説が「ガモウひろし説」である。 この説の出処は2005年1月に開催された第4回日本オタク大賞に参加していたプロデューサー岡田斗司夫の発言である。 岡田斗司夫はこのイベント内で「大場つぐみはガモウひろしなんだよ。」と話し、根拠についても「複数の関係人物から裏を取った」と話している。 しかしトップシークレット扱いの大場つぐみの正体について、ジャンプ編集部が公式に認める事はないと考えられている。 ガモウひろしはかつてジャンプに「とっても!ラッキーマン」というギャグ漫画を1993年~1997年の間連載し人気作品であったが、それ以降は人気作品は無く、ジャンプ掲載も半年以内に終わる作品が2作品ほどとなっている。 また絵は完全なギャグ路線であり、決して達筆と言えるタイプではなかった。 公式には現在の活動は児童向け絵本「ぱんつくん」の出版と「とっても!ラッキーマン」の単行本発売のみで、どうやって生計を立てているのか謎とされている。 これについてガモウひろしは「1番聞いてはいけないこと」と語っており、真相は謎である。 ちなみに「DEATH NOTE」や「バクマン。」内で、大場つぐみ=ガモウひろしを関連付けるものが登場する事も説の信憑性を高めている。 例えば「DEATH NOTE」の主人公、夜神月が通う塾の名前が「ガモウゼミナール」。 「バクマン。」に登場する川口たろうの作品「超ヒーロー伝説」が「とっても!ラッキーマン」に酷似している。 単行本「バクマン。」第1巻の表紙に「とっても!ラッキーマン」の単行本の絵が描かれている。 さらに「バクマン。」を英語に「BAKUMAN」とし、下部のみを隠すと「RAKIIMAN」となるなどが挙げられている。 【新品DVD】 バクマン。 豪華版 ★BD/邦画/バクマン。(Blu-ray) (通常版)/TBR-26092D 【中古】バクマン。/佐藤健DVD/邦画青春 【新品DVD】 バクマン。 通常版
2016.05.21
コメント(0)
今回の一言 迫力は満点です! 2015 アメリカ ドラマ、アクション 監督 ロン・ハワード Cast クリス・ヘムズワース ベンジャミン・ウォーカー ベン・ウィショー キリアン・マーフィー トム・ホランド ブレンダン・グリーソン ストーリー 1850年、アメリカ。 ハーマン・メルヴィルという新進気鋭の若手作家がある男性の元を訪ねる。 その男の名はトマス・ニカーソン。 夫婦で宿屋を営んでいたが、宿の仕事は妻に任せっきりで、トマスは酒浸りだった。 メルヴィルはなんとか「エセックス号の真実を話してほしい」と、エセックス号乗船員の中でたった1人の生き残りであるトマスに迫る。 メルヴィルはこの時、同じく新進気鋭の若手作家ナサニエル・ホーソーンに強い対抗意識を燃やしていた。 しかし心のどこかで彼とは才能のレベルが違うとも感じていた。 だからこそただ書くのではなく「真実に迫りたかった」のだ。 しかしエセックス号たった1人の生き残り、トマスが語り出したのは想像を遥かに超える過酷で恐ろしい旅だった...。 感想 (ちょっとだけネタバレします) いや~やっぱりこーゆー作品は映画館で観ると迫力があって良いです! タイタニックばりの迫力でした!! 今では捕鯨を禁止してる国も多く、捕鯨をする日本が叩かれる事もありますが、かつて石油が出る前は鯨油がメインだったんですね。 あんなに苦労して油を取ってたなんて知らなかった! 私は原作の「復讐する海」もメルヴィルの「白鯨」も読んだ事がないのですが、メルヴィルの「白鯨」は実話が含まれていた!って事になりますかねー。 とにかく主役のクリス・ヘムズワースのカッコ良い事!! めっちゃ男臭い作品なんですが、頼れるイケメンで素敵でした。 さらに今作は「白鯨との闘い」という題名ですが、それだけでなく、お家柄から来る差別や船旅の危険、友情なども描かれていてボリュームは満点です。 しかし「白鯨との闘い」という題名がつくぐらいですからそこがメインだと思いますし、そこにかなりの力を入れてるのだろうと思ってたわけですが、迫力は満点なものの意外にそのシーンは短いです。 いまいちポンコツな邦題です。 もし私は邦題を考える人ならもう少し内容に沿ったマシなのを付けると思います。笑 てか、原題のままでよくねー? いくらメルヴィルの「白鯨」について紐解かれた話であっても、「白鯨との闘い」と限定した題名をつけてしまうと意味が違くなってしまうと思います。 そんなわけでそこをメインにアクション作品を想像して観ると、残念な思いをするかもしれません。 アクション作品というよりはドラマ作品です。 また白鯨と目が合うシーンがあるのですが、あそこはイマイチ納得出来ません。 至極単純に考えるならば「こちらに敵意がなければ、奴にも敵意はない」という意味に取れます。 しかしあんなモンスターと1度は闘ったチェイスの心中、そして死んでいった仲間達、「殺せ」と叫ぶ船長、何を表現したくてあのシーンが出来たのか? チェイスの心が折れたのか、あんな小さな船で闘っては危険と思ったのか、それともあの時に鯨を殺す事が怖くなってしまったのか、目が合って「奴も必死で生きてる」と共感したのか、イマイチよく分からなかったです。 ちなみにチェイスはその後商船に乗る事になるので、捕鯨は辞めてます。 その辺から推測するとやはり共感したのか、敵意がなければ奴にも敵意はないと感じたかでしょうかね? それに名家の出で船長のポラードと貧しい出でよそ者である事から船長になれなかったチェイスの対立はあるものの、2人の対立が激化し、やがて和解しというところがあまり詳しくなく、上手に描けてなかったと感じます。 ポラードが怒鳴るのは1度きりですし、あんな風に言われてキレないチェイスは大人でしたが、もう少し他のシーンでチェイスにも激情が欲しかったです。 てかあの時かなり「はぁ?」とか思いましたけどね。 ポラードのふざけた説教と横暴さ加減に。笑 冒頭に「名家のお坊ちゃんの子守を押し付けられた」と愚痴ってたわけですから、本人を目の前に何も言い返さず終わってしまうと、なんかチェイスってカッコ悪いってなっちゃいます。 結局激しい対立もなく和解もない様に見え(まぁいちお和解っぽいシーンあるにはあるんですが、めっちゃあっさりしてて短い)その割に、なぜラストシーンで急にポラードはチェイスの言う通りにしたのか、釈然としません。 ストーリー的には筋は通ってるんですが、そーゆー感情の起伏が少ないのでしっくりこないんですね。 そんなわけで迫力はありましたしボリュームも満点でしたが、「白鯨との闘い」という題名から想像する内容とは全然違う事、ポラードとチェイスの対立が雑な事、題名からは想像つかない漂流シーンの長さを考えると評価はまぁまぁってとこです。 my評価6点(10点満点中) 概要 原作はアメリカ人作家ナサニエル・フィルブリックのノンフィクション小説「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」。 作品はアメリカ人作家ハーマン・メルヴィルが描いた代表作「白鯨」に隠された真実を描いており、「白鯨」はフィクションの海洋冒険作品であるが、全てがフィクションではない事を示唆している。 監督は「バックドラフト」「ビューティフル・マインド」「ダ・ヴィンチ・コード」などを手掛けたロン・ハワード。 主役のオーウェン・チェイス役に「マイティ・ソー」のソー役でお馴染みクリス・ヘムズワース。 脇を固めるのは「愛についてのキンゼイ・レポート」や「父親達の星条旗」のベンジャミン・ウォーカー、「28日後...」や「麦の穂を揺らす風」のキリアン・マーフィー。 ★BD/洋画/白鯨との闘い(Blu-ray) (Blu-ray+DVD) (初回版)/1000600180 ★BD/洋画/白鯨との闘い(Blu-ray) (Blu-ray+DVD) (初回版)/1000600180 ★BD/洋画/白鯨との闘い(Blu-ray) (Blu-ray+DVD) (初回版)/1000600180
2016.05.20
コメント(0)
今回の一言 思春期? 2015 日本 アニメ、ファンタジー 監督 細田守 Voice 役所広司 宮崎あおい 染谷将太 広瀬すず 大泉洋 リリー・フランキー ストーリー 9歳の蓮は、ある日、母親を交通事故で亡くしてしまう。 父と母は離婚しており、母が死んでも父は葬儀にも蓮を迎えにも来なかった。 一人ぼっちになってしまった蓮を親戚が引き取る事になるが、蓮はそれが嫌で逃げ出し、渋谷の街をたった一人で彷徨う日々を過ごす。 一方その頃。 人間の住むこの世以外に、表裏一体のバケモノの住む世界があった。 バケモノの世界は「宗師」と呼ばれる者達がその地域毎におり、宗師が自分の地域を治めていた。 渋天街を治める宗師は、近々引退し神になる予定だった。 そこで時期宗師として名が挙がった2人のバケモノがいた。 1人は猪王山(いおうぜん)。 武術の達人として知られ、武術館を主宰し、多くの弟子を持ち、品格もあり、バケモノ達に愛されるとても優れたバケモノだった。 もう1人は熊徹(くまてつ)。 実力は猪王山にも劣らぬほどの強さを持っていたが、猪王山の様に武術の達人ではなく独学でたった一人武術を極めた為、型破り。 そして粗暴な性格と品格のなさからバケモノ達に嫌われていた。 おかげで弟子の一人もなく、嫁も居ない天涯孤独のバケモノだった。 そんな熊徹に宗師は、猪王山と決着をつける為の戦いを設ける代わりにきちんと弟子を取り育てる事を命じる。 熊徹は時期宗師の争いなど興味はなかったが、猪王山との決着をつけたいがために弟子探しとして人間界へと向かう。 そこで熊徹は都会の片隅でひっそりと佇んでいた少年と出会い、冗談半分で「お前、俺のところにくるか?」と話す。 