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詩「ほんとうに悲しいときは悲しいとさえ言えない」母が教えてくれた大切な言葉のひとつ母はどんな悲しみを背負っていたのだろう人に言えない悲しみ悲しいとさえ言えないかなしみ深い絶望出口の見えない暗闇それでも信じたい!信じていたい!朝がこない夜はないことを!春のこない冬はないことを!手紙遠くばかりみていた君がいたのに夢ばかり追ってたなにもしないで君がいなければどうにもならないそんなことさえ知らないでいただから君を傷つけた守ってやることも僕にはできなかったそんなとき君から届いた一通の手紙幾度も幾度も読んだよもう泣かなくたっていいもう君を泣かせないおいで僕の傍に僕の腕のなかにそして歩くんだ暗闇抜け出しそして生きるんだ明日に続く道をふたりで(再掲)
2015年05月31日
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ぼくがいるよひとりぼっちじゃない君がいるよひとりぼっちじゃない君がいるからどんなに嵐が強く吹いても君と歩いた足跡消せないひとりぼっちじゃない僕がいるよひとりぼっちじゃない僕がいるからどんなに淋しいひとりの夜もきっと輝く朝日がみえるから巡り愛見つめ愛信じ愛愛し愛ひとりぼっちじゃない君がいるよひとりぼっちじゃない君がいるからきっといつかくる飛び立つときがその日まで僕が見守っているよひとりぼっちじゃない僕がいるよひとりぼっちじゃない僕がいるからきのしたよしみ
2015年05月30日
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エッセイ母水 野 源 三(2) あやめの紫が母も好きでした風にそよぐ若葉が母も好きでした飛びかうつばめが母も好きでした私の好きな聖句に母が鉛筆で線を引いてありました (水野源三詩集より 「母も好きでした」) 九才の時、脳膜炎により、体の自由と言葉の自由を失ってしまった水野源三。絶望の淵で源三を支えたのが母の愛であるならば、生きる力を与えたのは神の愛であった。源三は、このモチーフを幾度も幾度も詩歌に詠んでいる。神さまの大きな御手の中でかたつむりはかたつむりらしく歩み蛍草は蛍草らしく咲き雨蛙は雨蛙らしく鳴き神さまの大きな御手の中で私は私らしく生きる 「生きる」 源三は手も足も動かせず、口もきけない困難な中にあっても、満ちたりた安らぎのなかにあった。三十三年間寝たきりの私の額には三つの傷跡があるその一つ一つの傷跡には美しい野山を遊び回った思い出がある神様が与えて下さった尊い十年間が 「傷跡」 源三が罹病した小学四年生に、娘は今春進級した。娘は一〇ケ月を母のおなかの中で過ごすことなく、未熟児で生まれた。幼い頃は体が弱く心配していたが、このごろは怪我を心配するほどのおてんばになった。そんな娘を見ていると、この頃が最も遊びに夢中になれるときだということが分かる。遊べなくなった源三の失意の大きさは、計り知れない。 失意のなかで、牧師と出会い、神の愛をこころに刻んだ源三は、こころのあるがままを詩歌に詠んだ。咲き匂う月見草の花は野辺の歌鳴き競う河鹿の声は清流の歌飛び交う蛍の光は夜空の歌これらの歌を一つ一つ集めて神さまに捧げる詩集を作ろう 「詩集」 源三の詩歌には、絵画のような豊かな色彩がある。純白の心にしか描けない色彩がある。私が臥している六畳のこの部屋にも神様の恵みの春がある弟がとって来た蕗のとう姪達のつんで来たイヌフグリ義妹の生けたあんずの花 「春」 感謝の心は次の詩に結実する。困難に出会ったとき、いつも私を勇気づけてくれる詩だ。ものが言えない私は有難うのかわりにほほえむ朝から何回もほほえむ苦しいときも 悲しいときも心から ほほえむ 「ありがとう」 感謝の心を終生もち続けた源三にして、はじめて詠める境地であろう。 95・11・23
2015年05月29日
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エッセイを久しく綴らなくなった。年齢を重ね、若い頃とは一味違うエッセイが綴れるはずだが、肝心のスピリッツが衰え、エッセイが書けなくなってしまったようだ。再びエッセイが書きたい!望みが叶うかはスピリッツの回復次第なので、その望みを託して、若い頃のエッセイ作品を再掲することにした。再びエッセイが綴れるその日が来ることを信じて!エッセイ 母 水 野 源 三(1)我が顔をふいてくれいる母の手にまだ山菜の香りが残る (水野源三詩集) 水野源三は、一九三七年長野県坂城町に生まれ、豊かな自然の中でのびのびと幼年時代を過ごしていたが、四六年八月、同町で発生した集団赤痢に羅患、打ち続く高熱により脳膜炎を併発、体の自由と言葉の自由を失ってしまった。そのとき、源三は小学四年生、わずか九才であった。 白い雲は母の顔笑った顔が泣いた顔に変わり雨となる雨の音は私のために祈り続けてくれた母の声雨あがりの空は私の重荷をになってくれた母の愛 「母(一)」 五十音表を使って詩作を始めたのは、脳性麻痺になって九年後の十八才のころである。瞬きが意志を伝える手段になると思いついたのは、外ならぬ母だった。 いつもそばに寄り添っていてくれた母を、源三は、いくつも詩歌に詠んでいる。その一つ一つに母への想いが込められていて、私の胸を強く打つ。 