型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2022.06.27
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1995年頃のパリで見た街の様子、
例えば広場やメトロなど人の集まる場所のの椅子など、
デザイン性が高く7割、機能性が3割、残念ながら心地よさはなく、
当時の日本は機能性が5割、心地よさが5割、デザイン性は感じられませんでした。

誰に向けて何のために作るのかは何にしても人それぞれ異なります。
座らないで済むのであれば目の保養としては最高だったパリ、
その頃何回か一時帰国するも空港から街までの風景が日本はどんより、
街の主張が弱く緑さえも冴えず、パリがいかに整備されていたかを感じました。

かと言って、よ〜く見ると日本のほうがゴミが少なくとても綺麗で衛生的です。

気がかりなのは日本のオリジナリティがなかなか感じられませんが、
最近の建築に活かされている木材こそが日本的と言える街づくりのような気がします。

日本にはとてもいい面もありますが、よくない面も見られるようになりました。
積み上げられた文化が継承されず、それぞれが全くバラバラな多様性を追っています。
モノを作ること、活動を起こすことにおいて、ターゲットはお客、受け手になりますが、
主体が自分自身になることによって、伝承やコミュニケーションが少なくなりました。

言語はコミュニケーションを取るための手段であって、
どんなに文法を覚えてもコミュニケーションする姿勢がなければ言葉は通じません。
海外に少し行けばこのことを実感するはずです。
通じなくても良しとする言語の使い方などありません。

最近、SNSであるコンサートのチラシを見た時のことです。

何か作り手の拘りがあったかデザインのお洒落さを狙ったのだと思いますが、
日本で行うコンサートで主に日本人が聴くコンサートだと思われます。

ここでは読めるか読めないかが問題だと言っているのではありません。
欧文で曲目タイトルを載せることは間違えるリスクが高いので辞めたほうがいいです。
日本語を載せたうえで欧文表記を添えることは学術的には好ましい姿です。


例えば、「第◯番」は英語、調性は独語が日本人に馴染みがあります。
それに合わせて作曲者名もロシア人の表記は他国語ではさまざまな表記があります。
これらはプロが書かなければミスを見つけるのは容易いことが多いです。
書いている本人は「わかればいいじゃないか」ということかもしれません。

しかし、外国人が見ればミスに気がつき、海外でよくあるおかしな日本語と同じです。
語学ができる人はすぐにチラシを作った団体のプロフィールを確認するでしょう。
メニューにミスがあるレストランを一流だと思わないのと同じことです。
オーディションやコンクールでも同様でまずは提出物の表記を間違えないことです。

私見ですが、一流と呼ばれる人はリスクのあることは選びませんしミスしません。
また、今はミスをしていても誰もそれを指摘せず、本人の恩師ですら何も言いません。
よくあるミスは「アンサンブル・ヌーボー」や「◯◯五重奏団リサイタル」など、
男性女性系名詞・形容詞の取違ミスや言葉の意味を理解していないミスなどです。

指摘できる人はたくさんいる筈なのですが、誰も何も言いません。
何も言わないのは「言うに値しない」「どうでもいい」ことだからです。
確かに指摘しても何の得はありません。とるに値しない存在なのです。
考えた本人の周りにそこまで親身な人がいないために裸の王様になってしまうのです。

ミスなんてテレビでもしょっちゅうですから大したことではないでしょうし、
ミスを許すのが美徳でいちいち反省していてはきりがないようなご時世です。
しかし、見る人は見ていて知らず知らずのうちに認めていない人もいるのです。
これをいつも繰り返していると、未来は明るくないと思います。





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最終更新日  2022.06.27 19:15:53
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