それは蓮だった。 蓮は熊徹の顔を見て、人間じゃないと分かりパニックになるが、恐怖心を持ちながらも、そいつが何者なのか興味が湧き、熊徹の後を尾けるのだった...。 感想 映画公開時から少年時代と青年時代がガラッと変わり過ぎると風評で言われていて、また声優に対しての評価も低い作品です。 なわけで、そんなに期待してなかったんですがまぁ風評通りといったところでしょうかね。 9歳の少年が離婚で父を失い、事故で母も亡くし、ひねくれてもおかしくない環境なのは分からないでもないです。 感じ悪いクソガキでも「まぁ辛い目にあったから」と思いながら観ていましたが、初めはバケモノ界で「人間」という事でイジメに合ったりしてましたが、途中から同世代のバケモノ達を打ちのめして逆に尊敬され友達も出来ます。 熊哲は粗暴ですが、それなりに楽しくやれてる様な気もします。 多々良と百秋坊も居て、そこまで寂しさを感じる事もなく生きて来れただろうと思います。 なのに何故にあんな青年に育つの?? 今更、父親を探してどーするの? てか、なんで離婚して以来、一切会ってくれなかった父親にそこまで執着出来るの?? なぜ人間界の方にあんなに意識が傾いたのか、謎過ぎる。 熊哲や多々良や百秋坊と生きてくじゃダメなの? 友達も出来てそれで良いじゃん!! バケモノの世界でバケモノ達と暮らすのか、人間界で人間として暮らすのかという葛藤はまぁ分かるのですが、彼の生活環境で「自分は何者なのか?」という疑問を持つのはかなり強引な展開だなと思いました。 私も「本当の父親に会いたいか?」と聞かれた事ありますが、別に会いたいかなかったですけどもね。 会ったところで何があるわけでもなし。 恨みつらみなど、自分の成長と共に消えていくわけで、気持ちをぶつけるわけでもなし。 新しい家庭を向こうは築いているのに、わざわざ出向いてトラブルになったり、せっかく自分も幸せに生きてるのに会う事で心の平穏が乱れるのも困りますよねー。 会ってしまえば、「何にも思わない、何にも感じない」わけはないですから。 お互い幸せに生きてればそれでよくねー? よくよく考えてみたら、なんか「よく分かってない人が作った感」がイラついてきますね。笑 でも一郎彦の感情はごく自然な流れだと感じ、一郎彦の悩みや心の闇はよく理解できます。 同監督の「おおかみこどもの雨と雪」は母親が、将来雨と雪がおおかみとして生きるか人間として生きるかきちんと選べる様に自然の多く残る田舎町に引っ込んで、(もちろんおおかみとバレると大変だから都会は不向きと判断したという理由もありますが)自然と触れ合いながら社会生活を送るという内容だったので、そーゆー葛藤が起こるのは納得出来たんですが。 今作は別に蓮は熊哲を追いかけなくても良かったし、人間界へ帰る事も出来たのにとどまったわけです。 自分で選んだ道なのに、今更人間界で生きたいってそりゃないんじゃないの~?! そんなわけで蓮の動機が本当に子供過ぎて、深い事考えずに、感情で生きてるワガママっ子って感じでちょーつまらないです。 思春期ってゆーか、なんてゆーか。 熊哲の方は蓮を弟子にして数年間暮らした事でとても成長したし、父親としての自覚というかそーゆーものも芽生えてとても素敵だったと思いますが...。 風評通り、この少年時代と青年時代の作風がガラッと変わり過ぎるところが非常に不快で、突然現れた広瀬すず演じる楓ちゃんも内容説明の為のキャラって感じで微妙で、残念です。 鯨についてはまぁ各々のイメージがありますから、別にそれがライオンでも龍でも鳥でもなんでも良いと思いますが、メルヴィルの「白鯨」を出してくる辺りが気に入りませんね。 そもそも一郎彦はずっとバケモノ界で暮らしてたのになぜ落ちていた「白鯨」をチラッと見ただけであんなに明確な鯨をイメージ出来るのか?とツッコミたくなります。 「く...じ...ら...?」 って明らかに鯨が何か知らないじゃん!!笑 「白鯨」はバケモノの様なイメージがありますが、そことかけてるにしても気に入らん!! 声優として良かったのはダントツ大泉洋です。 彼は本当にマルチな活躍でお笑い良し、役者良し、声優良しと素晴らしい人ですね! アニメながらも子供向けではなく、前半と後半がガラッと変わり過ぎるところも良くないですし、あまりオススメ出来る作品ではありません。 my評価2点(10点満点中) 概要 細田守監督の長編アニメーション作品。 細田守監督の4作目のオリジナル作品となり、長編アニメーション監督作品としては5作目となった。 制作会社はスタジオ地図で、自社制作としては「おおかみこどもの雨と雪」に続き、2作品目となる。 第63回サン・セバスチャン国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。 第19回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門・審査委員会推薦作品。 第33回ゴールデングロス賞日本映画部門優秀銀賞、第39回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。 興行収入は約58.5億円。 ★DVD/劇場アニメ/バケモノの子 (本編ディスク+特典ディスク)/VPBT-14477 【新品DVD】バケモノの子 Blu−ray スタンダード・エディション(Blu−ray Disc) 【新品DVD】バケモノの子
2016.05.19
コメント(0)
今回の一言 あのスマホがどうなってるのか疑問。 2016 日本 史劇 監督 松山博昭 Cast 小栗旬 柴咲コウ 向井理 高嶋政宏 山田孝之 ストーリー ある日突然、戦国時代にタイムスリップしてしまった高校生、サブローはそこで自分と全く同じ顔をした男と出くわす。 その男は自分の代わりに信長になってくれと頼み、どこかへと去ってしまった。 こうして織田信長を追ってきた家臣に信長と間違われ、サブローは織田信長として生きる事となった。 そしてサブローはついに安土城を築いた。 そこへ松永久秀がやって来て「残される家臣達の為に築いたんだな」と言われる。 歴史を全く知らないお馬鹿なサブローはなんの事だか分からず、同じく現代からタイムスリップしてやって来た松永久秀に問う。 サブローがタイムスリップした際に鞄に入っていた歴史の教科書はかつて盗まれ、今はどこにあるかも分からなかったが、松永久秀はその歴史の教科書を入手しており、サブローに見せた。 歴史を変えるつもりで生きて来たサブローにとって教科書の内容は愕然とするものだった。 かつての戦いも、安土城建築も、全て歴史通りだったのだ。 さらに松永久秀は信長がもうすぐ死ぬ事を伝える。 教科書には確かに「織田信長は明智光秀に討たれる」とあった。 しかし肝心な部分は、以前に同じくタイムスリップしてやって来た斎藤道三が、サブローが歴史を変えてくれる事を信じて破ってしまった為、いつどこで殺されるのか分からなかった。 それでも歴史を知り、自分のやって来た事は全く歴史を変えてなかった事を知ったサブローは打ちひしがれてしまうのだった...。 感想 うん、まぁドラマ観てない人は全く分からないよね~って感じですね。 個人的にはDVDで良くない?と思ってたんですが、旦那がどーしても観たいというので行ってみたら、劇場は女子だらけ。 映画を観終わってみると、あんなに行きたがってた本人が「DVDでも良かった」とか言ってました。笑 まぁそんなわけで、お気楽エンターテイメント作品なのでそれなりに楽しめますよってぐらいです。 いずれ民放でも放送するでしょうし。 ドラマ版から観てる人達の気持ちはひとえに「歴史は変わったのか?」です。 本能寺の変が起こるのか? 本能寺の変は起こっても生き延びるのか? と、そこだけを引っ張って映画化までこぎつけたんだから、まぁ脚本、演出は素晴らしかったんでしょうね~。 私も毎週観てましたが、まぁ普通に面白いドラマでした。 結末を話してしまうと無意味な作品なので、何も語れないのが残念ですが、一番疑問に思ったのは河童の存在です。 なぜ外人?笑 てゆーか日本を代表する妖怪・河童の正体がアレってのはかなり笑えます。笑 そしてさらに疑問に思ったのは、その外人ももちろんその後はあの時代で生きていったわけです。 もちろんコンセントないし、スマホは充電出来ません。 何十年だか分かりませんが、ずーっと電源OFFにしてて、時折電源ONにして動作確認をしてみたらどのくらいもつのでしょうかね? 本当に動画取れるだけの電池もつのかね?笑 甚だ疑問です。 疑問すらあまり言うとネタバレしてしまうので非常に残念ですが、とにかくツッコミどころは満載なものの、それなりに楽しめます。 my評価6点(10点満点中) 概要 原作は日本人漫画家、石井あゆみの同名漫画。 小学館から発行している月刊少年漫画雑誌「ゲッサン」の創刊号から現在も連載中である。 第57回小学館漫画賞少年向け部門を受賞し、「全国書店員が選んだおすすめコミック2012」で第7位を獲得。 2014年にフジテレビ開局55周年記念プロジェクトとして連続TVアニメ、連続実写TVドラマ、実写映画化を順次展開した。
2016.05.18
コメント(0)
