尼僧の窓辺から

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2009.01.06
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今日から学校が始まったよ、という小学3年のボクたちが3人、托鉢する私の後ろにくっついて来ました。
初めはスナック菓子を食べながらお行儀悪く歩いていましたが、次に路地で出会った時には何も持っていませんでした。
「さっき会った人だ。」
「お金集めているの?」
「50円とか5円とかいいんだよね、穴が開いているから。」
と物知り顔のボク。
「1円でもいい?」
それぞれ好きなことを言っています。それからパッといなくなったので、振り返らずにまた歩き始めました。

「待ってー。」
と全速力で駆け寄ってくるボクたちが見えました。握りしめてきたそれぞれの思いを入れてくれます。よほど嬉しかったのか、3人はまた取りに帰って、今度は1円ずつ持って来ました。

「よし、ついていこう。」
「一列に並んで。」
「えー、邪魔してるんじゃない?」
「しー。」
子どもたちの会話に子どもたちなりのルールが生まれ、お互いに注意しあいながらも、好奇心いっぱいです。
お坊さんを先頭に子どもたちが並んでついて歩く、アヒルの行列です。
しばらくして建物が切れ工事現場に差しかかったので雛たちに声をかけました。
「ついて歩くなら後ろでゴミを拾うといいなあ。」
と。

それから3人は競ってゴミを拾っているようでした。

そんなボクたちと出会ったのはちょっと遅かったので、別れはすぐにやって来てしまいました。ゴミも袋に半分くらいです。
「ここでさようならしましょう。」
3つの小さな手と握手しました。
「ゴミ、私がもらっていくから頂戴。」

小さなボクが言いました。
「一緒にゴミを拾ってくれて嬉しかったよ。飴をあげたいけど、今二個しかないの。」
ふとっちょのボクは手にとって飴を表裏返していましたがもらおうとはしませんでした。

「それはあなたが、食べてください。」
小さなボクが横から言いました。


それで本当にお別れです。お互いに薄暗い町の雑踏に消えていきました。
何だか心がキュンとしました。生命は通じるんだなあと思いました。

そしてこんな子どもたちが育まれている町が、素敵だなと思いました。





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Last updated  2009.01.08 18:57:46 コメント(4) | コメントを書く


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