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昨年1月下旬に抗がん剤治療が終わってから、1年2ヶ月が過ぎました。
体調はおおむね安定していて、訪問リハビリや通所リハビリを続けながら、下肢の機能も少しずつ回復が続いています。
歩行器での歩行練習も少しずつ増えてきて、生活の中でできることも増えてきました。
体の回復という意味では、ゆっくりですが前に進んでいると感じています。
ただ、ひとつ気になっていることがあります。
それは「心拍数が多い」ことです。
リハビリのときには必ず血圧、体温、心拍数などのバイタルを測ります。
私の場合、
だいたいこのような感じです。
息苦しさがあるわけではありませんし、胸が痛いとか、脈が乱れる感じもありません。
血圧はだいたい110/70くらい、体温は36.1〜36.5℃くらいで安定しています。
それでも、安静で心拍数が100前後というのはやはり少し多い気がして、ずっと気になっていました。
大学病院に入院していたときに、
を調べてもらっていますが、特に問題があるとは言われませんでした。
最近の血液検査でも、
という結果でした。
つまり、
心臓が悪いとか、血液の問題とか、はっきりした原因は見つからないけれど、心拍数だけが少し多い状態
ということになります。
いろいろと話を聞いたり、自分でも考えてみたりして、今はこう考えています。
私はこの2年間で、
という経過をたどってきました。
長い間、体を動かさない期間があり、筋肉も体力もかなり落ちました。
そして今は、リハビリで少しずつ体を作り直している途中です。
筋肉が減ると、心臓は1回で送り出せる血液の量が少なくなります。
すると、血液を体に送るために「回数を増やす」必要があります。
つまり、
体力が落ちていると、心拍数は増える。
体力が戻ってくると、心拍数は少しずつ下がってくる。
そういう関係があるようです。
私の血圧はだいたい110/70くらいです。
高血圧ではありませんが、どちらかというと低めの方です。
血圧が少し低めだと、体は血流を保つために心拍数を増やします。
これも、心拍数が多くなる理由のひとつのようです。
つまり、
こういう条件が重なって、
安静でも心拍数が100前後になっているのではないか
と今は考えています。
いろいろ話を聞いていて、なるほどと思ったのは、
心拍数は体力や回復の状態を表す数字でもある
ということです。
一般的には、
| 安静時心拍数 | 体の状態 |
|---|---|
| 100 | 回復途中 |
| 95 | 少し回復 |
| 90 | 回復中 |
| 85 | かなり回復 |
| 80 | 良い状態 |
| 70 | とても良い状態 |
だいたいこんなイメージだそうです。
そう考えると、今の私はまだ「回復途中」の数字なのだと思います。
がんの治療が終わってから1年2ヶ月。
長いようで、まだ1年2ヶ月です。
歩けなかったところから、歩行器で歩く練習ができるようになり、
生活の中でも少しずつできることが増えてきました。
心拍数も、もしかすると体の回復とともに、
そんなふうに、ゆっくり下がっていくのかもしれません。
最近思うのは、
私はまだ「元に戻った」のではなく、
「回復の途中にいる」のだ
ということです。
歩くことも、体力も、そして心拍数も、全部がまだ途中なのだと思います。
だから、心拍数が少し多いことも、悪いことと考えるより、
体がまだ一生懸命働いている証拠、
回復の途中にいる証拠
と考えて、もう少し長い目で見ていこうと思っています。
焦らず、無理をせず、リハビリを続けながら、少しずつ体を作り直していく。
そんな気持ちで、これからも過ごしていこうと思います。
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