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2016.02.23

るろうに剣心伝説の最期編〜自由気ままに映画日記

テーマ：最近観た映画。(40430)

カテゴリ：映画(る)

伊勢谷友介、イケメンなのに、なぜ笑えるのだろう...。

2014 日本
アクション

監督
大友啓史
Cast
佐藤健
武井咲

神木隆之介
江口洋介
伊勢谷友介

ストーリー
昔の夢を見ていた剣心が目覚めると、そこは見覚えのある場所だった。
そこは剣心の名付け親でもあり「飛天御剣流」の師匠でもある比古清十郎の家であった。
薫の無事を案じる剣心は、比古に他に浜辺に打ち上げられたものが居なかったか聞くが、他には誰も居なかったし、あれから3日も経っており助かる見込みも少ないと話す。
剣心は落胆したものの薫の無事を信じ、比古に奥義を伝授してほしいと頼む。
一方その頃、東京湾。
志々雄の乗る巨大船「煉獄」が到着し、大久保利通の後継者、伊藤博文を呼び出す。
伊藤をはじめとする明治政府の重役の面々と会食の場を設けた志々雄は、武力と自らの残忍さを見せ、政府を脅す。

剣心は幕末期、明治政府の為に暗躍した維新の影の功労者だった。
しかし明治政府は剣心の行為の裏の事情が民衆に暴露されれば、政府の転覆すらあり得ると判断し、全てを剣心に押し付け、捨て駒にする事にした。
斉藤一は政府のやり方に呆れ「武士の誇りを忘れたか」と語り去って行った。
こうして剣心は全国に指名手配されるのだった...。

感想

ばんざーい！！
と、言いたいところですが、少年漫画原作としてはなかなか素晴らしいストーリーでした。
前作の「退屈」が、「まぁまだ観れる」レベルに上がりました。笑
ここで政府の悪巧みを絡めてくるあたりが、漫画ヒットにとても納得できますね。

結局、志々雄も剣心も政府に利用された男達なんですよねー。
現代社会でも描かれる社会派サスペンス要素は、この時代にも本当にあったのかもしれませんね。
ラストはなんか政府が上手い事やった感が実に気に入らなかったんですが、剣心をはじめとする幕末の志士達であった彼らには少なからず何か思うところがあって、良かったのかもしれません。

しっかし四乃森蒼紫役の伊勢谷友介。
めっちゃかっこいいのに、なんかめっちゃポンコツみたいに見えるのはなぜでしょう？笑
どんだけ抜刀斎と出会えないんだよ、と。
ギリギリ近くまで来てるのに毎回出会えないとか、もう運ないよね的な。笑
やっと出会えたのも全然探してない時だし。笑

福山ももういい歳ですが、頑張ってましたね。
確か、NHKでこーゆー系の役やってた事あったような？
違ったかな？
その時に殺陣の練習もしたんでしょうし、なかなか良かったんじゃないでしょうか。

アクションも派手でしたし、とにかく長いのが本当に辛いんですが、良かったと思います。
ゆーても「退屈」が「まぁ観れる」になっただけですけど。

前作から引き継いで、演者達の演技や殺陣、スタッフ達の頑張りを加味した評価です。
ストーリーメインで考えると、前作よりは面白いものの、映画全体というくくりから見るとかなり低くなってしまいますので。

my評価6点(10点満点中)

概要
前作の「るろうに剣心-京都大火編-」と前後2部作で製作された後編。
ストーリーは繋がっている為、前作を観ていないと分からない様になっている。
2014年9月3日から公開され、公開に合わせハローキティが剣心、志々雄に扮したコラボ商品が劇場限定で発売された。
第2作、第3作を合わせ、第18回ファンタジア国際映画祭観客賞、第27回日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎賞、第69回毎日映画コンクールTSUTAYA映画ファン賞日本映画部門、第38回日本アカデミー賞話題賞、第34回藤本賞特別賞を受賞した。