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2012年のアフリカサッカー選手権は2月12日、ザンビアが延長PK戦で優勝候補筆頭のコートジボワールを8-7で下して幕を閉じた。ザンビアの優勝はサプライズであった。旧聞に属す話題ではあるが、備忘録的に記録に残しておく。
戦前優勝候補に挙げられていたのは、コートジボワール、ガーナ、セネガル、モロッコの4ヶ国。コートジボワールは前回に続き準優勝、ガーナは4位とまずまずの成績を残した。コートジボワールは決勝戦では後半でドログバがPKを外したのが痛かったが、全体を通じて個はともかく、チームとしての強さを示すことができなかったのは事実。タレントを揃えているのになぜか優勝できないのがコートジボワールらしいと言えばらしい。ガーナは着実に勝ち上がったが、準決勝でザンビアに、3位決定戦でマリに負けて4位。後日、チーム内の不協和音が大きく報道されていた。
セネガルは開幕戦で共催国の一つ、赤道ギニアに負けて、結局まさかの予選全敗。緊張感が切れると糸の切れた凧のようになるのがセネガルらしい。モロッコもいいところなく予選敗退。
ザンビアの躍進は目覚ましかった。ザンビアは1993年W杯アフリカ予選で移動中に代表選手18名が搭乗していた飛行機が墜落すると云う痛ましい経験をしている。たまたま墜落したのがもう一つの共催国であるガボンの首都リーブルビルの沖合だったと云うことで一種の弔い合戦の意味もあった。ザンビアがナショナルチームの強化に努めていたことは確かであるが、西アフリカのコートジボワール、ガーナのように欧州の一流クラブで活躍する選手がいるわけではなく、地元クラブで育った選手がほとんど。そのようなチームでも勝てたことはアフリカサッカー界に新鮮な風を吹き込んだと言えよう。
最後におまけ。先日、エチオピアのアジスアベバで見つけたサムソンの広告。サムソンはアフリカにしっかり根付いているが、ドログバを使っているのが日本企業にマネのできないところ。
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