尼僧の窓辺から

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2013.03.04
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カテゴリ: 石雲禅寺

  今日は穏やかなお天気です。お休みの日でみんなそれぞれに出かけたりしています。

     でも大工さんはもちろんお仕事日。今は庫裏の方の玄関前に階段を作ってくださっています。ここから下のお家も丸見えですし、階段には屋根がついて、それからまだまだ植物が植えられる予定です。

     でも、素敵なものになりそうな予感、でしょう?回廊や床几、塀など、キシラデコールをたっぷり塗っているつもりですが、ピニーという明るいところの色は一冬でくすんできています。これは本当に木を守ってくれるでしょうか。いずれは傷むにしても、ある程度雪にも耐えるようにまだまだ工夫が必要なようです。

   最近は新しい食堂で作務の合間のお茶をしています。先日の写真の大きなソファーに座ると、見慣れた顔でも、不思議な感じです。和尚様は時間があればいつも中央の自分の席に座って、じーっと部屋を眺めています。時にタバコをふかしながら。時に昼寝もしながら。完成したなあー、と。だんだんと体もこの新しい部屋に馴染むのでしょうね。

    さて、先日遠いところから、「尼僧になりたい」という問い合わせの電話がありました。そちらでは出家にかかる費用がいらないと聞いたそうなのです。

    和尚様に代わって頂きます。

    あんたねー、そりゃ誰だって道でおぎゃあおぎゃあと赤ちゃんが泣いていたらミルクを与えるだろう。それがその赤ちゃんが最初から、ミルクが足りない、ミルクがまずいなんて言ったら、誰が与えるんだ…などなど、出家以前の心の有り様のお話をしておられました。

     そんなものは電話じゃ言えないーー僧になったらその先にどんな世界が広がるかと聞かれ。

     歩いてでも帰れる、覚悟の問題じゃーーもし断られて帰ることになったら、お金がない、とにかく事情があって条件付きな様子で。 

   なかなか、先に進むのが難しいやりとりでした。 

     仏教界の一人として片隅ながら守っている私たち。そこに、どんな人でも入れるわけにはいきません。歴代の祖師たちにも申し訳ない、と教えられています。でも、本当に使命を感じていたら、きっと何度断られても、訪ねてくると信じていますー。

     さあ、どうでしょう。 






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Last updated  2013.03.04 13:06:15 コメントを書く
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