今回の一言 確かに「ミレニアム」の雰囲気はあるけども。 2012 スウェーデン サスペンス、ミステリー 監督 ペーテル・フリント Cast マリン・クレピン ビョーン・シェルマン レイフ・アンドレー カイサ・エルンスト アンチュ・トラウェ ストーリー 12月10日、スウェーデン、ストックホルム。 この日はアルフレッド・ノーベルの命日であり、それに合わせて毎年ノーベル賞授賞式が開かれる。 その後は晩餐会が開かれるが、新聞記者のアニカ・ベングッソンもこの晩餐会に出席し、式についての最新情報を会社に報告していた。 その後の舞踏会も参加したアニカだったが、式の最中、ES細胞の研究で賞を受賞したヴィーゼル博士とヴィーゼル博士とダンスを踊っていたノーベル賞選考委員会長キャロリン・フォン・ベーリングが何者かに撃たれてしまう。 2人を撃ったと思われる女性を目撃していたアニカは警察で話をする事になった。 その後、現場に居たアニカは他社を出し抜けるほどの大スクープを書く事が出来ると意気揚々としていたが、警察官アンデルスはアニカを重要参考人にしてしまう。 法律で重要参考人は情報開示を禁じる事が出来るとあり、アニカはせっかくの大スクープを書く事が出来なくなってしまう。 ヴィーゼル博士は何とか一命を取り留めたが、キャロリン・フォン・ベーリングは死亡してしまった。 そんな中、ヴィーゼル博士はユダヤ人であった為、アルカイダ系組織「ノイエ・ジハード」に狙われたのではないか?という話が出る。 仕事仲間達はその路線で国際テロ組織や国内の安全について、「ノイエ・ジハード」について記事にしようと動き出すが、アニカだけは違う考え方だった。 警備が厳重なノーベル賞舞踏会に忍び込み、至近距離からターゲットに発砲し、警察の厳戒態勢を突破するだけの能力を持つプロがヴィーゼル博士を殺しきれない事などあるのだろうか?もしかして狙われたのはノーベル賞選考委員会長のキャロリンの方だったのではないか?と。 箝口令のせいで記事が書けないアニカは芸能部に回されたが、仕事とは別に独自でキャロリンについて調べ始めるのだった...。 感想 王道スタイルのサスペンスミステリーです。 とてもシンプルで無駄も少なく、謎解き要素も難解すぎず悪くないです。 ただ近年の大どんでん返しだとかド派手なアクションとかはないので、古典的なサスペンスが好きな人向けだと思います。 私はヒッチコック好きなので、全然問題なく楽しめました。 また私の大好きな「ミレニアム」のスタッフが集結したとあって楽しみにしていましたが、確かに「ミレニアム」に通づる雰囲気はチラホラあります。 特に音楽は「ミレニアム」っぽいなぁと感じましたし、所々のスウェーデンの街並みなんかも「ミレニアム」っぽくて悪くないです。 記者というのも共通点ですし。 (カテゴリ別一覧「映画(み)」から見れますのでよろしくどうぞ) テンポも早すぎず遅すぎず丁度良いです。 しかし「ミレニアム」の時も思ったんですが、あまり人の区別が付かないんですよね~。 私、スウェーデン人を見分けるの苦手なのかしら? 「ミレニアム」の時ほど登場人物は多くないのですが、スーツ着てて髪型も似てたりするともう誰が誰だか...。笑 とにかくそれなりに楽しめましたが、問題点もありました。 そもそも原作はシリーズ物らしいんですが、映画化にあたりシリーズ化してるのかちょっとよく分かりません。 ですが警察のアンデルスとアニカは顔見知りみたいだし、その辺の説明はないので謎です。 しかも向かいの奥さんと旦那がなんとなく良い雰囲気っぽくて、そこにイラつくアニカのシーンがあるんですが、その辺はどうなったのか?描かれてないので意味不な伏線です。 さらにその向かいの夫婦の子供にアニカの子供がいじめられていてちょっとしたゴタゴタが描かれるんですが、その辺も中途半端なまま映画が終わるので、無くて良かった伏線です。 そんな宙ぶらりんの状態なのにラストに幸せそうなアニカ家族の映像が差し込まれてるので、非常に腑に落ちません。 また「ミレニアム」の様にキャラが立ってないのも問題です。 アニカは綺麗な人ですがなんとなくちょっと足りない感があります。 子ネコ役のアンチュ・トラウェは華があったんですが、ラストがおかしな事になるのでもったいないキャラだな~と感じます。 あんなに完璧なプロなのに、ラストにスーパーミスとも言えるとんでもない事が起こるので逆にシュールで笑っちゃいました。 カッコいいキャラなのに...。泣 しかも「瞳が金色だった」との証言から、子ネコの存在が浮上するんですが、アンチュ・トラウェ、作中で思いっきり黒っぽい茶色の瞳なんですよね。 よく分からないですね。 つまるところ「ミレニアム」っぽい雰囲気はありますが、「ミレニアム」には勝てません。笑 でもそれなりに楽しめます。 王道スタイルのサスペンスミステリーが好きな人は好きだと思います。 my評価6点(10点満点中) 概要 原作はスウェーデン人推理作家、ジャーナリストのリサ・マークルンドの「ノーベルの遺志」。 アニカ・ベングッソンを主人公とする「アニカ・ベングッソンシリーズ」は全部で8作品あり、全世界30ヶ国で翻訳され、累計900万部を突破した大ベストセラーシリーズである。 今作でリサ・マークルンドはプロデューサーを務めている。 また今作は本国スウェーデンで好評で、その後もマリン・クレピン主演で続編がビデオ化されているが、日本ではDVD化されていない。 【送料無料】ノーベル殺人事件/マリン・クレピン[DVD]【返品種別A】 【新品】【DVD】ノーベル殺人事件 マリン・クレピン 【店内ポイント最大10倍】[DVD洋]ノーベル殺人事件/中古DVD(AN-SH201502)【中古】【5/18・11時迄】
2016.05.17
コメント(0)
今回の一言 これはかなり素晴らしいです!! 1962 アメリカ ドラマ、スリラー 監督 ロバート・アルドリッチ Cast ベティ・ディヴィス ジョーン・クロフォード メイディ・ノーマン ヴィクター・ブオノ ストーリー 1917年。 アメリカはボードビル全盛期。 6歳にして子役大スターとなったジェーン・ハドソンは「ベビー・ジェーン」の愛称で親しまれ、劇場は常に満席だった。 父も一緒に舞台に立ち、ジェーンの為にピアノを伴奏したり、ジェーンを目立たせる為にダンスのサポートをしたりしていた。 それを舞台袖で観ていた母と姉のブランチ。 ブランチはジェーンに強い嫉妬心を覚えていた。 それに気付いていた母は、貴方もいつか光り輝く日が来ると諭し、その時が来たらジェーンに優しくしてあげてと話す。 一方ジェーンは、ブランチの気持ちなどよそに自分が大スターである事を自負し、舞台裏ではワガママ放題、何かあると「私が稼いでいる」と父と母を一蹴していた。 時は経ち、1930年代。 時代はボードビルから映画へと変わり、それと共に姉ブランチは大スターへと変わった。 一方でジェーンはかつての輝きを失い「大根役者」と呼ばれ、映画会社から契約を切りたがられていた。 しかしブランチは妹ジェーンと自分と同じだけ映画に出演させるという条件を契約に盛り込んでいた。 それが出来ない場合、契約を切られてしまう。 大スターブランチを失いたくない映画会社は、仕方なく必要ないジェーンを使い続けるしかなかった。 そんなある夜。 帰宅中の自宅前で2人は悲惨な自動車事故に遭ってしまう。 かつてと正反対の立場となってしまった嫉妬心から、ジェーンは、自宅前で門を開ける為に車を降りたブランチをワザと車で轢き殺そうとしたと世間で話題騒然となった。 こうして姉ブランチは背骨を折り、一生下半身不随の体となってしまう。 ジェーンはその責任を負う形でブランチの面倒を見る事になった。 こうして2人は表舞台から姿を消した。 そして現在。 たった2人きり暮らすブランチとジェーン。 しかしジェーンのブランチに対する思いは決して消える事はなかった...。 感想 こ~~~わ~~~い~~~!! とっても怖いです。 何が怖いって全てが怖いです。 私の悪い癖はいかんせん弱者側の立ち位置から物事を見るところなんですが、そもそもなんで「何がジェーンに起こったか?」という題名なの?と思ってました。 だって年老いても美しく心も綺麗な姉と、醜く歪んだ恐ろしい妹。 サスペンス系だと分かっていて観ているのできっと酷い仕打ちを受ける事になるのだろうと先を想像し、「何がブランチに起こったか?」でしょう?と思ってました。 2人の間はこれでもか!と言うくらい完璧に上下関係分かれていて、ビクビクするブランチとでかい態度のジェーン、女同士ってやっぱりこえぇぇぇ~~~。 その割にジャンジャカジャンジャカ、ベルを鳴らすもんだからそりゃ勘に障るわねとか思いつつ、対した用でもないのに呼ぶなよブランチ、とか思いつつ。笑 で、案の定段々とジェーンの嫌がらせが増えてきて、ブランチ本当に可哀想。 しかもちょーこえぇぇぇのが「ベビー・ジェーン」へのプライドです!! かれこれ45年は経ってるわけで、そんな昔の事誰でも知ってるわけないなとか思うのが普通なのに平気で「私がベビー・ジェーンよ」と話しています。 そこに超絶プライド持ってます。 だからこそかつての記事を集めたスクラップブックを大切にしており、ベビー・ジェーン人形も綺麗に整えて飾り、写真も沢山部屋に飾ってあります。 私はブランチは何も悪くないのになと思いながら観ていました。 かつての栄光にすがっている間は一生成長出来ません。 まぁ姉を轢き殺そうとした時点でもう人生終わりましたけどね。 ジェーンは自分で自分をダメにしたんじゃん!と思いました。 しかも白塗りでまるで鈴木園子バリの妖怪がリボンにフリフリのワンピース、髪を巻き毛にして踊るシーンとかもうまぢで怖すぎるっ!! 怖すぎる~~~!! あのピアニスト、お金が目的でしょうが、私が彼ならお金もらってもあんな仕事やりたくないですけど。笑 即帰宅して、次はバックれますよ。笑 しかしここまで恐ろしい事が出来る醜悪なジェーンなのに、面白いのはストーリーと共に追い詰められていくとブランチを頼る事です。 もう完全に精神崩壊してんじゃん。 で、ラストまで来るとまさかの展開が!! 全ての謎が解けるんですね~。 