口も手足もきかなくなった私を二八年間も世話をしてくれた母良い詩をつくれるようにと四季の花を咲かせてくれた母まばたきでつづった詩をひとつ残らずノートに書いておいてくれた母詩を書いてやれないのが悲しいと言って天国に召されていった母今も夢の中で老眼鏡をかけ書きつづけていてくれる母 「まばたきでつづった詩」 源三の第一詩集が発行されたのは、母の召天五日前、七五年二月二五日、源三、三八才のときであった。 父に続いて、母をも失ってしまった悲しみを乗り越えて、その後も万を超える詩歌を発表、八四年、第四詩集発行を前にした二月六日、多くの人に、いのちの尊さと生きることの喜びを教えて、母のいる天に向かって旅立った。四七才であった。どこからか落葉掃く音が聞こえてくる落葉を焚く煙と臭いが漂ってくるこんな朝は消しても消しても決して消えない母の姿が母の涙が母の祈りが 「母(二)」 源三の清らかなこころで詠まれた詩歌に触れるとき、決まって故郷を思い出す。そこには、青い空と、静かな海があり、なによりも母がいる。貧しいながらも、誠実に生きた母がいる。 (木) 1995・4・2 「彼は口も利けず、手も動かず、足も立たず、ただ瞬き抱けが意志を伝える道であった。にもかかわらず、彼は何万という詩歌を作り、多くの人を力づけ慰めた。死に近いある日、彼は次の短歌を作った。何度読んでも深く心を打たれる歌だ。幾度もありがとうと声出して言いたしと思い今日も日暮れぬ」 (一九八一年十一月号「信徒の友」に掲載水野源三)九つまでは満ちていて、十のうち一つだけしか不満がない時でさえ、人間はまずその不満を真っ先に口から出し、文句をいいつづけるものなのだ。自分を顧みてつくづくそう思う。なぜわたしたちは不満を後まわしにし、感謝すべきことを先に言わないのだろう 自分自身の身に起きたことならわらう笑えぬことを、他人事なら笑うという冷たさは、決して許されることではあるまい。笑うべきことは、他人の失敗や不幸を見て笑うおのれ自身のすがたではないだろうか。 人を笑ったとき、その時の自分こそ笑われる人間なのだ。わたしたちは何を笑うべきかを知らねばならぬ。(三浦綾子 明日のあなたへ)水野源三詩集全四巻アシュラム・センター発行私のまばたきを見て一字一字拾って詩を書いてもらう一つの詩を書くのに十分 二十分 三十分義妹の愛と忍耐によって一つ二つ三つの詩が生まれる神さまに愛されて生かされている喜びと感謝を詩に歌い続ける 「しゃべれない書けない」空には夜明けとともに雲雀が鳴きだし野辺にはつゆに濡れてすみれが咲き匂うこんな美しい朝にこんな美しい朝に主イエス様は墓の中から出てこられたのだろう 「こんな美しい朝に」神さまの大きな御手の中でかたつむりはかたつむりらしく歩み蛍草は蛍草らしく咲き雨蛙は雨蛙らしく鳴き神さまの大きな御手の中で私は私らしく生きる 「生きる」私の手となり 足となり悲しみ 苦しみを一緒になってくれた母源三を み国へ送ってからゆきたいといつも話していた母先にゆくのがすまないと言ってみ国へ召されてしまった母 「母よありがとう」引き出しの隅から出て来た黄ばんだ一枚の写真脳性麻痺の苦しみも悲しみもまだ知らない私がいる写真屋へつれて行った若い父母の祈りがこもっている 「黄ばんだ写真」ものが言えない私は有難うのかわりにほほえむ朝から何回もほほえむ苦しいときも 悲しいときも心から ほほえむ 「ありがとう」あやめの紫が母も好きでした風にそよぐ若葉が母も好きでした飛びかうつばめが母も好きでした私の好きな聖句に母が鉛筆で線を引いてありました 「母も好きでした」三十三年間寝たきりの私の額には三つの傷跡があるその一つ一つの傷跡には美しい野山を遊び回った思い出がある神様が与えて下さった尊い十年間が 「傷跡」歩けない私は父に抱かれて見上げた雪晴れ空には神様の奇しき御業なる冬の星座が美しく輝いている 「星座」私が臥している六畳のこの部屋にも神様の恵みの春がある弟がとって来た蕗のとう姪達のつんで来たイヌフグリ義妹の生けたあんずの花 (水野源三詩集「春」)源三の第一詩集『わが恵み汝に足れり』が発行されたのは、母の召天五日前、七五年二月二五日、源三、三八才のときであった。 それに先立つ六八年には父が召天している。六十近い父が自動車教習所に通い出した免許証を貰ったが一度も運転しないで天に召されてしまった日記には免許証を取って源三を乗せたいと書いてあった 「父」 父についで母をも失ってしまった源三の心中は察して余りある。 母の召天後は、義妹が源三の詩作を助けた。 悲しみを乗り越えて、七八年、第二詩集『主にまかせよ汝が身を』、八一年、第三詩集『今あるは神の恵み』発行。 八四年、第四詩集『み国をめざして』発行を前にした二月六日、多くの人に、いのちの尊さと生きることの喜びを教えて、父母、生涯の信仰に導いた牧師のいる天に向かって旅立った。四七才であった。咲き匂う月見草の花は野辺の歌鳴き競う河鹿の声は清流の歌飛び交う蛍の光は夜空の歌これらの歌を一つ一つ集めて神さまに捧げる詩集を作ろう 「詩集」 幾度もありがとうと声出して言いたしと思い今日も日暮れぬ なんと素直な、なんと誠実なこころの表出であろうか。 手も足も動かせず、口もきけない困難な中で、感謝のこころを終生もち続けた源三にして、はじめて詠める境地であろう。
2015年05月28日
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句集【曼珠沙華】(30)紫陽花や雨に打たれて風にゆれきのしたよしみふるさと・長崎県西海市
2015年05月26日
