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●春の嵐
4/20は大荒れでした。最大風速は12.5m、最大瞬間風速は18.3mで共に南南東。降水量は16mmで札幌としては大雨。雪解け後の路面がキレイになったと喜ぶ声も。北日本に位置する低気圧のためでしたが、3つ玉低気圧は動きが遅く停滞しています。
3つ玉Lはそれぞれ時速20km~35kmで動いていますから、決して「停滞」ではないのですが、それぞれ低気圧が干渉しあって連動し、反時計回りに同じところを尻尾を追いかけながらグルグル回っています。そのため地上天気図では停滞となるのですが、ジェット気流の強風軸が中部地方の上空を横断し、その北の3つ玉Lは強風軸から遠いため(風が弱い)動きが遅く切離された状態です。河川の蛇行部分の三日月形と同じ現象です。
南の海に存在する1002hPaの前線を伴うLは時速45kmでどんどん東に移動。これは時速100~200kmのジェット気流によって勢いよく流されるため、早晩、太平洋に去ります。
●切離低気圧(注1)
今後、数日、本道の天気は良くありません。つかの間の晴を有効活用しましょう。その原因が動きの遅い切離しLの影響です。しかもその上空5300mの中心付近はマイナス30℃の寒気核が存在し、この時期としては寒い。函館の累積温度はすでに740℃(平年は開花前日まで760℃)を超え、サクラはいつ咲いても不思議ではない熱量の蓄積があるのですが、一押しとなる高温が不足しています。札幌も函館もともに4/23まで曇天ないし雨で最高気温は12℃前後の予想です。低気圧は台風と同じで、自力で進路を決めて動くことはできず、周辺風に流され漂います。
注1:切離低気圧。寒冷低気圧、寒冷渦ともいう。対流圏界面あるいは対流圏の上層に起源をもち、中心とその周辺が周囲より気温が低い低気圧のこと。構想天気図で見るとトラフの幅が時間とともに細くなり、ついにその南端が切離されて、孤立した低気圧として発生。偏西風の強風域から離れているため、ほとんど移動せず停滞する特徴があり、同じような天気が1週間ほど続くことがある。
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