ジェーンはなぜ酒浸りなのか? ブランチはなぜ醜悪な妹にビクついてたのか? なぜもっと早く病院送りにしなかったのか? ジェーンが醜く歪んだのはジェーンのせいなのか? それともブランチのせいなのか? あぁなるほど。 ジェーンはブランチの前に立つと、狂い切れなかったんだなと。 だから自分が轢き殺そうとしたという負い目を一生忘れられなかったんですね~。 そしてブランチのビクつきや躊躇い、ジェーンを罵倒する事もほぼなかった、そんな中にあった本当の気持ちも分かるんですね。 確かに「何がジェーンに起こったか?」です。 素晴らしい題名だと思います。 そしてベティ・デイビスの怪演は本当に凄まじいものがあります。 恐ろしい醜悪な女性を見事に演じきって、パパへの手紙を歌うシーンなんかは本当に身の毛もよだつ恐ろしさです。 なんの賞も取れてないのが不思議です。 なぜノミネート止まりなのか? ベティ主演の「青春の抗議」や「黒蘭の女」はもっと凄いのでしょうかね~。 と、思ったら第35回アカデミー賞って「奇跡の人」のアン・バンクロフトじゃないか!! うーん。 そりゃ仕方がないか。 「奇跡の人」素晴らしいもんな~。 いずれにしろ両作品ともハイレベル過ぎます。 (カテゴリ別一覧「映画(き)」から見れますのでよろしくどうぞ) さらにラストシーンのアイスクリームのくだりは素晴らしいです。 ここまで醜悪で頭のおかしい女性として演じられていますが、ラストはとても清々しそうな振る舞いです。 きっとラストでのジェーンはある意味正常だったのだと思います。 そして何十年間かぶりに人に注目された事の嬉しさから、本当に「ベビー・ジェーン」に戻った時の様に、子供の時の気持ちの様に清々しくダンスを踊るのですね。 凄い人ですね~。 もちろんジョーン・クロフォードも素晴らしい演技でした。 品がありつつも、元大スターという面影を残してちょっとしたワガママも言ったりします。 もちろん思う通りに生きられない体だからというレベルのワガママなんですが。 下半身が思う様にいかない演技は素晴らしかったと思いますし、瀕死になってからのブランチも素晴らしかったです。 本当に身の毛もよだつスリラー作品だったと思います。 秀逸です!! 映画好きの方には必ず観て頂きたい作品です。 もちろん誰でも楽しめますし、怖いと言ってもホラーではないので、ホラー苦手でも大丈夫です。 ちょーオススメです!! my評価9点(10点満点中) 概要 原作はアメリカ人小説家ヘンリー・ファレルの同名小説。 監督のロバート・アルドリッチは熱い男を描く「西部劇」の監督として知られており、代表作は「ベラクルス」などがある。 さらに戦争映画も得意とし「特攻大作戦」「燃える戦場」などがある。 一方でサスペンス、スリラー作品も製作し、「キッスで殺せ」「女の香り」、そして今作などがある。 いずれも人間の執念や増悪などをダイナミックに描き、アメリカ史に残る名監督。 ベティ・ディヴィスとジョーン・クロフォード2大スターの共演という事でも話題を呼んだ作品である。 第35回アカデミー賞ベティ・ディヴィスが主演女優賞、ヴィクター・ブオノーが助演男優賞、録音賞、撮影賞にノミネート。 衣装デザイン賞を受賞。 その他数多くの賞を受賞、ノミネートした。 何がジェーンに起こったか? [ ベティ・デイヴィス ] 【新品】何がジェーンに起こったか? DVD 【新品】【DVD】何がジェーンに起こったか? ベティ・デイヴィス 何がジェーンに起こったか?
2016.05.16
コメント(0)
今回の一言 どんだけ高度な男と女のラブゲーム?! 1963 アメリカ パニック、スリラー 監督 アルフレッド・ヒッチコック Cast ティッピ・ヘドレン ロッド・テイラー ジェシカ・タンディ ヴェロニカ・カートライト スザンヌ・プロシェット ストーリー サンフランシスコの鳥専門ペットショップを覗いていたメラニー。 そこへ1人の男性がやって来て、メラニーに話し掛ける。 その男性ミッチは、ワザと「店員だと勘違いして話し掛けている」風に装っていた。 メラニーは彼をからかおうと、それに乗っかり店員かの様に振る舞った。 しかし本物の店員がやって来てミッチに話し掛けてしまい、全てミッチの悪ふざけだった事がバレてしまう。 恥をかいたと怒るメラニーだが、ミッチはうまく誤魔化しまた会えるであろうニュアンスを残して去って行った。 メラニーは彼が自分に興味を持ったと感じ、同様に自分も彼に興味を持った。 そして彼が妹の為に探していたラブバードを購入し、彼の住所を調べて会いに行く事にしたのだった...。 感想 「のみすぎたのは~あなたのせいよ~」ってね、80年代90年代前半の歌謡曲(特に演歌)は、ちょーエロい!! 「名前~聞くほど~野暮じゃない、まして~身の上話など~」と言いながらホテルへ行くわけですよ、うん。笑 「私達、後でどこ行くの?私達そこでナニするの?」ってね、うん。笑 なぜこんな話をしたかって? 冒頭のメラニーがちょー悪女だからです。笑 そしてミッチも同じくちょーチャラ男です。笑 ヒッチコックが描く男女問題の中でもかなり光ったドロドロ恋愛事情です〜。 ミッチは個人的には全く好みじゃありませんが、まぁ当時のイケメンらしく、しかも色男で弁護士だし、金に余裕があるから心にも余裕があると。 やたらサンフランシスコを作中に連呼してる辺りにも、「近辺の田舎者が集まる街」的な雰囲気が見え、散々お痛したのねー的な。 そこへこれまた悪女のメラニーがやって来て、散々お痛した男ミッチと散々お痛した女メラニーだから話も早い!!笑 恋愛経験値低い奴には理解できない早さ!笑 めんどいもんは省いても2人の間には問題ないわけですね。 ヒッチコックは名匠ですが、決してイケメンじゃないし恋愛経験豊富そうには思えないんですが、よく描けたね、これ。笑 濃密ながらも展開は早くオブラートにも包まれ、分からない人にはさっぱり分からないドロッドロの恋愛事情を書いて、さらにママンにシスターまで出てくる末恐ろしい展開の後、急に出てくる鳥達の攻撃! 一体何がどうなってるの?!笑 ところがこれ、やはりヒッチコックは天才なのですよ!! 始めはなんだこれ?!この題材のミスマッチさ!とか思ったわけですが、教師アニーもこれまた聡明ながらもほだされたダメ女で、捨てられてもなお街に住むミッチlove嬢です。 さらに母親リディアに妹キャシーとちょっと粘着質な女性達に囲まれてるミッチ。 小さな町で彼は一見してアイドルですが、「みんなのアイドル」であって誰か1人のものになったら殺人事件すら起きかねない絶妙なバランスです!! 見事!! そこへ急に現れた都会の美女は例えミッチlove嬢じゃなくても、かっこうの噂の種です。 そこへ暴れ出す鳥達に、メラニーと結び付けない方がおかしい!と納得するだけのタイミングの良さ。 しかしモンスターパニックの原点と言われる今作ですが、ヒッチコックが得意とする男女模様に絡めて、これがどちらの要素もうまく描けていて面白いんだからすんごいですね! もちろん気に入ったのは、モンスターパニック映画としてのストーリーとドロッドロのラブゲームとしてのストーリーの展開のミックスバランスです。 田舎者にくだらない憶測から非難されるメラニーですが、孤軍奮闘したのち、あんなに気難しそうで粘着質な母親リディアがメラニーを抱きしめるシーン!! メラニーの恋愛経験値度を汚す事のない、ないがしろにする事のない展開で、モンスターパニックとしての面白さプラス汚ったない恋愛模様も描けてるのが楽しいわけです。 つまるところテンポも良く、まるで計算式か方程式の様に美しいバランス!! CGは酷い部分もありますが、そこはまぁ時代なので仕方ないです。 あと住所を調べて会いに行くのも、今ではストーカー?とか言われそうですが当時は普通なんでしょうね。笑 モンスターパニックと言っても、別に怖くはありません。 でもパニック作品としては良質です。 オススメです! my評価7点(10点満点中) 概要 原作はイギリス人女流作家ダフネ・デュ・モーリアの小説「リンゴの木」の中に収録された同名短編小説。 パニック映画は1910年代に生まれ、それ以降もパニック映画と呼ばれる要素のある作品は数々作られていたが、近代映画におけるパニック映画の原点と言える形を作ったのが今作である。 今作の影響からパニック映画作品は徐々に増え、1970年代にはパニック映画ブームが到来した。 批評家達のレビューサイト「ロッテン・トマト」では95%の支持率を上げ、著名な映画評論家デイヴィッド・トムソンは今作について「最後の完璧な映画」と評した。 AFIによる「スリルを感じる映画100」では第7位にランクインした。 鳥 [ ロッド・テイラー ] 【中古】DVD▼鳥【字幕】▽レンタル落ち 【新品】鳥 Blu-ray
2016.05.15
コメント(0)
