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2015.02.07

ルパン三世くたばれ！ノストラダムス〜自由気ままに映画日記

テーマ：最近観た映画。(40185)

カテゴリ：映画(る)

アニメ

監督
白土武
Voice
栗田貫一
小林清志
井上真樹夫
増山江威子

安達祐実

ストーリー
1999年。
この年は、かの有名なミッシェル・ド・ノスタラダムスの大予言の年として世界が湧いていた。
1月、地中海で原子力潜水艦が爆発事故を起こした。
これはノスタラダムスの予言書第2章第3節の予言が的中したのだと新興宗教ノストラダムス教団の教祖ライズリーは演説していた。
さらにライズリーはノストラダムスの「失われた予言書」を持っていて、世界の滅亡から
生き延びる為にはこの手にある「失われた予言書」に従うしかないのだ！と説いていた。
その頃、ルパンはブラジル、リオデジャネイロで150万ドルのダイヤを手に入れた後だった。
それを人形の中に隠していたのだが、アトランタ行きの飛行機の中で、巨大財閥として名高いダグラス財団の一人娘ジュリアに奪われてしまう。
ジュリアの教育係として雇われていたのは不二子だったが、不二子がダイヤ入りの人形を返すはずもなくルパンはやり込められてしまうのだった。

それは第7章第62節にある「11人の勇者の乗った大鷲が姿を消す」というものだった。
飛行機はハイジャックされてしまったのだ。
そしてこの機にはサッカーブラジル代表の11人が同乗していた。
ルパン達はなんとかハイジャック犯をやり込め、一人の死者を出す事もなく全員が逃げ出すことに成功したが、飛行機は爆発してしまい、ノストラダムスの予言は当たった。
さらにジュリアは何者かに拐われてしまうのだった...。

本作品の製作中、24年間ルパン三世の声優を担当してきた山田康雄が脳出血で倒れて意識不明となり病院に搬送されたため、ものまね四天王として、ルパン三世のものまねをしてきた栗田貫一が急遽「代役」という形でルパン三世を演じた。
また予告編までは山田がルパン三世の声優を担当している。
早期復帰を期待されていた山田は、結局意識が戻らぬまま3月19日に死去。
その後「ルパン三世」TVスペシャル映画版「ハリマオの財宝を追え」で栗田貫一は正式に二代目ルパン三世に就任する事になった。

my評価5点(10点満点中)

ルパンシリーズの中では個人的な評価は低めです。
今回ヒロイン役として描かれたのは美女ではなく、少女でした。
そこがちょっと残念。
そして少女ジュリアは天真爛漫で生意気でまぁ子供らしいっちゃ子供らしいんですが、ムカつくガキだったのでまたまた残念。

さらにノストラダムスの予言書というお宝の価値がいまいちだった事。
ルパンにとっては不必要かと思われるのに、ジュリアの誘拐があり、不二子の怒りもあり、お宝争奪戦に参加しなければならなくなるくだりがいまいちでした。

そして敵役のライズリーはあれだけの事をしているのだから、わざわざ本物の予言書を狙う必要があったのか？と思ってしまいます。
あれだけ人材も金もあるなら、本当の予言書は「世界に一冊の幻で世の中に出ない」のだから、すべて自分ででっち上げたらいいのにとか思ってしまいました。
まぁ万が一という事もあるから狙っていたのでしょうが...なんかピンと来なかったです。

それにジュリアの両親も個人的には嫌いなタイプです。
誘拐されて、家族の有り難みや大切さに気付くなんて終わってます。
命に関わらないと気づけないほど、アホなのですか？あなた達は...。と思います。

ストーリー自体はつまらないわけではなかったのですが、やはりルパン三世シリーズとしては特に思いのない作品です。