新型コロナウイルス感染拡大を受けて、フランスのノーベル文学賞作家アルベール・カミュ(1913~1960)の代表作『ペスト』(宮崎嶺雄訳、新潮文庫)への関心が高まっている。書店からの注文が増え続けており、2月以降だけで7回15万4000部を増刷、このほど100万部を突破し、累計発行部数は104万部となるなど、注目が集まっている。ORICON NEWSでは新潮社を取材し、異例のヒットの反響について聞いた。
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同書は『異邦人』に次ぐカミュ2作目の小説。当時フランス領だったアルジェリアのオラン市でペストが発生し、封鎖された孤立状態のなかで、ペストという目に見えない敵、人間性を蝕(むしば)む不条理に直面した市民たちの戦いを描いた作品となっている。1947年にフランスで刊行されるや熱狂的に迎えられ、各国で翻訳されベストセラーとなった。
新潮文庫版の刊行は1969年で、海外文学の名作として50年以上にわたって読まれ続けているが、近年の増刷は平均で年間5000部程度。2ヶ月で一気に30年分以上の数が読まれた計算になる。紀伊國屋書店新宿本店では、売上が通常の180倍、週間ベストセラー(文庫部門)でも1位を獲得。ひとりでも多くの読者に届けるという意図から「『ペスト』お一人様1冊までとさせていただきます」と掲示が出されるなど、異例の事態となっている。
海外メディアによると、新型コロナの感染が広がるイタリアやフランス、イギリスでも多くの人が手に取り、世界的なベストセラーに。新潮社によると50年前に邦訳版が刊行された書籍が、映画化やメディア紹介の要因なしに、自然発生的にここまで大きな反響を得ることは、過去にほとんど例がないようで、同社の担当者は「読者のみなさんも、危機に直面した今、過去の作品からヒントを得ようとしているのではないか」と指摘する。
当時、同書はナチスの暗喩(あんゆ)と受け止められていたが、改めてひもといて見ると
「天災というものは人間の尺度とは一致しない。したがって天災は非現実的なもの、やがて過ぎ去る悪夢だと考えられる。ところが、天災は必ずしも過ぎ去らない」(P56)
「徹底的な措置をとらなきゃ、なんのかんのいってるだけじゃだめだって。病疫に対してそれこそ完全な防壁を築くか、さもなきゃ全然なんにもしないのもおんなじだって、いったんです」(P92)
「天災のさなかで教えられること、すなわち人間のなかには軽蔑すべきものよりも賛美すべきもののほうが多くあるということ」(P457)
といった、今の状況にも当てはまる文言が並ぶ 。
きのう7日には緊急事態宣言も出され、ますます緊張感が高まっているが、カミュの名作を手に取る読者が今後も増えそうだ。
感染が拡大している新型コロナウイルスへの対応を巡り、葬儀業界で困惑が広がっているという。。これに関連して、ツイッター上では「感染していたかどうか分からない肺炎死亡者がいるのなら、実際の死者数は公表値より多いのではないか」との疑念も巻き起こった。これは事実なのだろうか。【大村健一/統合デジタル取材センター】 全文を読む
厚生労働省は31日までに、
新型コロナウイルス感染症で死亡した人の遺体を 医療機関が葬儀業者に引き渡す際には、感染していたことについて伝達を徹底するよう求める事務連絡を全国の自治体に通知した。 感染拡大防止が狙いで、30日付。
厚労省によると、
医療機関側が個人情報保護を理由に、感染や感染の疑いを伝えないまま遺体を引き渡した事例があったための措置。 これまでに葬儀業者が感染したとの報告はないとしている 。
今年、インフルや肺炎での死亡者の数
どのくらいなんだろう?
死亡した後、遺族の許可や希望が無ければ
コロナの検査とかしないんじゃないのか?
疑いがあれば
医者の一存でできるのだろうか?
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