今回の一言 デンゼルの新境地!! 2001 アメリカ サスペンス、ドラマ 監督 アントワーン・フークワ Cast デンゼル・ワシントン イーサン・ホーク スコット・グレン エヴァ・メンデス シャーロット・アヤナ ストーリー ノースハリウッドの交通課に勤務していたジェイクは、愛する妻と産まれたばかりの娘を幸せにする為に出世したいと考え、ロス市警の麻薬取締課に移動した。 そこでジェイクの相棒となったのは麻薬取締課勤続12年のアロンゾだった。 アロンゾはジェイクに末端のヤクの取引現場を見せ、ヤクだけ押収するとそのヤクをジェイクに吸わせようとする。 なぜ現行犯で捕まえないのか? なぜ押収したヤクを吸わせようとするのか? 世界を平和にしたいと考えるジェイクには理解出来ない事だらけだが、アロンゾは「狼を捉える事が出来るのは狼だけ」と話す。 2人で行動する途中、脇道で少女が男に襲われてるのを見かけたジェイクは少女を助けるが、アロンゾはジェイクを助太刀せず見ているだけで、しかも男達を取り押さえた後、アロンゾは男達を軽く痛めつけただけで逃してしまう。 ジェイクはそれについて問いただすが、アロンゾはあの男達が手を出した少女の従兄弟はギャングだからいずれ奴らに殺されるから放っておくと言う。 アロンゾのやり方は間違っていると感じながらも、麻薬取締官としてベテランのアロンゾについて行くしかないジェイクだったが...。 感想 (ネタバレします) デンゼル・ワシントンといえば、検事やら弁護士やら警察官やら捜査官やらいい役を演じてるイメージが強いですね。 「ジョンQ」にしたって、仕方なく悪役になってるだけで心まで悪党という役ではありません。 同じく「フライト」もそうですね。 そんな彼が生粋の悪党を演じるなんて、自分の中のデンゼル・ワシントン像が壊れてしまうんじゃないかと思ってたんですが、風評でも映画好きの方に薦められた時も大絶賛なわけで、観てみて私も同じく大絶賛!!笑 まぁ~とんでもなく良かったです!! 見た目も近年のデンゼル・ワシントンに比べると随分と顔がシュっとしてますが、このくらいのが良いですね。 デンゼルの演技も素晴らしかったんですが、ストーリーもなかなか面白いです。 アロンゾという男は中盤まで「本当に悪なのか?それとも捜査のためなのか?」よく分からないですし、どっちとも取れる感じが良いです。 ディカプリオとマット・デイモンの「ディパーテッド」でもありましたが、囮捜査官なのに本物みたいに見えるディカプリオ。 そしてディカプリオ自体、本物として振る舞う事に苦しんでます。 きっと小さな犯罪は見て見ぬ振りせざるを得なかっただろうし、薬物も多少は使用したかもしれませんね。 麻薬取締官として大物を逮捕する為には、同じく小さな犯罪は見て見ぬ振りしてその見返りに情報をもらったり、行く当てのない盗品をあげたり、もしかしてヤクを吸ってみたりしなくてはいけなかったのかもしれませんよね。 「真正面から正義を振りかざしても意味がない」というベテラン刑事アロンゾのいう事も一理ありますし。 ちなみに風評やウィキペディアでは「1日の話」となってるんですが、ストーリーの途中で「朝から仕組んでたのか?」「1週間前から仕組んでた」というアロンゾとジェイクのやり取りがあります。 でも服装もオープニングからラストまで変わってないし、よく分かりませんねぇ。 まぁ1日の話でも1週間の話でもどちらでも問題ある内容ではありませんけどね。 イーサン・ホークも新人警察官てのがすごく板についていて良かったです。 彼の物静かながらも内に燃える熱い熱意や正義感は決して重たくないし、うざったくないし、すごくいい塩梅で作中に描かれていました。 またラストもアロンゾと同じ道を辿るのか否か分からない終わり方なのが良かったです。 警察官としてどうあるのが正しいのか? 彼がこれからどうしていくのか? 気になる感じですが、嫌なモヤモヤした終わり方ではありませんでした。 とにかくデンゼル・ワシントンの新境地であり素晴らしい演技! そしてイーサン・ホークもまた良かったですし、ストーリーもテンポ良く、正義と悪の間のグレーゾーンでストーリーがどちらに転ぶのか分からない展開も巧く、素晴らしかったです。 ちょーオススメです!! my評価9点(10点満点中) 概要 ベテラン刑事と新米刑事のバディムービー。 しかし通常のバディムービーとは異なり、2人の考え方や生き方が全く違うものである事が通常のバディムービーとは異なる。 デンゼル・ワシントンが初めて生粋の悪党を演じた事が話題となった。 第74回アカデミー賞主演男優賞を受賞。 第59回ゴールデングローブ賞主演男優賞にもノミネートした。 またイーサン・ホークも第74回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。 [枚数限定][限定版]【初回限定生産】トレーニング デイ/悪魔を憐れむ歌 DVD(お得な2作品パック)/デンゼル・ワシントン[DVD]【返品種別A】 トレーニング デイ【字幕・吹替え】デンゼル・ワシントン【中古】 【新品】トレーニング デイ Blu-ray 【新品】【DVD】トレーニング デイ 特別版 デンゼル・ワシントン
2016.05.13
コメント(0)
今回の一言 とてもロマンチックで、日本的なもの静かさの中に情熱が見える素敵な作品です。 2012 日本 ドラマ 監督 滝田洋二郎 Cast 岡田准一 宮崎あおい 佐藤隆太 市川猿之助 横山裕 ストーリー 江戸時代前期。 会津藩主・保科正之の元、将軍家に囲碁を指南する碁打ちとして藩地に暮らす安井算哲。 安井家は碁打ちの名家であった。 ある日、同じく碁打ちの名家である本因坊家の本因坊道策と共に、将軍・徳川家綱に試合を見せる「上覧碁」の打ち手となった算哲。 道策は算哲に「上様に真剣勝負を観ていただき碁の真髄をお見せしよう」と話す。 こうして2人は家綱の前で、記譜通りに打つ碁ではなく、真剣勝負を始めた。 家綱はいたく喜び真剣勝負は進んだが、決着を前に予期せぬ「蝕」が起こり城内の全ての儀式が取り止めとなってしまう。 道策は算哲に「いつかこの真剣勝負の続きをしよう」と話すのだった。 その後「上覧碁」を観ていた保科正之は算哲を呼び、なぜ「型破り」である、初手天元を打ったのか?を問う。 算哲は碁打ちであったが、星を観察する事が好きで天文や算術、神道といった学問に傾倒していた。 算哲は碁盤は星空をかたどり、天元は北極星の位置だからと話す。 これを聞いた保科正之は算哲に「北極出地」の一員として、日本全国を旅し、北極星を見て来る様命令するのだった...。 感想 思いもよらずになかなかロマンチックで、情熱的な作品です。 星を観る事と暦を作る事が近しいのは学のない私でもなんとなく理解出来ますが、そこに算術が入ってくると確かに計算が必要なのもよく分かるけど頭が爆発しそうです。泣 でもその情熱がとても見事に描かれています。 また演技派役者が勢ぞろいな上に、かなり完成度が高いです。 主演の岡田准一は算哲の胸の内に宿る情熱を見事に表現し、彼を支える保科正之役の松本幸四郎もとっても素晴らしかったです。 良い上司!!笑 特に危篤状態の演技は絶品で、あの状態になっても威厳と優しさを保っており素晴らしかったです。 さらに北極出地隊の笹野高史、岸部一徳もほのぼのとしてアットホームな素晴らしい雰囲気を出しつつ、とても情熱を持っています。 同じく笹野高史は病に伏せた時も、とても優しくて情熱的で素晴らしかったです。 脇役のプロレスラー武藤敬司も、「なぜ?武藤?」とか思ってたんですが、中盤ではさすがプロレスラー的な活躍をしていて、こーゆー小さなコメディ要素も良かったです。 同じく脇役の徳井優もちょいちょいコメディ要素を入れてきてくれてそれがとても良い塩梅で素晴らしかったです。 さらに宮崎あおい、佐藤隆太も良かったです。 宮崎あおいはとても着物が似合う上に控えめな昔の日本女性として完璧です。 大河ドラマにも出ていましたし、立ち振る舞いがかなり板に付いていて文句なし!です。 佐藤隆太は昔の日本男性というより、優しくて懐の深い、どちらかというと今時の恋のキューピッド的な人物として算哲とえんを見守る立ち位置を見事に演じていました。 水戸光圀役の中井貴一もさすがベテランと言える存在感と、保科正之役の松本幸四郎より、まだ現役感のある強きな姿勢が大名?(分かんないですが、なんか凄い人。笑)らしくて素晴らしかったです。 橋の上でちょっとだけ日舞?を踊ってますが、すごい上手かったと思います。 その後算哲がコッソリ真似をしてますが、レベルが全然違いました。笑 笑えました。 関孝和役の市川猿之助も素晴らしかったです。 関と算哲が直接話すのはストーリーも中盤か後半あたりになって始めてですが、同じ志を持つ者として、コインの表と裏の様な一体感があり、なおかつ関はそこから外れ始めた算哲の良い導き手として存在しており、この雰囲気を市川猿之助は見事に表現していました。 公家役の市川染五郎も嫌な役を見事に演じて存在感を発揮していましたし、その金魚の糞みたいな松太夫役の小須田康人も嫌味な公家感が満載でした。 役者陣が本当に素晴らしかったです! そして星や太陽をテーマとしているだけあって壮大なものに挑んでいるという雰囲気もきちんとあります。 昔の鎖国時代の日本にこんな凄い人が居たんだ~と思うと感動します。 鎖国してるのに、地球は丸くて太陽の周りを回ってるって気付けるとかちょー天才!! 2時間半という大作ですが、飽きずにむしろどんどんのめり込んで観る事が出来ました。 星や太陽が好きな人も岡田准一ファンも宮崎あおいファンも、誰でも楽しめる素敵なドラマ作品です。 ちょーオススメです!! my評価9点(10点満点中) 概要 原作は日本人小説家、冲方丁による同名小説。 角川書店の月刊小説誌「野性時代」の2009年1月号~7月号に掲載されていた。 小説は150万部以上を売り上げるベストセラーとなり、第31回吉川英治文学新人賞などを受賞し、第143回直木賞の候補にもなった。 また一般の書店員の投票によって決まる第7回本屋大賞も受賞した。 主人公の安田算哲は後に渋川春海と名を改め、1639年~1715年に生きた実在する人物である。 今作では渋川春海の生涯を描いているが、原作や史実とは多少異なるシーンもあり、エンドロールの後に断りの一文が添えられている。 また安田算哲の「貞享暦」は日本初の国産暦となった。 天地明察 てんちめいさつ /岡田准一 宮崎あおい【中古】 天地明察 てんちめいさつ / 岡田准一 宮崎あおい【中古】 【新品】天地明察 ブルーレイ豪華版 Blu-ray 【新品】【DVD】天地明察 岡田准一
2016.05.10
コメント(0)