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歌集【ロード】(31)「元気だよ」聞きなれた声受話器より聞こえくる北国の友のきのしたよしみ
2015年05月25日
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川柳句集【エール】(29)ありがとう いつも微笑む 君がいるきのしたよしみ
2015年05月24日
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句集【曼珠沙華】(30)父子草野原にぽつり日が暮れるきのしたよしみふるさと・長崎県西海市
2015年05月23日
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歌集【ロード】(30)北国の友より届く再会の便りこころに染みる人のまごころきのしたよしみ
2015年05月22日
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あなたと生きたい……きっと幸せにするよ……手紙に思いを託して手紙遠くばかりみていた君がいたのに夢ばかり追ってたなにもしないで君がいなければどうにもならないそんなことさえ知らないでいただから君を傷つけた守ってやることも僕にはできなかったそんなとき君から届いた一通の手紙幾度も幾度も読んだよもう泣かなくたっていいもう君を泣かせないおいで僕の傍に僕の腕のなかにそして歩くんだ暗闇抜け出しそして生きるんだ明日に続く道をふたりで
2015年05月21日
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川柳句集【エール】(28)暗闇にあかり灯して前へ!前へ!きのしたよしみ
2015年05月20日
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句集【曼珠沙華】(29)アマリリス一輪みなと見下ろしてきのしたよしみふるさと・長崎県西海市
2015年05月19日
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歌集【ロード】(29)この道を信じて明日を切り開く想いはあれど時は過ぎゆくきのしたよしみ
2015年05月18日
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長崎に帰ってきたよ。窓から街の風景を眺めていると、これまでのことが懐かしく思い出されてくる。歩いて来た道を振り返ることの大切さを再確認することができた今回の旅はこれからの作品に大きく影響していくだろう。ながさきの港眺める丘に立ち静かに想う旅の終わりに長崎・佐世保市 ハウステンポス
2015年05月17日
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若き二人にウエディングベルが鳴り響く夢の国ディズニーランド若者ふたり見つめあい明日への希望の階段をゆっくりと歩き出す二十数年の異なる道を歩いてきたこれから先は同じ道いのちを尊びあいこころを温めあい愛を信じあいこころ一つにして苦しいことも悲しいことも乗り越えてゆけるウエディングベルが鳴り響く愛の国ディズニーランド優しさと美しさをこころに宿す若者ふたり王子様とシンデレラ姫未来は君たちのためにあるきのしたよしみ20150510
2015年05月16日
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川柳句集【エール】(27)悲しさが深ければ深いほど人となるきのしたよしみ
2015年05月15日
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句集【曼珠沙華】(28)遅咲きの菜の花揺れる丘の上きのしたよしみふるさと・長崎県西海市
2015年05月14日
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歌集【ロード】(28)山里の小舎に暮らせば父母の優しき想いこころ満たしてきのしたよしみ
2015年05月13日
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5/9 長崎から帰ってきました。昨日5/10はディズニーランドで結婚式に出席しました。8年ぶりの結婚式出席でした。優しい新郎と美しい神父結婚式はいいですね!自分が若返ったような気になります。私の詩はもともと、結婚式などに発表してきた詩が多くあります。今日はその代表としてこの詩を発信します。父に母に作詞・きのした よしみ作曲・大乗寺 優編曲・伊藤 佳子目を閉じるととうさんの笑い顔が浮かんでくる耳を澄ますとかあさんの子守唄が聞こえてくる幼いころおてんばだった私がこんなに大勢の友達に見守られて今日 翔くのですありがとうおとうさんありがとうおかあさん私たちは どこまでも二人で生きていく目を閉じるとふるさとの山と川が浮かんでくる耳を澄ますとふるさとの波の音が聞こえてくる幼いころ腕白だった僕がこんなに沢山の仲間に見守られて今日 飛び立つのですありがとうおとうさんありがとうおかあさん僕たちは 精一杯仲間たちと生きていく1979.3.10
2015年05月10日
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