尼僧の窓辺から

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2009.10.23
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 最近ちょっと疲れ気味のOさん。大きな声を出す練習をしたり新しい料理の分野に挑戦したりして頑張りすぎたようです。坐禅の姿にも肩に力が入っていて緊張が抜けません。
「しばらく作務休ませてください。」
と休養に入りました。すかさずYくん。
「Oさん、精神的疲労はどうですか。どんなことを考えちゃうんですか。」
とストレートに話しかけます。悪気がないので周りも笑ってしまいます。物まねの上手なYくんに
「今日も元気だねー。」
とOさんはつくづく感心しておりました。
 その
Yくんはお習字の時間に大きな半紙に好きな女の子の名前を練習して、秋の一枚にしました。いまのところ好調のようです。

 さて畑をはさんだ里のお向かいの愛宕山は今が一番の色づきです。遠くの山よりも遅い、最後の花の賑わいを見せてくれます。見るものの心は変わっても同じ光景を見せてくれる自然に感謝です。
「花は散っても 花散らず」
そんな言葉を思い出します。

 散る花と散らない花、とは一体なんでしょう。
 散ってもなくならない花はなんでしょう。

 どんな失敗をしてもどんなに行き詰っても、存在そのものが否定されているわけでは決してないでしょう。もっと奥のところ、、いのちの源といいましょうか、絶対的に肯定される、決して朽ちないその奥があります。その部分を信じてほしいと願っています。
 いや、本当は誰だって知っている、いのちは知っていると思います。言いようがないので仏と呼び、衆生本来仏なりと申しますが、ただ気づいていないだけといいましょうか。

 また今年もストーブの前に陣取る猫の寝姿にやっぱりいのちは知っているんだよなあとおかしくなります。

 僧として仏教を通じて、私が会うことのないこれからの人類につながっていくよう日常が繰り広げられています。






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Last updated  2009.10.23 21:42:42
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