今回の一言 「アルマゲドン」よりは良質 1998 アメリカ SFX、パニック、ドラマ 監督 ミミ・レダー Cast イライジャ・ウッド ティア・レオーニ ロバート・デュバル モーガン・フリーマン チャールズ・マーティン・スミス ストーリー アメリカ、バージニア州リッチモンド。 ある夜、リー高校天文部のリオとガールフレンドのサラは先生と一緒に天体観測をしていた。 そこで見た事もない彗星を発見し、リオは天文学者に写真を送る。 アリゾナ州トゥーソン、エイドリアン・ピーク天文台。 送られた写真を見たウルフ博士は「新たな彗星」を発見したと知り、彗星の軌道を計算。 するとその軌道は地球を直撃するコースを取っていた。 あまりの驚きにすぐさまフロッピーディスクにコピーを取り、彗星に自分の苗字ウルフとリオの苗字ビーダーマンを取って「ウルフ・ビーダーマン」と名付け車で出掛けるが、ウルフは交通事故に遭いフロッピーもろとも爆発炎上し帰らぬ人となってしまう。 それから1年後...。 首都ワシントン。 報道レポーターとしてテレビ局で働くジェニーは突然辞めた財務長官の辞任理由を探っていた。 財務長官の元秘書とコンタクトを取ったジェニーは財務長官の辞任は「エリー」という女性とのスキャンダルのせいで、大統領も知っていたと語る。 この情報を元に今度は財務長官本人に会いに行ったジェニーだが、財務長官はエリーについて何も語る事はなく「私は家族と過ごしたいだけだ」と言った。 その帰り道、ジェニーは後続車にぶつけられ挙句に3台の車に前後脇を固められるという恐ろしい出来事に合う。 訳のわからないジェニーだったが、仕方なく車を止めると3台の車から降りてきた男達はFBIを名乗り、ジェニーをどこかへ連行してしまう。 連行された先に居たのは大統領だった。 大統領はエリーについて何も語らないでほしいと話すが、真実を隠す気はないジェニーは報道の自由を語る。 するといずれにしろ2週間後には会見を開く予定だったが、2日後に早める事を話し、それまで黙っていてくれたら会見で良い席に座らせ1番最初に質問させてあげると話し、去って行った。 会社に戻ったジェニーはたかが不倫スキャンダルで大袈裟すぎると感じ、エリーについてネットで調べ始めた。 エリーの綴りをアレコレ考え「E.L.E.」と入力したジェニーは見た。 Extinction Level Event、絶滅レベル事象。 ネットではかつて恐竜が巨大な隕石によって絶滅した事が書かれていたのだった...。 感想 この時期はこーゆーネタが流行りましたね。 98年ですから翌年の「ノストラダムスの大予言」に合わせてたのでしょうか? B級作品でもゴロゴロと隕石映画が製作されました。 その代表作が今作と「アルマゲドン」です。 私は「アルマゲドン」否定派(下の方にあるカテゴリ別一覧検索「映画(あ)」から見れますのでよろしくどうぞ)で、あんなつまらんクソ映画はなかなかないと思ってて、片やそんな感じならば2大巨頭であった今作を観る価値もないだろうとずっと避けて来たわけです。 まぁ今回観ることにしたわけですが、しょーじきどっちもどっちですかね。笑 似た様なストーリーだし、似た様な設定だし、地球の人々の描写や宇宙船に乗るクルーと地球で見守る家族との愛みたいな描写もあり。 ただ「アルマゲドン」に比べると派手さには欠けますが、人間描写は今作の方が良かったと感じます。 つっこみどころも多いですが、ミクロな視点で3人の主人公と周りの人々を描いています。 ミクロ過ぎるのが問題でもあったりするんですが、「アルマゲドン」に比べたら今作の方がヒューマンドラマとして断然良質です。 イラっとしないし。笑 ロバート・デュバルの深みと優しさのある演技がまた良くて、ブルース・ウィリスの様に暑苦しくなくて良かったです。 リオとサラのくだりはイマイチ乗り切れませんでしたが、ちょっとくらい考えが足らなくともバカバカしくとも、地球の危機を考えたらこれがベストと割り切るリオの両親とサラの両親はなかなか思い切りがよくて、もう「心に決めている」感がウジウジしてなくてサッパリと進むので、良かったと思います。 ここで中途半端にお涙頂戴的な長ったらしい別れやらなんやらを差し込んで来ていたら、一気にクソ映画認定をしたと思いますがね。笑 スピード感も大事よね、地球の危機だし。笑 3人の主人公はそれぞれ違う道を選びますが、なかなか意味深でしたね。 「未来へ」というメッセージ性を感じるというかね。 子供達と成人と高年、それぞれ人間として選ぶべき道を選んだのかもしれませんね。 ちなみにリリー・ソビエスキーは「マイ・ファースト・ミスター」で(下の方にあるカテゴリ別一覧検索「映画(ま)」から見れますのでよろしくどうぞ)知った女優さんですが、全然見た目が違うのでビックリしました! ずいぶんと可愛らしい子です。 まぁ「アルマゲドン」と比べれば面白かったと思いますが、映画として良質というほどでもありません。 my評価3点(10点満点中) 概要 スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めたSFX作品。 今作の基となった1つはアメリカ人作家、フィリップ・ゴードン・ワイリーと同じくアメリカ人作家エドウィン・バーマーが1933年に共著で発表したSF小説「地球最後の日」。 1951年にこの小説を原作とした、ルドルフ・マテ監督の同名映画が発表されている。 1970年頃、映画プロデューサーのリチャード・ザナックとデヴィッド・ブラウンがこの映画のリメイク権を獲得。 監督ジョン・フランケンハイマーで製作が始まったが、計画は頓挫していた。 一方スピルバーグはイギリス、スリランカの二重国籍を持ち、20世紀を代表するSF作家であるアーサー・C・クラークの短編小説「神の鉄槌」の映画化を計画していた。 「地球最後の日」と「神の鉄槌」は同様の内容であり、同時期に完成してしまうと激しい競合を招く事は安易に想像出来た。 そこで互いに面識のあるザナック、ブラウン、スピルバーグはこの2作を統合して発表する事にした。 こうして約20年間の紆余曲折を経て、ようやく撮影開始となったのである。 また日本でも人気となったブルース・ウィリス主演の映画「アルマゲドン」は、今作の2ヶ月後に公開されており、内容も地球に隕石、彗星が衝突するという同様の設定となっており、今作と「アルマゲドン」は比較される事も多い。 【新品】【DVD】ディープ・インパクト ロバート・デュヴァル 【4/22 20時から5/9 13時まで★全品ポイント10倍★☆期間限定】ディープ・インパクト DEEP IMPACT (1998年)|中古DVD【中古】 【中古】ディープ・インパクト スペシャル・エディション〈UNKD29577〉 (洋画)【RCP】
2016.05.09
コメント(0)
今回の一言 無関係の人巻き込み過ぎじゃねー?怒 2006 アメリカ アクション 監督 レオン・ポーチ Cast ウィズリー・スナイプス シルビア・コロカ ウィリアム・ホープ マイケル・ブランドン ティム・ダットン ストーリー DHS(アメリカ合衆国国土安全保障省)所属の捜査官サニー・グリフィスは一匹狼の凄腕エージェントだった。 ルーマニア、ブカレストにやって来たグリフィスはロシアが秘密裏に開発していた生化学兵器「デトネーター」が盗まれ、ルーマニアで取り引きされる事を突き止め、取り引きの内情を探る為に武器密売を装ってディミトリという男と接触した。 しかし武器密売の最中にグリフィスが捜査官である事が何故かバレてしまい銃撃戦となり、グリフィスはやって来た地元警察に逮捕されてしまう。 元CIAのグリフィスは同じく元CIAの同僚であり、今は警察官のシェパードに助けてもらうが、CIAルーマニア支局長フリントにコッテリと絞られ、48時間以内にアメリカへ帰る様に言われてしまう。 グリフィスをアメリカに帰すにあたり、フリントは一石二鳥の良い手を思いついた。 それはナディア・コミンスキーという女性の護送だった。 ナディアは、各国の高額紙幣を持ち税関で捕まり、彼女の自宅には夫の死体があった。 気の進まないグリフィスだったが、これ以上命令に背いて好き勝手にやるわけにもいかず渋々彼女を迎えにCIAの隠れ家へと向かうのだったが...。 感想 (ネタバレします) 1度観ればそれなりには楽しめますが、2度目はないかなって感じですね。 そもそも無関係の人間を殺しすぎなので、実に不満です。怒 アクション作品なので多少はそーゆーとこありますよね。 たまたま居合わせた人の車を使ったりバイクを使ったり、たまたま居合わせた人が敵役の人質になったり、撃たれてしまったり。 しかし今作はあまりにもそれが多過ぎる!! 通りがかった人はもれなく巻き込まれて撃たれてるレベル!! 酷すぎるでしょ、それは! カーチェイスシーンでも無関係の大勢の人が事故に巻き込まれてるし、そもそもサッカースタジアムなんて場所を取り引き場にした時点で大勢の人が可哀想な目に。 ストーリーのメインは「デトネーター」の取り引きなんですが、そんなもんは冒頭とラストにチョロっと出てくるだけで、ナディアとボスタネスクの騒動に巻き込まれるドタバタアクションがメインに見えるのもだいぶ問題です。 グリフィスは凄腕のはずが、ナディアと関わった運で「デトネーター」に辿り着くのもかなり問題です。 サスペンス要素もあり、CIA内部の裏切り者を探すというというちょっと面白そうな展開もありますが、そこも綿密ではなく大雑把でいまいちノリきれません。 つまりはナディアの護送、ナディアを追うボスタネスク、CIA内部の裏切り者探し、サッカー、そしてメインのはずの「デトネーター」の取り引きの比率がおかしいというか、結局のところ一体何の為に戦ってるの?的な気分に。 グリフィスってそもそも何しに来たんだっけ?