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台風のせいか早くも紅葉が散り始めています。赤や黄色と、その隙間をぬって錦を飾る木々たち。すでにこの風景を描いて移植されたこの庭。和尚様の頭の中には、すでに何年先の木が育った光景も見えていることでしょう。将棋盤の上で何手先までも読める方のように、遠いまなざしを持つことはなかなか容易じゃないなあと、自分を通じて思わされます。ましてや百年の大計ともなると…
台風のおかげか本を読む時間があり、ようやく「百年法」上下巻終わりました。たとえ小説とはいえ、そんな不老不死の人間界を想像したことに感心しました。どんな人も健康で長生きを望んでいますが、果たして必ず死ぬということがどんな意味をもたらしているのか、考えもしないのが現実かもしれません。
死なないということによって、どんなことが起こりうるのか、生死を選択できるという、人間が侵すべきではない領域まで入り込んでしまった未来人たち。最後はしかし、新種のウィルスによって、一層早く、必ず死んでしまうのでした。
最近、ハガキの最後に
「いい死に方のための、いい生き方を。」
と綴っていたみくさん。16歳で、この一文に大人もびっくりです。
「無」という本を読み始め、その影響もあるのでしょうが、聞いてくる言葉がとても高尚なものになってきました。
「美徳ってなに?」「言語道断は?」「真髄は?」「一心無宙」使って見てー!と、古い本でもあり、大切な言葉が続々と出てきます。先を行く私は、しっかりと天を仰いで邁進しなければなりません。
何もない中にしっかりと指針を見出して飛ぶ白鳥のように、私たちも時空を凌駕して羽ばたきたいですね。