的な気分に。笑 ナディアの目的もいまいちハッキリしません。 子供が大事なのは分かったけど、金はやっぱり渡したくなさそうですしね。笑 強欲な女だよ、本当。笑 そしてサッカーを絡めてくる辺りも謎。 不必要な気がします。 そんなわけで深く考えなければそれなりに楽しめますが、伏線と本筋の比率がおかしいので疑問だらけになります。 まぁ私は全く好みではありませんが、ディミトリ役のマシュー・リーチ、ナディア役のシルヴィア・コロカはイケメン、美人に入ると思いますので目の保養にもなります。笑 my評価3点(10点満点中) 概要 本来「デトネーター」とは信号雷管、起爆装置、起爆薬などを指す言葉。 ロシアでは生化学兵器を示すコード名とされている。 作中に登場する「デトネーター」はVXガスの事であるが、本来は琥珀色をした油性の液体とされている。 作中では水色の液体である。 VXガスは人類が作った化学兵器の中で最も毒性が強く揮発性が低く、散布すると1週間程度は効果が残留すると言われている。 また呼吸器だけでなく皮膚からも吸収する毒物であり、ガスマスクだけでは防護出来ない。 さらに木材、皮、布などにも付着し、毒性を維持したまま留まる為、汚染された物に触れただけでも大変危険である。 安全に処理する為には化学洗浄が必要であり、もしもテロリストの手に渡る様な事があれば、無差別に散布され、そこに居た罪もない人々が全滅するかもしれない。 [DVD] デトネーター 【バーゲンセール】【中古】DVD▼デトネーター▽レンタル落ち【P06May16】 【中古】DVD▼デトネーター▽レンタル落ち【ポイント10倍】
2016.05.08
コメント(0)
今回の一言 「ベルセルク」の実写版的な...。 2011 アメリカ SFX、ダークファンタジー、アドベンチャー 監督 ドミニク・セナ Cast ニコラス・ケイジ ロン・パールマン クレア・フォイ スティーヴン・キャンベル・ムーア ロバート・シーハン ウルリク・トムセン ストーリー 1235年、オーストリア、フィラッハ。 この町で魔女狩りが行われていた。 神父は魔女の疑いを掛けられたものを絞首刑にし、さらにそのまま川に沈めた。 その後引き上げて死体が蘇らない様「ソロモンの書」に記された祈祷を読み上げた。 しかし詠唱の途中、死体の中の1体が蘇り、不思議な力を用いて「ソロモンの書」を焼き払い神父を殺してしまう。 その顔はまるで悪魔の様だった...。 それから100年後の1332年。 十字軍の戦いの時代に十字軍のナイトとしてエドレミッド湾の戦いに参加していたベイマンとフェルソン。 その後1334年トリポリの包囲、1337年インブロスの戦い、1339年アルタハの戦いとベイマンとフェルソンは武功を挙げていった。 そして1344年スミルナの戦い。 「異教徒は神に背く犯罪者だ」と指揮官は兵士達を鼓舞し続け、市街地の門を突破したがベイマンが刺し殺したのは、武器も持たぬ女性であった。 我に返ったベイマンが周りを見渡すと仲間達が刺し殺しているのは全て女や子供、老人で敵兵士ではなかった。 ベイマンは神の名の下であればどんな事をしても良いわけではないと、戦いの後、フェルソンと共に十字軍を離脱した。 それから1月後...。 あてのない旅に出ていたベイマンとフェルソンは、立ち寄った町で十字軍の脱走兵だとバレ、教会の牢に閉じ込められてしまう。 しかしベイマンとフェルソンはかつての武功から「伝説の騎士」として有名で、その町の枢機卿から特別にある頼み事をされる。 それは今や恐ろしい猛威をふるっている疫病「黒死病」、それを運んで来たと噂される魔女をセヴラックの修道院まで護送する事だった。 もう2度と教会の為に生きる事はないと考えていたベイマンだったが、魔女と噂されていたのはうら若き少女でとても魔女には見えなかった。 拷問される少女を見たベイマンは、彼女に正当な裁判を受けされようと護送を引き受ける事にするのだった...。 感想 (ネタバレの様な?そうでない様な?) 日本の漫画「ベルセルク」を一部だけ抜粋した実写版って感じです。 「ベルセルク」はグロテスクですが、内容はちょー面白いんですよねぇ。 で、今作もベルセルク同様、宗教のなんたら~とか魔女狩りだの~とかあって、でもそいつらは結局流行病だの自然災害だの、人智を超えたものに怯えて「魔女」という悪者を自分達で作り出して、殺して、安心したいだけっつー臆病者達なだけです。 で、実は実行の命を下してる偉い神父だの国の王だのがいわゆる「悪魔」で、ベルセルクの主人公ガッツは、とある理由から「悪魔」達が見えるのでそいつらと戦いながら、ある男を追っているって感じなんですが。 今作はその中の宗教軍「聖鉄鎖騎士団」の団長ファルネーゼのくだりにそっくりです。 聖鉄鎖騎士団だけでなく、主人公ガッツは「黒い騎士」と呼ばれ、彼自身が災いを振りまいていると考えられ色んな輩に追われています。 悪魔と戦った痕跡も残るし、そもそも疫病やら魔女狩りやらが起こってるところにワザワザ出向いてますから、ガッツがそれを起こしてる様にも見えます。 その中の一人がファルネーゼです。 ガッツは悪魔と戦っている事をファルネーゼに伝えようとし、実際にファルネーゼも悪魔を見てしまうのですが、彼女の頭の中の容量がオーバーして「黒い騎士」が悪いとさらに思い込むんですね。 バカですね~。 で、アホみたいに自分の背中に鞭を打ちながら祈祷とかしたりしてます。 なにその臭いもんには蓋みたいな、悪魔見ちゃったくせに見なかった事にしようみたいなやつ。笑 祈ってる場合じゃねーし! バカだろ、お前!とか思うんですが。笑 今作の枢機卿や町の人々、そして神父デベルザックらはベルセルクの町の人々やファルネーゼとそっくりです。 「神」を盲信していますし、「魔女」さえ居なくなれば疫病も終わると信じていますし。 とりあえず何かあったら祈っとけ!的なところとかもファルネーゼと一緒。笑 しかしこれが面白い事に魔女と噂される少女アンは、実際に「魔女かも」と思わせる節があるんですよね。 常人ではあり得ない力とか。 そんなこんなで怪しさ満点のアンちゃんとベイマン達一行はすったもんだしながら護送旅をします。 で、目的地に着いちゃったので「え?これで終わり?」とか思ったらまさかの展開が待っています。 でもけっこー面白かったりします。 なんかベルセルクの感想なのか映画の感想なのかよく分からなくなってしまいましたが、「ベルセルク」を知ってる人なら私の言いたい事を分かってくれると思います。 人智を超えた生き物は存在しますが、疫病とか魔女だとかってのは人間達が勝手にワイワイやってるだけって事です。 題名もなかなかポンコツで面白いです。 確かにRPG的な雰囲気があるので「クエスト」が付いててもまぁ良いんですけど。笑 「クエスト」と言えば頭につくのはもちろん「ドラゴン」ですね、日本の国民的ゲーム。 でも今作は「ドラゴン」じゃないから「デビル」って付けちゃえ!って感じです。笑 いやいや、いちお「魔女」だからね。 邦題がネタバレって問題だと思うんですけど、まぁそれなりに面白かったからいっか!笑 そんなわけで私がネタバレしてるのではなく、邦題がそもそもネタバレなのです。 「ベルセルク」が好きな人は好きだと思います。 でも「ベルセルク」ほどグロテスクだったり重い話ではなく、ファンタジー感が強いです。 あとアメリカ作品にありがちな神と悪魔みたいな宗教的ニュアンスですね。 それなりに楽しめます。 オススメです。 my評価6点(10点満点中) 概要 14世紀のヨーロッパを舞台に、魔女の疑いを掛けられた少女を護送する元十字軍騎士の戦いを描くダークファンタジー作品。 原題は「Season of the Witch(魔女の季節)」であり、物語のミステリー要素を阻害しないタイトルが付けられているが、邦題は「デビルクエスト」つまり「悪魔冒険」となり、完全なネタバレとなってしまっている為、映画ファンから非難の声が挙がっている。 また主演のニコラス・ケイジはかなりの浪費家として有名で、2007年頃から財政難に苦しんでおり、未納税金や延滞利息、契約違反、損害賠償請求、罰金などで窮地に立たされている。 その為数々の大豪邸や大好きな高級車なども手放している。 そんな彼の映画出演1本分のギャラは約15億円と言われている。 【新品】【DVD】デビルクエスト ニコラス・ケイジ 【バーゲンセール】【中古】DVD▼デビルクエスト▽レンタル落ち【P06May16】 【バーゲンセール】【中古】DVD▼デビルクエスト▽レンタル落ち【P06May16】 【店内ポイント最大10倍】BD洋/デビルクエスト/中古BD(ブルーレイ)【中古】【期間限定★5/9・13時迄】
2016.05.07
コメント(0)
今回の一言 3時間半とかの長大作じゃないと描ききれないテーマを選んじゃったのね。 1997 アメリカ サスペンス、ヒューマン 監督 アラン・J・パクラ Cast ハリソン・フォード ブラット・ピット トリート・ウィリアムズ ナターシャ・マイケルホーン ジョージ・ハーン ストーリー フランシス・マグワイヤーは(通称フランキー)8歳の時、アイルランド共和軍(通称IRA)シンパ(実践活動は行わないが、共鳴者、支持者の事)の父親を覆面の警察官に目の前で殺された経験を持っている。 その後成長した彼はIRAに所属し、実践活動を行い政府と戦っていた。 ある時、対空ミサイルを手に入れる為、偽造パスポートでアメリカ、ニューヨークへ行く事になったフランキー。 ローリー・ディヴァニーという名前でアメリカに着いたフランキーは、そこでIRAシンパのフィッツシモンズ判事と落ち合い、彼の手配した下宿先に連れて行ってもらう。 下宿先はオミーラ家。 家主はトム・オミーラ、現役の警察官。 妻シーラと3人の娘達ブリジッド、モーガン、アニーの5人家族の幸せな一家だった。 しかしトムはフランキーの正体を知らない為、ローリーと名乗り、建築現場で働く事が決まっていると嘘を付いた。 対空ミサイルの金はフィッツシモンズ判事に任せ、フランキーは地元のBARの経営者であり、裏社会でも生きる男ビリーと取引についての話し合いを進めていた。 何も知らないオミーラ家はフランキーを温かく迎え、特に末娘のアニーはフランキーによく懐き、フランキーも束の間の幸せを味わうのだったが...。 感想 アイルランド問題を扱う作品は数多くありますが、フランキーが作中に語る通り「人はみな、同じ立場になってみて初めて真剣に考える」のですよ。 学のない私はいくら調べてみてもよく分からないんですよね。 以前、「麦の穂を揺らす風」(下の方にあるカテゴリ別一覧検索「映画(む)」から見れますのでよろしくどうぞ)という作品を観ましたが、あれもアイルランド問題を描いていて、今作よりもさらに難解でしたが。 彼らの中に流れる血に無数のアイリッシュの怨念が詰まっていて、彼らの背に無数のアイリッシュの無念の亡霊が付いているのです。 私はアイルランドの歴史を調べてもアイルランド人の思いを探ろうとしても、自分がポンコツだからかそれとも実際に味わってないからかやっぱりよく分からないんです。 トムはとても良い人です。 愛に溢れていますし、自分の中に正義をきちんと持っていますし、優しくて正しい人です。 だからフランキーを殺したくないと思う気持ちもよく分かります。 でもトムの立っている場所はアイルランドではないのです。 トムはフランキーより遥かに歳上ですが、フランキーはトムに「アメリカの話じゃない、アイルランドだって」と諭しています。 フランキーはトムの愛を受け止めて、それでもトムには理解出来ない事を知っているのです。 そして「トムの正義」を分かっていて、対峙してしまう事を知っているのです。 どちらが上とか下とか理解力の差とかではなく、生きてきた国が違うという事。 それは政治が違うという事。 彼らの悲劇は彼らが起こしただけのものではなかったという事です。 そしてフランキーが望んだのは、子供の時のあの食卓、オミーラ家の様な幸せな食卓だったのではないか?と思います。 警察が覆面をして父親を殺す国に、正義はあるのか? 覆面をするという事は銃を構えて良い大義名分すらなかったという事です。 だから覆面で殺したのです。 フランキーは一見「悪」に見える立場の男ですが、彼の背負ってきたもの、彼を信じる仲間達、彼の理想、彼の守りたいものはとても温かなものだった事がよく描かれています。 ブラピはそんなフランキーを見事に演じていて、素晴らしかったです。 「悪」も見方によれば「悪」ではなくなる事がよく伝わるのです。 もしも「デビル」が誰かを指しているのだとしたら、それはアイルランド問題の根本を作った人です。 もしも「デビル」が何かを指しているのだとしたら、それは政治です。 決してフランキーではないと思います。 いや、フランキーを指しているのですが、フランキーではないと思いたいのです。 現に今作を観て「フランキーは悪魔だ」なんて思う人間が居るとは思えません。 今作はそーゆー事を伝える作品だと思うのです。 サスペンスというよりはヒューマン作品に近く、ブラピは本当に素晴らしかったです。 ハリソン・フォードももちろん素晴らしかったですが、今作はブラピの演技次第で良くも悪くもなる作品だったと思うので。 いずれにしてもアイルランド問題は難しく根が深すぎますし、話が莫大な量になってしまうので、選ぶべきテーマではなかったと思います。 アイルランド問題ではなくても、今作は描けますからね。 なのでそーゆー意味ではアイルランド問題は触り程度しか描かれていないので、そーゆー見方をする作品ではありません。 まぁとにかく面白かったは面白かったです! ブラピの演技が素晴らしかったと思いますよ。 my評価7点(10点満点中) 概要 「大統領の陰謀」や「ソフィーの選択」「ペリカン文書」などを手掛けサスペンスを得意としたアラン・J・パクラ監督の遺作となった作品。 パクラ監督は今作公開の翌年11月に交通事故により亡くなっている、永年70歳。 IRAを題材とした作品は9.11事件以前はハリウッドでもよく使われていたが、9.11以降は使われる事が少なくなった。 IRAの歴史は古く18世紀末にまで遡るが、現在のIRAと呼ばれる組織の元となっているのは20世紀初頭のアイルランド義勇軍である。 また現在IRAと呼ばれる組織のほとんどが武装解除し、逮捕されるか、政治に参加するなど現代社会に馴染み発言権もあるが、一部残っているIRA武装組織も居る。 彼らは2012年「The New IRA」を名乗り真のIRAとして活動している。 デビル/ハリソン・フォード[DVD]【返品種別A】 【中古】DVD▼デビル▽レンタル落ち【ポイント10倍】 【新品】【DVD】デビル ハリソン・フォード 【中古】DVD▼デビル▽レンタル落ち
2016.05.06
コメント(3)
今回の一言 とっても素敵で甘酸っぱくて、可愛いです! 1971 イギリス 青春、ラブストーリー 監督 ワリス・フセイン Cast マーク・レスター トレイシー・ハイド ジャック・ワイルド ジェームズ・コシンズ ケン・ジョーンズ ストーリー ロンドンのパブリック・スクールに通う12歳の少年ダニエル。 ダニエルは活発でハキハキとした少年ではなかった為、自ら友達を作るのは苦手だったが、そんな彼にも新しく友達が出来た。 彼の名はオーンショー。 オーンショーはダニエルとは真逆で活発な少年だった。 ダニエルとオーンショーはタイプこそ違えどすぐに仲良くなり、毎日を楽しく過ごした。 そんなある日、ダニエルは別クラスの少女メロディを見て一目惚れしてしまう。 なんとかメロディにアプローチをかけるダニエルだが、メロディは相手にしなかった。 しかしある日の午後。 宿題を忘れた事で先生に呼び出されたダニエルとオーンショーの事を廊下で待っていたメロディ。 それを見たダニエルは想いが伝わったのだと気付き、メロディと2人で帰る事にする。 2人はすぐに打ち解け、小さな恋が始まった...。 感想 青春、ラブストーリーの名作です。 いつか観たいとずっと思ってたんですが、私は青春映画をナナメに観る傾向があるので自分が歳を取るのを自分で待っていました。笑 そしておばちゃんになり、やっと観る事が出来たんですがまぁ~~~可愛いですね!! 小さな恋、素敵ですね~~~。 しかも音楽がどれも聞いた事のある曲ばかりで、今作が日本で本当に大ヒットしたってのがよく分かります。 CMやらドラマやら街やらで聞いた事ある曲ばかりです。 個人的にはオーンショーの方がダニエルよりもイケメンだと思うのですが、2人共可愛いです。 メロディも確かにこのぐらいの年齢の時にモテそうな雰囲気と顔立ちの子で、納得です。 でも案外家が貧乏なのが意外でしたけど。 メロディとのくだりに入るまでがちょっと長かったなと思いますが、すごく楽しいです。 なぜ一緒に居たいだけなのに幸せになりたいだけなのに、皆、邪魔をするの?と泣いてしまうメロディ、可愛いですね。 私もおばちゃんになり親の気持ちも子供の気持ちも分かる様になったので、きっと自分の子供にそんな事言われたらメロディの両親と同じあんな顔になるでしょう。 「気持ちは分かるけどまだ早過ぎる」というのは、なんと説明すれば分かってもらえるのか? 難しいですよね~。 若さ故に暴走してしまうのは仕方のない事ですが、恋に夢中になってるだけなんだというのはなんと説明すればいいのですかね~? でもとっても爽やかで可愛いんです。 リンゴがアイテムとしてとても良い感じです。 歌も良い感じです。 学校をズル休みして行く遊園地デートも、ザ・青春!って感じで良いですね~。 映画の最中ずっと微笑ましくニコニコして観れました。 今の50代以上の人達は「あ~懐かしい」と喜ぶかもしれませんね。 でも現代の若い子でも十分楽しめますし、30代でも40代でも誰でも楽しめます。 オススメです! my評価9点(10点満点中) 概要 後にハリウッドで活躍する事にある映画監督アラン・パーカーの初脚本作品。 今作は自主制作映画でもある。 作品は12歳の少年少女の恋愛青春映画であるが、実はそれ以外にも「大人社会からの独立」というメッセージも含まれている。 作中のパブリック・スクールでの教育は厳格で 古くからのしきたりなどもあるが、子供達はそれらに従う事なく自分達の楽しみや目的を見つけている。 また過干渉な親という描写もあり、そこからの脱却をダニエルは考えている様である。 さらにダニエルは中流階級であり、オーンショーとメロディは労働者階級であるが、それを気にするのは大人達だけであり、子供達はそんな事に囚われずに友人関係を築いていく。 主演のダニエルを演じたマーク・レスターと親友オーンショーを演じたジャック・ワイルドは1968年公開の「オリバー!」でも共演しており、今作が2作目の共演となった。 またジャック・ワイルドは今作の時既に満18歳であり、周りの子役達と8~9歳の差があった。 ジャック・ワイルドは身長164cmと小柄で童顔であった為、いくつになっても子役のイメージが抜けず、成長と共に出演作が減っていった。 【新品】小さな恋のメロディ Blu-ray 【新品】小さな恋のメロディ DVD 【新品】【DVD】小さな恋のメロディ マーク・レスター 【中古】 小さな恋のメロディ /ワリス・フセイン(監督),マーク・レスター,トレイシー・ハイド,ジャック・ワイルド 【中古】afb
2016.05.05
コメント(5)
全675件 (675件中 1-50件目)